聖なる旅


高千穂編

                Page1

11月 23日
 明日からの高千穂行きに備えて、柾至と二人で天拝山に登って心身共に準備しておくことにした。
いつもより早目に家を出た。天拝公園や武蔵寺の紅葉は、まだまだきれい♪ 紫藤の滝・御自作天満宮にご挨拶をして、登り始めた。朝の天拝山は、また格別。空気も一層清々しくて、やっぱり山は朝が一番みたい。木漏れ日の太陽がキラキラ輝いていて、とてもきれいだったので、写真を撮ろうとした。カメラを構えて画面を見ると、すでにそこには光りが写っている。「わっすごい!」 もう一枚撮ってみたが、同じ感じ。この時から、シャッターを押す前に時々光りが見えてくるようになった。 山頂は、相変わらずの絶景。いつのまにか国旗も立っている。天拝神社にお参りをして、また世界平和を祈りながらお砂蒔きをしておいた。いつものように二日市温泉に入って、お清め・お清め。(禊のつもり ^^) その後は、太宰府天満宮へ。七五三のお参りに来た家族連れや菊の展示会を見に来た人たちで、たくさんの人だかり。思えば、ちょうど3年前のこの日だった。日本に帰ってきた翌日に、父が私たちを太宰府に連れて来てくれた。あの頃は神社やお参りについて何もわからなかったのに、新しいスタートを始める前にちゃんとお参りに来ていて、また今日偶然来るようになったことなども考えると感慨深いものがあった。この日は丸3年経った記念日みたいなもの。この3年間を振り返りながら、こうしてここまで来れたこと、これまで導いて頂いたことに感謝しながら、心を込めて参拝をした。中で昼食を済ませた後、童謡のコンサートが行われていたので、一緒に唄いながら聴いていた。いつもは静かな光明禅寺も、紅葉の素晴らしい石庭を見ようと、たくさんの人たちが出入りしていた。中でも玄関脇にある楓は見事だった。充実した一日も過ごせて、明日の準備はバッチリ!






写真クリックで拡大



写真クリックで拡大