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聖なるペルーの旅 2


〜月の神に導かれた魂の旅〜


2002.12.20〜2003.1.6


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12月 21日
 予定よりも約1時間早くリマに到着。そう言えば、途中経由のヒューストンも早く着いていた。ゲートを出ると、現地の人たちのお迎えで、たくさんの人だかり。早く着いたので、お迎えはまだ来てないだろうな・・・。しばらく待つつもりでいたら、私の名前を書いた紙が目に入った。良かった〜。もう来てくれていた。クイチから、Yuriさんという名前だけ聞いていたので、てっきり日系人の女性だと思っていたら、ユーリという名の現地の男性だった。(^^;  とてもフレンドリーで感じのいい人。大抵のフライトは遅れるのに、早く着いたので珍しいと言っていた。早速、車まで案内してくれた。ドライバーはカルロス。こんなに夜遅くに、しかも私一人に二人のお迎えだなんて・・・思わず恐縮。去年も同じように夜中に着いたけど、次の日の出発が早朝だったので、そのまま空港で夜を明かしていた。あの時は初めての場所で、心細かったのを覚えている。今年もその覚悟でいたら、グループより1日早いにも関わらず、クイチがホテルとお迎えを手配してくれていた。感謝・感謝☆ おまけに、ホテルは五つ星で素敵♪ 一晩だけなのに、勿体無いくらい。(^^) 
 4時前に目が覚め、しばらくそのままベッドに入っていた。窓を開け、ペルーに来て最初の朝のお祈りをしていると、曇っていた空から太陽が顔を出し始めた。 ”おはようございま〜す! これから始まる旅を最後まで見守ってくださいね。”  朝食はビュッフェで、パパイヤを始めとした色取り取りのフルーツが一杯♪ 中でもマンゴーがとってもおいしくて、パクパクお替り。(^^) お好みの具でオムレットも作ってくれる。早い時間だったこともあり、私一人だけで、ゆったりと朝のひと時を楽しんでいた。窓の外に目をやると、Yuri たちのお迎えの車が来たのが見えた。ドライバーのカルロスが、待っている間も車を磨いている。ペルー時間も何のその、待ち合わせの15分以上前に来て、スタンバイしてくれているなんて、さすがクイチがいつも頼んでいるだけのことはある。(見習わなくっちゃね。) 

 リマからクスコまで、約1時間のフライト。自分で予約したのは、朝6時発の便だった。前回のフライトから、てっきり早朝の便しかないものと思っていたら、実際には何本も出ていた。特に早く発つ必要もなかったので、クイチが変更してくれていた。おかげで、今回は素敵なホテルでゆっくり朝食を楽しむことも出来たのだ。感謝・感謝☆ 
 到着ロビーに入ると、Welcomeのフォルクローレが流れてきた。これこれ!ペルーに来たことを実感させてくれる。ただいま〜♪ また帰って来ることが出来ました〜。ありがとう! 心の中で叫んでいた。お迎えには、クイチのお姉さんのジャネットが来てくれていた。またまた私一人のために、お手数おかけします。(^^)
 懐かしいオレンジ色の屋根の家並みを目にしながら、私たちのホテルに向かった。今回のクスコでの滞在場所になったのは、NOVOTELというホテル。中心地に近いながら、小さな通り沿いにあるので、とても静か。17世紀の建物を改築したもので、ロビーは吹き抜けでドームのようになっていて、空が見える。床は石畳で何と床暖房。落ち着いた雰囲気で、私はすっかり気に入ってしまった♪ ルームNOに、また8の数字が付いていた。(リマのホテルもそう。)八神の神々が、ここでも見守ってくれているのを感じた。着替えてしばらく寛いでいたら、Saemiちゃん到着。彼女は、私より早い18日に出発し、リマの親戚のところで過ごしていた。この時、初めて知ったのだが、彼女はイギリスに英語の勉強でしばらく住んでいて、その後バックッパックで2ヶ月間、ヨーロッパを旅したことがあるという。(すご〜い!) だから、ペルーは初めてでも、旅慣れているので、自分で荷物を背負って元気にやってきた。会うのは、9月の阿蘇ツアー以来。あのとき・・・一緒にいたメンバーとペルーツアーの話で盛り上がっていたとき、最初はそれほど関心がないように見えた彼女が、あの中で唯一、今回のペルーツアーに参加出来ることになったのだ。遡って考えてみれば、もしあの時の阿蘇ツアーに彼女が参加していなければ、ここに来ることもなかったかもしれない。何がきっかけになるのか、わからない。そして、これも全て神聖な計画の一つだったことが、後になってはっきりとわかることになる・・・。
 
 今日は到着して1日目。この時点では何の影響も出てなかったが、高山での身体に慣らすために、そのままゆっくり過ごすことにした。夕方頃になって、変化が表れ始めた。外は雨が降り出し、雷が鳴った。私たちを迎えてくれるWelcome のサイン。そこで、私の右足が突然こむら返り。10分弱ぐらいの間、続いた。その間、ひたすら息を吐く。何とか治まって、2時間ぐらいした後、今度は左足にきた。ハァーハァー。ようやく落ち着いて両足を見てみると、長いフライトと急な気圧の変化で、大きくむくんでいた足が、すっかり元の通りに戻っていた。こむら返りしている最中というのは、息も絶え絶え状態だったが、時間にすればわずかの間。これで身体が調整されるのなら、こんな簡単なことはないのかも。自分で意識していなくても、身体が最も早い方法で自動調整してくれていた。肉体も細胞レベルから進化させていれば、何をしてもラクラク。ここで、日頃のHWとSTS製品の愛用の成果が表れるのでした〜。v(^^)v 改めて感謝です☆ 
 夜はテレビで「タイタニック」を見ながら、ルームサービスを頼んで、スープとパンで軽く済ませた。シャワーを浴びて出たところで、クイチからの電話。「Welcome to my land !」 「ジャネットがMiyuki のことを、ゴージャスですごくエナジティックな人だと言ってたよ。」 と、うれしい一声。 いよいよ明日からツアー開始!
 一方、隣のベッドで休んでいたSaemiちゃんは、この時点で浄化がスタートし、早速ペルーの洗礼を受けることになった・・・。