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聖なる旅 



RAINBOW TOUR  2007

セドナ  編




2007.10.21〜11.4
                                                                               

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10月25日   
 眠っている間に、バレーのエネルギーも統合完了。そろそろ夜が明け始める。バルコニーからは、ビュートのシルエットがくっきり。う〜ん、良いなあ〜♪


 ロッジの横にある大きな岩山に、光があたってきた。朝日が昇り始めたのだ。出発までまだ時間があったので、外に出て周囲を散策。 ロッジの背後は、こんな大きな一枚岩。だから、眠っている間もパワーがビンビンなのです〜。(^^)
 ・・・モニュメントバレーの歴史については、去年のレポートで。(セドナ編 Page 5


 車に乗って出てから、またすぐに止めた。眩しいくらいの朝日が降り注いでいる。


 たっぷりと光のシャワーを浴びましょう〜♪  


 ここで今日の予定について、みんなに話した。最初の日程では、この日にセドナに入ることになっていた。それが出発が近づいたところで、あるインスピレーションから、急に変更することになった。またそれは、この時まで伝えないようになっていた。だから、みんなも驚いていた。さて、その場所とは・・・!

 BON JOVI をバックに、朝日に照らされるビュートを眺めながら走った。 マリアさま・・・今回は観音さまにも見えた。(マリア観音!)、そしてナバホのスピリット達、ありがとうございました〜。またいつか戻って来ますね☆
 

 バレーを出て、Taco Bell でお持ち帰り。ナバホの居留地を出たので、時計も戻しておく。例の場所を目指して、ぐんぐん走る。次第に、景色が変わってきた。近づいてきたのだ。
 そこで、買ったばかりのCDを掛けた。今回選んだのは、オレンジゴールドのジャケットで、曲名が「Return to the Balance」。ネイティブアメリカンフルートの穏やかな演奏で、心が休まるような曲。タイトルの通りに、本来の自分を取り戻すという感じがした。
 もう一枚は、「Spilit of a Woman」。ナバホの女性シンガーが唄っている。(ジャケットの写真で、大きなターコイズのアクセサリーを付けているのが目立っていた。) ここで、そのCDを掛けることに。
 一曲目は、「Prayer to the Creator」。ナバホの言葉で唄っている。流れてきた途端に、身体が身震いした。(!) 車の中のエネルギーが、変わった。・・・

 My Creator which is with me
 I am your child , I am born of you
 I come from you , my Creator

 You made everything , you made all with love
 Today your thoughts will be my thoughts
 Today your plans will be my plans ・・・・

 >このレポートを書いている今、久し振りに聴いた。英語の歌詞をみて、数日前に起こった 岩戸開きの出来事で、私が強く感じたことと同じだった。そう、またシンクロしていた・・・。

 しばらくして、リエちゃんの気分が悪いということで、車を止めることにした。みんなで外に出た。今日も、見事な青空が広がっている。太陽もパワフルだ。リエちゃんは背中を擦っていたら、すぐに落ち着いてきた。
 ちょうど良い時間だったので、ここでランチタイムにして、しばらくゆっくりすることにした。 それぞれに、自分たちの時間を過ごした。レイさんが小さい頃に遊んでいたという、石投げを教えてくれて、くにちゃん達が楽しそうに遊んでいた。(ふふふ)


 思わぬことで、良い時間が過ごせた。繊細なリエちゃんは、CDが流れてきたところで反応したようだった。ナバホのスピリットが、この時間を作ってくれたみたいね。入る前に、ゆっくりリラックスして、準備をするために。
 そして、そのエリアへと入って行った。そこは、ホピ族の居留地。そう、ホピの聖地だった。・・・

 今回のRAINBOW TOUR の手配が、ようやく完了しようとした頃だった。セドナでは数日あるけれど、あとは現地に行ってから流れに合わせて動くつもりでいた。その中で、新しい場所が出てくるのは感じていた。そこで、ふっと浮かんできたのが、このホピの聖地だった。

 去年の春にセドナに行くことが決まったとき、一冊の本を買っていた。そこに、このホピの聖地のことが書かれていたのを思い出した。読んだときは、まだ具体的にピンと来るものがなかった。
 セドナから、ホピの聖地への日帰りツアーが出ているのは知っていた。でもそれは、グランドキャニオンやモニュメントバレーと同じで、移動に時間が掛かって、その場所にいるのは2時間程度のものだった。それでは勿体ない。そこで改めて場所を確認したら、バレーの帰りなら、そのまま行けることがわかった。それも一泊したら充分時間が取れるし、夜を過ごすことにも意味があると感じた。
 メサの中心に、宿泊する場所があることがわかった。セカンドメサにある、ホピ村で唯一だというイン(文化センターと併設)だ。グループだし、今からでも間に合うだろうかと思いながら、問い合わせると・・・ピンポ〜ン! それで、行くことになっているのだとわかった。
 それからはバタバタ。その流れで、セドナのホテルも変更することになった。去年と同じホテルを手配していたけれど、そのホピのインと同じ系列があることがわかり、ココペリのサインに従って、急遽変えることにした。ラッキーなことに、それも間に合った。急な思いつきにも関わらず、最終的には全てバッチリだった。 ただ、みんなには当日まで知らせないことになっていたのでした〜。 ・・・それで、今朝聞いた時に雄叫びを上げた人も。(笑)

 写真が撮影禁止だったこともあり、情報も限られていた。簡単な地図しかなかったし、ホピ村というぐらいだから、すごい山道の中を走って行くのかと思っていた。・・・アマゾンの山越えも経験しているので。(笑)
 すると、道路もちゃんと整備されていた。インも設備が整っていて、きれいだったから驚いた。(レンガ色で造りも良い♪) 何もないような、もっと凄いところを想像していたので、あれれ〜って感じ。(^^)
 
 ホピ村に入る人たちには、約束事のようなものがあったので、入る前にプリントしたものをみんなにも読んでもらった。それによると、写真やビデオだけでなく、スケッチやメモなども含めて、一切の記録を取ることが禁じられている。ホピ村に訪れる機会を得られたのなら、二つの目と二つの耳をよく使って、よく見て、よく聞いて、頭と心に、その情報を焼き付けておくようにと。・・・
 だから、ここでのことは、あくまで私が感じたことということで、シェアさせて頂きたいと思います。

 ちょっぴりドキドキしながら、ファーストメサのワルピ村へと向かった。急な坂を昇り切ったところに、集落が出てきた。インフォメーションがあったけれど、閉まっていた。どうやら昼休み(!?)だったようで、しばらくしたら戻ってきた。その先は、私たちだけでは入ることが出来ない。そのためのツアーが、20分後ぐらいに始まるという。それも、この日の最終ツアーだった。(!) そこまで知らなかったので、何てラッキー!! 

 時間まで、周囲を散策。お家の前では、手作りのカチーナ人形や置物などが売られていた。カチーナ人形は、ギフトショップなどでも売られているけれど、ここにあるのは他では目にしたことがないタイプのものだ。色も鮮やかで、何だろう、すごくイキイキとして見える。天然の木で作っているから、手触りも良い。ある家では、中に入って作っているところも見せてくれた。

 他のグループも加わってツアーが始まった。まず最初に、お部屋の中で説明があった。写真や絵を見せてくれながら、1690年頃に作られたというワルピ村の歴史などを聞いていた。その途中で、だんだん意識が遠のいて行った。声はちゃんと耳に入っているのだけれど、身体がいうことを利かないような感じになっていた。ただ眠いのかとも思ったけれど、そうではなかったみたい。グランドキャニオンを出ようとした時と同じ。他にも、同じように感じていた人が、何人かいた。

 そして、ワルピ村へと入った。奥に入っていくと、数件の家がある。その突き当たりに、要塞のような建物があった。両側が断崖絶壁になっている。(!) よくこんなところに・・・。
 造りやスケールは違うものの、マチュピチュを思い出した。やはり、ここも特別な場所なのだ。 「天空の城ラピュタ」のようだと聞いていたけれど、まさにそうだと思った。
 ここからは、ホピ村が一望出来る。大切に守り抜かれてきたのですね。どうか、このままずっと・・・この場所に立つと、そう願わずにはいられなくなった。

 周囲には、KIVA(祈りを捧げる神聖な場所)があった。そして、裏側に周ったところにある建物をみて驚いた。似ている、特徴のある形と色合いも。見れば見るほど・・・(!)
 その建物は、ティティカカ湖の前にある、私たちがいつも泊まっていたホテルと、そっくりだったのです。そのホテルは、ここをモデルに作ったのではと思えるぐらいに。
 そのホテルでは、思い出深いことがたくさんある。キリストにセントジャーメインと始まり、最後に行った時は、アラムムルの神殿との関わりを思い出させてくれたこともあり(ペルーの旅2005 Page13 ) 私にとっても、特別に意味のある場所になっていた。
 また、去年の春分の日前後、アダム達がイーグルとコンドルの統合の祈りのために訪れたとき、このホテルでミーティングをしていたのです。(!)
 やはりインカ(南のコンドル)と、ネイティブアメリカ(北のイーグル)は繋がっている、いえ繋がるべきものなのだと感じた。・・・

 ツアーは、そこで終了して解散に。ゆっくり散策しながら戻っていたら、一台の車が入ってきて、ロングヘアの男性が降りてきた。手に笛を持っている。(!) そして何も言わずに、私たちに向かって吹き始めた。わ〜わ〜♪ 
 しばらく、その音に浸った。そして、その人は吹き終わったら、また何も言わずに車に乗って出て行った。その場には、数人しかいなかったのに・・・。
 思いがけないことに、また驚いた。そして感動した。このホピの聖地で、聴けるなんて。昨日のバレーに続いて、また素晴らしいギフトを頂いたのだと感じた。思いは、ちゃんと通じている。そのことを伝えるかのように。・・・ありがとうございます☆

 私はツアーから戻って、しばらくゆっくり座っていた。みんなは、バタフライの精霊に、ハミングバード、サンダンサーに、カチーナウーマン・・・と、それぞれに相応しく、それぞれに意味のあるカチーナ人形を手にしていた。どれも素敵で、どの人形にも、スピリットが入っているのを感じた。この日、この時しか、手に入らないものばかり。良かったね☆

 ホテルに戻って、お部屋にチェックイン。部屋の中も、広々としていて落ち着ける。レストランでは、ブルーコーンの揚げパンなど、ネイティブの伝統的な料理もあったようだけど、何だか胸が一杯だったので、アイスクリームだけ買った。(これもお薦め♪) しばらく部屋でゆっくりした後、周囲を散策。空が染まり始めていた。
 太陽が地平線に沈んでいくのが見える。オレンジから燃えるような赤い色になった。(!) しかも大きい! これまで目にした夕日とは、また異なっている。燃える太陽が、目の前に迫ってくる感じ!

 反対側の空には、月が出ていた。その月も、また大きい。ここは一体!? レンガ色の建物に、淡いピンクとパープルのグラデーションの空。そこに浮かぶ、不思議な光を放った月。もう何て表現して良いのかわからない。切ないぐらいに美しい。あ〜、みんなにも見せてあげたい。
 でもこの美しさは、カメラで撮っても残せないのでしょうね。この場に立って、この目で、この全身で受け取るためのものとして・・・。
 
 夜は、マスターコース。復習会を兼ねていたので、一人ずつ交替してアチューンメントを。この場のエネルギーと同調して降りてくるから、また部屋の中は凄いことになっていた。手も足もジンジンしてきて、私もちょっとクラクラしそう。(^^) それも、満月を迎える明日の準備になっている。
 そして今夜は、このホピの聖地の中心で過ごすことになる。その意味を感じながら、この日のエネルギーを統合させましょう。
 
 ・・・ホピ村では写真がないので、今となっては、その時に焼き付けたイメージしか残っていない。この日に目にしたものは、どれも夢の中のビジョンのように思える。それだけに、大切にしようと思った。そして、ホピの人たちが祈っていることを、自分の祈りにして、出来ることをして行きたいと。・・・その後で、ホピとは「平和の民」のほかに、「神の道を行くもの」という意味があることを知った。
 ホピの聖地に迎えて頂いたこと、心から感謝します☆