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聖なるペルーの旅 4


〜 完全なる統合へ向けて 〜




2004.9.14〜2004.10.1

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 9月29日〜10月1日 
 最後のパッキングも、何とか完了。(お土産用に用意した大きなズタ袋も、パンパンです。^^) 近くのカテドラル教会へ。アルマス広場に面して立っている、この教会はプーノの町の中心になっていた。礼拝堂の中は、白ベースに赤がポイントになっていた。(教会によって、それぞれ趣が違う。) ここも素敵だわ〜。右側の壁に、美しい衣を身に着けたイエスさま発見! 右手を上げ、優しく微笑んでいる。私の心が蕩けそう〜。 その微笑みだけで、もう充分。他には何も要らない。そう言いたくなるほど。(^^) 旅の終わりを、祝福してくれているのですね。最後に、こんなに美しいお顔のイエスさまに会えるなんて・・・もう感激です。(うるっ) 写真に収めようとしても、やはり写らない。はい、私の胸にしっかり刻んでおきます。(^^)
 中央の祭壇でお祈り。イエスさま、マリアさま、本当に、ここまでありがとうございました。おかげさまで、素晴らしい旅を終えることが出来ました。最後まで見守り、導いて下さったことに、心から感謝します☆


  立ち上がり、ゆっくり振り返ったところで・・・!! 入り口の扉を見て、呆然。その扉のところには、レッドクロスが映し出されていたのです。旅の始まりから、レッドクロスは守護のシンボルとして、私の目の前に現れていた。特に、身体のことで、まだ多少の不安を感じていた、旅の前半では次々と。 このレッドクロスを見る度に、もう心配することはない、大丈夫なんだよと、伝えられているのを感じていた。そして、マチュピチュから戻った頃からは、自然と目にする機会がなくなっていた。(リハビリ完了!)
 
 何とか、ギリギリ一週間前に退院させてもらったものの、出発までに終えたかった仕事と準備で、これまで以上に忙しい時間を過ごしていた。身体のことを気遣う暇がなく、エネルギーを出し切った状態での出発。とにかく空港まで行って、飛行機に乗れば、後は何とかなるって感じ。(^^) でもそれが却って良かったのだと、後でわかった。(出し切れば、後は受け取るだけ。) その力の入らない身体が、自然とリラックスした状態を作り出してくれていた。それに、自分で何とかしようと思うよりも、全てを宇宙に委ねようという気持ちが強くなっていた。(もう、そうするしかない状態だったから。) 途中で予定が変わることも多かったが、それが最善なのだと信じられた。そのおかげで、どれだけ楽になれたか。肩に力の入った状態で始まった、去年とは対照的だったので、余計に感じられた。去年の学びが、今年の旅に活かされ、全てが一つの流れの中で起こっていることを実感。
 ドクターからは、現地に着いたらすぐに病院を探して(出発前に調べておいたほうが良いとまで。)、診察を受けておくように言われ、どっさりお薬も出してくれたが、受け取るのさえ忘れていた。(笑) 引きずっていた足は、アマゾンの森や小石の道を歩いたことが刺激になり、少しずつバランスを取り戻し、マチュピチュのエネルギーが加わったところで、ワイナピチュも登れるようになった。リハビリを兼ねているのはわかっていたが、思っていた以上に早く回復出来たので、自分でも驚いたくらい。もしペルーツアーがなかったなら、まだ入院していて、リハビリの真っ最中だったと思う。周りから何を言われたとしても、自分が信じていることを全うする。その意志が、新たな力を目覚めさせる源になる。身体で体感したことで、より強い確信となった。どんなことも、体験させてもらっている一つ一つには、神の愛がある。それを、最後に見たレッドクロスで感じたのです。

 この教会のレッドクロスは、外からは見えないようになっていた。白いガラスに浮かび上がり、外から入る光で見えるなんて・・・もうイエスさまったら、センス良いんだから〜♪ (笑) 右手を上げたイエスさまのお顔が、またにっこり微笑んだのを感じた。(ホテルのお部屋のドアにも、素敵なクロスが掛けられていたのです。^^)

 教会の外に出ると、何やら派手な音楽が鳴り始めていた。(高らかにファンファーレ!) 教会前のアルマス広場に人が集まっている。しばらくすると、楽隊を先頭に、きれいに整列した人達のパレードが始まった。(道路も封鎖している。) 葦の船まで出てきた! (まあまあ!) 一気に賑やかになって、またお祭り状態。私にはそれが最後のお祝いだと感じた。新しい旅立ちに向けて・・・☆

 この後、真っ直ぐリマへと向かう予定だった。それが、航空会社から電話が入り、フライト時間が変更になったという。それも2時間以上。(!) コンチネンタルは遅れることさえ、あまりないのにね。まだしばらく、ティティカカ湖の近くにいなさいってことかな。あっそうだ、もしかしたらシユスターニに行けるかな。 ルーディに聞いてみると、充分行けるとのこと。やったね! 

 シユスターニは、空港へと向かう途中にある遺跡。去年、旅のクロージングをしたところだ。やっぱり今年も、最後に呼んでくれたのね。(ふふふ) 
 そろそろ近づいた頃だった。急に突風が吹き始めた。車もガタガタ揺れるくらいの強い風。雨も落ち始めた。(空は、まだ明るかったけど) 途中で車を止めて、屋根に積んでいる荷物にカバーを掛けて、ロープで締め直すことに。(さすがルーベン、良く気が利きます。^^)

 車の中で待っていたら、編み物をしながら歩いてきたおばあさんが、ニコニコしながら私たちを手招きした。ルーディも、バモス!と呼んでいる。外に出ると、風がつよ〜い! 周りに何も遮るものがないから、思いっきり全身で受け止めている感じ。そこに、リャマを連れた若者が、こっちに向かってきた。ふさふさしたリャマの毛が、風に靡いているので、お顔も丸出し状態に。きゃあ〜可愛い♪ 立っているだけで、風に吹き飛ばされそう。(後ろにズルズル) それが面白くて、写真に収める私たち。(わかるかな〜、この風の強さ! ^^) 強い台風と同じ状態だけど、何も飛んで来ないから怖くないのだ。

 どうやら、その若者は、おばあさんの息子だったようだ。招かれるままに、二人のお家の中へ。本当にいいの〜? 相変わらず遠慮なく、どんどん入るルーディ。(笑) お家は素朴だけれど、とてもきれいにしている。奥のお部屋に入ると、「今から凄いものを見せてあげる。」とルーディ。そのお部屋には、祭壇があった。今まで訪問した、どのお家にも祭壇があった。どんなにスペースが小さくても、必ず神様を祀るスペースがあったのだ。その中でも、このお家は何かが違っていた。入ったと同時に、光が降りているのが感じられたのだ。 
 小さな窓の両脇には、素敵なマリアさまとイエスさまの絵。その下に置いてあったものを取り出し、「ここにパチャママがいるんだ、今から見せてあげるから、良く見て。」とルーディ。パチャママを見せるって!? 包みの布を、ゆっくり開いていく。この瞬間、どれだけドキドキしたことか。(これを書いている今も、思い出して心臓バクバクです。^^) そこには、コカの葉があった。コカの葉にお酒のようなボトルに入った聖水(お神酒のようなもの)をかけて捧げる。そうしてお祈りをすると、パチャママが降りてくるらしい。(今もまた、手がビリビリ) もしかして、凄いものを見せてもらったのかも。 大地の母パチャママ・・・最後に、来てくれたのですね。感激♪


 おばあさんが作った食べ物も、出してくれた。ハーブや自然のもので作った、ナチュラルメディスンだという。お腹にも良いということで、茹でたポテトなどに付けて食べた。昨日からお腹の調子が悪かったリカちゃんと、ともちゃんにはピッタリ。そのために出されたみたいに。(どんどん食べて〜) 私は、手作りのカリカリパンが気に入ったので、分けてもらった。お守りの牛さんなどの小物も置いてあった。お庭には、農機具のようなものがあり、息子さんが使って見せてくれた。車に乗る時も、二人が手を振って見送ってくれた。お婆さんも息子さんも、笑顔が自然で素敵だった。とても信心深く、心が純粋なのが良くわかる。言葉が通じないので、直接会話は交わしていないのだが、その笑顔だけで私たちには伝わった。 私の心も浄化された気分。パチャママ、素敵な時間をありがとうございました☆

 再び出発し、シユスターニ遺跡に到着。ここは丘になっているので、ちょっとした坂を登らないといけない。リカちゃんには、無理をしないように、お休みしてもらった。(もう充分だと思ったから。) 三人で、リカちゃんの分も受け取って送るから、ここで待っててね。
 車から降りた途端に、雷が鳴った。お〜、来た! 空が凄い。大きな雲に覆われた中で、一箇所だけがパックリとなっている。 ポータルが開いた・・・!?


 強い風を受けながら、丘を登って行った。それでも、スイスイ登れるから不思議。去年お祈りをしたサークルに挨拶をし、丘の上へ到着。雷で崩れたという、メインのチュルパの前へ。こんなに大きかったかしら。湖の方に向かって行くと、草の色が金色に輝いていた。こんな色だったかな。同じ場所でも、その時の状態で見えるものが違う。遠くに響く雷の音のせいか、とってもハイになっていた私は、はしゃいでいた。(^^) ウマユ湖の前へ来た。青く広がる美しい湖。その湖に浮かぶ宇宙船の形をした島。本当にこの湖は、宇宙の鏡のよう。 またここに、来れるなんて・・・! でも、初めて来た時とは、違った気分だった。あの時は最後ということで、胸の中に思うことが一杯あった。クロージングセレモニーの時には、一気に解き放たれたことで、大泣きしていた。でも今回は、着いた時から開放感で一杯だった。思いっきり、笑顔になっていた。(両手を広げて、バンザ〜イ!)


 いつのまにか、風が落ち着いてきて、空も明るくなり、太陽が再び顔を出した。空が二つに分かれていた。グレーの重い雲に覆われた空と、白い美しい雲が浮かんだ青い空。対照的な二つの空は、この世を表しているようだった。その真ん中に、私たちは立っている。この世は、光と闇のように、対照的な二つの世界で成り立っている。その中で、どちらかに偏ることなく、中庸のバランスを保った状態で、物事を見ていく。 自分の中で、その二つのエネルギーを一つに統合させる。 「二極性が統合されると、三番目の光が創られる。」 その新たな光を生み出すために・・・。


 そろそろ降りようと思ったところで、他の人たちの声がしてきた。入れ替わりに、グループが登ってきた。(この間、丘の上は私たちだけだったのです。^^) は〜い、交替で〜す。待っている間、リカちゃんには蕁麻疹が出ていたという。マチュピチュから帰った後は復活していたけれど、昨日セカンドのアチューンメントを受けた後から、体調に変化が起こっていたらしい。あの時のエネルギーは、パワフルだったから無理はありません。(^^) それだけ深いレベルの変化が齎されているということだから、頑張ってね。(これらの経験も、ペルーに来るまではなかったそうです。) そこはポジティブなリカちゃん。(それが一番!) ちゃんと受け止めている。(パチパチ) 出発前に、ラブラブカーになったルーベンの車で記念撮影。この愛のエネルギーで、GOGO!! 

 さっきの二人の家の前を通った。でも同じ場所とは思えなかった。一体あれは何だったのだろう。突然の嵐のような風の中で、そこだけが異空間のようだった。私は、「オズの魔法使い」で竜巻に合って、別の世界に飛んでいった場面が浮かんでいた。そう、あのお婆さんは、まさに魔法使いのおばあさんみたいだった。(もちろん、可愛い魔法使いのほう。^^) 今思い出しても、本当に不思議。あの時この場所には、まるで違う世界が広がっていたのだ・・・。

 暗い空にも、光の扉が開かれてきた。(やったね!) 空港に到着して、チェックインを済ませた。ルーベンは、私たちと別れるのが淋しいと、またシリアスな顔になっていた。出発まで、まだ2時間以上あったが、飛行機が飛び立つまで、ここに一緒に待っているという・・・。

 昨日、クイチが帰る前に、みんなに用意していたものを一緒に渡していた。今回のレインボーファミリーの象徴として選んだ、レインボーカラーのドリームキャッチャー。クスコのマーケットで見つけていた。なかなか全員の分が揃わなくて、マーケット内をくまなく探し、何とかピッタリの数でゲットしていたもの。その時には、ルーベンの分まで考えていなかったから、数が足りなかった。彼と最後まで一緒に旅をして、ここまで私たちと親しくなれるなんて、思っていなかったのだ。これまでの旅では、行き先によって交替していたから、名前まで覚えていないことが、ほとんどだった。彼は、クイチとも話が合っていたみたいで、移動中も二人でずっと話していた。「彼は、とても教養があって頭もいいし(ドイツにも住んでいたらしい)、スピリチュアルで人間が出来ている。」と誉めていた。
 彼にも、同じレインボーファミリーの一員として、私の分を渡そうと思っていたら、今朝ともちゃんがプーノで見つけて買っておいてくれた。それを、みんなからのプレゼントとして渡した。そして、私が持ってきていた雷山神社(千手観音さま)のお守りを、中国のお守り紐で結び、シンボルをアチューンしたものを、彼の左胸のポケットに入れた。どうか、彼にもさらなる御加護がありますように・・・。 

 時間までお茶タイム。(ミルク入りミロがあった。) 雨が急に激しく降り始めた。売店では、例のアレキパ製品を発見。(お〜、また出てるよ〜) そこで、ルーディにアレキパのコンドルの話を、もう一度リクエスト。「あのエネルギーには、GODを感じる!」 その話している様子を、みほちゃんのビデオに収めた。(あまりにも、実感がこもっていたので。^^) ルーディとルーベンのやり取りも、漫才のボケとツッコミみたいで楽しませてくれた。(いいコンビです。^^) そして、時間まで、次のツアーのプランを一緒に立てていた。来年のことは、来年になって考えるようにしているのに、こんな風に旅が終わる前に決められるなんて・・・。それだけ意味があることなのかも。今から、それに向けてしっかり準備をしておけってことなのかな。
 実は、今年のプランを立てている時に、もしかしたらペルーは最後になるかも・・・と思っていたのです。これからも毎年行けるのなら(魂の里帰りとして)、そんな有難いことはないけれど、いつか卒業する時が来るかもしれない。そのつもりで心の準備をしておこうと思っていた。でも、まだ続きがあるのね。(うれしい♪) 少なくても来年までは・・・。(^^)

 入院していた時、もしかしたらキャンセルしたほうが良いのかと、考えたこともあった。身体は回復の方向に向かっていたものの、傷口が塞がっていなかったから、出発まで本当に退院出来るのかどうか、わからなかったし、何より人数が少なかった。普通だったら、この人数ではツアーの催行自体が難しい。(まず、同じ料金では成り立たない。) わずか3日のツアーでも、オロペンドラには追加料金が必要だった。(それが普通だと思う。) でもクイチたちは、私と考えが同じだった。(感謝です。) だから、今回のツアーは彼らにも、マネージするのが大変だったはず。(実はジャネットに会った時、いつもより表情がちょっと厳しかった。ごめんなさい、無理させて。^^;) その分、自分たちは、もっと安い別のところに泊まっていたこともあった。(普通のツアー会社では、考えられないこと。) 同時に、二人の顔も浮かんでいた。ともちゃんは、一年前から準備していたし、みほちゃんも頑張って自分で道を用意した。せっかくの彼らのチャンスを延ばしていいのかという思いと、逆に無理して最善の状態にならなかったら・・・? 自分一人のことではなかったから、決断する勇気が必要だった。そんな時、兄から、虹の写真が送られてきたのを最初に、立て続けにサインがきた。 そして、病室から虹を見せられた時に、間違いなく行くべきなのだと確信した。
 何か大きなものを受け取るためには、まず自分が最初に注がなければならない。(宇宙の法則です。) そこで試されるのが信頼と、自分の足で踏み出す勇気。今回、参加した三人も、ごく普通の女の子たち。(それも、ご覧の通りにか弱い!?・・・私も含めてね。ほほほ ^^) だから、アマゾンやペルーに行くというと、周りの人は大抵驚くみたい。(^^) でも、彼女たちの内側にも、もっと自分を高めて、この世での命を活かしたいという、強い思いがあったのです。

 来年は今から決まっているぐらいだから、もっとスムーズなのかもね。ルーベンからも、「今度は、いつ戻って来る? 必ず戻って来るだろう、約束してくれ!」と、一人一人念を押され、約束させられているし。(笑) 特に、仲良くなったともちゃんとは、熱いハグ付き。(^^) 
 また最後にルーディが私に差し出したものは・・・。それは、アレキパのポストカード。それも、コンドルが大きな翼を広げて飛んでいる写真。ここが、その例の場所なのね。コンドルちゃんにも呼ばれているのを感じて、うれしかった♪
 そういえば、ティワナクでクロージングのセレモニーをやろうと思っていたけど、していなかった。あの時、クイチもコンドルの羽を持って入っていたから、そのつもりだったはず。でも結局、使うことがなかった。それにも意味があったのでしょうね。まだ、ここでは終わらないのだと。

 いよいよファイナルコールがかかった。ルーディとルーベンともお別れ。でも、また会えることがわかっているから、大丈夫だよね。笑顔でバイバイしよう。いつものように、「明日またね〜。」って。
 搭乗口に入って待っていると、フォルクローレの演奏が始まっていた。しかも、曲は「コンドルが飛んで行く。」 さっきまで笑っていられたのに、ここでウルウルしてしまった。やっぱりコンドルも、待っていてくれているのね。成田に向かう前に、コンドルタクシーが現れていたよね。今年は、一度も(生の)コンドルが見れなかったけど、それも来年があるからだったのかも。(^^)

 激しく降っていた雨が、いつのまにか晴れていた。(今日は天気の変化が激しい。龍神さま大活躍。^^) 雨上がりの空に、夕日が光っている。飛行機に乗り込もうとしたところで、三人が私を呼び、空港を指差した。何かと思ったら、ルーディとルーベンが叫びながら、両手を大きく振ってくれていたのだ。まだ待っていてくれたんだ。(感動的瞬間です。) ありがとう〜、必ずまた戻って来るからね〜!!


 何と、このフライトはアレキパ経由だった! 途中で、富士山のような形の大きな山が見えた。そこで、クイチが言っていたことを思い出した。アレキパには、シャスタ山のような素晴らしい山があると・・・。もしかして、この山かもしれない。きっと、そうに違いない。(アレキパは、クイチのお母さんの故郷だった。) アレキパで乗り継ぎのため、しばらく止まっていた。窓から夜景が見えていた。ありがとう、待っていてね。もう、次の旅のことで頭は一杯。(^^)

 リマでは、ユーリが待っていてくれた。時間が変更になっていたので、リマではもう町には出られないかと思っていたら、2時間ぐらいは大丈夫だろうとのこと。本当に〜!? じゃあ最後に相応しい、あの場所へ行こう。目指すは、ラルコマル。白い十字架が見えてきた。車を止めて、あのお店へ直行。去年、最後の食事をしたパエリアのレストラン。ちょうどテラスのテーブルも空いている。海に浮かぶ白い十字架。私には、マリアさまの祝福の光だと感じていた。だから、今年も最後に来たかったのだ。
 手早くオーダーした。お気に入りのストロベリージュースは、相変わらずフレッシュで、おいしい♪ 二種類のパエリアを頼んで、みんなでシェアした。シーフードもタップリで、具沢山でおいしいな〜。やっぱり、これを食べなきゃね。しかも、日本では食べられない料金で頂けるのです。デザートは、ショーケースの中から選んだ。どれもおいしそうで困っちゃう。ここは、まずオリジナルでペルー産のルクマのパイに、ピーカンパイとオレオチーズケーキをチョイス。どれも濃厚で、おいしかった〜。かなり満足♪ 旅の完結と、新しい旅立ちを祝うには、最適なディナーでした。そして、みほちゃんから、これが最後なので、私の分は三人からの奢りと言われ、有難く受け取ることに。ありがとう〜、ごちそうさまでした♪ 最後に、白い十字架のマリアさまに、感謝の光を送った。


 空港へと向かう途中で、マーケットに寄った。リカちゃんが、日本から頼まれていたというペルー産のコーヒーが、そこにあるという。(チャンチャンマーヨと呼んでいた。) 彼女は、あちこちで探していたが、なかなか見つからなかったのだ。それが、ようやく最後にゲット出来ることに。(良かったね。) どんなコーヒーかと見てみると、パッケージには金色のピラミッド型の山の絵が描かれ、サイドにはカラフルな鳥さん。それもそのはず、このコーヒー豆はレインフォレストで育てたものだという。(お〜!) 思わず、私もお土産に買ってしまいました。(^^) リカちゃんに、みほちゃんが持っていたHWの水を飲ませてあげると、かなりスッキリとして、気分が良くなったようだった。(よかった、よかった。^^)
 空港に着いたのはギリギリだったが、何とか間に合った。予定外に、シユスターニまで行けた上に、無理だと思ったリマでの目的も最後に果たせていた。時間の流れが、全て私たちに合わせてくれたかのようだった。それは、この旅全体がそうだった。早くしようと急いだり、焦れば焦るほど、時間が早く過ぎてしまうけれど、ゆったりとした気持ちで、流れに合わせて動いていると、自然と必要なことが起こってくる。(それも最善の状態で) それは、私にとっても大きな気付きだった。体験から学ぶことは、本当に大きい。頭でいくらわかっていても、経験しないと深く理解することは出来ないから。

 フライトは、ウトウトしていたので早く感じた。ヒューストンでは、新しいゲートでブラブラ散策。機内用に最適なバッグ(折り畳めるカートタイプ)を見つけ、みんなでお揃いに。本屋さんでは、素敵なレリーフの太陽と月のしおりを見つけた。 太陽と月のエネルギー統合の象徴としてピッタリかも。他にもハートと渦巻きのものもあった。(この本屋さんには、素敵なグッズがいっぱいあるのだ。) その後、まだ時間があったので、カフェでゆっくり日記を書いていた。(シナモンロールとアイスクリームも、おいしかった♪) そこで、三人とも合流。この間に、探して見つけたというプレゼントを渡された。小さな包みを開けてみると、中から出てきたのは、大アリクイ! まあ、かわいい♪ 大アリクイなんて、なかなか見つかるものではないよね。ようこそ、アリクイちゃん。アマゾンのお土産だ。(家に帰って、太陽の光に当てると、虹色にキラキラ光っていました。) それと一緒に、しおりがあった。そのしおりには、水の中に立っているイエスさまの絵が描かれていた。(トムクルーズ似です。^^) これを渡すようにとのサインがあったのだとか。そこには、こんなメッセージが書かれてあった。
    Simply trusting every day,  Trusting through a stormy way ;
    Even when my faith is small , Trusting Jesus , that is all.
 いつも見守って頂き、ありがとうございます。今の気持ち、信頼する気持ちを、これからも大切にします☆

 2004年のペルーの旅も、ここで完結です。出発する前と、終えた今では、自分でも身体も意識も大きく変換しているのが感じられる。どれだけ軽くなったことか・・・。(本当に有難いことでした。) 数ヶ月前までは、いつこの世を去っても構わないと思っていた。 でも、こうして生きている時にしか、肉体を持っている時にしか、体験出来ないことがある。人と出会い、愛を分かち合う。笑って泣いて、いっぱい感動する。その歓びを思いっきり味わう。こんな素晴らしい体験が出来ること、それ自体が、神から与えられた祝福であったことを思い出した。 もっともっと多くの人と、その歓びを分かち合いたい。そう思えるようになった。

 2週間以上にも及ぶ長い旅だけれど、一つのプロセスを完結させるには、必要な時間。これが1週間ぐらいだと、全く変わってくる。ようやく高まってきたところで、プツリと終わってしまうような感じ。(^^) それでも景色を見て、その美しさを感じることは出来るし、それなりに楽しむことは出来ると思う。でも、私たちの魂は、それ以上のことを求めて、ここに来ていたのです。

 この旅では、日常の生活では有り得ないことが起こってくる。その特別な時間を、魂のファミリー達と過ごし、分かち合う。大自然と触れ合い、その中に神の姿を見る。そして繋がり、一体になることを知る。遺伝子の最も深い部分が刺激される。眠っていたものが起こされる。そして、破壊と創造のプロセスが始まる。私たち人間は、その破壊と創造の繰り返しの中で、進化していくもの。
 クイチは、「一つの聖地を訪れることは、数千日の瞑想に値する。」と言っている。そう、昔と今は時間の流れも違う。毎日、瞑想に明け暮れている時でもない。 宇宙全体が大きな変化を迎えている今、一昔前と同じことをしていたのでは・・・です。(^^) 

 それにしても、なぜ繰り返しペルーに呼ばれるのか・・・過去生で関わっているだけではないみたい。そうであれば、世界中の聖地を旅しないといけなくなるかも。(笑) 進化を加速させるためのエネルギーと、今のこの時代に求められている虹の光が、ここに降りているからのようです。(2003年ツアーエピソード編) そして、マチュピチュと天河が繋がっていると言われるように、世界の中心である日本と繋ぐものが、ここにある。だから、この地に訪れることで、日本に生まれた目的や、自分の使命に目覚めることも起こってくるのですね。そのため、私みたいにブロック(封印)されていたものが多い人は、何回も訪れることになるのかも。(^^; それと、私の中で、分かち合いたいという思いと、目覚めのサポートをするという役割にも、繋がっているのでしょう。それに、同じ進化の道を辿るのなら、楽しく歩みたいという思いがあるから、私には相応しい方法なのかも。(^^) だから必要であれば、人数に関わらず(形に拘らず)、一緒に行く意味があり、それで完璧だったということですね。(私も、少人数のほうが合っているみたいだし、リーディングにも出ていました。)

 最後まで、多くのサポートで守られていた。私たち4人に、頼もしい三人が全力を尽くしてくれ、そこにイタリアからの使者のような三人が加わり、さらに盛り上げてくれた。(^^) 全く最後まで至れり尽くせりで、すいませ〜んって感じ。(笑) 三人それぞれにも、いろいろなことが起こっていた。同じ部屋で、この長い時を共に過ごしたことで、お互いにないものを刺激し合っていたようです。中でもみほちゃんは、去年に続いて参加したことで、彼女の中の変化がはっきりと表に出ていた。末っ子だった彼女が、今年は長女として振舞うことになり、その大役を充分に果たしてくれたと思っている。最初は、かなりプレッシャーみたいだったけどね。(^^) でも出来ない役割を、与えられることはないから。ただ、新しい役割を果たすには、その意志と努力も必要なのです。それによって、新たな力を引き出すことになる。以前からの彼女を知る人たちも、その変化に気付いているから。 ともちゃんとリカちゃんの二人も同じ。ここで終わりではなく、これからが始まり。虹の扉が開かれた今、私たちも新たな人生の旅に向かって出発です ☆

 (参加者の最後のレポートです。長い間、ご苦労さまでした☆ レポートを書いて、振り返ることで、新たな気付きも起こるし、あの時の数々の体験を、現実の世界に繋ぐことが出来ます。この世での働きに、日々の生活に活かすために。 そして、同じ体験をしても、一人ひとりのプロセスが違うことに気付き、その意味を知る手助けにもなってきます。(比較しないで、自分の感じたことを大切にする。) そのためにも、ある時間を置いて、ゆっくり振り返ることが必要なのですね。時間とエネルギーも必要になってきますが、同時に新たなエネルギーも降り注がれます。 また、多くの人と分かち合うことで、エネルギーがより拡大します。ワンネスの世界を目指して・・・。)