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聖なる旅


 カナディアンロッキー編


            
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2005.7.26〜8.7
                          

 7月27日
 部屋の窓から、太陽が射し込んで目が覚めた。しばらくゆっくりした後、彼が仕事をしている間、柾至と二人で散歩に出た。公園では、可愛い鳥さんが現れ、私たちの周りを飛んでくれていた。おはよう〜♪
 お庭の素敵なお家を眺めながら、てくてくお散歩。自分たちのお家を思い出した。ガーデン作りに夢中になっていたあの頃。妖精さん達がたくさん来てくれていたんだろうな・・・。(^^) 1時間ぐらい歩いて、そろそろ戻ろうと思ったとき、お店の看板に「JESUS」の文字を発見! あらっ、こんなところにも。キリストちゃん、何か伝えたいのかな。

 お腹も空いたところで、ブランチタイム。トーストしたメープル味のベーグルに、ピーナッツバター(添加物ゼロで100%ナチュラル・・・日本にないのが残念)を塗り、スライスしたバナナを載せて食べる。(シャスタ合宿中に、みんなでハマった方法) 昨日のスープにマンゴー&葡萄を山盛り。日本では玄米主食の私たちも、ここではカナディアンスタイルを楽しみます。v(^^)v

 午後は、ダウンタウンへ。途中で虹のマークが目に付き、通りかかったお店ではペルーと同じレインボーフラッグまで出てきた! 銀行でチェックを両替。担当してくれたバンクテラーは、目元と話し方がブラピにそっくり。(きゃあ〜♪) 思わず見惚れてしまった私。(^^; 「どれくらいカナダにいるの?」とか、「どこを周るの?」とか話し掛けられ、幸せな一時を過ごしたのでした。(デヘヘ)
 バンクーバーは、アジア系の人たちが多い。西洋人よりも目に付くくらい。通りのあちこちには、「SUSHI」の看板が並んでいる。帰るまでに、カリフォルニアロール食べようかな。 
 インド系のフルーツの安いお店で、明日からのドライブに備えて、マンゴーやチェリー、好物のカンタロペ(オレンジ果肉のメロン)やアップルを仕入れておいた。マンゴーなどは、安い時は1ドルぐらいで、カンタロペも2ドル弱ぐらいで買えるのだ。うれし〜い♪ この機会に、しっかり食べておこうっと。帰り道では、「333」「111」と大きく書かれた数字が目に飛び込んでいた。

 お家に帰って、一休みして夕食を済ませた後、再びお出掛け。この日は、花火があるとの情報をGETしたのだ。わ〜ラッキー! 花火大好きの私。この夏も、どこかで見れたらいいなと思っていたから、うれしい♪ その前に、彼の友達の家に寄る事になった。
 ある理由があって、あまり気が進まなかった私だったが、その友達が私たちに会いたがっているので、顔を見せるだけで良いからとお願いされた。30代ぐらいのカップルだった。彼(レーニン)を見たときに、ちょっと驚いた。誰かに似ているような、あっ・・・! 柾至に耳打ちしたら、頷いていた。

 彼はレーニンに、私たちの写真や昔のビデオなどを見せていたようだった。(きゃあ、そんな恥ずかしい〜!) 私がよくペルーへ行っているという話を聞いた途端、すぐに反応して、次々と質問攻めにあった。その後でレーニンは、ペルーのどこかにアトランティスのメモリーチップが眠っているという話を始めた。(まあ!) レーニンは、エドガーケイシーの本を全部読んでいたのです。私もケイシーの本は、20歳過ぎぐらいに何冊か読んだことがあった。そこから一気に話が盛り上がり、ペルーでどんな体験をしたのかと聞かれたので、HPの写真を見せた。彼に通訳してもらったものの、自分でストレートに話せないことがもどかしかった。それでも、お互いに言葉以上のもので通じているのを感じていた。そうこうしている内に、瞬く間に時間が経ち、花火の時間が近づいていた。(30分ぐらいで帰るつもりだったのにね。^^) 「もっと話したい。」とレーニン。私たちのスケジュールを確認し、食事に招待したいから、帰る前にもう一度来てほしいと言われ、約束して出た。
 予想外のことで私も驚いたけれど、彼を見たときのインスピレーションが正しかったことが、良くわかった。あの時、私の中でキリストさまの顔が浮かんでいたのです。最初は、髪型が似ていたせいかもと思ったのですが、やはりそれだけではなかったのですね。レーニンは、普通の人にはないオーラを放っていたのです。そこで、今朝の「JESUS」のサインが浮かんで納得。さらに、帰ってから気付いたことがあった。「おかあさん、ほら!」とシャツを脱いだ中に、キリストちゃんの顔。何と柾至は今日、私が去年マヌーで見つけた、キリストちゃんの麗しいお顔が描かれたTシャツを着ていたのです。まあ〜! 上にシャツを着ていたから、その時まで気付かなかった。 う〜、キリストちゃん。

 ダウンタウンに着いた頃は、すでに日が暮れていた。花火は、English Bay で打ち上げられる。最初の予定では、早めにビーチに入っておくつもりだった。今からだと車も通れないだろうから、対岸側から観ることに。ところが、そちら側もすでにたくさんの人だかりで、駐車場前の道路も封鎖され、道路脇もびっしり車が停まっている。(みんな考えることは同じなのよね。^^) そうこうしている内に、10時になって花火が上がり始めた。何とかビーチの前まで来たが、それ以降はほとんど進まない。でも、そのおかげで車の中から花火が見えていた。そして、私と柾至だけパッと降りて、ビーチの中へ。それがちょうど最後のフィナーレだったようで、一気に打ち上げられて盛り上がったところだった。空と海に浮かぶ花火が、きれいだった〜。それに、カナディアンの盛り上がりの凄いこと。(拍手と歓声の渦) みんな好きなのね〜。次の日のニュースで、朝から数百人の人たちが、ビーチでスタンバイしていたとのこと。もし予定通りに行っていたら、車を止めるところがなくて、いつまでもグルグルと大変だったかも。その代わりに、おいしいところだけバッチリ見れて、帰りも渋滞に合う前に、そのままダウンタウンを出れたから言うことなし。全て完璧だったのね。何から何まで、ありがとうございました☆


 さあ、明日はいよいよロッキーへと出発。到着した時の不安はどこへやら。何があるか、楽しみになってきた〜♪