[聖なる旅] [PAGE 1]


聖なる旅 



セドナ 編




2006.3.18〜3.29
                                                                                                                                      

                                                        Page 9

 3月26日
 この旅で最後の朝日を観に、エアポートメサへ。 
 日が昇る直前の朝焼けの美しさ。太陽と共に、神々が姿を現す。その降臨の瞬間を迎える。虹色の光が加わった。精霊たちが、雲になって優雅に舞う。レッドロックが、淡いピンク色に染まった。



 ゆっくりと姿を現し始めた。優しくて、温かい光だ。セドナは、その風景やボルテックスというイメージから、男性的な力強いエネルギーを想像していたけれど、それだけではない。観音さまや女神のような柔らかいエネルギーも存在している。二つのエネルギーの融合、そして平和と調和・・・わずか数日しか滞在していないけれど、今回の旅ではそう感じた。


 朝日に向かって感謝を込めて、最後の土笛を吹いた。その横で、柾至はアイヌのムックリを吹いていた。この土地を守っている神々さま、精霊たち、高次のマスターたち、そして先住民のみなさん、温かく迎えて頂き、ありがとうございました。ここで体験させて頂いたこと、受け取ったエネルギーを、これからに最大限に活かして行きたいと思います。日本からも、光を送らせてくださいね。そう、離れていても、魂レベルではいつでも繋がっているのだから。


 最後にまた、お立ち台のポーズ! この両手一杯に広げたポーズは、ワイナピチュではヴィクトリーの意味もあったけど、ハートオープン全開の状態でもある。だから、こうした大自然に来ると、いつも思いっきりバンザイしたくなる私。そこには、守られていることへの感謝と自信を表現し、私は何も覆い隠すことなく、この大自然の中に自分の全てを捧げるという意味も。今までは無意識にしていたことだけれど、最近ようやく気付いたことです。・・・その反対に、腕組みをするのはハートを閉じて、自分を出さないでガードしている状態。(昔は、良く腕組みしていた私です。^^)


 ホテルに戻って、軽く朝食を食べてチェックアウト。今回は、これでお別れ。でもまたすぐに戻って来れることが、はっきりと示されたので淋しくない。v(^^)v
 さあ、今日は一気にLAまで走っちゃうよ。アダムから、ショートカットの道を教えてもらっていた。 大きなクロスの雲も登場し、良く西部劇に出てくる、棒のように立っているサボテンも出てきた。この風景には、やっぱり「ヤングガン」でしょう。(ビリ〜♪) 


 運転はMC、ナビゲーターも柾至に任せていた。(この旅はラクチンだった。へへへ) フェニックスに近づいてきたところで、予定通りに別の道に入ろうとしながら、再度MCが私に確認した。「フェニックスには入らずに行くんだよね?」 「そうよ〜!」と言った後で、あっ、ちょっと待って!・・・・いや、せっかくだから、フェニックスにちょっと寄ってみよう。突然、浮かんできた。なぜだか、自分でも良くわからなかった。でも、なぜだか急に寄りたくなったのだ。(!?) 
 本来なら、長いドライブになるから、一気に走って行かないとLAに着くのが遅くなる。明日に備えて、少しでも早く着いて休んでおきたいところ。にも関わらず・・・!? でも、その意味もすぐにわかることになった。

 フェニックスに入った。あら〜、本当に良かったのかしら。と思いつつ、町の中のハイウエイを走っていた。そこで、目に飛び込んできたのは、電光掲示板のような大きなサイン。そこに書かれていたのは、「JESUS LOVES YOU !」 わ〜うそみたい! すぐに、窓から空を見上げてみると、例のクロスの雲。 私は一人で、盛り上がった。(^^) やっぱり、ここに寄ることになっていたんだ。そのサインを見るためだけだったりして。(笑) ・・・いえいえ、まだありました♪

 ハイウエイなので、どこを走っているやらわからないうちに、いつのまにか町の中心から、かなり通り過ぎていた。(ほほほ) 
 さて、どこに行こうかしら。どこかブラブラ散策出来るようなところがあるかな。フェニックスは大きな都市だから、観光のメインになるようなところもあるはず。ハイウエイを降りて走りながら、通りかかった地元の人に尋ねてみた。私はフェニックスらしく(?)、ウエスタン的なところに行きたかった。すると、ピッタリな場所があると教えてくれた。やったね! 

 そこは、スコッチデールという町の中にあり、オールドスコッチデールと呼ばれている場所だった。ウエスタン&ネイティブアメリカンな町並みになっていて、ギフトショップなどがズラリ。わ〜おもしろそう〜♪ 車をPに入れて、散策スタート。 例のサボテンも出て来たよ。(写真下 わざとらしくポーズを取る柾至くん。^^)


 アロマの良〜い香りのお店に入ってみた。ゆっくり一回りして、お人形のコーナーの中に見つけたのは・・・! これはもしかして、あのCDジャケットの!? 頭に何か被って、背中を丸めて笛を吹いている。 あの後も、ずっと気になっていた。私にとって、何か特別な意味やメッセージがあるのを感じたので、リーさんのセッションの時に、CDを持って行って最後に尋ねてみた。その時にわかったのは、ペトログラフに描かれているもので、カチーナの一つということだけ。う〜ん、まだ何かありそうな気がするけど・・・。それ以降も、いろいろなところで目に付いていた。何だろう、何を伝えたいのだろうか。 それがわからないまま、セドナを後にしていた。

 人形のタグをみると、「ココペリ」と書いてあり、説明が書かれていた。そして、ようやくわかった。(!) ココペリちゃんを連れて帰りたいと思い、他のお店にも入って探してみた。すると、次から次へとココペリグッズが出てきた。木彫りから陶器のもの、壁掛けから置物まで。それぞれに特徴や表情がある。この中で一番感じるものは・・・。やっぱりあれしかない。一番最初に見つけたお人形だ。
 さっきのお店に戻った。そのお人形は、お顔と身体がパープルで、身に付けているものがレインボーカラーだったのです! もう、これ以上に私にピッタリなものはありません。(^^) さっきは、20cmぐらいのものしか目に入らなかったので、それを買うつもりだったけど、その後ろに大きなココペリちゃんが座っていたのに気付き、ちょっと手に取ってみた。そうすると、あらあら大変。もう離すことが出来なくなった。 ちょうど抱っこすると、ベイビーぐらいの大きさで、すっぽり腕の中に入るのだ。それも背中が良い具合に曲がっているので、また抱きやすいこと。思わず「よしよし」と、お尻のところをトントンしてしまったくらい。(笑) あら、どうしようかしら。こんな大きなもの持って帰るなんて・・・そう思いながらも、手から離そうとしない私。あ〜、もう駄目だ。置いて帰るなんて絶対に出来ない。見れば見るほど可愛くて。(もう私には、人形ではなくなっていた。) よし、このまま抱いて帰ろう。・・・ということで、お買い上げ。(^^) レジの前で、小さな女の子が同じココペリちゃんの小さな人形を持って並んでいて、目を合わせてニッコリ。 趣味が一緒です。(ほほほ)

 その後も、袋からすぐに出して、抱っこしたまま歩いたり、写真を撮ったり。すれ違う人たちがニコニコ笑顔で見ていた。(ポリポリ ^^;) 心ウキウキ、ハッピームード全開なり。それを見て、柾至も呆れている。 (もう、しょうがないなあ〜って感じ。笑)
 Tシャツのお店を覗いてみると、そこでもココペリちゃんが登場。他にも素敵なTシャツが一杯あった。特に、ネイティブ系のデザインのものが良い。柾至は、その中からインディアンのチーフが馬に乗ったデザインのを選んだ。(後姿が渋くてカッコイイ!) 私は、フェニックス(不死鳥)のものを見つけた。ブルーの生地に、黄金色の美しいフェニックス。今にも羽ばたいて飛んで行きそう。フェニックス・・・急に立ち寄ることになったけど、それも全てプランの一つ。今回は、直前でプラン変更が多かった。そう、きっちり計画を立て過ぎてしまうと、それに縛られてしまい、その通りに行かないと慌ててパニックになることも。人生も同じ、自分が考えたプラン通りにはいかないもの。その場その場の状況に応じて判断し、動いていく・・・。 キリストちゃんからのメッセージにも、改めて感激。ありがとうございました☆

 ・・・・このレポートを書き上げて、アップさせる前の日の夜に、ちょうどある本を読み終えた。その本は、「ホワイトイーグル霊言集」。その最後のところに、こう書かれていた。
 「1979年に霊示を終えたホワイトイーグルは今、不死鳥となり地球を巡ります。全地球人の神の子復帰を伝えるために。」
 その霊言は、主にキリスト神霊(人間に内在する神性)について書かれていた。ホワイトイーグルは、去年のペルーの旅で出会っていた。その意味も、ここでわかりました。(当時のレポート) 


 他にも、ウエスタングッズなどのお店があって、雰囲気を楽しんでいた。道を渡った先には、何とココペリの等身大のような像まであったりして。(ふふふ) 最後にカフェに寄って、大きなアイスクリームのパフェもペロリ。お店を出たところで、カーナンバー「333」にもバッタリ。(^^) 結局、フェニックスに入ったことで、予定外に2時間以上も過ごしてしまったけれど、とっても意味のある、充実した時になっていた。

 車の中でも、ずっとココペリちゃんを抱っこしっぱなし。アロマのお店にいたので、良い香りがして癒されるし。何だか赤ちゃんが出来たみたいで、うれしかったりして。(加えている笛が、哺乳瓶みたいなのだ。)  おかげで、この後の長いドライブも、全然退屈することなく、運転は完全にMCにお任せ状態に。(^^)

 ココペリ(Kokopelli) ・・・「ネイティブインディアンの精霊 カチーナの一人。カチーナは、人間と神様の中間に位置する存在であり、人間に援助と導きを与え、 人間の祈りを神様に運ぶ媒介者で、人々を導く役目を持っている。
 ココペリが笛を吹くと、地面から緑が吹き出し、花が咲き乱れ、木々は生い繁り、 花粉は風に舞い飛び、動物たちは次々と子供を産み落とす。 ココペリは、豊かさをもたらし幸運を呼び込み、発芽と豊穣を体現している神的存在。また、ココペリが吹く笛で奏でられる美しい音は、人々の傷を癒す霊力もあるという。」

 ・・・帰ってから、ココペリちゃんは私の分身みたいになって、ヒーリングルームのコーナーに座っていて、いつも見守ってくれている。たまに抱っこするだけで、癒される私。(ふふふ)
 あるとき、MDの整理をしていたら、その中に「Kokopelli」と書かれたディスクがあった。掛けてみると、ネイティブの美しい笛の音とリズムが流れていた。誰かがダビングして送ってくれていたものだった。 いつ貰ったものだろう。 昔から、繋がっていたのよね。そう、遠い遠い昔から・・・。
 魂の記憶は、封印されているものが多い。(ほとんどと言ってもいい) ある時、ある時期がくるまでは。 だから、自分で無理に探し出そうとしなくても良い。 その時が来たら、必ずわかるようになっているから。 日々の自分の役割をコツコツと果たして行き、大いなる源と繋がって、心の声に耳を傾けていれば・・・☆

 空に、また大きなクロスの雲が現れた。その雲は、太陽と繋がっている。良く見ると、太陽の周りが淡い虹色に・・・ソーラーレインボーだ! この旅も、最初から最後までレインボー尽くしだった。その後、しばらくしたら、不思議な空に変わった。 神の御心は、自然界の中に表れている。私は、これからもその自然界のために、出来ることをしていきたい☆


 日が暮れ始めて、空が赤く染まっていた。カリフォルニア州に入り、LA目指してさらに走った。そうして暗くなってから、ようやくホテルに到着。その間ココペリちゃんをトントンしながら、懐かしいMikiちゃんのCDをかけて、一緒に口ずさんでいたのでした。(^^)

 さあ、明日帰る前に、最後にもう少し楽しんでおきましょう〜♪