[ペルーの旅 2001]  [2002] [2003] [2004]  [Page 1]  [聖なる旅]





聖なるペルーの旅 5


〜 一つの完結を迎えた旅 〜





2005.9.3〜2005.9.20

                                             Page 10

参加者レポート
<あきちゃん>
マチュピチュ編
 とっても楽しみにしていたマチュピチュ・・・
朝から曇っていたけれど、マチュピチュに入るとパラパラ雨が降ってきました。クイチは「神の祝福!」とにっこりしていましたが、私にはあまり余裕がありませんでした。高所恐怖症の私には、マチュピチュはとっても怖い所だったからです^^;風が強くて飛ばされそうだし、寒くて体は震えるし、なんとかついて行くのがやっとでした。雲の流れが速く霧も出ていて、ワイナピチュが見えては隠れ・・・まるで夢の中にいるようでした。
 ワイナピチュを最初に見たとき、あんな尖った山にいったいどうやったら登れるんだろう?と思いました。私に登れるのか自信はなかったけれど、ここでやめたら絶対後悔するのは分かっていました。
頂上目指して登ったときは目の前の岩に必死でそれほど怖くなかったけれど、帰りのことを思うととてもユウウツでした。(イヤでも見下ろしてしまうので)
頂上付近で岩に這いつくばるように登るところがあって、絶対無理!と思って動けなくなったけれど、何とか最後まで登ることができ、バンザイで写真を撮ってもらうこともできました! みんなに感謝です♪


 『高いところが怖いのはなぜか?』ということと正面から向き合ったとき、なぜかは分からないけれど周りの人が信用できないと思っている自分に気付きました。前世でそんなことがあったのかなぁ、でも今はもう違うんだよって自分に言ってみました。
すると、単に感覚が麻痺しただけかもしれませんが、帰りは思ったより怖くなくて、張り出した岩に座って気持ち良いなぁと思ったほどでした。そしてあれ以来、高いところが前ほど苦痛ではなくなりました。うれしいっ^^
 


<ともちゃん>
 9/9(クスコ)
朝起きたらノド痛...。声は何とか出せるけど、かすれた感じ。昨年のペルー旅でもノド痛が起きたことを思い出しました(聖なる谷で)。集合時間近くなったのでホテルのロビーに行くと、Miyukiさんもノド痛になられていて、エクシオンテープをノドに張ってみたらちょっと楽になったと教えていただきました(ありがとうございます♪)。そこで私も張ってみたところ、だんだん楽になってきました(見えると恥ずかしいしクスコは寒かったので、上からマフラーを巻いて隠していました。のどが痛いときにもエクシオンテープオススメです^^)前年のノド痛と同じく浄化の一種だったんだろうなと思います。相変わらず浄化しっぱなしですね、私って...(^^;) (それと、浄化とは別だと思いますが、なぜかクスコに入ってから右足の付け根付近が時々軽くしびれたような感覚を覚えるようになりました。この感覚は、確かボリビアに入るくらいまで続いていたような...一体何だったんでしょう??)
さてさて、クスコといえばサクサイワマン!!大好きなサクサイワマンへ再び帰れて、元気になりました。後でともちんに聞いたら、ともちんもサクサイワマンで元気になって、この遺跡が大好きということでした。テラちゃんとあきちゃんはサクサイワマンで涙されていて、おふたりも昔ここに居たことがあるんだろうなぁと思いました。そういう私も多分居たんだと思います(昨年この遺跡で、ここに居たときに味わったと思われる感情が出てきたので)。

 再誕の儀式、昨年はあっという間に終わった気がしていましたが、今年は意外と長かったんだなぁと感じました。昨年は「今までの自分からの再誕生」という気持ちでトンネルに入ったので、早く出たくてしょうがなくて、外に出るのが楽しみでワクワク!だったのです。よっぽど自分のことが好きじゃなかったんだなぁ、私(^^;)。おかげさまで、昨年(2004年)旅から帰国してからは、前よりも自分のことが好きになれました。今年はクイチから「生んでくれたお母さんに感謝して通りましょう」と言われて、ただただ母に感謝しながらの再誕の儀式でした。今回もトンネルから出たら気分爽快♪ますます元気になりました。
その後、ケンコー、プカプカラ、タンボマチャイと遺跡を巡ったのですが、タンボマチャイで瞑想した後みんなで笛を吹いたら、まわりの小鳥たちがさえずり返してくれたのがとても嬉しかったです(^^)

夜は久々に再会した昨年のドライバーさんルーベンも加わってディスコへ。行ってみると、まだ開店していなくて、開店まで待つ間クスコのマーケットに行くことになりました。このマーケットは昨年泊まったホテル(今年のホテルはアルマス広場付近なんですが、昨年はアルマス広場からちょっと離れたピューマの噴水近くのホテルだったんです)の目の前にあって、お気に入りになった場所。みんなで各々マフラーやポンチョなど調達しました(クスコの夜はとても冷えていたので...)♪そろそろ開店時間が近づき、マーケットを出たところ、ピューマの噴水の前辺りで車に乗り込もうとしている素敵な新郎新婦さんが!昨年もマリッジカーを見たり結婚式に出くわしたりして嬉しかったのですが、今年も輝く笑顔のラブラブな新郎新婦さんを見ることが出来て嬉しかったです(しあわせのおすそ分けをしてもらった気分になりました)♪それからディスコへと向かったのですが、朝からのノド痛も少し残っていたしマーケットへの往復が私にとってはすごく寒くて堪えてしまった(日中の遺跡巡り&マーケットのお買い物でテンションを上げすぎていた反動もあったのかな?)為ちょっとお疲れモードになってしまい、あまり踊らずにその場の雰囲気を楽しみました。
そして、ディスコから帰ると右のハナからハナ水が...寒かったからなぁ...(もしかしてまた浄化)!?

9/10(クスコ〜聖なる谷)
ハナ、ノドは昨日よりちょっと回復。朝、ピサックヘ向かう前にコリカンチャへ。コリカンチャも大好きなところ。書いていて感じますが、つまるところ私はクスコ・クスコ周辺の遺跡が大好きなのですね!コリカンチャでは昨年訪れたときには無かった大きな宇宙の絵があったりして、コリカンチャもだんだん進化し続けているなぁ、と感じました。クイチに世界の中心の井戸の説明をしてもらったのですが、何となくは分かったものの私の語学力不足から理解できない単語があって、自分で自分にもどかしさを感じました。クイチは大学で試験を受けるため、クスコでいったん別れることに。昨年も忙しい仕事の合間を縫ってガイドしてくれたクイチ。今回もありがとうございます。
ピサック市場の入り口で、おなじみカルロスのお店へ。ここで、可愛い小鳥の形の笛を見つけ、みんなで買いました。ルーディーは鳥の笛を集めていて、私はルーディーオススメの小鳥にしました(^^)その後カルロスからみんなにペルーオパールとクリスタルのプレゼントが!!!ありがとうございます♪(その夜ホテルでクリスタルを眺めていたら、うっすら虹が入っていることに気付きました^^) ピサック市場ではお土産用の綿パンツや自分用のセーター、ポンチョ、アクセサリーなどを購入しました。ピンク色がとても気になったので、綿パンツ・セーター・ポンチョはピンク色で揃えてみました。

今年の聖なる谷のホテルは、昨年のソネスタとは違ってカーサアンディーナでした。ここがまた、素敵なところでした!!美しい山々を背にしていて、その景色を見てロード・オブ・ザ・リングを思い出しました。敷地は広々としていて、お部屋にはポットが...。日本のホテルでは当たり前のポットですが、ペルーのホテルでは無くて当たり前のポット。同室のともちんと、ポットがあったことで感動したのでした。おまけにここにはバスタブまであり、久々に湯船に浸かってゆっくりくつろぐことが出来ました(ポットとバスタブがこんなに嬉しいなんて、やっぱり私は日本人だよなぁ、と感じました^^)ちなみに、ホテルのお部屋でテレビをつけたら、スペイン語を話す(たしかスペイン語吹き替えだったような?)美しいレゴラス様が...偶然ロード・オブ・ザ・リングが放映されていたのです!!シンクロみたいでビックリでした☆
夜はMiyukiさんのお部屋で回路を開くアチューメントの伝授があって、この旅の意味、マスターの心構えなどについてのお話がありました。Miyukiさんに『この旅で買い物をするということはペルーの生活に貢献することにもなっている』と教えていただき、丁度思い当たる出来事があったばかりだったので「市場ではまけてもらうことばかり考えていたなぁ...」と大いに反省しました。
その出来事とはマーケットでアクセサリーを買ったときに起こったことです。蝶モチーフのアクセサリーが欲しいなぁと何となく思った私は、何件かのお店を見てまわり、ちょっと大き目の蝶のペンダントトップを見つけました。「なかなか色合いは好きだけどちょっと大きいなぁ...」と思いつつも、試しにいくらなのかお店のお姉さんに聞いてみました。値段を聞いて、ちょっと高いなぁと思った私はまけてもらえないか聞いてみると、少しまけてくれて、そのトップに合うチェーンは無いか聞いたら探してきてくれて、セットでもうちょっとまけてくれる、という話になりました。チェーンは綺麗だったのですがちょっとゴージャスすぎなのでは...と感じつつも、お姉さんが一生懸命だったし今更引けない感じになっていてセットにして買いました。その後またぶらぶら他のお店を見ていたら、さっき買ったのよりちょっと控えめでもっと好きな感じの蝶のペンダントトップが!さっきのよりも安かったけど、もう残金が足りません。それで、駄目もとでセットで買ったお店に戻って、「これって返せませんか...」と聞いてみたのです。すると血相を変えたお姉さんはじゃあもうちょっとまけるから、でも返品は絶対に駄目!と必死に言われて「あぁぁ...じゃあもういいですよ、このままもらっていきますよ...(あぁぁ失敗した...)」というお互いに後味の悪〜い感じになったのでした。
なので、Miyukiさんのお話を聞いてとても痛かったです。生活がかかっていたからあんなに一生懸命だったのに、私はまけてもらった上に日本でなら返品できるのになぁ〜と思ってしまっていました(お店のお姉さんごめんなさい><)。それと、最初に『ちょっと大きすぎるしこれは違うのでは?』と感じたのに、『でも蝶のアクセサリーが欲しいしこれ以外は無いかもしれない、買い物の時間も限られているし...』と自分の直感を信用しなかった私。痛い思いをしながらも、勉強になった1日でした。

9/11(聖なる谷〜アグアカリエンテス)
聖なる谷の素敵なホテルを後にして、オリャンタイタンボへ。クイチもクスコから駆けつけてくれて、有難いなぁと思いました。オリヤンタイタンボではハートを開く儀式と、遺跡にある草むらに大の字で寝転がって瞑想した(?)のがとっても気持ちよかったです(出来ればもう少し寝転がっていたい...と思った程でした^^)帰国後に読んだ越智恵子さんの著書の中で、地面に寝転がるのは大地と繋がって大地(地球)にアースすることになるので良いことだ、と言うようなことが書いてありました。どおりで気持ちよかった訳ですね!

なぞの6枚岩の前では、昨年であったイタリア人の素敵な3人組のことを思い出して1年の速さを感じました。「今年の旅はペルー・ボリビアを完結させる旅にする、でも今年の旅はまた新しい旅だから、なるべく昨年と比較とかはしたくない、新鮮な気持ちでいたい...」と思って参加したつもりだったのに、こうして思い返してみると、比較はしてないつもりだけど色々懐かしく思い出してましたねぇ...。この遺跡ではクイチのゴッドチャイルドのブラウリオが昨年に続いて現れてくれたり、またルーベンとばったり(?)会ったりもしました。
午後はインカレイルで、いよいよアグアカリエンテスへ!駅ではMiyukiさんの息子さんと合流してメンバーは8人になりました。アグアカリエンテスといえば...昨年泊まったホテルは夜お湯が出なくなり、フロントに誰も居なくてシャワーが浴びられない日が有りました。それで、今年は違うところだといいなぁ〜と淡い期待をしていたのですが...同じホテルでした(^^;) それでも懐かしさもあり、まぁ楽しもう!と気持ちを切り替えることにしました。
昨年は体調不良のため足湯となったアグアカリエンテスの温泉ですが、今年はちゃんと入れてクイチスポットにも立てました♪クイチスポットは、底の砂(ここの温泉の底は砂になっているのです!)がじんわり温かくて気持ちよくて、ここの底からお湯が沸いてきているのかもなぁ、と思いました。目をあけて潜ると良い、と教えてもらったのでやってみたり、みんなで輪になってその中心にひとりずつ入ってみんなでヒーリングしたり、楽しいひとときでした(^^)英語が堪能で明るいリカちゃんは温泉で現地の人たちと交流していて、素晴らしい〜と思いました☆

9/12(マチュピチュ)
昨年の体験がちょっと強烈だったので、遺跡を出るときは出来れば2度と来たくない、もしまた行くならおばあちゃんになってからでいいや...と思った程だったマチュピチュ。でもこのままだとトラウマになってしまいそうだったので、あえてリベンジを誓って!?今年も参加したのです(マチュピチュ&ワイナピチュへのリベンジとアレキパに呼ばれている気がしていたことが、今年も参加を決めた最大要因でした)。
昨年の教訓から(?)マチュピチュ入り前は体調を整えて臨んだので、今年は割りと余裕を持って遺跡を回れて、登山も元気に出来ました!リベンジ成功です♪
しかし、「ともかく元気に登山したい!」と張り切って列の前のほうにいて、登りも下りも割りとホイホイ進んだ私は、列の後ろのほうのメンバーへの気遣いが出来ていませんでした。りかちゃんはほかのメンバーのことも気遣って、下るときには手を貸してあげたりしていました。後から私は自分のことだけで頭がいっぱいだったなぁ...と反省しました。
 
マチュピチュでのある儀式のときクイチが笛を吹いていたのですが、その笛が昨年私がルーディーにワイナピチュでサポートしてもらったお礼にプレゼントしていた霧島神宮の鳩笛!(クイチはルーディーのお兄さんなので^^)地球の裏側、しかも世界遺産のマチュピチュで元気に活躍してくれている鳩笛との再会に感激しました。
ちょっと小雨交じりのお天気だったのですが幻想的で、遺跡内では鳥が間近に現れてくれたりしました。私はこの遺跡の感覚を覚えていたくて、マチュピチュでは通る所の壁の石を触りながら通っていきました。
 
マチュピチュでのただひとつの心残りは、まともな写真が1枚も撮れなかった(携帯のカメラで2枚だけ写したけれど、小雨混じりでで暗かったので激しくピンぼけた画像に...^^;)こと。遺跡に入ってまず1枚撮ろうとしたら、なんとデジカメがバッテリー切れになってしまったのです(><)登山用にいつもとは違うリュックに道具を移し変えていて、そのときメモリースティックの予備はちゃんと入れておいたのに、予備の電池を入れるのは忘れてた!よりによって...。ここは「自分の目でしっかりみて、心に焼き付けろと言うことかな」と気持ちを切り替えたものの、やはりちょっぴり残念でした(昨年はカメラはバッチリでしたが私の気分が悪くて、少ししか写真が撮れなかったのです)。今回写真を撮らせてもらえなかったと言うことは、もしかしていつかまたここに来る事になるのかな〜(^^;)!?
 
夜、ホテルで恐れていた出来事が...お・お湯が出ない〜!!確か去年は2泊とも満足にお湯が出なくて、初日は気付いたのが夜更け過ぎていたせいかフロントには誰もおらず、シャワーお預け。翌日も出なくて、ダウンしていたりかちんと私にかわってMihoちゃんがフロントに行ってがんばってくれたおかげでお湯が出たのでした(Mihoちゃんによると、なんと屋上?のボイラータンクのお湯がなくなると湯が出なくなるようで、フロントの人がボイラー室に行って点火してくれたんだそうです)。その出来事を思い出し、お願い誰か居て〜と思いながらダッシュでフロントへ。運良く(?)若いお兄ちゃんおねえちゃん(って、従業員さんたちと思われますが)たちが数名談笑されていたので、スペイン語会話帳を駆使(?)して「お湯が出ません」と訴えると、すぐに上のボイラーを点けてくれて、10分後くらいにはお湯が出ました(ホッ^^)昨年はフロントのおじさんにお願いしたのにお湯が出るまで1時間以上かかったらしく(私はダウンしていてお湯が出る直前に起きてMihoちゃんに事の顛末を教えてもらったのです)、改めて昨年奔走してくれたMihoちゃんに感謝しました(おかげで今年はお湯が出ないと発覚後すぐに対処できたので☆ありがとうMihoちゃん!!)。