[聖なる旅] [春のセドナ 編] [Page 1]



聖なる旅 



RAINBOW TOUR  2006

セドナ  編



2006.10.4〜10.12
                                                                                

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10月 9日 (後編)
 いつのまにか、こんな時間に。 予定より、時間がかなり過ぎていた。 それで、この後のプランを変えたほうが良いみたいとのこと。 近くに、水のきれいなところがあるらしい。・・・ う〜ん、でもどうもピンと来ないかも。 いろいろ提案してくれたけど、最初のプランだった、溶岩の場所がどうしても気になって仕方ない。 でも、この時間からだと、ゆっくりは出来ないみたい。 ここが大きな選択のポイント。 
 ・・・ うん、それでも良いから、その場所に行くだけでも行ってみたい! それで、時間を大事に動くことに。

 ガソリンの補給をして、レジに行ったら、スタッフが一人しかいなくて時間が掛かっていた。前に並んでいた人が、いろいろあったみたいで・・・。 あら〜、またタイミングが悪いこと。 ここでしばらく待たされた。 ただ、そこでは 「555」のNOプレートが目に入っていた。

 そして、出来るだけ近道で行こうとしていたら、どうも違う道に入ったらしい。 あら〜、もしかして選択が違っていたのかしら・・・!?

 モニュメントバレーから帰ってくる時と同じ道を通った。 あの聖なる山が見えていた場所だ。すると、その山は サンフランシスコ ピークス という霊山で、富士山・シャスタ・セドナで、トライアングルになっているという。 わ〜凄いね。 やっぱりパワフルな場所だったんだ。

 私たちが向かっている空が、厚く重い雲に覆われていた。 しばらく走って、広い公園のような中に入った。 そこに、溶岩が出てきた。  
 「Sunset Crater Volcano」 900年以上前に噴火した火山の跡地で、国定公園になっている。 このマグマの岩が、レッドクリークキャニオンにまで流れているという。 まあまあ! (私たちが到着した翌日の朝に、お清めしたところ。^^)

 溶岩の上を一回り歩いた。どうやら、スコールが降った直後だったみたい。 溶岩大好きな私は、うれしい♪ 足元から、火のエネルギーが入ってくる感じがする。 

 すぐ近くに大きな松の木があった。 その根っこから幹にかけて、這っているように見えた。松ヤニも金色に。 日本を出発する前に行った青龍神社のことが浮かんだ。この松の木も、龍の鱗のようになっていた。


 ふと見上げると、不思議な空。 あの雲は・・・スピリットの横顔にも見えるし、顎のところにある太陽は目のようにも。 雷がゴロゴロっと鳴った。 あっ、来た! 
 次の場所へと向かい始めると、その真正面にピカッと雷光が光った。そして、スコールが降り始めた。(わ〜、始まった〜)

 Wupatiki 国定公園に到着。 レインジャケットを着込んで、足早に周ることに。
 ここには、800年程前の遺跡がある。当時のアメリカ先住民族の住居跡だ。 円形になった集会場のような場所では、儀式が行われていたという。中に入ってみると、彼らが踊りながら祈っている光景が、目の前に浮かぶようだった。 サッカーなどをしていた競技場を過ぎた突き当たりに、その場所が!


 Blow Hole だ。 その時の気候や条件などで、下から噴出す場合と、吹き込む場合があるそうだ。 さて今日は・・・? 勢い良く噴出している。 お〜っ! 待ってました〜♪ イルちゃんに今朝、この場所のことを聞いて、是非行ってみたいと思った。 それで時間がなくなっていても、無理を言って連れて来てもらったのだ。

 一人ずつ足を広げて、ホールの上に立つ。 うほ〜っ! 来たよ〜! 大地のエネルギーを風として、全身に浴びているような感じだ。あったか〜い♪ 
 ここで、チャクラのクリアリングをしよう。 下から一つずつチャクラを回転させながら浄化していく。(イメージでOK) そして最後に、クラウンチャクラから空に向けて噴き出していく。どひゅ〜ん! 続いて、丹田にもしっかりエネルギーを。


 わ〜快感〜♪ (笑) 雨に濡れて冷えていた身体が、大地のエネルギーで一気に暖められた。そう大地は、こんなに暖かいのだ。 とても力強いけれど、優しくてあったかい。 この雨は、その温かさを感じるためでもあったのね。 マザーアースが呼吸している、その胎動も感じた。 最後はみんなで、囲炉裏状態に。(笑)

 遺跡の周りをぐるっと一回り。その中のあるお部屋に入った。素材の造りは異なるものの、ペルーの神殿を思い出していた。どこか似ているエネルギーがある。 同じように壁に額と両手を付けて、しばらく瞑想しながらエネルギー交換と感謝の祈りを。

 そろそろ遺跡を出ようとして、周囲を見回していたら、うっすらと光る虹が! わ〜、わ〜♪ みんなで盛り上がった。 そこへ、駐車場で待機(サボリ 笑)していたレイさんとセイヤくんが、やってきた。 まあ、良いタイミング! 「見て、見て〜虹が出てるよ〜!」 
 そこへ、私のカメラを差し出すレイさん。わ〜、ありがとう〜♪うっかり車の中にカメラを置き忘れていたので、くにちゃんに撮ってもらっていた。 シートにあるのに気付いて持って来てくれたのだ。(ナイス〜♪)    「はいセイヤ! こっちこっち!」 お立ち台を見つけて、無理やりポーズを取らせて一緒にパチリ。(笑)  


 この時、私たち以外にいたのは一人だけだった。(この肌寒い雨の中を周る人は、そうそう居ない。笑) その女性が、「日本から、虹を持って来てくれたのね。」と言ってくれた。(^^)
 虹は二本並んで、空に向かうように立っていた。それが少しずつ伸びている感じ。 面白いよね〜。 この頃には小降りになり、虹の周囲だけが明るく照らされていた。


 思い掛けない出来事で、すっかり遅くなっちゃった。イルちゃんのガイドは、6時までで予約していたのに、すでにその6時近くになっていたのだ。(あちゃ〜) 

 最後に虹も見れたし、急いで帰ろうと走らせていると、空が次第に明るくなってきた。 えっえっ! さっきの虹が前に見えていて、少しずつ大きくなっている。 上に上に伸びるように。そこで、また車を止めてもらった。そして、写真を撮っていたら、空の色がどんどん変わってきた。

 反対側の空に、厚い雲の中から太陽が出てきたのだ。その光が、虹を照らし始めると、虹の色が次第にはっきりと濃くなっていった。 そして・・・それが繋がって、見事な虹に! 何て大きい。 周りには何もない、見渡す限りの広い広い大平原。 その中に、大きな大きな虹が!


 夕日に照らされ、空が金色に染まってきた。 何て美しい光、何という素晴らしい光景・・・。 この世のものとは思えない。 まだ雷の音が聞こえている。 太陽、雷、虹が一つになった大スペクタルショー!(最強版です。^^)  

 何とか1枚に納めようと、平原の中を走った。 出来るだけ離れて撮ろうとして、どんどん後ろへ。 そして、どんなに奥に行っても、無理なことがわかった。(笑) それほどまでに、大きな虹だったのです。(私たちの大きさと比べてみてね。)  「こんな虹は、今まで見たことがない。」と、イルちゃんも写真をバチバチ。(^^) 
 (下の2枚は、画像をクリックすると拡大しますので、エネルギーを感じてみてくださいね。^^)


 いま私たちが立っているのは、火山灰が振り注いで出来た大地であり、ネイティブアメリカンが住んでいた聖地。 イルちゃんに言われて気付いた。ー 火山の火・ブローホールの風・雨の水・大地の地 で、私たちは4つのエレメントの洗礼を受けていたことを。

 そして、太陽と雷、虹。これら自然界の全てが揃い、調和して一つになったことで、ゴールドー黄金の光が生まれるのだと。 自然界と繋がることの意味と、素晴らしさを見せてくれていた。そのことを実際に体験することが、この旅 ー RAINBOW TOUR の目的だったから。
 この素晴らしいダブルレインボーは、その祝福の印だったのです ☆ 


 これまで、良い感じで時間通りに進んでいたのに、この日だけは朝からいろんなことが重なって(イルちゃんも渋滞で少し遅れていた)、どんどん時間が過ぎていた。 でも、それも全てこのためだったのですね。 この大地に夕日が沈む、この時間に、この場所にいるために。 

 とても人間の力で出来るものではない。 ・・・ でも、自然界は、宇宙は、その人間の思いに応えてくれる。そのために、どんな奇跡でも起こしてくれるのです。
 大自然を、母なる地球を慈しむ心を、一人でも多くの人が大切にしてくれることを願って・・・☆
  (写真下 金色の光に照らされて、幸せな私たち。)

 その先の道は、すでに乾いていた。どうやらスコールが降っていたのは、あの場所だけだったようです。 その虹は、日が完全に沈むまで出ていた。
 ・・・そうそう、面白かったのは、この時にボリビアで見つけた「Love is like a Rainbow 〜♪」の曲を掛けていて、その曲を流すとまた虹が現れるを、3回ぐらい繰り返していたのでした。(^^)

 ホテルに着いたのは、7時半過ぎ。お願いしていた時間から延長してもらうことになって、イルちゃんにも申し訳なかったけど、「みんな良いエネルギーのグループですね。 ありがとうございます。 これからも、いい旅を続けてください。」と言ってくれた。 私は感謝の気持ちとして、用意していたハーモニーウォーターと、プラズマX を渡した。自然の美しいセドナを守るために、蘇生していくプラズマカーで走ってほしいなと思ったから。 (そういえば、今回のメンバーは、全員が地球環境蘇生会員でした。^^) イルちゃんも、この素晴らしい土地のキーパーの一人として、頑張ってくださいね♪

 私はそのまま最後のセッションへ。 まずは、くにちゃんとYokoちゃん。続いて、Yukiちゃんとともちん。お部屋割りも、その時に浮かんだペアにしていたけど、それぞれのテーマに共通しているものがあり、 同じ部屋で受けることで、さらに共鳴してくるので、ダブルセッションを受けているようになる。(聖なる旅ならではのスペシャルです。^^)

 お部屋に戻ってからも、まだあの虹のことが浮かんでいた。ひと息ついて熱いシャワーを浴び、翌朝の準備をして、ようやくベッドへ。(ふ〜っ) 
 明日は、いよいよ天の日。そして、最後のボルテックスだ。