[Diary 114]



聖なる教え




                                                                                         

                                                      VOL.114−2

  「宇宙心」 (著 鈴木美保子さん) より抜粋

1. 身を清めましょう :  体を清潔に保ちましょう。酒、タバコ、その他の有害物、体によくないものは体内に入れずに、血をきれいに保ちましょう。

2. 心を清めましょう :  つねに正しい考えを持ち、正しい言葉を使い、心を清く保ちましょう。いい音楽や絵、映像に触れ、心を乱すものは避けましょう。

3. 知恵を磨きましょう : 知識を詰め込むのでなく、それらが醸成されて出てくる知恵をこそ求めましょう。それも人間の浅知恵でなく、自然の深い知恵から学ぶのです。

4. 徳を積みましょう : 人に施す徳は自分のエネルギーとなります。徳は運命を左右する大きな源です。運を高めるのは陰徳。求めるよりも与えることを心がけましょう。

5. 道を求めましょう : 自分が何のために生まれてきたのでしょう? この世で一番の幸せは、己の天命(神から与えられた本来の使命)を知り、それに則った人生を歩むことなのです。

 S先生は両手の十本の指に例え、簡明な言葉で「十法」を説かれています。右手は見える現象界における人の道、左手は見えないものへの感謝の道です。

 まずは右手の親指から小指まで

1. 自立しましょう。
まずは経済的のみならず精神的にも一人前になり、人に迷惑をかけずに生きられるようになりましょう。まずは人生のスタート台に立ちましょう。

2. 結婚しましょう。
他者とのかかわりの基本形、最初の、二人という単位、陰陽和合の道を知り、男女の愛のコミュニケーションを学びましょう。結婚しないと人生の半分はわからないのです。

3. 子育てしましょう。
人を育てることで、ものを育てることを学びましょう。人間は子どもに育てられるものです。子どもを持たなければ、人生の三分の一はわからないものです。

4. 親孝行しましょう。
子を持って初めてわかる親の恩。人の親になって初めて、自分の親への感謝が出てきます。親を大切にすることは、人への感謝を知ることです。

5. 社会に恩返ししましょう。
社会があって自分があります。人のために役立とうという心、おかげさまでという心を持ちましょう。その感謝を世の中に還元しましょう。

 左手の親指から小指まで

1.御先祖様に感謝しましょう。
いま生きていられるのは、先祖が命の環をつないでくれたおかげです。肉体は先祖からしかもらえません。血は地に通じる命の土台です。お墓参りをし、先祖供養をしましょう。

2. 仏様に感謝しましょう。
お寺参り、仏に手を合わせ、仏の心、法を学びましょう。

3. 神様に感謝しましょう。
神社に参り、神様に手を合わせましょう。神の道を学びましょう。
寺だけ、神社だけでなく、どちらにも偏らず、両方のバランスをとり、敬うことです。

4. 地球に感謝しましょう。
地上に生かされていることを当然と思っていませんか? 海、川、山、森、動物たち、植物たち、母なる地球が提供してくれるすべてのものに感謝するのです。

5. 天に感謝しましょう。
 空に太陽が、月、星があり、私たちはさらに大きな太陽系、銀河系、そして遠大なる宇宙の一部です。多くのエネルギーをいただいています。いまや人間は宇宙まで汚しています。
大きな宇宙に連なる命に感謝しましょう。

 そうして両手の十指を合わせてはじめて合掌することができます。S先生は、そのどれが欠けていても片手落ちだとおっしゃいます。(もちろんカルマ的に子どもを授からない人・・・もいるでしょうが、それは除きます)。
 墓参りもしないのに、森林を救おうというのはおかしいと。自分の親をないがしろにしておいて、一生懸命ホームレスを救うのも片手落ちだと。人も地球も、バランスが取れないゆえに、ひずみが起きてくるのです。・・・・