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聖なるペルーの旅 3


〜 内なるマスターの扉を開く旅 〜



2003.9.25〜2003.10.12

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10月5日 (前編)
 昨夜は3時ごろ目が覚めてから、そのまま起きていた。聖なる旅が始まり、マチュピチュで一つの山を迎えていた。そのため私の中にも、いろいろな事が起こっていた。旅は、まだまだこれからだった。後半に向けて、ここでクリアにしておきたいと思い、ガイダンスを求めた。そして、その答えが与えられた。ふ〜っ、良かった。(^^) 肩の力が大きく抜けた。このまま進んでいたら、最後までもたなかったかもしれない。この日のメッセージは、これからの私を支えてくれるものだった。

 やっぱりNOVOTELちゃんも良いなあ。お部屋の設備もさることながら、一番のお気に入りは吹き抜けのロビー。青空が顔を見せ、太陽がサンサンと降り注いでいる。その下で、おいしい朝食。甘さを控えたケーキのデザートも、お楽しみなの♪

 さあ、クスコにも帰って来たところで、いよいよキリストちゃんの待っている、あの丘へ。ただいま〜! 両手を広げて迎えてくれる、真っ白なキリスト像。会いたかったです〜。これまでは、いつも旅の最初に来ていた。でも今回は、ここに来るまでに、すでにいくつかのプロセスを終えている。それも全てわかってくれている。今朝のメッセージは、とても有難かった。大きな愛で包み、私たち全員を祝福してくれているのを感じた。
 丘から黄金の町クスコを見下ろすと、初めてペルーを訪れた時を思い出し、帰って来れたことを実感する。私が持って来ていた、キリストとマリア様の写真を見せた。どちらもエネルギーで映し出された特殊な写真で、私の大のお気に入り。クイチも気に入って、フォトコピーが欲しいと言っていた。 
 みんなで写真を撮っていると、若い女の子たちのグループが来た。ここでも、メンバー達は注目の的で、一緒に写真を撮っていた。この日は、朝から陽射しが強く、太陽がジリジリと照らしていた。私が何もプロテクトしていないと知って、クイチがサンスクリーンを差し出してくれたが、すでに日焼けをしてヒリヒリ状態だった私は、「ここまで焼けちゃったから、もういいよ〜。」 今回は、日焼けより何より、意識がもっと深いところにまで入っていたので、気にしていなかった。それに、せっかく聖地に来ているので、日焼けを気にするよりも、むしろこの太陽のエネルギーを吸収したいとも思っていた。(お肌は大変だったけど・・・^^;)

 サクサイワマンの巨石の前に来た。ここは女神とサーペントの神殿。サーペント(聖なる蛇)は、叡智のシンボル。遺跡全体は、サーペントのようにジグザグした形になっており、クンダリーニを刺激する場所になっているという。サクサイワマンの言葉は、「マインドを満足させる」という意味に変わったそうだ。私たちは、クンダリーニを活性化させ、自分たちのマインドを満たすべく、100トンもの重さの巨石に第三の目や背骨をつけて瞑想した。


 私とクイチが話している時だった。後ろから、みんなの「わ〜っ!」という歓声が聞こえた。突然みんなの前で、風が舞い始め、それが小さな竜巻のように渦を巻いて現れていた! 目の前で見た光景に、全員が唖然としていた。ほんの一瞬の出来事だった。またミラクルが起こっていた。 「サクサイワマンのスピリットが、私達に祝福のビブーティを降らせた。」とクイチ。 わ〜、すごいね! サクサイワマンも、私たちを歓迎してくれていた。ありがとう〜♪ 

 そこからは、去年アヤワスカをした場所が見えていて、私とクイチはその話をしていた。なぜ今年はアヤワスカをしなかったのかと聞かれた。私は、ツアーのプラン中に受け取ったメッセージを話した。2001年での初めての体験は、本当に強烈で素晴らしかった。アヤワスカの儀式を初めて受ける時は、3日間連続して受けることがベストだと言われ、実際に体験してみて、それが良くわかった。アヤワスカは、宇宙から大自然を通して与えられたギフトだった。古代より、多くの選ばれしマスター達が、そのギフトを受け取っていた。それだけのパワーを持った、聖なる植物だった。でも、時代と共に変化していた。今では正しい方法で、伝えることが困難になっているのを感じた。そして、私たちには別の方法で、自分たちの眠れる力を目覚めさせることが出来ることを、気付かせてくれた。「あなたは、その方法をすでに知っているでしょう。」 そうだった。その時、すでに目の前に与えられていたのだ。もっとシンプルな方法で・・・。
 するとクイチも、実は3年半前から自分で飲むのは止めていると言った。(そういえば、去年は一緒に飲んではいなかった。)それでも、体験してみたいという人たちには、その機会を用意したようだった。ミラクルが起こったのは、そんな話をしていた時だったのだ。

 マヌーを出る前に買って、ずっと付けていたブレスレットを見せた。それはワイルーラと呼ばれるもので、アヤワスカの儀式を行う時に、シャーマンが大きなエナジーコードとして使っていたものだと教えてくれた。(わお〜!) その3つの赤い玉の色が、いつのまにか変化していたのだ。最初の変化に気付いたのは、マチュピチュを出る時だった。赤い玉の一つが、いつのまにか黒っぽくなっていた。そして、この時は2つ目の玉も完全に変色していることに気付いた。
 「これは、そういうものなの?」 「いや、普通は色が変わるようなものではない。それは、Miyukiがスピリチュアルなワークを通して、エネルギーを変換させているからだろう。」と言った。そうなんだ〜! (おまけに「パワフルウイッチ!」とからかわれた。笑) ワイルーラは、本来はギフトとして贈られるものだから、帰るまでにもう一つのワイルーラを用意して、プレゼントしてくれるとのこと。わ〜い、うれしいな♪

 ピューマの目の遺跡。前回、内なるパワーと繋がったところだ。(去年のレポート) Mikiちゃんの念願の場所。(あの時は、ダウンしていたので参加出来なかったから。) 遺跡の前に立っているだけで、熱いエネルギーを感じた人も多かった。

 Wishing Doorを通り、ある特別な場所へと向かった。サクサイワマンは、丸一日かけても周りきれないほどの広い遺跡。クイチによると、100、000人の人々が一斉にチャンティングし、その中のパワフルな力を持った数人のマスター達が、全員のエネルギーをチャネリングして、遠隔操作で動かして造ったものだという。確かに、これだけのパワフルな神殿は、どう見ても人間の力で造ったものとは思えない。だからこそ、クイチの説明には、素直に納得出来るものがあった。そして、さらに興味深い話をしてくれた。

 「1986年の2月3日(!)には、ローマ教皇が、このサクサイワマンに訪れた。その時には、世界中から300,000人の人々が集まった。世界中を訪問している彼は、サクワイワマンに特別な凄いパワーがあるのを感じて、この場所を選んでいた。その時に我々の前で、「こんなエネルギーは、今まで感じたことはない。」と涙しながら、ケチュア語で話していた。そして、他の人とは別のある場所へとやって来た。そこは、一般にエネルギースポットと思われている場所ではなかった。彼は、とてもスピリチュアルであり、特別な力を持っていたので、どこにエネルギーがあるか、良くわかっていた。その場所を守るために石組みをして、一般の人の目をそらせていたのだ。
 シャーマンは、見えないレベルで、エネルギーがどこにあるのか読むことが出来る。見えない世界と見える世界を繋ぐ役割が、シャーマンにはある。現実に物質として手に触れることが出来て、目に見えているものは確かに美しいが、それ以上に見えない世界の中に、素晴らしいエネルギーがあることを、シャーマン達はわかっている。それは、自分のハートを開けばわかる。だから、あなた達もオープンに開いていこう。


 何とその場所は、去年アヤワスカをした場所のすぐ上だった。あの時は真っ暗で、どこにいるのかわからなかった。ただ、キリストの像が光って見えていた。(雷と嵐の夜でした。^^) こんな凄い場所だったなんて・・・改めて感謝です☆

 ローマ法王と同じ場所に座った。身体の状態が良くないという法王に、みんなで祈り、エネルギーを送ることにした。笛を吹き、五十鈴や宝来の鈴を鳴らし、塩を撒いた。そして、私は感謝の気持ちを込めて、地球から宇宙全体にも光を送った。風が一斉に強くなった。風と共に細胞の中に入り、サクサイワマンのスピリットと、一つになれたのを感じていた。ありがとうございました〜☆

 ここから見ると、遺跡全体がサーペントの形をしているのが良くわかった。「ここにはキリストを始め、観音、マリア・・・様々なエネルギーが存在している。それが一つになっている。」 そういって、マスター達の名前を呼んでいた。クイチは、日本に来た時に鞍馬山を訪れて、金星から降りてきたサナートクマラに会いに行ったそうだ。私も無性に行きたくなって、2年前に訪れたときのことを思い出した。(聖なる旅編) 遠く離れていても、繋がるところは同じなのね。


 マチュピチュとワイナピチュを逆さまにした岩があった。本当に、上下が逆になっているみたい。すぐ近くには、たくさんのサーペントを模った岩もあった。 僧侶の椅子では、順番に座って瞑想。そこに可愛い少女が現れ、私たちにある草を差し出した。何かしら・・・すごく良い香りがする。その草は「ムニャ」と呼ばれるもので、手で擦り合わせて匂いを嗅いで、意識を(古代においては肉体も)飛ばすことに使っていたという。その少女のはにかんだ笑顔は、まるでエンジェルのようだった。私は、たまらなくなって思わず抱きしめた。一度抱き締めると、ますます愛しくなって、頬から髪から撫で回していた。(笑) 小さい頃の柾至のことを思い出した。


 次は、再誕の儀式。「チンカナ」という名が付いたリバーシングケーブの中に、一人ずつ入り、地下に眠るスピリットと繋がり、自分自身で魂の生まれ変わりを果たす。土笛を吹いて、みんなを見送った。私も初めて入った時は、ドキドキしながらも、母なる地球の胎内にいるように感じられて、出てきたときには、本当に生まれ変わったかのように感動したのを覚えている。今回は最後に入ったが、真っ暗な中でも、ルーディが炊いてくれたお香の優しい香りが、胎内に包まれているような安らぎと安心感を与えてくれていた。タラ〜ン! 新たな光の世界へ、ようこそ!

 広場では、男の子たちが「カパエラ」と呼ばれるブラジリアンダンスの練習をしていた。ここでも、たくさんの人々が周りにいたが、もう気になることもなかった。周囲とも自然と調和が取れ、その中で私たちは自分たちのすることをしていた。一歩前進です。日本に帰ってからも、もう大丈夫ね。

 最後に出る前に、売りに来た小さなオカリナに目が留まった。白い三日月に八芒星が光っているものと、金色の太陽が描かれているものを買った。どちらも素敵♪
 サクサイワマンは、本当にパワフルな場所だ。訪れる度に、素晴らしい体験が出来る。キリストさま、ありがとうございました☆