聖なるペルーの旅
Page 8
2001.9.27〜10.10
10月 5日 |
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![]() 昨夜は疲れているのに、熱のためかなかなか寝付くことが出来なかった。でも、久しぶりにベッドで眠れることが、とても有難かった。朝は5時過ぎに目が覚め、そのまま時間まで横になっていた。まだ、熱は下がっていなかった。身体もまだ、だるい感じがする。外は雨が降っている。ゆっくりと起きて、出発の準備をして朝食のレストランに入った。ここでようやく、きれいな身なりをした日本人のツアー客と一緒になった。私たちのグループは、誰もいないなと思っていたら、なんと時間を間違えていた。今朝は、柾至の時計を見て起きたのだが、それは日本時間のままだった(時差は13時間)。つまり、1時間早かったのだ。もう少し、ゆっくり横になれたかもしれないのにな・・・。8時半ごろにチェックアウトをして出発。(右は、ホテルのガーデン) ![]()
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帰りのバスには、マチュピチュ名物のグッバイボーイが登場。つづら折りに曲がりくねった道のカーブのところに立ち、私たちに手を振っている。そして次のカーブには、バスが来る前にやってきて、また手を振っている。つまり坂道を駆け下りて、先回りしているのだ。それを何度か繰り返し、坂を下りきったところで、バスに乗ってきて、座席を周ってチップを受け取る。「僕もやりたいな」と柾至。年も同じくらいかもしれない。 アグエスカリエンテスから、クスコへは列車で戻る。その前に、ここでランチ。そのレストランは、リゾートっぽくて、なかなかお洒落な感じ。ビュッフェなので、ついつい食べすぎ(^^; ここでもフォルクローレの演奏があった。列車の時間までに、お土産屋さんの露店へGO! 昨日は疲れすぎて、そんな気にもなれなかったが、この時にはパワーが戻ってきた。今朝まで熱があったなんて、自分でも信じられない。マチュピチュのエネルギーは、やはりハンパじゃないのだ。(笑) ここで、ようやく着替えのTシャツを買うことが出来た。柾至は、欲しかった皮の帽子が見つかって、ご機嫌。それが、日本では信じられないくらいに安く買えてラッキー。 列車の座席は、快適だった。(ここまで来ると、何でも有難く感じてしまう) 列車は、ゆっくり進んでくれるので、景色が良く見れる。窓の外の景色を見ながら、これらの山をずっと歩いて来たんだなと思うと、感慨深い。そして、数時間後、ウルバンバ河が見えてきて、私たちが出発したスタート地点が見えたときは、「あ〜、ここだ〜」とみんなの歓声。ここから始まり、今こうして全員がまた元気に戻って来ることが出来た。心の中で、何度も山の精霊に感謝した。クスコの町に着いたときは、日も暮れて真っ暗だった。窓から見えるクスコの夜景は、キラキラと光っていて、黄金の宝石を散りばめたみたい。まさに黄金の町そのもの。丘の上のキリスト様の像も白く浮かび上がって見え、「おかえり」と迎えてくれているようだった。そこで、列車はスイッチバックして、何度も戻ったりして、逆向きに走っていた。坂になっているので、調整する必要があってのことらしいが、それをうまく利用して、クスコの夜景が良く見えるように、車内の電気を消して、おまけにフォルクローレまで流している。この演出が見事にはまっていて、「なかなかやってくれる〜」って感じで、みんなで写真を撮りまくり、車内は盛り上がっていた。お迎えのバスに乗り、私たちのホテル・エルドラドに戻ると・・・なんとフロントには、昨夜レストランで会った老夫婦がいた! クスコには、他にもたくさんホテルがあるのに。しかもこのタイミング!相変わらず、宇宙はやってくれます♪
一息ついたところで、広場のレストランへ。今日は、ベジタリアンのお店。私たちが座ったテーブルの真ん中には、大きなクオーツの原石がドーンと置いてあった。注文したシリアルスープは、西洋の雑炊みたいで、味付けもあっさりの野菜タップリでうれしい♪ ピザのネーミングも、マザーアースとかパチャママ(大地の神)とか、私たちにピッタリって感じ。食事の後には、アマゾンに備えて残りの着替えを買っておいた。これでひと安心。「苦行は、もう終わったね(笑)」と、Y.I さん。明日からは、ジャングルロッジでのんびりと自然を楽しむつもりでいた。そう、この時には、アマゾンで何が起こるかなど、全く予想がつかなかったのだ。(何も知らないのは、幸せだったのかも・・^^) |