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聖なる旅



高千穂編

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11月24日
 M.Sさんファミリーと一緒に出発。M.Sさんは、ちょうど去年の今頃からセッションを受け始めた。年明けにはワークショップも受け、それ以降も週に一度受けるのが待ち遠しいと、欠かさず来てくれていた。来る度に、いろいろな繋がりがあることがわかったり、セッション中にはマリア様や天使に光り、ペガサス・・・などのビジョンが表れていた。最近では、龍も出てくるようになっていた。先月、急に引っ越しが決まり、それもすぐ裏に植物園いう環境も最高のところが、即座に見つかった。ご主人の仕事も新しい方向に進みだしていたので、彼らにとってもこの時期に行くのは意味がありそうだと思い、声をかけて一緒に行くことになったのだ。

 高千穂までは、車で約4時間。連休ということもあって渋滞を予想していたが、思ったよりスムーズに到着。問題は、高千穂渓谷のパーキング。なかなか入れないと聞いていたので、覚悟はしていた。最初のパーキング場は、やはり満車。次のところも並んでいる。かなり時間がかかりそうだなと思っていたら、数分後には入れた。しかも最後の一台だった。この後の車は、歩くと30分ほどのところになるらしい。それに、すぐ横には渓谷へと繋がる降り口があって、最初のところよりも却って便利な場所だった。M.Sさんと顔を合わせて「有難いね〜♪」 (^^)
 高千穂渓谷は約7kmにも及ぶ大渓谷の中間にある。エメラルドグリーンの水は、何度見ても素敵! 真名井の滝は光りが流れているようにも見え、天河で見た滝のことを思い出した。今回は、自分たちのペースでゆっくり散策出来た。昼食のお店も混んでいるかと思ったら、まだ余裕あり。私は名物のこん田汁定食を注文。大きなお椀に根菜類などたくさんのお野菜が入った温かいお汁、風情のあるザルに盛った川魚の塩焼きに、おにぎり、付け合せなどなど・・・おいしかった〜。柾至と真悟くんは、流しそうめんに挑戦。高千穂は、流しそうめんの発祥地だったとか。竹筒の中を流れるそうめんをワイワイ言いながら、食べていた。長閑なひととき・・・(^^) 柾至たちはボートに乗るのを楽しみにしていたけれど、長蛇の列だったのでパス。残念だけど、これでまた来る楽しみが増えたようなものだ♪


 次に、天岩戸神社へ。ここには天照大神様が祀られており、その名の通り天の岩戸があるところ。天照大神様とのご神縁を頂いたなら、やはり一度は来ておかなければと思っていた。今回の目的の一つでもある。岩戸は、神官さんたちに案内してもらわないと、勝手に入って見ることは出来ない。社務所で尋ねると、いま行ったばかりだから付いて行ってくださいと言われ、ちょうど二人連れを案内しているところに追いついた。グッドタイミング!社殿の裏に入って行くと、岩戸川の対岸の木立のなかに、大きく開いた洞窟があり、それが天の岩戸とされている。古くからこの一帯は、全てが神域とされ、大切に守られてきたところだそうだ。撮影禁止なので、手を合わせてお祈りをした後、しっかりと目に焼き付けておいた。その先を10分ぐらい歩いたところに、天安河原がある。ここは、天照大神様が岩戸に閉じこもった際、八百万の神々様が神議をされたところで、そのため今でもここには神々が集い、願い事を叶えてくれると言われている。大きな岩穴の奥にあったが、そこはまるで空気が違うように感じた。最初に足を踏み入れるのも、少し戸惑うくらいの雰囲気がある。周囲には、小さな石が無数に積み上げられていて、中には名前が書かれているものもあり、訪れた人たちが願い事をかけているようだった。お参りをして、岩穴の入り口を見ると、太陽が差し込んでいて光りが注がれているように感じた。写真を撮ろうとしたら、バッテリーが少なかったため、なかなかシャッターが降りてくれない。きれいだから、撮っておきたいのに・・・。そう思いながら、何度か押していると、カメラの画面にドン!と大きな光りが入った。「なに、今の!?」 一緒に画面を覗いていた柾至も見たから、目の錯覚ではない。もう一度、押してみる。すると、同じようにドン!と大きな光りの柱のようなものが降りたのが見えた。今度は少し虹色がかっていて、後ろにいたM.Sさんも見ていた。「わ〜、何あれ〜!?」と私たちは大騒ぎ。写真に写したかったが、その後はもう見えることはなかった。その代わりに、ちゃんと普通に景色は写っていた。でも、それだけではなく、参拝していたご主人が、誰か隣にいる気配を感じて横を見ると、ある存在の影だけが見えたという。きっと、守護してくれている存在が、「ちゃんと見守っているから、大丈夫だよ」って伝えに来てくれたのだと思った。良かったね〜。やっぱり、ここまで来る意味があったみたい。お宮の周りにもお砂を蒔いておいた。川沿いにも、不思議な形をした大きな石があり、中には顔のような形をしたものもあった。ほんとに神秘的な場所だ・・・。





天岩戸神社
五十鈴を片手に持っていると・・・




天安河原
神々の集い

 その後は、高千穂温泉に行った。子供たちは、ほとんど貸切状態の温泉プールで遊び、私たちは温泉に浸かっての〜んびり。露天風呂からは、きれいな夕日が沈むのが見えていた。極楽、極楽(^^)
 お腹ペコペコになったところへ、宿に入って夕食だ〜。おいしい温泉料理に舌鼓。さすがの柾至も全部食べきれずに残したくらい。満腹、満腹(^^)。さあ、夜はお神楽見物だ。散歩がてらに、高千穂神社まで歩いて行った。高千穂神社は、高千穂八十八社の総社とされている。境内には、樹齢800年の秩父杉やひとつの根元が分かれた夫婦杉もある。中に入ると、すでに半分ぐらいは入っている。ふと見ると、右端の前が空いていたので、端っこでも前のほうが良いと思って座った。笛や太鼓の演奏に合わせて、夜神楽が始まった。良く写真などでは見ていたが、実際に見るのは初めて。迫力あるお面をつけて、独特の舞を踊っている。高千穂に伝承されている神楽は、重要無形民俗文化財に指定されている。今日は、33番の中の4番を公開していた。何と言っても、一番おもしろかったのは、最後の御神体の舞だった。これは、イザナギ・イザナミの二神が仲良く飲んで、夫婦円満を表している。場内はみんな大笑い。後ろを見ると、いつのまにか部屋いっぱいで立ち見もいた。神官さんのお話で、最後にいたずらをされるかもしれないが、された人はご利益があるので喜んで下さいと言われていた。すると、イザナギの神が舞台から降りてきて、ちょうど私たちのところにやってきた。柾至の頭をポンと叩いたり、真悟くんを脅かしたり、M.Sさんにも襲い掛かるような振りをしたり、私には後ろに回って肩をマッサージしてくれた(笑)。来ていた外人さんにもチョッカイを出したりして、最後は爆笑の渦だった。終わって、みんなが帰り始めていたら、ある観客の一人が神官さんに頼んで写真をお願いしていたので、私たちも一緒に撮らせてもらった。楽しかった♪ 10月に高千穂に行ったyoshiboさんが、この神社のある神官さんと親しくなり、お世話になったと聞いていた。でも中では沢山の人だったこともあり、どの人か聞き損ねていた。また今度にしようと帰ろうとしたら、社務所があったので、ついでにそこにいた神官さんに尋ねてみたら、その人だった! 私の名前も聞いていたようなので、しばらくお話していた。今日あったことを話すと、あの場所は良く不思議なことが起こるそうだった。そして、明日行く予定のくしふる神社のことも聞いておいた。やはり、龍と関係があるらしい・・・。明日も楽しみだな☆