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聖なるペルーの旅


〜月の神に導かれた魂の旅〜


2002.12.20〜2003.1.6


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12月 22日
 Saemiちゃんは、横になってしばらくしてから、気分が悪くなり、戻し始めた。あまり水を飲んでいないようだったが、高山で水分が不足すると却って良くない。夜中ムカムカするだけで、なかなか吐けないとき、水を飲んだことでスッキリ吐けたようだ。吐き気は出すべきものがあって出そうとしているのだから、無理に抑えないほうが良い。Saemiちゃんの場合も、この後に受け取るもののために、身体が準備してくれているのだと思った。
 一方私は、左の首の付け根に違和感を感じていたが、横になったときに手を当てるぐらいで、起きているときは特に気にならなかった。朝食はデザートにフルーティなケーキまで付いていて、朝からついつい食べ過ぎ〜。(^^; ホテルのスタッフも感じ良く、中でも一番若いスタッフのルイスは、最初の一日で名前を憶えてくれ、毎朝丁寧なサービスをしてくれた。

 朝の9時前に、グループがホテルに到着した。(写真左はホテルのロビー) 最初の予定では、お昼頃に到着する予定だったが、何かの手違いでフライトが早朝の便になったようだ。みんな疲れているだろうな・・・。Saemiちゃんもベッドから起き上がって、ロビーで一緒に待っていた。どんな人たちが来るのか、ワクワク・ウキウキ♪ 
 クイチは入ってきて顔を見るなり、私たちとハグハグして、再会を祝った。東京で会った時は、思いっきり民族衣装だったので、この日の白いセーターが新鮮に映った。参加者は全員で11人。中には、夏のシャスタで一緒だった大阪の橋本さん親子もいた。(お母さんのMiekoさんは、何と70代!) ロビーで早速、簡単に自己紹介。神奈川のMikiちゃん、東京のTamaちゃん、埼玉のやっちゃん、川崎のみっちゃん、幕張のみっちゃん、東京の祥ちゃん(黒一点)、そして今回のツアーリーダーのKeikoさん(ケイたん)。 みんな、思ったより元気そうで良かった。 お部屋に入る前に、みんなでミネラルウォーターを買いに行った。少し足元がフラフラし始めていた。とにかく今日は無理しないで、ゆっくり休んでね。
 
 私は、ひと息ついてから、アルマス広場まで出てみることに。広場の中心にあるカテドラルに入ろうとしたが、閉まっていた。周辺をお散歩していたら、雨が降り出したので、ちょうど見つけたベジタリアンの小さなお店に入って、軽くランチを済ませた。おつりを払おうとしたので、チップとして取ってくださいと言うと(実際は身振り手振りです。^^;)、驚くぐらいに喜んで、店の外まで出て見送ってくれた。チップ当然のアメリカでは考えられないかも。しかも、おつりと言っても物価が違うので、日本円にしたら、ほんのわずかの金額。その純粋な笑顔を見て、私のほうが幸せな気持ちになった。(^^)
 雨は通り雨で、すぐにまた太陽が顔を出し始めた。(この時期は、クスコでは雨季) またブラブラしていたら、前回、何度か買い物に訪れたお店が出てきた。日本では、ゆっくりショッピングするための時間がないので、ペルーでのお買い物は楽しみの一つ。それに、何と言っても安い。今回は、スーツケースの半分はカラッポにして準備もバッチリ。(^^) 早速、アルパカでも上質のベビーアルパカのショールや、去年買って気に入ったミニポンチョ、柾至にTシャツ類などを買った。(ちなみにTシャツは、300円以下で買える) このお店には、カタコトの日本語を話す陽気なお姉さんがいて、ついつい乗せられることもあるが、ペルーではお店の人とのやりとりも楽しい♪ 

 午後3時に集合して、サント・ドミンゴ教会(コリカンチャ 太陽の神殿)へ。(説明は、去年のペルーの旅レポートを参考にしてね.。)
 広場の中央にあるのは、噴水だったところ。クスコは”へそ”を意味するように、インカ帝国の中心となったところで、エネルギーセンターの中心、第3チャクラ、腹部の脳でもあるという。このコリカンチャがクスコの中心にあり、噴水のあった場所は、その中心の中心になる。ここには当時、太陽神の子供の金色の銅像があった。私たちは、手を繋いで周りを囲み、最初の儀式を始めた。ゆっくり深呼吸し、クイチの後に続いてパワフルなインカのマントラを唱えた。その後で、クイチはケチュア語で祈った。スペイン人に侵略され、銅像もゴールドの壁も全て剥がされていても、エネルギーだけは残っている。私たちはロープを越えて中に入り、手を触れてみた。そのエネルギーは第3チャクラに流れてきた。それは、私たち自身が与えられているパワーとか決断力をサポートしてくれるエネルギーでもあるという。ここで何か決断の時があれば、それについて祈る。そうすると、そのエネルギーと共に、大いなる決断力というパワーが生まれて来る。そう、私たち一人一人は太陽の子。太陽の鼓動を感じながら、この地にいて転生した時のことを思い出して行く。このエネルギーと共に、太陽からも流し込まれてくる。そこには、かつての記憶があった・・・。
 >普通は、この場所では、このような儀式は出来ないんだけど(ご覧のように、しっかりロープで囲まれているし・・^^;)、入り口にいるのはクイチの知人だから、大丈夫なんだとか。(笑) 全く周りの目も気にせず、堂々としているクイチにつられて、私たちも思う存分やらせて頂きました。v(^^)v

 そこで雨が降り出した。私たちは再び教会の中に入った。光りが差し込むゲートで、クイチに促されるままに写真を撮った。ほのかな明かりと共に、エネルギーが流れていた。(写真下・左) 
 その後、いくつもある神殿の中で、この日私たちが入ることになったのは、ヴィーナスの神殿。女性神官が儀式を行っていた場所。金星の女性らしいエネルギーで溢れていた。懐かしい・・・。それぞれに自分の場所を探し、壁に額(第3の目)や背中をつけ、瞑想に入った。そして、チャンティング。音は波動に乗りやすい。時空・次元を越えて、ポータルが開かれて行く。記憶も音によって開かれ、メッセージを受け取ることが出来る。


女神シスターズ(ある時はWitchシスターズ!?)
他の観光客も一切目に入らない私たち ^^

 そのあと、教会内にある「クイチワシ(虹の家)」の小さなお店に入ってみた。(クイチは虹の聖人の意味) ここには、コカで作った手作りのお菓子が置いてあった。日本語でコカの葉の成分と効能の説明書まである。 ” コカの葉は麻薬ではなく、食物であり、インカの力の源であり、今では人生の源である。” それぞれに、可愛い織物の袋に入れてくれる。みんなで買って、一旦出ようとしたところで、木の実で作った小さな人形を見つけた。しかもレインボーカラー!全て手作りなので、顔の表情もデザインも全部違う。「かわい〜い♪」  さあ、それからが大変。(^^) それぞれに、自分のお気に入りを探し始める。 私が選んだのは、レインボーカラーの屋根のお家の中に、お父さん・お母さん・娘に赤ちゃんのファミリー。いかにも、レインボーファミリーだ! それと、レインボーの羽を付けて、胸にハートを持っているエンジェル。そして、レインボーカラーの十字架。そのどれもが、木の実や天然の素材で造られていて、素朴でかわいい♪ 結局、私たちは閉館まで、ここで時間を過ごしてしまった。(^^; ツアー1日目にして、早々に素敵なお土産を手にすることが出来て、全員すっかり満たされたのでした〜。(^^) これらは、まだ出会ったばかりの私たちのグループが、魂の家族・・・レインボーファミリーであることを象徴し、これからの私たちの旅を見守ってくれるものとなった。

 夜はWelcome ディナーへ。広場の中心にある素敵なレストラン。ビュッフェスタイルで、デザートも充実していた。(そのどれもがおいしくて、デザートだけでお腹一杯になりそう。^^) アルパカのお肉まであった。最初はアルパカと聞いて躊躇したものの、せっかくなので一口トライしてみることに。良く煮込んで味付けされていたので、くせがなくて、むしろ牛肉よりもOKって感じ。そして、待っていたのは音楽! ここで演奏されたのは、これまで聴いたフォルクローレとは、ひと味もふた味も違っていた。アマゾンを連想させるような音で、魂の奥深くまで響いてくる。今回のツアーには、残念ながらアマゾンは含まれていなかったので、代わりに今ここでエネルギーを受け取っておきなさいってことかな。 その前では、ウルフのようなお面を被っていたり、民族的な衣装を付けて、独特なダンスが踊られていた。クイチによると、このグループはクスコでは一番なのだそうだ。納得で〜す♪


(クリックして拡大)
アマゾンのエネルギーが降り注ぐ

 部屋に戻ると、Saemiちゃんは熟睡状態。その眠りは、どんどん深くなっているように思えた・・・。