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聖なる旅 



エジプト 2008 編


2008.3.17〜3.31
                                                                              

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 3月29日〜31日 (番外編)
 帰りのフライトは、ソウルまで10時間ぐらいで早くなっている。機内では、ウトウトしながら映画を観たり。夜の機内食は口にしないで、朝のおかゆのようなお茶漬けを少し。

 到着時のソウルは雨で、肌寒かった。(7℃なり〜!) すでに、カイロの暖かさが恋しくなったりして。(^^) エアポートバスでソウル駅まで。結構遠くて、時間が掛かった。駅からはタクシーに乗って、ホテルまで。外国人用の模範タクシーで、日本語も少し話せる優しいおじさんだった。
 ホテルに到着。お部屋は小さいながらも、赤と白に統一されていて、トイレもウオシュレットで清潔感もあり。駅前の手頃な料金のところを選んだけれど、思ったよりも快適で良い感じ♪

 3月30日
 朝はゆっくりして、9時頃にホテルを出た。地下鉄に乗って移動。駅はかなり広いけれど、わかりやすい表示になっている。途中で乗り換えをしながら到着。 駅から出ると、すぐ目の前に出てきた。
 ソウルにある5大王宮の中で、最も規模が大きくて建築美も優れているという、李氏朝鮮時代の正宮「景福宮(キョンボックン)」。 光化門を入ると、広い広場になっている。その名前のように、光の門をくぐった気分。(イエイ!) チケットを買って興礼門を入ると、日本語ガイドの無料ツアーが始まったばかりだった。これはまたラッキー! 


 永済橋の石橋は、神社の神橋のような感じ。(渡っちゃうよ〜) 景福宮の正殿である勤政殿は、国宝に指定されている。当時は、国家儀式が行われていた。中を覗いてみると、吹き抜けの天井の中央には二体の金龍が! お〜っと、早速出てきたよ。 鮮やかなゴールドで豪華。周囲の壁や柱の文様も、手が込んでいて華麗な美しさ。


 宴会場だった慶会楼は、池の中にあって景観が良い。付属の建物も眺めながら、散策していく。
 民俗博物館はガイドツアーに参加していると、無料で入れるようになっていた。(ラッキー!) 当時の生活様式を、人形で展示しているのが面白い。これは、キムチを作っているところみたい。まさにチャングムの世界だわ〜。



 この後からはツアーを離れて、自分たちで戻ることに。ガイドさんは、丁寧な日本語で、わかりやすく説明してくれていた。とにかく中は広くて、自分たちだけでは迷子にもなりそうだったし、たくさんの建物があって、どこから観て良いやらという感じだったので、参加出来て良かった。(ぺこりん)  お庭に、十二支の石像があったので、自分の干支を探して撫で撫で。(うさちゃんだよ〜) 


 一回りしながら、門に出ようとしたら、太鼓の音が響いてきた。もしやもしや・・・そう、今まさに交代式が始まろうとしていたのです。どひゃ〜! これまた、何というタイミング。(こればっかし。^^) 実は、ここまで戻る前に迷いそうになって、ちょっとぐるっと周っていたのだけれど、それもこのタイミングに合わせるためだったみたい。(またやられた〜。笑)


 王宮守門将の交代式は、韓国伝統の一つで、王宮を護衛していた軍隊の儀式を再現したもの。交代式は、カナダでガイドをしている時も度々見ていたし、ペルーでも目にすることが出来た。その国々の特徴があって興味深い。
 その交代式が始まったところで、黒と白の尾の長い鳥が、目の前に飛んできて旋回した。わ〜わ〜、これはまた。(!) ・・・黒と白って陰陽マークみたい。
 整列した軍隊が行進しながら、歩いてくる。帽子を被った衣装も、色彩が濃くて鮮やか。掲げている旗には、龍が描かれている。その交代式の内容は、日本語でも説明してくれていた。(至れり尽くせり) 


 任務を交代する儀式は、古いものから新しいものへと入れ替わる象徴のように感じた。そして、太鼓が鳴る度に、その音が私の中にズンズンと響いていた。(太鼓に描かれている模様は、レインボーカラー!) これからの新しい始まりの合図のように・・・☆


 すでに、今日の目的も果たしたような感じで、お腹一杯状態になりそうだったけれど、まだソウルでの一日は始まったばかり。
 ということで、再び地下鉄に乗って、仁寺洞(インサドン)へ。その駅の構内に、レインボーの写真発見! 黄金色に染まる空に、ダブルレインボー。2006年のセドナの旅で現れた、あのレインボーにそっくり。(セドナ編 Page9−2 ) 
 全ての旅が、虹で一つに繋がっていることを伝えてくれている。

 仁寺洞(インサドン)は、伝統と現代、新旧世代が共存する韓国の芸術文化の街といわれ、人気のスポットになっている。 駅から降りて、方向がわからなくなったので、現地のおばさんに尋ねてみたら、言葉は通じなかったけれど、一緒に近くまで行って丁寧に教えてくれた。韓国の人って、親切なのね〜。
 通りに入ると、ガラっと雰囲気が変わった。古い町並みの情緒があって、何だか落ち着く〜。そこに現代のものも入って、うまく溶け合っている。この融合した感じが良〜い♪


 おいしそうな屋台も一杯出ていて、誘惑にかられそう。(笑) ちょうどお昼時だったので、まずはランチを。お目当てのお店も、何とか見つかった。寺刹(サチャル)式韓定食のお店 「山村(サンチョン」。
 寺刹食というのは、お寺で僧侶たちが食べる精進料理のこと。動物食はもちろん、刺激する香辛料や人口調味料も一切使わず、たんぱく質は豆やキノコ類からの完全菜食になっているという、今の私には理想的な料理。(やったね!)
 細い路地の突き当たりにあり、隠れ家風。入り口には、仏さまとお花がいっぱいで雰囲気が良い。床はオンドルになっていて、じわ〜っと暖かい。食べる前から、すでに満たされてきている。(^^) ランチは、その精進料理のセットのみ。小皿で次々に、たくさん出てきたよ。ほとんどが山菜を使ったもの。さすがにキムチ類だけは辛かったので、食べられなかったけど、全体的に味も薄めで優しいので、私にはちょうど良い。それに石鍋も出てきたりして、少しずつ食べていても、お腹いっぱいになって食べ切れなかった。デザートもヘルシーで大満足。(写真下 これで二人分なり)


 オンドルも気持ち良くて、なかなか離れられず、しばらくゆっくりと過ごした。出る時に、観音さまを撮ったら、こんな感じになってるし。(^^) 心も身体も、きれいに洗われた感じに。


 お土産を探していたところで、何やら人が集まっているお店へ。飴状になったハチミツを伸ばしていくと、次第に絹のような細い繊維のようになり、それが繭のような形をしたお菓子になっていった。中には、木の実やゴマなどを入れている。
 これはクルタレと呼ばれる、韓国の伝統菓子の一つで、健康食でもあるという。これは珍しい! セットで幾つか買うと安くしてくれるので、お土産用に買った。 ・・・不思議な食感で、みんなにも好評でした〜♪

 他にも散策しながら、黒ゴマのお菓子やくるみの餅菓子なども。食べ歩きの出来る屋台もいっぱいあって、小さな鯛焼きを買ってみたら、私には油っぽくて駄目だった。(やっぱり鯛焼きは、近所の鯛宝楽さんへ。^^)
 噂の餅カフェ「チルシル」に入って、人気の餅ケーキも忘れずに。これも、ナツメヤシや果物に緑茶など、いろいろな種類があって選ぶのが大変。見た目もきれいで、おいしくてお薦めなのでした♪

 日が暮れてきたところで、ホテルへ戻って一休み。この後は、韓国サウナだ〜。韓国サウナは、2003年の済州島に行ったときに初めて体験した。(済州島編 Page2 ) せっかくソウルにも寄ることにしたので、旅のリフレッシュとして入ることに。 

 たくさんお店があって、それぞれに特徴がある。その中で出てきたのが、何と純金と白金のお風呂があるところ! この当時、ゴールド&プラチナラッシュが続いていたので、これだ〜ということで決まり。そのために、用意されていたかのようだった。場所も、ホテルから歩いて行ける距離で(道路を渡った向かいに)、日本から予約すると割引にもなっていた。(明洞汗蒸幕さん)

 玄関には、訪れた芸能人の写真もあり。受付を済ませて、更衣室で着替え、まずはサウナ(汗蒸幕)から。ここのもう一つの特徴は、サウナのドーム全体が100%紫水晶の原石で覆われていること。(!) う〜それって、かなり強烈じゃないかしら。 
 中に入ると、ドーム全体がキラキラ輝いていてきれ〜い。アメジストパワーでジンジン。ついでに、瞑想もしたりして。(^^) それに、遠赤外線を放っているので、美容効果も高いらしい。(きゃっ♪) 続いて、お隣のゲルマニウムサウナへも。
 
 その後は、オプショナルで追加した「よもぎ蒸し」。頭からも、じわ〜っと汗が流れてきて、全身汗びっしょりに。これは2回目だけど、相変わらず効きます。 シャワーですっきりさせて、黄土土窟サウナへ。黄土には、鉄分やマグネシウム、人体に必要な一万種の微生物も含まれているとか。(ほ〜っ) 
 そして、ゴールドとプラチナの浴槽へ。純金風呂は、生理循環、五臓の循環、全身の陰陽調和を促してくれるという。白金には、抗癌効果なども。何より、お風呂効果で細胞から入ってくる感じが良い♪ 外からも内からも、キラキラ〜。
 他にも、よもぎ風呂や、人参風呂に緑茶風呂もあり、休みながら一通り入っていた。残しておいたハーモニーウォーター持参で、グビグビ飲みながら。v(^^)v

 基本コースに、アカスリが付いていたけれど、皮膚が薄いのでパスして、全身オイルマッサージへ。お顔は、きゅうりパックでヒンヤリと。最後に、砂風呂へ。砂の上に仰向けになったら、ほとんど瞑想状態になっていた。ここでじっくり休みながら、エネルギーの統合を。 たっぷり2時間ほどで終了。 おかげで、かなり濃厚な一日に。(ふ〜っ) 

 3月31日
 昨夜はバタンキューかと思いきや、あまり眠れなかった。(ほほほ) その代わりに、朝はゆっくりして、ロビーのパソコンでメールチェック。やっぱりアフメッドくんから、メールが入っていた。彼が撮ったサファリの写真も一緒に。(^^)

 チェックアウトして荷物を預け、出発の時間まで明洞を散策することに。まずは、明洞聖堂へ。
 韓国カトリック教の総本山で、最も大きく歴史が古い教会。守護聖人は、聖母マリアさま。(別名 処女受胎マリア聖堂) 地下墓所には、迫害を受けても信仰を守り通した、殉教者たちが眠っている。(ご苦労さまでした。)

 ここは、韓国ドラマのロケ地にも使われていたとか。ゴシック様式の建物で、外観も美しい。(一部修復中なり) 内部は、ステンドグラスでキラキラ〜。2階にはパイプオルガンも。ここで、マリアさまとイエスさまに、この旅の感謝のお祈りを。

 
 裏に回ってみると、白いマリア像があった。清らかで美しいマリアさま。その前に立ったところで、雲の中から太陽が現れ、陽が射してきて明るくなった。(わ〜っ♪) キャンドルに火を灯し、マリアさまの前で、もう一度お祈り。すると、今度は風が吹いてきて、太陽はマリアさまの真上に。・・・ありがとうございます☆
 
 教会の前には、ちょっと変わった顔立ちのキリスト像も。(タレ目ちゃん。^^) 売店には、カトリックグッズも売られていた。

  
 ランチタイムになったところで、最後のお食事として、参鶏湯(サムゲダン)を食べることに。どうせ食べるなら本格的なお店へということで、老舗として名が知れている「百済参鶏湯」さんへ。

 店内は、次から次へと入ってきて混んでいたけれど、客席が広くて回転が速いので大丈夫。さすが人気のお店だけあって、手際が良い。
 メニューは、普通の鳥以外に烏骨鶏のサムゲダンもあった。お値段は高くなるけれど、ここまで来たなら、やはり烏骨鶏でしょう。(^^) ・・・韓国でも、限られているそうです。
 待っている間に、高麗人参酒が出てきた。おっと〜! これは、また効きそう〜。(クイ〜っ。) お約束のキムチ類もサービスで。 アツアツ状態で、サムゲダンの登場。 わっ! 烏骨鶏の皮って、真っ黒だったのね。
 ちょっと驚いてしまったけれど、これまた効きそう〜。スープはクセもなく、あっさりとしていておいしい♪ これなら大丈夫ね。 中には、高麗人参に、栗やなつめやしなども入っていて、またパワフル〜。 昨日の夜から朝も、控えていて良かった〜。おかげで何とか頑張って、最後まで食べれた。身体の内側からポカポカして、足の裏からもジンジンしてきたよ〜。

 昨日の精進料理とサウナで、老廃物も出してスッキリさせたところで、滋養強壮の栄養補給。これで完璧です。v(^^)v 今回ソウル経由のフライトになったので、せっかくならということで、立ち寄ることにした。こういう機会でないと、わざわざソウルだけ目当てで、来ることはないと思ったから。
 それで、旅の最後として、ゆっくりリラックスしてから、日本に帰ろうということで。 これも大正解だったのね。というより、宇宙(ハイアーセルフ)のプランでは、最初からそうなっていたようだけど。(うふふ) それに、韓国の陰陽マークも、統合の象徴として示してくれていた。

 ・・・もう一つおまけは、このレポートを書いている2週間ほど前から、ケーブル放送で「チャングムの誓い」の放映が始まっていた。前から観たかったけれど、その時は字幕版ではなかった。王宮レポートを書いていて、チャングムの世界そのものだったから、うれしかったのでした♪

 身体もパワフルに満たされて、残りの時間で明洞の繁華街をブラブラ。ソウルの原宿という感じで賑やか。メガネのお店のレインボーマークも目に留まったり。(ふふふ) 
 ホテルからは、エアポートバス乗り場までの送迎サービスがあった。荷物が多かったので、これは助かる。近いようでも、階段や信号も渡らないといけなかったから、歩くのは大変そうだったから。 このホテルは安かった割には、場所も駅前で便利だったし、お部屋もきれいで、スタッフのサービスも良かったのでした〜。(プリンスホテルさん)

 チェックインでは、またまた重量オーバーということで、追加料金を払うことに。おかげで、ともちんも私も、カードを使いながらも見事にすっからかん。後に残すことなく、古いものは使い果たして帰るということで、こうなるとむしろ気持ちが良いくらい。(笑) その分のスペースが開いたので、帰ってからは新しいエネルギーとして、いろいろな形で入ってくるから。・・・そして、その通りに。v(^^)v
 機内では、また機内誌のアンコールワットのバイヨン(観音さま)が、目に留まった。そこで、バイヨンの絵があるTシャツを着ていたことを思い出した。(!) 出発したのが、観音さまの日でもあったし、現地でお世話になった二人に、アンコールワットで買ったスカーフをプレゼントすることにもなった。その二人には、縁があれば、また再会出来るかもしれない。・・・観音さまも、ありがとうございました。

 旅立つときに、大空に現れてくれた、大きな大きなソーラーレインボー。(Page 1) そのメッセージ通りに、最後の最後まで充実した、素晴らしい旅になりました。帰国した次の日は、4月の始まりということで、ともちんも一緒に妙見神社での神事にも参加して、区切りも付いた。(Diary152

 このレポートも、随分と時間が掛かったようでも、書きあげた今日は、3月9日の満月&月食の日で、次のエジプト出発へのちょうど一ヶ月前になっている。完了の日としては言うことなし。書いている途中も、起こっていたこととシンクロすることばかりだったけれど、全ては宇宙の流れの中にあって、完璧だったのでした。 
 この後に続く RAINBOW TOUR としての旅も、それ以上の素晴らしい旅になることは、間違いないでしょう。 この旅で、それだけの確信も持てるようになりました。

 魂の聖なる旅は、これからも続いて行きます・・・☆