[聖なる旅] 


聖なる旅 



セドナ 編

2006.3.18〜3.29
                                                                                

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3月18日
 家を出る前、パラパラと小さな雨が降っていた。タクシーに乗ると、ラジオで龍馬の話が話題になっていた。(相変わらず素早い龍馬ちゃん。^^) おまけに、絢香ちゃんの「I Believe」まで流れてきて、思わずうるっ。車の中で、感謝のお祈りをした。

 空港に着いて、時計を見ると 8:08なり。う〜ん、今回もいい感じのスタート♪ 早目に着いたので、チェックインスタートを待っていると、私の名前を呼ぶ声が! STS会員のNさん夫妻だった。あら、こんにちは〜! お二人は、これからインドへ出発するらしい。まあ、それも凄い偶然。(^^) チェックインもスムーズに終わって、搭乗口に向かうと再びNさん夫妻の姿が。ほとんど同じくらいの出発だったので、一緒に座ってお話していた。
 Nさん達は、インドの知人の家に付けるために、SP−1を持ってきていた。それも重いのに、ちゃんと手荷物にして。(まあ大変) その知人というのが、以前から聞いていたヒーラーの人。(ハイハーモニーだけで、黄色く濁っていた家全体の水が変わったという。・・・それもヒーラーの人の純粋な思いとパワーが加わったからでしょうね。) わ〜、いよいよSPHWがインドにも入るのですね。すごいなあ〜。お役目ご苦労さまです。 お気を付けて!
 Nさんは、この12年の間に10数回インドに行っているそうだ。(数年前に、東京でのアマチのイベントでもお会いしていた。) それで、インドの話をいろいろ聞いた。ふむふむ、なるほど。やはり、インドへの旅は半端ではないらしい。普通の人が行くところには行かなくて、自分たちで自炊したり、アシュラムに泊まったりもしているそうで、今回も一ヶ月くらいかけて周るそうだ。わ〜、すごいなあ。 その話を聞いて、考えることが・・・・。そう、ペルーの旅が終わる頃は、次の聖なる旅はインドかもと思っていたのに、先にセドナが入ってきた。そうか、そういう意味があったのね。
 (そして、このレポートを書く前に、私は本当にインドに行く必要があるのかどうか、確認させてもらうことになったので、また納得です。^^)

 私たちはコリアンエアーに乗って、まずはソウルまで。シートは、55番だった。そういえば、二人の荷物の合計が55.1kgだったのよね。(一番場所を取っているのが、HWのボトルなもので。^^) 行け行けGO−GO! 楽しい旅になりそう♪
 ソウルに到着して、時計を見ると 10:10なり。(ちょっと完璧すぎ。^^) 空港内は、広くてきれ〜い。ショッピングエリアも広くて、ミニカートがあるので、手荷物も載せてラクラク。3時間ほどあったけど、ゆっくり散策していたので、退屈することもなかった。ハリポタのUNOのトランプを買って、二人で夢中になっていたら、搭乗するのがギリギリになったりして。(へへへ)


 機内は比較的空いていたのでゆったり。飛行機は最新設備が揃っていて、パーソナルテレビが付いていた。しかもチャンネルが多く、映画の種類も全部で数10本!? わ〜い、どれを観ようか迷っちゃう。時間のほうが足りない。(ふふふ) 毛布がパープルカラーというのも気に入った。
 食事は、韓国料理をチョイス。ビビンバ料理に、ワカメスープとお漬物、デザートはライスケーキ。ビビンバは、ご飯と別になっていて、自分で混ぜ混ぜするようになっている。コチジャンも別で、好みに合わせて好きなだけ。もう一つのメニューは、西洋料理だったけど、私はこれにして正解。結構しっかり食べちゃいました。(^^) ちなみに、朝食はお粥をチョイスしてみると椎茸タップリだったので、茸好きの私はうれしい。それに紅白餅のようなものも付いていた。思いっきりアジア人な私。(笑)
 乗務員のお姉さんたちは、みんな色白で品が良くてきれい。きめ細やかなサービスで、感じも良い。アジア系のエアラインは、やっぱり好き。ちなみにトイレは、女性専用というのもあって、壁紙がお花模様で洗面台も広めになっている。座席も、やや広めで身体もきつくなかったし。 映画は、頑張って4本観た。柾至は途中で変えたのも加えると7本。(!) 寝る暇もなく、タップリ楽しんでいた。

 LAには、朝の8:50頃に到着。荷物を出して、ホテルのシャトルバス乗り場を探した。(無料サービスなので、チップだけで良い。) 10分位でホテルマリオットに到着。移動が楽なように、空港の近くを選んでいた。(正解なり!) まだ10時頃で、チェックインタイムではないので、ロビーで待つことになるかなと思っていたら、空いている部屋を選んでくれて入れることになった。まあ、有難い♪ おかげで、お部屋でしばらく寛げることに。

 1時間ぐらいして、MC(柾至のパパ)がバンクーバーから到着。久々の再会で、MCも柾至も喜んでいた。一息ついてから、お出掛けの準備。着いて早々だけど、せっかく久々のLAに一泊するから、柾至にも見せてあげたい。一歳半ぐらいの時に来ているけれど、全然記憶にないので。(当たり前だい! 笑) 
 映画好きの私たちは、やはりハリウッドでしょう。車は明日から借りることにして、LAでは公共機関を使って自分たちの足で周ることを考えていた。ガイドブックで少し下調べはしていたけれど、バスの種類も幾つかあって、路線も複雑だったので、ホテルのカウンターで教えてもらうことに。
 でも、ホテルに泊まる人は、ほとんどが車かタクシーを利用するらしいから、スタッフの人も詳しくは知らなかった。危ないし、時間もかかるから、どうかな〜って感じで言われた。そこでMCは、やめようかと言ったけど、私と柾至は行く気満々だったし、その道中が面白いと思ったので、予定通りに行ってみることに。(珍道中は慣れているので。^^) それで、スタッフの人も、PCを使ってわかる範囲で調べてみてくれて、ガイドブックの路線地図を片手にGO!

 最初の目的地までのバスは、1時間に1本ぐらいらしい。(日本みたいに、正確な時刻表はなかった。) まっ半日あるから、のんびり行こう〜と思ってバス停まで行くと、そのバスが5分以内に来た! 念のため、バスの運転手さん(黒人の逞しい女性)に目的地を確認すると、そこで降りるバスは少ないからラッキーだよと言っていた。 わ〜い、良かった♪ 
 メトロの駅に着いて、地下鉄に乗った。(乗り場は地上にあって、途中から地下を走る) 地下鉄でも、自転車をそのままかついで乗ってOKみたい。オタワには地下鉄がなかったので、新鮮な光景。 何とか方向も間違えてないみたいだし、いい感じ〜。 ローカル機関を利用するのは、やっぱり面白い。 途中の乗り換えもスムーズに、目的地の「ハリウッドハイランド」に到着。思っていたよりも、ずっと早く着いた。やったね!

 駅に降りたところで、アジア系の人に出口を尋ねられた。あら、私たちの方が聞きたかったのに。(笑) 地上に上がって外に出ると、わ〜懐かし〜い。初めてLAに来たのは16年以上も前で、その時はLAの友人に車で連れてきてもらっていた。 
 さ〜てと、ブラブラ散策しようと歩き始めたら、賑やかな音楽と共に団体で歩いてくる人たちが。白バイのポリスマン達も、さっそうと登場。(またカッコイイのだ。^^) 良くみると、道路は途中から封鎖されていて、歩行者天国になっていた。 テレビカメラも一杯出て来たよ。 わ〜、一体何が始まるのかな。
 

 コスチュームを付けた人や、プラカードを持った人たちが、次々に並んで歩いてきている。何かのデモンストレーションみたい。書いている言葉をみると、ブッシュ政権に対する反対運動のようだった。「戦争反対」というようなことも書かれている。途切れることなく、次から次へと歩いてくる。レインボーフラッグや、チェゲバラの顔を描いたものも一杯あった。(^^) 

 地元の人たちもこのことは知っていたようで、見学していたのは、私たちみたいに偶然居合わせた観光客だけではなかった。ほんの数分前まで、人通りも少なくて静かだったのにね。 ある意味とってもラッキーかも。なぜなら、そのデモ行進は、暗く深刻な感じがなくて、LAらしいというか、ハリウッドらしく、お祭りみたいにワイワイと盛り上がっていたのです。(^^)


 そのデモも見学しながら、スターの星型「ウォーク オブ フェイム」をチェック。古い往年のスターから、現代のスターまでいろいろ出て来ましたよ〜。(Kリーブス、ブリトニー、A.バンデラスに、Nキッドマンなどなど) 
 そして、チャイニーズシアターの手形足型も。かなり増えてるね〜。(当然だけど。^^) 知っている人を探すのも面白く、柾至と○○のがあった〜!と教え合っていた。 トムハンクスの足型と比べると、柾至の方が足が大きいなんてことも。(^^) 私は、最後にジョニーデップを見つけて満足♪ さすが人気の的で、写真を撮るのも順番待ち。


 コダックシアターも忘れてはいけません。アカデミー賞授賞式の会場ですから。この階段の前からレッドカーペットが敷かれ、その上をスター達が歩いて来る。う〜想像しただけで、うれしい♪ 
 バビロンコートの門とシンボルの大きな象さん。お約束の写真スポットで、「HOLLYWOOD」のサインもしっかりと。(ふふふ)
 ストリートには、映画のコスチュームを着ている人たちが目立っていた。観光客と一緒に写真を撮って、チップをもらうのがお仕事みたい。スーパーガールのお姉さんと、海賊姿のお兄さんコンビに声を掛けられたので、私たちもパチリ。スターウォーズやスパイダーマン、チャーリーとジャック船長のジョニーデップも、仲良く並んでいたりして。(ふふふ) 




 映画グッズのお店もいっぱい。ここでも、虹色のサイン。とにかく、次から次へと人が集まって、いつのまにか通りは人で埋め尽くされていた。グループに分かれて、ダンスや音楽のパフォーマンスも始まっていて、さらに盛り上がっていた。メインのステージでは演説もあり、言葉は良くわからなかったけれど、やはり戦争に対する抗議のようで、みんなで黙祷を捧げたりもしていた。 (この様子は、ニュースや新聞で紹介されていたそうです。) 
 私たちが着いたと同時に始まっていて、凄いタイミング。お祭り騒ぎだったので、盛り上がって面白かったけれど、その一方でアメリカの国民たちが真剣に考えている姿を知ることが出来た。そう、自分たちの国や家族を守るためにも、一人ひとりが思いと意志を明確に表現して、出来ることをやって行くべきなのですね。 何もかも任せて言いなりになり、支配されたまま動かされるなんて、もうストップさせましょう。

 少し風が冷たくなってきた。あとは、サンタモニカへ行ってみようかな。ハリウッドからは、シティバスに乗って移動。心地良い揺れで、私も柾至もウトウト。(ほとんど熟睡状態。^^) 50分近くかかったから、丁度良かったかも。
 サンタモニカ ピアで降りた。映画「フォレスト・ガンプ」の中で、ガンプが西に向かって走り続け、海に出て東に向きを変えた場所だとか。(ほ〜ほ〜) サンタモニカプレイスのショッピングセンターで、トイレを済ませて、サードストリート プロムナードを散策。通りの両側には、カフェやレストラン、ブティックなどのお洒落で良い感じのお店がズラリ。ここに来ると、アメリカの西海岸らしい雰囲気が味わえる。

 ストリートパフォーマーも、たくさんいる。みんなとってもプロフェッショナル。ラテン系のグループの演奏を、しばらく聴いていた。全身シルバーカラーのおじさんが、通る人にイタズラ。柾至も掴まっていた。(笑) 
 車椅子の男性のパフォーマンスも凄かった。思わず拍手&チップ。明るい笑顔が印象的だった。その昔、アジアの小さな国を訪れたとき、足のない人たちが一杯いて、物乞いをしていた。そのためにわざと足を切断する人も少なくないのだという。そのことを知って、胸が痛くてたまらなかった。国の事情が違うから仕方がないのだけれど、このお兄さんは前向きに、プラスに換えて生きている。そして、勇気と感動も一緒に与えてくれているのだ。そうなるまで、きっといろいろなことを乗り越えてきたはず。 あの笑顔が全てを語っていた。
 

 サックスの音色が聴こえてきた。ガラリと違った雰囲気の曲調で、またお洒落で素敵な男性。夕暮れがかった空にピッタリで、しばらくうっとりと聴き惚れる私。(こう見えても、実はロマンティストなのです。笑) 
 曲が終わったところで、ちょっとお腹も空いてきたので、そのすぐ前にあるフードコートへ。 その中に、お薦めとして紹介されていたお店がある。2階にあるイタリアンの「ウオルフガング・バックカフェ」。値段も手頃で、おいしいと評判らしい。テラスのテーブルに座った。そこからは、サックスのお兄さんの演奏も聴こえてくる。(特等席なり♪) ベジタリアンピザと、スクワッシュのスープ、ハーブフライドポテトと、カリカリのガーリックブレッドを、3人で分けた。ピザは、ローストした野菜にハーブが効いていて、フレッシュな感じ。スープは、昔良く作っていたパンプキンスープを思い出し、自然の甘味で心も癒された。平べったいカリカリパンは、スパイスも程良く効いて、スナックとしてもGOOD! ちょっと病みつきになりそう。(しかも1ドル以下です!) ファーストフード料金で、味は本格的。GOODチョイスで満足♪ 空が赤く染まってきたので、暗くなる前に海を見ようと、ポテトを持ち帰りにして出た。このハーブ味のポテトも、またおいしい。(^^) 


 この時間になると、かなり肌寒くなっていた。セーターとジャケットが欲しいくらい。海の近くまで行ったけど、冷たい風がビュ〜ッと寒かったので、道路沿いから眺めておいた。(前に来たときはここで、カモメ達が飛び交う中、それはそれは美しくて見事な夕日を眺めていたのです。)


 さあ、そろそろホテルに帰らなくっちゃ。バス停もいろいろあって、どこから乗っていいやら。ここはMCに任せて、尋ねてもらうことに。近くのホテルに入って聞いたけど、どうもイマイチわからない感じ。そうなのよね、地元の人でも路線がややこしいから、あまり良くわからないみたい。しばらくグルグルしちゃったけど、バスのドライバーさんに尋ねたりして、何とかホテルに辿り着いた。これまであまりにスムーズだったので、珍道中らしくて良かったのかも。(笑)
 さあ、明日からドライブの旅が始まりますよ〜。飛行機の中でも全然寝ていないまま、一日動いていたので、さすがに眠くてクタ〜ッ。ささっと出発の準備をして、シャワーを浴びて、ようやくベッドの中へ。ふわ〜っ、もう駄目〜おやすみなさ〜い。 ZZZ・・・