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聖なるペルーの旅 4


〜 完全なる統合へ向けて 〜




2004.9.14〜2004.10.1

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9月25日
 いつものように早く目が覚めたので、ベッドの中でセルフヒーリング。出発の準備も完了して、お向かいのマーケットへ。9時前だったので、まだ開いていないところも。足早に周っていた中で、目に飛び込んできたのは・・・。お〜これは! ハートのシンボルに手を当てて、麗しいお顔をしたブラックマリアさま。その色が、今のテーマカラーであるゴールデンオレンジ。何て素敵なのかしら。見れば見るほど、ため息。(うっとり) 隣にも似た造りのものがあったが、微妙に色や表情が違う。(手作りなので、同じものは二つとない。) やはり最初に手に取ったものだ。こうした物の中には、手に取る瞬間に(又は目が合う寸前に)、スピリットというか魂のエネルギーが入るものがある。だから見た目は同じようなものでも、全く異なった意味を持ち、受け取った本人にしかわからない。(それ自体が呼んでいるように感じます。^^)
 「待っていますよ。」 私のハートに、マリアさまのエネルギーが流れてきたのを感じた。胸が熱くなってきた。(うるうる) ありがとうございます☆
 支払いをしている時に、可愛いインディヘナが並んだ小さな絵が目に留まった。もしかして・・・数えてみると7人。色違いのレインボーカラーだ。レインボーファミリーの象徴みたい。 白い画用紙に手書きで描いた小さなものだが、一緒にお持ち帰りすることに。おまけとして、かわいい男女のピンバッジも付けてくれた。(^^)
 昨日ボトムのパンツ(スペイン語ではパンタロン)を買ったお店で、同じ素材(羊ちゃん)のパープルのトップを見つけた。袖のところを縫い直してもらい、その間に水のボトルも買い込んで、出発の時間にも余裕で間に合った。これもホテルの目の前だから、出来る早業なのでした。(^^) 最後に、ピューマの水の神殿に御挨拶。(マーケットに行く度に、水の神殿の通路を通っていた。^^) お世話になりました☆

 ロビーでは、クイチが数人の人と打ち合わせをしていた。この後はクスコを遠く離れるので、クイチも行ったり来たり出来なくなる。出発前の朝の時間まで、お仕事。(私たちのために、かなり無理をさせている・・・) その関係者の一人と目が合い、私たちのほうを見ていたことに気づいた。コリカンチャの時もそうだったらしいが、クイチは私たちのことを、日本からの大切なプリンセスを案内していると話していたとのこと。(オイオイ! メールではいつも書いてくれているのだが、他の人に話すには無理があると思うけど。^^; それもクイチは真顔で話すので、その人達は本当だと思っている。笑) あの視線はそれだったのかと、後でとっても恥ずかしくなったのでした。(どう見ても、日本の田舎出身なのはバレバレです。笑)
 
 クスコの町に別れを告げ、ティティカカ湖へと向けて出発。途中の村(ウルコス)でトイレ休憩。マーケットの奥のトイレまで、リニューアルされていた。(あら!) ここで、バナナやマンダリンオレンジ、ピーチや大きな丸パンを買い込んだ。アイスもペロペロ。みほちゃんが、手作りのペルー風コロッケとお芋の蒸したのを見つけて、みんなで買って分けることに。早速いただきま〜す。(おいしいものは、おいしい内に。^^) アツアツ出来立てで、中にはお野菜やチリが入っていて、予想以上のヒットだった。ペルーの家庭の味も賞味出来て満足。(^^)
 プーノへと向かう、このドライブも好きだ。大自然の景色は、いくら見ても飽きることがない。家の壁には、文字や絵が描かれている。ほとんどが、パチャクテックの顔や名前。その中で、なぜか「333」と描かれているものも・・・。(またまた来てます!) 牛がゆっくりと、道を渡っている。お先にどうぞ。(^^) 周りの山が、ゴールデンイエローになった。太陽の光が当たると、キラキラ光ってみえる。


 1時過ぎには、ララーヤ温泉に着いた。あらっ、早いなあ。出発もゆっくりだったし、マーケットでも時間を取っていたのに、スムーズに来れたようだ。何と、この温泉までリニューアルされている。敷地内には新しい建物が出来て、プールも増えている。大きなバスや車もいっぱい止まっている。以前は、ごく近くの村の人たちがほとんどだったが、、今ではクスコからもバスで来るようになったらしい。それでも国外の観光客らしき人はいなかった。地元の人たちがレジャーで来ている感じだ。ワイワイと賑やかで楽しそう♪ 
 いつもの屋根のあるところに入った。やはり日本人は珍しかったのか、一斉に注目されてしまった。(あら〜) プール内では、子供たちが集まってきた。その中で女の子たちが近づいて、目の前50cmぐらいの距離でじ〜っと見つめられてしまった。そんなに珍しい顔だったかしら・・・。(ははは) 日本から来たことがわかると、「お〜!」と感動された。(ここまで来る日本人は、私たちぐらいでしょうね。^^)

 それから一緒に遊び始めた。いたずら好きの可愛い女の子たちは、私の足を引っ張ったり、水をかけたり、背中におぶさってきたり・・・。すぐにリカちゃんも加わって、輪になってグルグル回ったり、プールの中を独占してキャッキャッしながら、みんなで遊び回った。去年、クイチに教えてあげた「ゴクラク〜」から、「ヤラレタ〜」「マイッタ〜」を教えてあげて、みんなで連発。(クイチは特に気に入って、ちゃんと覚えていた。笑) 周りの人たちも見に来て、その様子をカメラやビデオで撮り始める人たちまで・・・。(あ、あら〜^^)
 標高4000mの大自然に囲まれた中で、無邪気な子供に返って、思いっきり楽しんだ。正面の山には、真ん丸い目と口をした精霊の顔が浮かんでいた。(このレポートを書いていて、気づいたこと。・・・数日前に行った糸島の神社の宇宙神の顔は、この山の精霊にそっくりだったのです!! ここでは笑っていたので、目が垂れていたけど。^^)


 最後の締めは、泥パック。来た時はなかったのだが、入っている間に、ルーディが現地の人たちに頼んで調達してくれていた。(ありがとう〜) 塗り塗りしていると、リカちゃんが私たちの顔を見て大爆笑して、しばらく笑いが止まらなかった。(笑) そこでも地元の人に、カメラやビデオで撮られてしまった。(今日は変わった日本人がいたと、茶の間の話題になるのかな・・・笑)
 これで、私たちも細胞からリニューアルよ〜。去年は、この後で真っ黒に浮き上がっていた私も、今回は柔らかい陽射しのおかげで無事。(同じ経験はしなくて良いのです。ほほほ ^^) ゴールデンイエローの山のエネルギーを、細胞の隅々まで吸収した感じ。(これもティティカカ湖に向かう準備なの。) 着替えて出たところで、さっきの女の子たちが、お別れに来た。本当に可愛いなあ♪ 思いっきりハグハグ。おかげで私たちも楽しめたよ。ありがとうね〜。リカちゃんは、後で写真を送りたいからと、クイチに住所を聞いてもらっていた。エンジェルちゃん、さよなら〜♪


 身体も心もリラックスして、トロトロ状態で良い感じだ〜。 そして再び、静かな内の中に入り、アンデスの自然を眺めながら走る。(このまどろんだ時間も好き♪) ゴールデンイエローに光る山が続く。聖なる山も姿を見せた。(去年は、ここで突風が吹いたのよね。) 白い月が空に浮かび、雲の隙間からは光のカーテンが降りていた。




 日が暮れた頃、ティティカカ湖に近づいたのを感じた。もうすぐだ・・・。プーノの町が見えてきた。湖に浮かぶ黄金の夜景だ。わあ〜きれ〜い! (歓声と拍手!) 写真には、光りしか映らない。ただいま〜、ティティカカ湖の精霊たち♪



 ホテルは、湖のほとりのソネスタちゃん。相変わらずゴージャスで素敵。お部屋で一息ついた後、みんなでプーノの町へ。(るんるん) 広場で降りると、何やら教会の周りに人垣が・・・。またフェスティバルかしら? どうやら結婚式が行われているらしい。「入ってみる?」 「えっ、いいの?」 クイチの後ろについて、教会の中へ。セレモニーは、今まさに始まったという感じだった。(まあ!) 白く美しい聖堂の中心に、清らかな光を放ったフラックマリアさま。あ〜素敵。厳かな式が終わり、バージンロードを歩いて出る二人に、みんなで祝福を送る。ラブラブの幸せエネルギーでいっぱいだわ〜。あやかり隊になっていた私たちなのでした。(^^)

 教会の外に出ようとすると、人混みで大変なことになっている。クイチ達にしっかりガードされ、何とか出ると・・・ド〜ンと音がして、一斉に光に包まれた。わ〜、なあに〜!? 空には花火が打ち上げられ、ハートマークで吊り下げられたロープにも、バババッと火が点いて、音楽が鳴り始めた。何という、ド派手な演出! 夜の結婚式ならではかも。(日本では、こんな時間にすることが考えられなかったけど。) それも誰彼かまわず参加して、みんなに祝ってもらっているところが凄い。(人類みな兄弟のペルー人らしい。^^) 愛と祝福のエネルギーに包まれて、私たちも幸せな気分に満たされた。(酔いそうなくらいの凄い光とエネルギーでした。) 到着していきなりのタイミングで、待っていたかのように始まっていた。私たちも一緒に祝福してくれていたみたいね。マリアさま、ありがとうございます☆


 まだ興奮覚めやらずで、フラフラ通りを歩いていたところで、前から歩いてきて挨拶したのは・・・あのイタリア人の三人だ! まあ、すごい偶然! しかも、こんな人通りの多いところで会うなんて。(普通なら、すれ違ってもわからないかも。) ハグハグしてご挨拶。「これからどうするの?」と聞かれ、「今日は遅いので食事だけして、彼女たちを送っていく。」とクイチ。 「じゃあまた、どこかで・・・。」と、その場で別れた。

 クイチ達はレストランを探してくれていたが、三人はあまり食欲がないとのことだったので、私たちだけで軽く済ませることにして別れた。そこでカフェ風のお店を選んで入った。これも正解だった。ゆっくりと時間をかけて作ってくれただけあって、スープもサラダも一味違う。いつか是非メインも食べてみたいと思った。お店を出ると、隣のお店にアレキサンドロ達がいるのがみえた。(何か、また会えそう。) 待っていてくれたクイチ達に(この時間も仕事の電話をしていたみたい)、ホテルまで送ってもらった。
 思いがけず、たくさんの祝福で満たされた夜だった。今朝クスコで買ったマリアさまを取り出した。慈悲深く、憂いを湛えた美しいマリアさま。眺めているだけで、胸がじわ〜っと熱くなる。(ずっと手に取って撫で撫でしている私。^^) 素敵な夜をありがとうございました☆