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聖なるペルーの旅 5


〜 一つの完結を迎えた旅 〜





2005.9.3〜2005.9.20

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9月11日
 5時前に目が覚めた。良く眠れたし、爽やかなお目覚め♪ 6時頃、バルコニーに出てみたら、和ちゃんがお庭を散歩しているのが見えた。 わ〜、和ちゃんも早いね〜。(朝の澄み切った気は、一日のエネルギー源にもなるから、出来るだけ早起きするに限ります。^^) 山の上から、朝日が昇り始めた。あ〜、きれいだなあ〜。朝日に照らし出された美しい谷。 聖なる谷の日の出も観れて、しあわせ〜♪


 時間がまだタップリあったので、私もお庭をお散歩。裏庭の石の上に座って、鳥の鳴き声を聴きながら、日記を書いていた。しばらくしたら、テラちゃんとリカちゃんが、バルコニーに出て来た。 お〜い、おはよう〜! 
 お庭を眺めながらの朝食。ルーディとドライバーさんがお隣にいた。今日の朝食も、とっても豪華。フレンチトーストや、好みに合わせて作ってくれるオムレツも。フレッシュなフルーツもタップリで、何から何まで爽やか〜。 本当に幸せだにゃあ〜♪


 出発時間になり、ロビーに行くと、クイチが誰かとお話していた。(クイチは、朝早くクスコから到着。ご苦労さま。^^) 私たちに気付いて、紹介してくれた。このホテルのマネージャーだった。クイチによると、日本人の女の子の可愛さに感激しているとか。(きゃっ) それで、マチュピチュから帰った後も、ここに戻ってきてほしいと言われたそうだ。(私もそうしたいけど。笑) 昨日の夜、テラちゃんとリカちゃんが、ホテルのメッセージノートに、イラスト付きで書き残していた。それも見て、すごく喜んでくれたみたい。(良かったね♪) 今度またペルーに帰ってくる時は、必ずここに来ますね。 精霊さんたちにも約束して、聖なる谷を出発した。

 オリャンタイタンボへと向かう道で、バスの前を羊やロバさん達が集団で歩いていた。小さな男の子と女の子が誘導していて、まるでペーターとハイジみたいだった。(うふっ)
 神殿に入る前に、インカの古道をゆっくりと散策。タイムスリップしたみたい。(唯一オリジナルのまま残っているのだそうです。) 山の上には、僧侶たちが断食をして瞑想をするための場所がある。あんな崖を登るだけでも大変そうだけど、当時の人のパワーは並外れていますね。


 ここで、恒例のお宅訪問。(^^) 石造りのお家の入り口には、レインボーフラッグでお出迎え。(うふっ) お家の中には、いくつかの祭壇が作られていて、キリストちゃんの写真もあり、ご先祖さまの骨がそのまま置かれていたり。(お、おっと) その横には、ベイビーアルパカちゃんのミイラも。(わぉ〜っ。ラパスのウイッチストリートで売っているのを見たことがあったけど。)
 下には、穀物と一緒にエケコちゃんも発見。 お〜っ! エケコちゃんを、初めて目にしたのは太宰府参道のお店。アンデスの福の神との説明があったものの、現地ではまだ目にしたことがなかったし、タバコをくわえたおじさんが、お金から何から一杯ぶら下げていたので、何か怪しい〜と思っていた私。(笑) でもクイチによると、アイマラ族の大事な神様の一人で、現実的に必要なものを運んでくれると言われているとのこと。(まあまあ、本当だったのね。^^)


 子供たちが、ベッドの中に入って、きゃっきゃっしながら遊んでいるのが可愛かった。(^^) ギミーピッグもたくさん飼っている。今でも、筒で息を吹きながら、竈でご飯を作っていたりして、日本昔話みたい。(^^) 
 奥さんから、みんなに小さなラブラブ人形を付けてもらった。私は去年、クスコのマーケットでオマケとして貰っていて、バッグに付けていた。これでみんな揃ったし、やっぱり今年はラブラブがテーマなのよね。 しっかり、愛の神殿に入る前の準備にもなっているみたい。(ふふふ)

 その愛の神殿の前に来た。(今年から、ラブラブテンプルと呼ぶことに。^^) まずは、水の神殿でお清め。チャクラをきれいにして、昨日カルロスのところで買った石や、日本から持ってきたものを、水に浸けて浄化。 (私は五十鈴ちゃん。)
 そして、聖なる小川に入る。ここで、きれいにエネルギーをクレンジングしながら、解放させる。ふ〜っ、何度やっても刺激的。(笑) 目を閉じて、ゆっくり呼吸をして、トーニングしながらすると、集中しやすい。(こんな時に、心の中でマントラを唱えたり、シンボルを描くのも効果的。^^) それもみんなで揃ってしたら、よりパワフルになってきて、数分後には、すっかりクリア出来た。 ふ〜っ、やったね! 気持ち良〜い、最高〜♪ ブラボ〜! イエ〜イ! その後は寝転がって、大地のエネルギーと一体になりながら、さらに浸透させた。 足元から、背中からジンジン。 ん〜、いい感じ♪


 それでは、そろそろ行きましょうか。・・・と登り始めたところで、走ってきたのがブラウリオ。あら〜っ♪ 姿が見えなかったので、今年はもう会えないのかなと思っていたけど。風が、私たちの匂いを運んで知らせてくれたのかしら。(ふふふ) 髪も伸びていて、また一回り大きくなったみたいね。よしよし。(^^)
 長く大変そうに見える石段も、しっかり準備したおかげで、足が軽くて楽に登れる。(有難い。^^) その途中で、バッタリ会ったのが何とルーベン。(あらまあ、またすごい偶然!) 彼は、今年からガイドもしているそうだ。 みんな、この一年でどんどん進んでいるのね♪ ちなみに、昨日のイチの試験はバッチリだったようです。よかった、よかった。v(^^)v


 山の精霊さんに御挨拶。相変わらず横顔がシブイ!(笑) 今年も来ましたよ〜。新しいファミリーも、よろしくね。
 音が響く小窓の中でトーニングして、第三の耳を活性化させる。(内なる声が、ちゃんと聴こえるようにね) ゲートで、祈りと宣言をして、神殿の中へ。


 石の椅子で瞑想。ピンクガーネットの入った石は、ひと山越えたところから運ばれてきたもので、何も道具がなかった当時は、メンタルなパワーと高次のパワーで動かしていたという。そう、私たちにも、その無限のパワーが眠っている。それを、これからどんどん目覚めさせていきましょうね。

 クイチは、ここでの自分の過去生の記憶と、オリャンタイタンボの愛の伝説を話してくれた。「この神殿では、ハートにフォーカスすること。ここには無条件の愛のエネルギーがある。まずは自分のハートを開いて受け取ること。そして、愛が流れ込むことを、自分に許すこと。・・・」
 今日も、ここではお約束のハートのブラウスを着て、その上に昨日買った編み編みポンチョを選んでいた。(色は、第三の目のインディゴブルー) テラちゃんは昨日、ハートチャクラに位置しているペンダントを買って,この日に付けていた。赤いお花のようなデザインで、まさにハートオープンって感じで、またまたピッタリ♪  
 6枚岩の前へ出た。 その中には、ピューマの頭やサーペントが描かれた岩もある。それぞれに必要と感じるパワーの岩の前に立ち、第三の目と両手のチャクラから、エネルギーを入れてインプットさせていった。(私は、虹の光の同胞団のシンボルの前へ)
 そして、風の洗礼を。ベロニカ山の氷河から吹いてくる風で、全身のオーラを清める。山に向かって立ち、両手を広げて祈りを捧げた。そして、みんなで笛を吹いた。(昨日買った笛は、山全体に響き渡るくらいの音が出て、バイブレーションが凄かった! 細胞にまでビンビン響いてくる感じ。)すると、いつものように勢いよく風が吹いてきて、私たちの全身を通り抜けた。必要のなくなったものを、吹き飛ばしてもらった感じ。 気持ち良〜い♪ 風の精霊さんもありがとう〜。(イエ〜イ)


 子供たちが唄い始め、私たちの手を取って一緒に踊ろうと誘った。 またまた祝福のダンス♪ (ふふふ) 男の子たちは、最後にクイチと握手してから、いつまでも握ったままで、その手をなかなか離そうとしなかったのが可愛かった。(離れたくなかったのね。^^) 
 6枚岩の上にある神殿へ。ここにはボルテックスがあり、祭壇になっていた場所。6枚岩は、それを守るために造られていた。その背後には、砦が造られていて、ぐるっと散策。ここまで周ったのは初めて。古いプレインカの時代のもの。確かに、造りが違う。ほ〜ほ〜、こんなところが、まだあったなんて、また新発見。誰かが、ハートマークを書いていた。(またまたラブラブ〜♪)


 広場のレストランでランチを済ませて、高原列車へ。乗る前に、日本からのお守りとカードを、ブラウリオに渡した。元気でね! 両親も大切に・・・。(言うまでもなかったかな。^^)

 天と地を繋ぐウルバンバ川沿いに走る景色を、静かに眺めながら、胸が高鳴ってくるのを感じていた。インカトレールの出発点が見えた。柾至たちは、またあの山々を歩いたんだろうな・・・。途中、ブリッジのところでしばらく止まった。アグエスカリエンテスからの列車と、すれ違った。もしかして・・・!?
 駅に到着。ドキドキしながら、改札を出ると・・・! 私たちに気づき、ベンチから立ち上がって歩いてきた。 日焼けして浅黒くなっていて、ポンチョを着ていたので、別人のように見えた。でも、それ以上に、リマで別れた時とは、何かが大きく変わっているのが感じられた。ハグしようと思ったけど、出来なかった。一瞬、距離感のようなものを感じた・・・。 
 この8日間、一度も連絡を取らなかった。私たちのホテルは知らせていたが、何もないということは大丈夫だと思っていたから。(それに、チバイでメッセージも受け取っていたしね。^^) エハン達は、少し前に出た列車に乗って行ったという。やっぱり、あの列車が!
 事前に相談したわけではなかった。それぞれに立てていたプランの中で、全くの偶然で、この日のこの時間が作られていた。彼らは、この後アマゾンに行くので、柾至と合流するには、この日しかなかった。(それもマチュピチュ!) その偶然を信じて、参加させることにしたのだった。(出発日も全く同じだったしね。) そのことに気付いた時は鳥肌ものだったけど、まったく宇宙の完璧なプランは、計り知れずですね。(^^) 

 彼は、知らない人が見たら、ほとんど現地の人のようになっていた。(実際にスペイン語で、普通にペラペラ話し掛けられていた。笑) 元気でいてくれたこと、それが何よりだった。唯一、クスコから送られてくるはずの彼の荷物が、手違いで送られていなかったそうだ。私たちが乗った列車で届いているはずだから、泊まっていたホテルに取りに行くことに。 彼は自分一人で行くといったが、クイチ達が一緒に行ってくれることになった。 ・・・でもそのホテルには届いていなかったので、クスコで受け取ることに。 今夜のお宿は小さかったので、そのほうが良いかもね。その間の着替えは、何とかすることにして。
 いっぱい聞きたいこと、話したいことがあったけど、今はまだそんな雰囲気ではなかった。ここまで共に旅をした仲間たちと、一人で別れた寂しさを感じているように思った。 落ち着くまで、しばらくそっとしておこう。

 夕方になって、みんなと一緒に温泉へ。アグエスカリエンテスの温泉街を通って、渓谷の中へ。秘境の地という言葉がピッタリ。 壁に、大きなレインボーが描かれているのが、目に飛び込んできた。わ〜っ! うれしいな〜♪ ここも来る度に、新しくなっている。バーでは、ボブマーリイの曲も流れていた。(^^) 
 プールの底が砂になっているのも良いよね。足元からも、大地のエネルギーがビンビン入ってくるし、大自然から湧き出た源泉が細胞に浸透してくる。お湯もぬるめなので、長〜く入れる。(ここでも、最低一時間ぐらいは入っている。) 例のクイチスポットは、さっきからず〜っと若いお兄ちゃんが、陣取っていて動かない。あの気持ち良さを味わうと、動きたくなくなるのよね。でも、そろそろ交替してくれると有難いけどなあ。(^^)
 温泉の中を歩いたり、チャプチャプしたり、頭からスッポリ入ったり。(目を開けても痛くないのです。^^) しばらくして、ようやく空いたところでダッシュ。みんなで順番に、背中を付けて、ベースチャクラからクラウンに向けて、クンダリーニアップ。宇宙の中を漂っている感覚。シャーリーマクレーンが、ここで幽体離脱したのもわかる〜。
 最後の締めは、やっぱりピューマの禊でしょう。(^^) 頭から冷水のシャワー。お〜スッキリ! これで、明日の準備は完璧ね☆