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聖なるペルーの旅 5


〜 一つの完結を迎えた旅 〜





2005.9.3〜2005.9.20

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9月 17日
 昨夜は、ぐっすり眠った。お部屋の窓からは、きれいな朝日が見えていた。クイチは、朝早くに最後のリカちゃんのセッションを終えて、出発したようだ。今回もハ−ドスケジュールの中、お世話になりました。(^^)
 今日はまず、ウイッチストリートを散策することになっていた。でも昨夜ベッドに入る前に、その前にすることがあると感じたので、私と柾至は後で合流することにした。みんなは、ルーディの案内で出発し、私たちは時間節約のために、タクシーに乗って広場へ向かった。
 目的は、サンフランシスコ寺院。やはり、ここで最後の御挨拶をしておきたかった。ホテルが前とは離れていたので、マーケットを周っていたら、時間がなくなると思ったから。
 中に入ると、美しい歌声の賛美歌が流れ、またミサが始まっていた。(!) この教会も、初めて訪れた時からそう。(いつも光が降り注いでいました。去年のレポート) 時間を合わせたわけではないのに、いつも礼拝が始まったところなのだ。 足元に月、頭上には太陽の後輪を持つマリアさま、ハートに指を指したイエスさま・・・ゆっくり一通り回って、御挨拶を済ませた後、席について一緒にお祈りをさせて頂いた。この旅を導いて下さったことに、心から感謝します。これからも、レインボーファミリー達の魂の旅を、お見守りください。私は、これからも聖なる道を歩むことを誓います。
 そして、神父さんから、聖水に浸したホーリーブレッドを頂くことに。今回の旅は、必ず最後に頂くようになっていた。イエスさまの御霊を分けて頂いているかのように。本当に有難いことでした。最後の最後まで、ありがとうございました☆


 教会の前の広場は、いつもたくさんの人が集まって賑やかだ。靴磨きの若いお兄ちゃんから、声を掛けられ、磨いてもらうことにした。マチュピチュから戻ったクスコでも、してもらったので今回は2回目だ。(私の靴は黒だったので、汚れが目立つのです〜) そのすぐ後で、小さな男の子がきて、私の方をじっと見ていた。 彼も靴磨きをしているのだ。まだ8歳から10歳ぐらいだろうか・・・。あ〜もうちょっと早く来ていたら、お願いしていたのに。ごめんね〜。
 しばらくして、お客さんを見つけた。(良かった〜) 小さな手で、一生懸命磨いている。その手つきは、もうプロだった。その様子を眺めながら、胸が熱くなっていた。でも同情したり、憐れむことはしないようにした。この子は大丈夫。今は苦労しているようでも、ちゃんと自分で人生を生きていくことが出来る。そう信じることにした。まだ小さいのに、その子は口を固く結び、意志の強い目をしていた。その顔は、今でもはっきりと思い出せるくらい、私の印象に残っている。(写真下右 赤いジャンパーの男の子)

 昨日コパカバーナを出る前に、大袋のお菓子を買っていた。(コパカバーナ名物のポップコーンみたいなお菓子) バスの中で食べようと思ったけど、結局二人とも手を付けないままだった。それで、今日ここに持ってきたら、誰かにあげれるかなと思って、持ってきていた。その男の子に「これ食べる?」と差し出したら、うつむいたまま「シー」と言って頷いた。 良かった・・・何かしてあげたいと思っても、この子にはプライドがあるのを感じたから、傷つけたくはないと思った。(おやつぐらいなら良いよね。^^) すると、私の靴を磨いてくれた若いお兄ちゃんが、「あれ、僕にちょうだいよ。」と言うので、「この子のほうが、ずっと小さいでしょう。」と言うと(言ったつもり。^^)、その意味がわかったみたいで、ニッコリ笑った。このお兄ちゃんも、明るくて面白い子だった。そして、私たちが行くのを、手を振って笑顔で見送ってくれた。


 ウイッチストリートに行くと、散策しているみんなの姿が見えた。プーノは標高3800m以上、ここラパスも3600m以上あって坂道だけど、もうすっかり大丈夫なのだ。強くなったのね〜。(パチパチ)

 え〜っと、あのお姉さんのお店は・・・と歩いていると、そのお姉さんが向かいのお店から出てきてバッタリ。「あ〜!」(またこれが素晴らしいタイミングで。^^)  3回目なので、さすがに憶えてくれていた。「Baby は?」と聞くと、向かいのお店の前から出てきた。わ〜可愛い、大きくなったね♪ (あの時は、おんぶしていた。当時の写真) お姉さんとも、2002年の旅からだもんね。 最後にまた会えてうれしいな。ここに来るなら、やっぱりお姉さんのところで買わなくっちゃ。(それに、ちゃんと会えるようになっているし。^^) 
 そこに、ともちゃんやテラちゃん達も来た。このお姉さんのお店のことは話していたけど、その時はいなかったので、お店を見つけることが出来なかったそうだ。プレゼント用に、コンドルの像を二体買うことに。いつものように、レインボー巻き巻きもサービスで付けてくれた。そこで、ワイルーラのブレスレットやチョーカータイプのものを発見! ワイルーラも、イエローのものがあったりして珍しい。あら、これは初めて見る。おまけに、セイボの精霊からの贈り物だった、白い数珠のものまで登場。さらに、柾至に似合いそうな黒と茶色の同じくシードで出来ているものも。また一杯おまけしてくれた。(^^) 子供達も元気に育っていて、ますます幸せそうなお姉さん。またまた豊かさを、お裾分けしてもらったのでした♪

 まだ少し時間があったのでブラブラしていたら、レインボーカラーのポンチョを見つけた。アルパカのセータータイプではなくて、本格的な織物のポンチョ。柾至が買ったポンチョを見て、いいなあ〜と思っていたのだ。厚手のしっかり織られたもので、色もサイズもピッタリで言うことなし。 お値段はそれなりにしたけど、記念に買うには最適なものだった。最後のインカの旅には相応しいかもと、早速着て歩くことに。(^^)
 次に、別のお店でチェゲバラのTシャツが目に留まった。クスコでも見つけて、柾至に買っていたけど、私も自分のが欲しくなった。そのお店に入って選んでいたら、流れていた曲に、レインボーの言葉が・・・! 耳を済ませると、「Love is like a rainbow・・・」と繰り返している。 あら素敵♪ 一緒に入っていたテラちゃん、ともちゃんと聞き入っていた。CDを見せてもらうと、唄っているのは WHAM風の男性デュオ。曲の感じも良く似ていて、ちょっとロマンティック。でも残念ながら、そのCDはお店には売られていなかった。もう一回掛けてくれたので、ビデオに録画。(^^)
 ・・・その時、名前を控えていたともちゃんが、日本に帰ってから探して取り寄せて、私にも一枚プレゼントしてくれたのです〜。きゃあ〜うれしい♪ ありがとう〜! その曲は、お店を出た後も、ずっと頭の中で流れて残っていて、レインボーファミリーのテーマ曲にしたいくらいに気に入っていたから。それも、チェゲバラのおかげかも。チェゲバラを意識したのは、去年の旅から帰ってからのこと。「モーターサイクルダイアリーズ」を観ると、南米を旅をしていた時に、マチュピチュを訪れ、アマゾンでしばらく過ごしていた。その旅が、後の彼の革命運動を起こすきっかけとなったという。その映画を観てからも、ずっとチェゲバラのシンクロが続いていた。(・・・この旅から帰った後は、二人で彼の革命運動の映画もを観ることに。^^) チェゲバラちゃんも、ありがとう〜♪

 最後に寄ったブティックで、素敵なセーターをセールでゲット。(ボリビア製のセーターは、品質が良いのです。) 教会に行っていたので、ほとんど時間がないと思っていたら、しっかり短時間で必要なものが手に入ったのでした。(^^)
 ランチは、「Dumb(ダンボ)」へ。このお店は、3年前に初めて入った時に気に入って、もう一度来たいと思っていたレストラン。地元では人気で、いつも一杯。特に種類が豊富なデザートが有名。ディズニーのダンボがキャラクターだけあって、アメリカのファミレス風。 軽くサンドイッチにしたけど、ボリュームがあって半分がやっとだった。デザートは別腹と思い、二人でロールケーキとプリンを頼んだけど、それも二人で半分がやっとで、みんなに回して食べてもらった。前回とは大違い。やっぱり、この間に身体も変わっているのね。
 店内で「ハッピーバースデー」の曲が流れてきた。どうやら、お誕生日のお祝いをしているみたい。ケーキを囲んで、家族でお祝いしている。(おめでとう〜♪) 私も幸せ気分に。(^^)
 

 ホテルに戻って、現地のガイドさんと合流し、ティワナク遺跡へ出発。その途中の雲も凄かった。標高が高いから、お空が近くて迫力があるのだ。さすが現地の専任ガイドさんだけあって、説明が詳しくて丁寧だった。(メモが追いつかなかったけど。^^;) 博物館には、おそらくプレインカのものとしては、一番大きい6mの巨像(モノトリート)も観れた。一端移動して、ティワナクの小さな町の奥にあるプーマプンク遺跡へ。ここには、宮殿があったそうだ。当時のまま手を付けていないと思われる、巨石がゴロゴロ。


 再び、ティワナクに戻って、まずはポンセちゃんに御挨拶。ポンセちゃんに祈ると、その時に必要な答えを示してくれる。(去年もお世話になりました。) 光を送っていたら、一瞬ダイヤモンドのように強い光を放った。わっ! さすがポンセちゃん。早速、答えてくれた。v(^^)v

 太陽の門であるビラコチャの前へ。ガイドさんの説明では、ビラコチャ神は、宇宙を象徴とした神であり、太陽と人と大地を繋ぐ神だと言っていた。(&創造神でもあり、水を司る神でもあるのです!) 
 6月21日(日本では夏至)に、太陽からこのゲートを通って、太陽の道が出来る。(!) その日は、NewYearとして、儀式が行われてきた。(・・・実は、このレポートを書いているのは、その6月21日の前日なのです! 本当は、もっと早く終わらせたかったけど、予定より遅れてしまっていた。でも、それもベストな流れだったのですね。このページをアップするのは21日になりそうだから。改めて、ビラコチャにも感謝☆)


 当時は、ピラミッドの石を使って、教会や橋を作っていた。階段の数は7つ。7は、聖なる数であり、7つのレベルのピラミッドを表している。その中は大切な場所として、神官たちしか入ることが許されなかった。 ・・・2005年は7の年であり、完結の意味もあると思っていた。だから、この旅でペル−の旅も完結するのだと。そして、この旅は7人でスタートした。7は、言うまでもなくレインボーの数。ここでまた、答えが示されました〜。(^^)
 顔の像がある半地下神殿へ。この階段も、見事に7段だった。私の顔の像にも、最後の御挨拶をしておいた。去年は、ここで悲しい過去を思い出して、ちょっと辛かったけど、今年は大丈夫。過去の全てを光で包み込んで、新しい光に換えることが出来たから。そのために、また戻ってきた。ありがとう、そしてまたね・・・☆  神殿のドアの奥から見守ってくれていた、ポンセちゃんにも感謝の光を送った。

 最後に、ピラミッドの丘の上へ。真ん中が大きく窪んでいる。そこは、ファウンテンになっていたという。この場所は・・・・。3年前に初めて訪れた時、この丘の上にある石に触れたとき、過去生を思い出していた。(当時のレポート) 今は、その石はロープで囲まれて、直接触れられないようになっていた。そう、この丘がピラミッドだったのだ。 ここで、ゆっくり最後に瞑想することにした。
 太陽(天)と大地、その間に私たち人間が存在している。だから、私たちは自らの内内で、天と地を繋ぐことで、真の自分を活かすことが出来る。 生命が最大限に活かせるようになるのです。・・・レポートを書いている数日前に心に浮かんできた、天地観音菩薩さまのことが、いま再び浮かんできた。目立たないところで、天と地を繋ぐ役割を果たされている。数年前に、その観音さまが入っていると、ある人を通して伝えられていた。私にも、そのお手伝いをさせようとしているのだと。 微力ではありますが、どうか私を御使いください・・・。当時と同じことを、いま再び誓った。


 このピラミッドの丘は、ブラックやグリーンの小石が混ざった土で覆われて、太陽の光が射すと、キラキラ光ってきれいだった。風が吹き、雲が早いスピードで動いていた。青い空が、厚い雲によって瞬く間に変化した。それも反対側の空だけ。凄い空だった。去年、最後に訪れたシユスタニ遺跡での不思議な空と似ていた。 天は、必ずこうして答えてくれるのですね。(写真左 太陽の門でビラコチャの周りにいる鳥人の形に似ているのです。)
 この丘の上からは、遺跡が一望に見渡せる。この素晴らしい景色、この素晴らしい空を、ビデオにも収めたかったが、ティワナクに入ったところでバッテリーがなくなっていた。(写真は大丈夫) マチュピチュと同じ現象! ということは、またここにも帰って来れるということなのよね。今は、胸の中に刻めておきましょう。 また、いつの日か帰れる日まで・・・。 


 聖なる旅の最後の神殿ティワナクに別れを告げて出発。最も美しい山と言われている 6088mのワイナポトシの山と、ボリビア連山が見えていた。ここでも雲が凄いなあ。 その反対側にはティティカカ湖。 厚い雲の下で、光り輝いている。何て美しく、神秘的な光景。ティティカカ湖に眠る光の神殿からの輝きのよう・・・。


 日が暮れ始めた。夕日も、素晴らしくきれい。すごくパワフル! 太陽神の目のよう。インカの神々さま、ありがとうございました☆




 ラパスの空港に到着。早く着いたので、チェックインまで充分に時間があった。夕食を食べることになったけれど、私は胃からお腹にかけて苦しかったので、パスして座って待つことにした。喉も、まだ少し苦しかった。(旅の間は、ずっとハスキーヴォイスだった私。^^) 今まで、胃が苦しくなるということは、ほとんどなかった。第3チャクラ・・・この旅の最後のテーマ。「自信・信頼・勇気」 確かに、それぞれに必要なことですね。
 あまり動くことが出来ずに、手で押さえて休んでいた。 ルーディが、カモミールティーを持って来てくれて、その優しさに一息つけた。(ありがとう〜) 食事を終えたみんなが戻ってきて、リカちゃんの提案で、ともちゃんテラちゃんの3人で、私にヒーリングをしてくれることになった。(まあまあ♪) 3人一緒に、私の頭や肩に手を当ててくれた。そのうち第3チャクラに当てていた私の手が、どんどん熱くなり、3人の手も身体も熱くなっていた。あ〜極楽極楽。気持ち良かった〜♪ 今年の旅で、それぞれとリングで繋がるという意味があったから、私の身体がすぐに反応していた。 その分、後半はみんな元気だったから何より。 私も最後に、ヒーリングしてもらうことになって、癒される心地良さも体験出来たしね。(ふふふ) 

 ルーディとも、ここでお別れ。彼らとの旅は4年続いた。私の要求にも、いつも快く応えて協力してくれていた。ペルーの聖なる旅は、彼らなしでは成り立たなかった。ありがとう、私たちレインボーファミリーの大切なガイド&ガーディアン。私も遠い日本の空から、お祈りしますね。 これからもずっとずっと、神の御加護がありますように・・・☆

 インカの旅を終えて、リマに到着。荷物を出して、お迎えのユーリのところへ・・・と思ったら、荷物が出てこない! あらっ!? それも、私たちだけではなくて、ほとんどの人の荷物が出て来なかった。まあ、最後の最後にね。乗客たちは、スタッフのところに集まってワイワイ。う〜ん、スペイン語なのでサッパリ。何とか英語を話す人が出てきて、手続きらしきものをして、とりあえず外へ。夜も遅い時間だったし、後のことはユーリがケアしてくれるということでホテルへ。荷物はないものの、必要なものはホテルにあるので、今夜はお休み。さてさて、これには何の意味があり、どういうことになるのか・・・お楽しみに♪
 (参加者レポートは、次ページに)