[聖なる旅] [春のセドナ 編] [Page 1]


聖なる旅 



RAINBOW TOUR  2006

セドナ  編


2006.10.4〜10.12
                                                                                

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10月 7日 満月  (前編)
 今朝は久し振りに6時過ぎまで、ぐっすり眠れた。(^^) ここから、日の出は見れるのかな・・・。出発の準備をしながら、バルコニーに出てみた。すると、7時を周った頃から、空が濃いオレンジ色に染まり始めた。わっ、やった! 確かあそこは・・・結界の壁になっていたビュート(Michell Mesa )だ。


 メサの背後から、ゆっくり昇り始めた。わ〜、すごいすごい! 眩いくらいの光が射し込んで来た。 写真に撮ると、赤い渦巻きのようなものも写っている。何だろう、何かのシンボルみたい!?

 しばらくしたら、雲の中に入った。時間にしたら、ほんの数分の出来事。 日が昇る瞬間というのは、それだけプレシャスなもの。神が太陽として、私たちの前に姿を見せてくれる貴重な瞬間であり、大きな祝福を受け取っていることになるから。(早起きは三文の徳と言うように、日の出が観れる「徳」は大きいのです。^^)
 ナバホの聖地モニュメントバレーで、素晴らしい日の出が観れて、もう最高の気分♪ 


 1時間後には、再び雲の中から顔を出してくれた。パワフルな光で、バレー全体を明るく映していた。外に出ると、ロッジの裏の大きな岩壁が、朝日で光ってきれいだった。バレー内に泊まる価値は、思っていたよりもずっと大きかった。(うれしい♪)


 ”・・・ 数百億年もの間、ロッキー山脈から侵食によって流れ出た沈殿物が蓄積されたものが低地帯に集まり、それが砂岩や石灰岩の岩の中に流れて、セメントのようになった。それからゆっくりと、静かな地層の表面が下からの圧力で隆起し始めた。そして、ある時300メートルの高さの岩の台地(メサ)になった。
 風や雨や気温の変化などの自然の力が、5000万年もの間に渡って、台地の表面を風化させ切り崩した。硬い岩と柔らかい岩の落差(122m〜418mの高さ)が、今日のような自然界の不思議 「モニュメントバレー」を形成した。

 モニュメントバレーに最初に住み着いたのは、「アナザシ」と呼ばれる古代の人々だった。(今から1500年以上も前) その後、13世紀に突然どこかに消え去った。・・・ナバホ族のある者は、まだ白人が見ていないアナザシ人の廃墟がバレーにあると主張している。
 (アナザシは、アメリカインディアンの最古の種族で、古代アステカ文明を引き継いで移住したと言われている。ココペリは、この時から存在し、豊穣の神、種族繁栄の神として、様々な形でインディアンの中に溶け込んでいる。)

 バレー内には、今でも約300人のナバホの人たちが住んでいる。昔より、この地は彼らにとって深い精神的な意味を持っていたが、それが少しずつ明らかになったのは1930年代後半以降のこと。
 白人のグールディング夫妻が住み始め、ナバホ族の為に、家畜や日常必需品や工芸品を取り扱う「トレーディングポスト(交易所)」を始めた。誠実で真面目だった夫妻は、ナバホの人たちからも信頼され、彼らのために福祉を考えて、病院を建てたり、きれいな水が飲めるようにもしていた。
 世界的に知られるようになったのは、大恐慌の時に西部劇映画のロケ地として採用してもらい、ナバホの人たちに収入をもたらしたことだった。(それが「駅馬車」) それ以来、多くの映画やCMに使われるようになり、モニュメントバレーは世界的に有名な観光地となった。・・・”


 3月に初めて訪れる前は、景色の良い観光地の一つぐらいにしか思っていなかった。それがネイティブのバレーツアーに参加した時に、あまりの楽しさに大好きな場所となった。(^^)
 そして、2度目の今回の旅で、素晴らしい聖地だったことを実感し、私がこの地に強く心惹かれた意味が少しずつわかるようになった。

 私たちが泊まったグールディングロッジにも、そんな歴史があったなんて。ペルーもそうだったけど、聖地というのは一度訪れただけではわからないことが多い。それだけ全てにおいて奥深く、現代の人間には計り知れない、素晴らしいエネルギーを持っているから。 だから、引き寄せられるのですね。 改めて、この地に呼んで頂いたこと、温かく迎えて頂いたことに感謝です☆

 昨日セッションを受けた二人は、それぞれに相応しい出来事が起こっていた様子。(これも後でレポートしてもらいましょう。^^) 後のメンバーは、みんなで集まってマスターコースの練習をしていたのだとか。 まあまあ! そうやって、自主的にしているところが素晴らしい♪(パチパチ) RAINBOW TOUR では、「精神的な自立」もテーマにしていますから。(^^)

 朝日に美しく浮かびあがっているビュート群に、別れを告げてバレーを出発。マリアさまにも最後の御挨拶。みんなで楽しく、素晴らしい時間を過ごさせて頂き、本当にありがとうございました♪


 後部座席に光が反射して、虹色の光が映っていたそうだ。(うふっ) さあ、RAINBOW TOURも、そろそろ後半へ突入ね。

 白い砂丘の中に、夫婦岩のような岩も登場。間に注連縄を付けたいくらい。(笑) 改めて写真を見ると、向かい合った男女のようになっている。理想のパートナーシップの象徴みたいで、良い感じ〜♪

 ドライブに備えて、ジャンクションでエネルギー補給。テイクアウト出来るところとして、マックやケンタッキーとかもあるけど、みんなを連れて行くには、どうせなら日本にないところが良いよね。ということで、「TACO BELL 」にした。 メキシカンのファーストフードで、かなりのお手頃値段。
 レイさんに分けてもらったシナモンスティックもおいしかったし、ヘルシーなビーンズのブリトー1個でも、お腹が一杯になるくらい。 チーズとサワークリームのポテトが意外においしかったし、後でおやつに食べたアップルパイも。 夕食にしたサラダライスは、お野菜タップリのメキシカンライスで、イチオシのお薦め♪ 99セントぐらいからあるので、これだけ買っても数ドルなのでした。(^^)

 再び、キャメロンのトレーディングポストへ。今回は、ネイティブのお人形を、絶対連れて帰ろうと思っていた。いろんな種類のお人形があるけど、二日前の時には、これ!というものが選べなかった。 それが、あの時には全く目に入らなかった人形が、私の手の中へ。

 素肌にワインレッド系の衣装で、羽の入った皮のバッグを持っている。 これはもしかして、メディスンウーマン! 間違いない。 腰にあるのは薬草などが入ったメディスンバッグのはず。額にあるグリーンの石は、きっとエメラルドを表しているのだろう。 お顔もキリリとして、目が力強くてパワフル。 これだ! 
 他にも、可愛い衣装や天使の羽が付いたネイティブ人形とかもあったけど。 手に取ると、ふわ〜っと流れてくるのを感じて、もう手から離せなくなった。 これで決まり! メディスンウーマン・・・。その意味も、後でわかることになりました。(^^)

 ココペリのマウスパッドは、紫にレインボーカラーで気に入った。ココペリのドリームキャッチャーに、アメリカ国旗模様のココペリのキーホルダー人形も発見。 それに、レインボーの文字が入った、パステルカラーのココペリも見付けて、みんなにすぐに教えた!(か〜わいい♪)  
 柾至には、大きなイーグルの絵のTシャツ。これも赤が好きな彼にピッタリ。それと、ココペリ模様の小さなアーミーナイフのキーホルダー。(ロッキーで買ったものは、前に空港で取り上げられたので。) 
 二日前に入った時とは大違いに、全く迷うこともなく、あっというまに選んでいった。次々に手にするべきものが、目の前に飛び込んでくる感じ。(^^) 買い物の仕方にも、その時のエネルギーの状態がわかることがありますね。 やっぱり2回来て正解!

 ともちんは、前に私が買ったCDをゲットしていた。車内で掛けていたので、気に入ったみたい。そう、このCDがココペリちゃんからの最初のサインだったのよね。(うふふ) みんなも、一杯ココペリグッズを手にしてハッピー♪ 日本に帰っても、ココペリちゃんが見守ってくれるからね。(ココペリの意味は、こちらのレポートに)

 聖なる山を通り、再びセドナへ。この聖なる山の道が、私たちにとって次へのゲートになっていた。(前回のレポートにて) 内なる神性に目覚め、聖なる光の方向へと、この真っ直ぐな道のように歩むことを示している。 山々に光を送り、心の準備を始めた。


 オーククリークキャニオンへ入り、小川に降りた。ここは、クリアリングには最適な場所。聖なる山々から流れてくる神聖な水に、手足を浸して清める。(大自然の手水舎のようにね。^^) 水が冷たくて、気持ち良いね〜♪ 真っ青な空の下で、透き通った水がキラキラ光っている。 ここでさらに、不要になったものは洗い流しておきましょう。 この澄み切った水のように・・・。


 そして、霊影入れ替えを終えた私たちは、一皮向けた(!?)状態で、満月を迎えた日にセドナに戻った。