ホテルに着いてから、夜は食事を買出しにルーディーが連れて行ってくれるというので、行くことにしました。外は石畳の歩道で、ジェラート屋さんがあって目を奪われつつ大通りに出ると、行き交う車は飛ばし、人は信号がないかのごとく道を走って横断したりしていました。（私たちも^^;）まず夜まで開いているというキャッシュコーナーに寄って、日本でいうデリのようなところに案内してくれました。そこは女性好みな感じで、パンやちょっとした惣菜にデザートとアイスや飲み物までおいてありました。しかもパンなどは値段が安かったです。みんな喜んで買いました。(^^)（Ｍｉｙｕｋｉさんここお薦めです。）ホテルに帰り、ロビーで広げて食べました。（お弁当ではないんですが。(^^)）ＮＯＶＯＴＥＬのロビーはいつの時間帯でも雰囲気が良かったです。夜は照明を落としてあり、カウンターからビールなど注文してロビーで飲むこともできるのでした。電話を掛けたがっていたＡｋｉちゃんは、フロントの人に日本語で(^_^;)話しながら、掛けれるところへと案内してもらっているようでした。ＡｋｅさんＡｙｕさんＮａｏｅさんと私で、自然と今回の旅はどうしてきたか、何をしたいか、得たいか、または手放したいか、などの話になりました。私はこの時、依存してしまう自分を変えていきたいなどと話しました。地に足の着いた生き方をするには、Ｍｉｙｕｋｉさんからも聞いたりしていたこともあり、この旅行も体験することが学びと自立と繋がっている気がしていました。みなそれぞれの体験や流れや気持ちがあって、このツアーに参加しているんだなあと思いました。

　朝、窓から見える左手の禿山も美しく、思わず写真に撮りました。カフェテラスのような雰囲気漂う明るいロビーでの朝食、気分もウキウキ（浮き浮き？！）してきました。クスコの町並みが見渡せるキリストの丘ではまたもや人だかりがしていました。でもマチュピチュのときよりもそれを気にしていない自分がいました。大きく手を広げたその像は本当に私たちを祝福しているかのように見えました。目の前に広がるクスコの町並みも私には地に足を着けてるという感じが伝わるところが素晴らしいと思えました。写真を取りまくる私をクイチは呆れていたかも…。^^;

　サクサイワマンの巨石もすごかったです。クスコに行ったら石組みはよく目にしますが、ここのは石が巨石なのがすごいと思いました。遺跡自体もクネクネと続いていました。クイチに言われるまま、巨石に額をつけてエネルギーチャージしたりしました。そのまま素通りしそうになりましたが、Ｍｉｋｉちゃんが写真を撮ってくれました。（そっかー、写真スポットでもあるもんね！）

広場に出たら、みんなが唖然とした感じで立っていて、寝転んだときのように草が頭や服に付いていました。「どうしたの〜？」と聞くと、風が一瞬にして竜巻のように吹き抜けていったらしい…。その時は「ほー、すごいことが起こるんだなあ」くらいに思っていました。クイチは瞬時に違う見方をしてみんなに伝えていました。

　少し丘のようなところへ登ると、目の前に丸い遺跡が現れました。中には入りませんでしたが、今思えば、ずっと立っていると、暖かさ（エネルギー）を感じていたと思います。また、クイチが、本当のエネルギースポットに案内してくれました。そこに座って笛を鳴らすと、風が体を通り抜けて行きました。サクサイワマンのエネルギーだと思いました。とても心地よかったです。近くには、マチュピチュのミニチュアが逆さになった岩（確か嵐で逆さになってしまったと言っていたと思います。）や、たくさんのサーペントが彫ってある岩、椅子の形になっている岩がごろごろしていました。それらが今でも残っているということに妙に感心していました。いろいろある岩から、好みの椅子の形をした岩に座って目を閉じると、とても気持ちよかったです。しばらくそうしていました。
　クイチがある穴の前で止まり、一人づつと言いました。これがＭｉｙｕｋｉさんが言っていた再誕の穴なのでした。クイチの合図で中に入ると真っ暗で怖かったですが、とにかく前に進んで、途中静寂だけになって明かりが長く感じました。出てきたら先に出てきていたＡｙｕさんがいて、思わず涙ぐんでハグハグしました。とても広く深い海のような愛を感じてました。（Ａｙｕさんの方が年下なのだ〜）本当に再誕みたいでした。帰りに広場で男の子たちがダンスと武道のようなものをミックスしたようなダンスの練習をしていました。かっこいいなあ、私もしたいなあと（出来ないんですけどね^^;）思いました。

最後に、ここでも観光客向けに民族衣装を来て動物たちと一緒の人が何組かいて、観光客向けだとわかっていてもやっぱり記念撮影をしてもらうのでした。

サクサイワマンでもいろいろな経験が出来ました。ありがとうございました。

日本に帰ってきてレポートを書いていると、起こっていることの本質を見ることがツアー中は出来ていなかったです。そしてＭｉｙｕｋｉさんのレポートを読んで自分も書いているうち、その見方を少し掴んだような気がします。

　水の神殿タンボマチャイは祭祀用の四角いくり抜きの場所が上の方にあり、石組みの壁が何段かあり、一番下の水の出口が二つに分かれていてそこから今も水がこうこうと流れていました。日本でよくある人口の滝のような遊び場（？）とは訳が違うんだなあと感心していました。体に水をつけて、Ｍｉｙｕｋｉさん達が女性性と男性性など、異なる性質のバランスを取るのだと教えてくれました。その後瞑想するところを探していたら、観光客かなにかの写真撮影に巻き込まれて外人さんから一緒に写真を撮ってくれと言われたりして、やっと山の上の方に登ってゆっくりするところを見つけました。丁度Ｍｉｙｕｋｉさんも来ていて、座ってみると本当に瞑想場所だったんではないかと思いました。目を開けると景色も心地よかったです。
　最後に露店でみんな黒っぽい像を買いだして、私はどれがいいかわからずとりあえず手に取っているとＭｉｋｉちゃんと私の前にクイチが差し出してくれて、大きかったので躊躇しましたが、Ｍｉｋｉちゃんが「とってもいいものだよってクイチが言ってる」と訳してくれたので、持っていたのを返して、それにしました。(^^)

　太陽の神殿コリカンチャは、クスコの街中にあり、今は教会になっていましたが、もとは神殿で、スペイン人が来た時、神殿を土台に教会にしたところのようでした。クスコは世界の臍であるが、そのまた臍がこの中にあると教えてくれました。鎖で囲ってあるそこまで行き、輪になってエネルギーを感じました。庭が見えるところに出ると、庭にはその昔、ゴールドで出来た動物がそこかしこに配置されていたとクイチが言っていました。庭を見ているとその様子が浮かんでくるようでした。またいろんなところで瞑想しました。観光客でごった返していて、せっかくのクイチの声すら聞こえないこともしばしばでしたが、広い内部をポイントとなるところを回れたのでありがたかったです。コリカンチャはお薦めです。どこがと言われても全部としか言えませんが、記憶のかけらとの関わりによるのかもしれません。ずっとは居なかったけど行き来をしていたくらいの…。少し思い出せたのかもしれないです。内面ももう一度。

　ランチタイムではＡｋｅさんが食べたいものがあったと喜んでいました。私たちはガイドブックに載っていて、まだ食べていなかった料理を頼んだりしました。食事が来るのを待っている間寄って来る栄養失調ぎみの子供たちは切なかったです。サッカーのユニフォームを着た男の子から写真に撮り忘れたサクサイワマンの石組みが全部写っている絵はがきを買えました。（みんなが見ていて、思い出して私も〜と買ったのでした。^^;）Ａｋｉちゃんが食欲がないようで、ほとんど残したラザニアを食べている私でした。（ガキかも〜）。
　食事の後Ｍｉｙｕｋｉさんの記憶を頼りに、露店の並ぶところに行きました。すごい、品物豊富でどれにしようか迷ってしまうくらい。。Ｍｉｙｕｋｉさんに促されて茶以外の(^^ゞオレンジ色などの服を買いました。（日本に帰ってきてからは茶やベージュの服に目が行かなくなって、きれいな色も好きになりました〜。）

　露店のとおりを抜けるとライトアップされたクスコの街がとてもきれいでした。Ｍｉｙｕｋｉさんがペンダントを選んでいる間、他のアクセサリーも見てみましたが、値段は他の露店に比べてそれなりにしたと思いますが、（といっても日本で買うより安かったと思うし、日本にはないデザインばかりでした。）どれも素敵でした。もし今度来れるなら、ここでアクセサリー買いたいなあと思ったくらいです。マーケットでお菓子を買って、昨夜通っていたジェラート屋さんにも寄りました。注文するときに失敗してほしいのと違う味が来ました。(^_^;)露店以外はまだ注文がうまくいかなかったりするのです。あと一息！でもジェラートおいしかったです。

本当に今日は中身が濃かったです。ありがとうございました。