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聖なるペルーの旅 5


〜 一つの完結を迎えた旅 〜






2005.9.3〜2005.9.20

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9月 5日
 5時半に起きて準備。このホテルの朝食には、珍しいマカのシリアルなどがあり、フレンチトーストは、このホテルがベストワンだった。 フルーツも一杯あったし、フレッシュな気分で朝のスタート♪


 ホテルを出発して、ナスカ空港へ。最初のプランでは、イカに泊まることになっていたが、朝の便に乗ったほうが、待ち時間が少なくて早く乗れるということで、昨日の内にナスカまで来ていた。 これがまた大正解! 風も穏やかで、お空も快晴。 フライトには、文句なしの最高のコンディション♪(自然界の神々さまに感謝)

 待っている間、スタッフのナンシーさんと雑談したりして、2機に別れての出発。何気なく時計を見たら、10:10なり。(ふふふ) 私はパイロットさんのお隣になった。ヘッドフォンで耳をカバーし(爆音のため)、ビデオカメラをしっかり構えて、やる気満々でスタート。ナスカバレーの上空を飛び、早速見えてきましたナスカライン。最初にお出ましになったのは、クジラさん。 お〜っ! クジラは、シリウスとの深い繋がりがあると言われ、母なる海のお父さん的存在。ある時、宇宙との一体感を思い出させてくれた。 クジラさ〜ん、と手を振る私。次の瞬間、セスナは大きく旋回。お〜っ!? このフライトは、両側の座席からも見れるように、パイロットさんが説明してくれながら、「右側OK? 左側OK?」という感じで、右に左にと旋回しながら飛ぶのでした。カメラ撮影は他のメンバーにお任せして、意気揚々とビデオカメラを構えていた私。 しばらく頑張っていたものの、どこを撮っているのかわからなくなり、目が回りそうになってきた。(笑) 地上絵は、上空からしか見れないぐらい大きくて、中には地球から離れた衛星でしか見れないものもあるそうだ。

 アマゾンで会ったモンキーやオウム、マチュピチュのハミングバードに、この後で待ってくれているであろうコンドル、バリではお家のお守りになっているトカゲさん(クイチによると永遠の若さの象徴でもあるのだとか。^^)、サンフランシスコで会ったペリカンさんなどなど、続々と姿を現した。(この頃には、ビデオカメラの撮影は諦めています。笑) そして、待っていましたアストロナッツ(宇宙飛行士)!
 今回、私をナスカに呼んでくれたのは、このアストロナッツくん。今年もツアーをすることになり、前半はノースペルーに行こうと思っていたら、クイチからナスカを薦められた。「ナスカラインは宇宙の神秘を表している。一度は、その目で見ておいたほうがいい。」 それまで、ナスカにはあまり関心がなかったし、場所が離れていたから、一緒に周るのは難しいと思っていた。そこで改めて、ナスカの地上絵の写真を見ていたら、動物たちの絵が私に語りかけてくるように感じた。そして、片手を上げて、にっこりポーズをしているアストロナッツくんの登場! 「おいでよ、おいでよ。待ってるよ〜。」 あら〜、呼ばれちゃった。  これで決定!(^^)

 その後で、DVDを整理していたら、その前の年ぐらいに録画したまま、まだ観ていなかった番組があったことに気付いた。それが、ナスカの地上絵を紹介していたものだったのです。 地上絵の謎については、いろいろな説がある。線は太陽・月・星の軌道を表し、絵はナスカ文化の神だった星座を意味しているというものも。ペルーには鳥人説があるが(絵や織物に残されている)、その番組の中では鳥人のミイラが発見されたことを紹介していた。身に付けていた衣装は、鮮やかな鳥の羽で作られていた。見事にそのまま残っていたが、その美しいこと。 動物は、神様からの御使いの役割をしてくれることがあるけれど、その中でも特に、天と地を繋ぐ鳥さんには、日頃からお世話になっていた。そのミイラの鳥人は、シャーマン的な役割をしていたようだった。このナスカの空を飛びながら・・・。

 この時点で、私の中で納得することがあったので、それ以上に過去のことを追求するのは止めた。メッセンジャーになってくれたアストロナッツくんにも、ちゃんと会えてうれしかった♪ ありがとうね〜。(写真は、ともちゃんがしっかり撮ってくれていました。^^) これでもう、ナスカで思い残すことなし。(^^) セスナはアマゾン行きで慣れていたはずなのに、繰り返す旋回飛行には正直マイッタ。(^^; それでも、何とか最後まで持ってくれてホッ。降りてヘロヘロになった私は、待っていたクイチにそのまま傾れ込んだのでした。(笑)
 
 お土産売りのおじさんや、空港前の売店で、地上絵が描かれた石やポストカードをGET。写真はポストカードがあるので、ここまで来たなら肉眼でしっかり見て、心に焼き付けたほうがいいみたい。(^^) ナスカのTシャツは、デザインが良くてお薦め。Tシャツ全体に、地上絵が描かれたものもあって、色も鮮やか。(他では見なかったので、ここで買うのが正解。) まとめて買ったら、かなり安くしてくれた。その中で探していたのが、アストロナッツくんの絵があるもの。 ちゃんと出て来ました〜。一人大きく描かれたものが! サイズも、柾至にピッタリのものがあった。私の代わりに着てもらうことにしよう。(^^) 一緒に日本に帰ろうね。 るんるん♪  >実は、このレポートを書いていた日に、柾至はそのTシャツを着ていたのでした。(さすがアストロナッツくん。やってくれます。^^) 
 最後に、飛行証明書のようなものを貰って、ナスカを出発。
 ・・・この数日後、ナスカに砂嵐がきて、地上絵が全て覆い隠されたとのニュースがあった! そう、遠路はるばる来ても、必ず見れるという保証はないのですね。 自然界の神々さま、ありがとうございました☆ それに、地上絵はどんどん消えかかっていて、いつまで見れるかわからないとも言われているとのこと。やはり今、来るべきだったのよね。 呼んで頂いて感謝です。

 この後は、アレキパへの大移動。再び砂漠の中を、ぐんぐん走っていく。青い海も見えてきた。今日は晴れているので、真っ青に白い波で輝いて見える。きれいだな〜。海を見ると、心が洗われる感じ〜♪
 

 途中で、空全体が雲に覆われた。それもどこか神秘的。またしばらくすると、青空が広がったり、ゴツゴツした岩山が出てきたりと、様々な景色を楽しませてくれている。赤い頭の黒い大きな鳥が現れ、バスの横を飛んでいた。「コンドルが待っているよ〜」 わ〜い、ありがとう〜♪
 周りには何もないので、この旅ではお初のインカトイレ。風が気持ち良〜い。自然に返る私たち。この開放感は、一度味わうと病みつきになります。(笑) 
 

 小さな町によって、ランチタイム。アボガドの入ったベジタブルサンドイッチは、ボリュームもあっておいしかった♪ 子供たちが、指人形を売りにきた。すでに、かなり揃えていた私だったけど、ウサギさんを見つけて、また幾つか買った。(^^) 売りに来たのは、幼い兄弟だった。困っている人達に何かをしたいと思った時、ただお金を渡すよりも、自分で働いて手にする歓びを知るチャンスを与えてあげたほうが良いと思っている。以前、クイチも言っていた。こうしてペルーに来るだけで、すでにこの国を助けていることになっていると。だから、特に必要のないものを買ったとしても、無駄にはなっていないのですね。


 バスの中で、しばらくクイチとお話していた。その時、クイチが読んでいたのは、ヨガナンダとクリシュナとイエス様のことが書かれた本だった。(まあ!) 今朝ホテルで朝食を取っていた時、ある人から「ヨガナンダに似ている。」と声を掛けられたとのこと。(そう言われれば・・・^^) そのあと、ナスカで私たちを待っている間に、彼はたくさんのインスピレーションを受け取ったそうだ。その一つが、旅をすること。もっとオープンになって、これからどんどん外に出て行きたい。特に興味があるのがインド、エジプト、トルコ・・・。HPも更新しないままストップしていたから、新しく作り換えたいし、書きかけている本も仕上げたいとか・・・。新しい意欲が出てきたようです。(パチパチ) 
 それにしても、 ヨガナンダに、クリシュナ(ヴィシュヌの生まれ変わり)にキリストちゃんとは、また凄い。おまけにインドだなんて・・・。一緒に旅しているから、シンクロするのは当然なのでしょう、 彼にとっても、聖なる旅になっているのよね。(うふふ)


 アレキパに着いたのは、9時頃だった。広場の周囲は、金色に輝いていた。 わ〜感激〜 とうとう来たよ〜♪ あれが、あのカテドラルかな・・・。 明日、ゆっくり御挨拶させて頂きますね。空を見上げると、星がキラキラきれいだった。
 チェックインを済ませたところで、ドライバーさんともお別れ。長い長いドライブ、ご苦労さまでした。お手伝いしていた息子さんは、柾至より少し上ぐらいかな。 チップと一緒に、日本から持ってきた小さなお土産(カードやお守りなど)を渡した。これからも、お父さんをヘルプしてあげてね。この親子にも、神のご加護がありますように。


 早くも、今回の旅のハイライトになるアレキパに到着。 う〜、ワクワクする〜♪
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