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聖なるペルーの旅 4


〜 完全なる統合へ向けて 〜




2004.9.14〜2004.10.1
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参加者レポート
<ともちゃん>
9月14日 
 早朝家を出て、朝日の光を拝みながらまず佐賀駅バスセンターへ。母に送ってもらったのですが、途中ふと空を見ると…朝日の光を受けて輝く、小さな天使の片羽型の雲が!あまりにも綺麗な羽の形で、母とふたりでびっくり☆(デジカメを車のトランクに入れていて撮影出来なくて残念ですが、私と母の胸にはしっかり焼き付いています)雲はその後、私たちが気付いたのを確認したかのようにすぐ消えていきました。その時、この旅を見守ってくれている何か大きな存在がいるんだ、と確信し、ありがたく、とてもうれしく感じました(感動的でした!)。
 その後佐賀から福岡空港へ向かい、Miyukiさん、Mihoちゃんと合流して羽田へ。途中機内で、後ろの席の方がカメラを取り出して窓の外(私は窓側の席だった)を撮影したり、「綺麗だよね」などと言われているのに気が付きました。それで、私も窓から下を覗くと、そこには綺麗に整った形の山が。遂に生富士山を見ることが出来たのです(以前新幹線で静岡を通ったりした時は夜で暗くて見えなかった)!日本人たるもの、一度は富士山を拝みたいと思っていたので嬉しくて、パチリと撮影しました♪こうして旅の記念すべく一枚目の写真は富士山となったのです。
 旅から帰って振り返ってみると、ペルー旅の写真一枚目が富士山だというのは、何だかこの旅の私にとっての意味みたいなものを暗示していたようでなりません。というのも、私はこの旅で日本人としてのアイデンティティーを得たからです。アマゾンやクスコ、マチュピチュにいた時も、私のこころの中のどこかには常に日本がありました。(以前は普段日本人としての意識が希薄だった私です。以前香港に行き、「あぁ私は日本人だな〜」と意識はしたものの、今回感じたのとは全く違っていました。この旅で、私は日本に生まれることを選んで来たんだ、と何故か理由は分からなかったけれど、頭ではなくこころで感じたのです。)
 羽田から成田に移動後、もうひとりのメンバーりかちんと合流。初対面だったけど、ヒューストンまでの長旅で隣の席になり、彼女の明るいキャラクターもあってすぐに打ち解け、楽しくおしゃべりなどしているうちにヒューストンに到着。
 ヒューストンでは、売店でかわいすぎるピンクの子豚のぬいぐるみを発見〜!実は、私は豚さん好き(特に子豚)なのです。この後ペルーで、豚さんを色々なところにて目撃することになるのですが(豚が出るたび皆にともちゃん!豚だよ〜と言われてました。クイチによると確か豚は家族と豊かさの象徴で良い、とか♪)、この子豚ちゃんが暗示していたのかも!帰りにまたヒューストンに寄るのでその時連れて帰ろうと、密かに計画したのでした☆
 その後リマへ向かい、無事到着。実は私は飛行機が苦手なのです(地に足がついている方が安心で好きなので、鉄道派でした)。が、今回はMiyukiさん達と一緒の聖なる旅で最初から信頼し安心していたので、飛行機もへっちゃらでした♪リマへは深夜到着でしたがユーリ達が暖かく迎えてくれ、異国情緒豊かな夜景に感激しつつも、当時はペルーへ来たゾ!という実感は薄く「これは夢の中じゃなくて本当に現実なのだろうか?」などとも思っていた私なのでした〜(^_^;)
 ところで、ペルーへ旅立つ4、5日前、ネットで世界の現在の現地時刻&天気・気温が分かるサイトを見付けて、ペルーを見てみました。
すると、現地時刻が3:33でした。ヒューストンでも3:33でこの旅のキーワードは333?と思いました。(帰国後、333の意味は『アセンデッド・マスターが側にいます』という意味だと知り、深く納得!やはり私達はずっと見守られていたのですね☆)
 
9月15日 
 リマのホテルの素敵な朝食(特にフルーツが最高!)を満喫し、食後の散歩で写真など撮りながら、徐々にペルーにやって来たのだという実感が湧いてきました。国内線でリマからクスコへ飛び、ルーディ達と合流し、いよいよクイチとご対面!初めてお会いするクイチはとてもジェントルメンで、とても柔らかく優しくお話される方でした。
 りかちん&私はクスコは初めてで、ここは標高が高いから初日は体をゆっくり休めた方が良い、というクイチの心遣いで(ありがとうございます!)、まずはちょこっとクスコの街を散策♪リマは近代的な町並みでそれはそれで面白かったけれど、私は断然クスコの町並みの方が好きだと発覚。スペイン風の町並みはとても美しく、Mihoちゃんやりかちんは相当気に入ったようで、ふたりでこの街に移住したいねと言っていました(^^)それでも何故か私は、私は日本に住むよ...それでふたりの所に遊びに行くから、と言っていました。(今思えば、この辺りから既にこころに日本有り...ホームシックとか言うのとはまた別の次元で☆)クスコの中心アルマス広場へ向かう途中、コリカンチャ(太陽の神殿)が見えてきました。コリカンチャには特別惹かれるものがある...と感じていた私は、生コリカンチャに大感激!ペルーに来ましたよ〜〜〜と更に実感。
 アルマス広場付近に国際電話できるお店があり、自宅の両親にTEL。両親は安心してくれたようで、話せて良かった〜と思いました(^^)その後、一旦ホテルに戻り、ホテルのフロントで100ドルをペルーのお金“ソル(スペイン語で「太陽」お金の単位が太陽なんて、ペルーは素敵な国です^^)”に両替してみると...なんと333ソルになって戻ってきました!また出た333!リマの空港やアルマス広場付近など、他に両替するところは幾つかあったのに私はその気にならなかったり時間がなかったりして、結局ホテルで両替することになったのにも意味があったのだなぁ、と思いビックリでした!!

 夜になり、4人で再びアルマス広場へ繰り出しました。クスコの夜景はそれは美しく、また幻想的でした。MiyukiさんとMihoちゃんがガイドブックで「インカグリル」という良さそうなお店を見付けたよ(おふたりのチェックに感謝です^^)、と話されていたら、目の前にインカグリルが!シンクロ☆
 インカグリルにて美味しくてとんでもなくボリューム満点な(しかもリーズナブル♪)食事を頂いていると、中二階で生バンドのフォルクローレ演奏が始まり、ペルーが「ウェルカム!」と言ってくれているようで嬉しかったです。バンドのCDを席まで売りに来られたので、即購入。フォルクローレ好きな母のお土産に決定(^^)Miyukiさん曰く、毎年旅の最初に出会ったバンドのCDが当たりなCD(とても良い演奏のCD)だから、これもきっとそう、とのこと♪(実際当たりでした^^)
 それからホテルに戻ると、りかちんはすぐに爆睡。Mihoちゃんは標高が高いせいかダウン。私は大丈夫みたいと思い、割と元気な自分が嬉しくて、みんなの分も水を買おうとホテルのロビーの売店へ。片言の英語とスペイン語で無事水を買い(もちろんHW持参でしたがそれでも水は必要でした)、みんなの役に立てた自分が嬉しいなぁ〜と思っていたら、午後十時くらいになんだか具合が悪くなってきました。きっと調子に乗りすぎたのです...(私の悪い癖^^;)気分が悪い自分をだましだまししながら、就寝したのでした。

<みほちゃん>
9月14日・15日
 当日は去年の二の舞にならないようにと思いながらも、数日前から家の用事や目の病院に行ったりと出かけることが多くなってきて、結局準備は後回しになり、睡眠時間も少ないままにバタバタと家を出ました。駅までゆっくりだけど自分の力でスーツケースを押して行ったのですが、それが今回の旅を現しているのかなと思いました。道の途中に普段は見ない大きなトラックが止まっていて、その荷台の後ろに描かれているのはなんと風にはためいているレインボーフラッグでした!ちゃんと見守られていることを最初にしっかり見せてもらえました。それを筆頭に、思えばたくさんのサインを見せてもらっていたのです。
Tomoちゃんは私がまだ電車に乗っている時に空港に着いていて、予約をしていてくれました。空港で会ったMiyukiさんは足が痛そうで引きずっていて明らかに大変そう。そのせいか身の引き締まる思いがしたのを覚えています。(笑) それは「私がしっかりしなければ」という思いでした。全ては偶然じゃなくて、去年が8人で今年が4人なのも、去年は私はどちらかと言うとふわふわとみんなの周りにいたという風であったことや、今年はそうでないんだと思い始めたことも。(今回はここから何かに芽生えようとしている私^^;) Miyukiさんは痩せられていましたが、きっとこれから受け取るためだと思いました。(人のことは見えても自分のことは…)
成田でRikaちゃんに合流した時は、私は初対面の人と打ち解けるのに時間がかかる方なので、顔見せ程度といった感じでしたが、若いのにとてもしっかりしているというか、自分にないものを持っているなあと感じていました。時間がたっぷりあったので、手続きを済ませてからも両替をしに行って成田はこんなに広いのかと感心したり(なにせ去年は海外旅行初めて2人組で買い物をしていたらみんなとはぐれて迷い、乗り遅れそうになり「入口」から飛行機に乗るまでダッシュで駆け抜けたので。走る私たちに無線機を持ったスチュワーデスさんはどこ行きか呼び止め、チケットを見せたのが懐かしくもあり…笑)、ビデオのためし撮りをしてみたり…。
飛行機に乗ると、Miyukiさんはいろんな健康グッズを次から次にバックから出していました。(ように見えた。)よく短い時間で準備したなあととても感心しました。一方私はこの時点で忘れ物をすでにしていたし、服の準備も間違ったかもとすでに後悔していまいた。日焼けを意識しすぎて薄い長袖の服を選んで買ってきていました。(この後悔はすぐに的中してしまいました。)それに、行く前にTomoちゃんにメールで聞かれるままに去年の体験から伝えていたのも、自分の中で大丈夫かと不安になってきました。知っている情報をどう伝えるか、学びの途中でTomoちゃんにも伝えたことがかえって迷惑をかけてしまったと思います。m(__)m

乗り換えのヒューストンでは去年立ち寄ったお店がクローズになっていたし、通路すら閉鎖されていました。それはまるで去年と今年は全く違うことを象徴しているかのよう…。それでも、その近くのテーブルに座ると去年の思い出が…。TomoちゃんRikaちゃんはお店を見たいらしく、席を立ちました。この時点で私は去年と今年の旅行のハザマで戸惑っていました。行くところは同じなのにこんなにも違うということが受け入れられずにいて、Miyukiさんにそれを少し言ってみたりしましたが、Miyukiさんも大変な状態だしあたりまえですが、この気持ちは自分で何とかしなければと思いました。
乗り換えのゲート付近に来てびっくり。なんともきれいにリニューアルされて立派な空港になっていたことに気づくのでした。帰りは見て回りたいねーとか言いながら。(帰りはちょっと違った形で見て回りましたね。(^_-))ヒューストン行きの飛行機の中で会ったペルー人のご夫妻もこのリマ行きの飛行機に乗り込まれていて、私たちを見つけてご主人が「あ〜いたのね」とか日本語でしゃべっていて、思わず「日本語うま〜い」と言うと「すぐ日本語が出るねー」とおっしゃっていましたよねー。(笑)リマ行きの飛行機の中で見た雲の隙間から差し込む光は虹色に輝いていました☆飛行機からリマの夜景が見えてきたとき、また来れた感動に震えてしまいました。飛行機が着いた時は喜びに涙していました。
ユーリに再会できたのも自分の中では感動していました。無事ホテルに着き、これから三人でホテル生活ね。頑張りましょう。とは言え、翌朝去年の旅ではほとんどいつも最後に起きていた私が一番に目覚め(しかも遅い時間)2人が起きる気配がなかった時はやはり戸惑うのでした。(2人にしてみれば長いフライトで当たり前です)しばらく寝起きの番組じゃないけど、ビデオを撮ったりして過ごし、時間も押してきたと思われるところで起こすことに。食事の時、Miyukiさんに「今回はおねーちゃんだから」と言われたことで、「そうよね」と自覚が出来たのと同時に「おねーちゃんって、何をしたらいいの?!」と頭で考え混乱している自分がいました。何せ、日本ではしっかり者の姉のいる次女で育ってきたから「おねーちゃん」は初挑戦だったので。自分のことですら、「つたない姉、どうなるの?!」と一番不安のつのった朝でもありました。
クスコに着くとやはり空気が違う。薄いのだけど澄んでいるせいか、こちらも清々しい気持ちになる。ルーディたちが待ってくれていました。街並みは相変わらずあの大好きなちょっと砂埃のする土色、レンガにペンキを塗っただけの壁にさらに落書きがされていたりする。市内に近づくと精巧な石畳が多くなり、車で走っていても歴史を感じる…。ホテルに着くとクイチが入口で立っていて、本当に待っていたという感じでした。やはりクイチは偉大だ〜。目の前の広場にはすごい滝のようになっている構造物があり、インカっぽい!かっこいいわ〜。滝に打たれ清められました。ルーディが電話のできるところに連れて行ってくれたのでしてみると母が出て「今?!ご飯食べよった。電話やけんあんたかと思った。」と母らしいのんびりした声が返って来ました。日本の朝が伝わってきて、なんだかとても懐かしくなるのでした。(いつもは思わないのにね!(^^))この辺で私はスーツケースの鍵を無くしたと思って、探し回っていました。Tomoちゃんも心配して探してくれて…。結局なんのことはないドラえもんポケットに入っていたんですが。異国ではただでさえ浮つきやすいので、注意しないとですね。(おっちょこちょいはこれでも去年より減りました。(^_^;))

食事をした「インカグリル」は話をしていたらその店の前にいたという…!「え、ここ?!」ってびっくり。もう入るしかない!店内のディスプレイが、あらゆる日本にはない珍しい食材で飾られていたのでビデオに撮っていたらお店の人が来て説明してくれました。もちろんなんと言っているかわからず「シィ、シィ」と言うのがやっとだったけど、こちらの人は親切。お店の入口の位置が広場を挟んでカテドラルが丁度見えるところでついでに2階で演奏している人も見えて、温かみのある光と広場と演奏にしばしうっとり。食事も堪能しました。ついでにCDも買えて、祝福されていたとあらためて思いました。(そのCDは最近もよく聴いていて、曲がまろやかで、宝物です!)