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聖なるペルーの旅 3


〜 内なるマスターの扉を開く旅 〜



2003.9.25〜2003.10.12

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10月 7日 参加者レポート
<Akiちゃんレポート>
10月6日
一晩寝ても体調は変わらないか〜(^^;)熱は下がっていないし、お腹はそれ以上に調子が悪かった。。。今日は、ティティカカ湖への移動日なのに、この調子の悪いお腹が私をとても不安にさせた。旅は恥のかきすてでいこうと、車に乗り込む前にルーディに相談した。私は最悪の場合、アマゾンじゃないけど、インカトイレでもいいと腹をくくる決心もしていた。ルーディは私のこの状態をよく分かってくれたようで、どうしようもなくなったら止まってもらいたいということも了解してくれた感じだった。座席に乗り込み、どんな座り方が一番楽かとごそごそし、なんとか落ち着いたらルーディがやってきて、黒のビニール袋を渡してくれた。???と思って中を見ると、トイレットペーパーでした(笑)わざわざ買いに行ってくれたようだった。ありがとう!ルーディ☆移動中は、ぼーっと窓からの風景をみたり、眠ったりしていた。しばらくすると、休憩も兼ねてか小さなマーケットで止まった。色々なものが売られていた。メンバーたちはフルーツがたくさん売られているところでどれを買おうかとわいわいやっていたが、私はそれどころではなく、バーニョ(=トイレ)に行きたかった。バーニョに行きたいとうるうるしている私を気遣ってくれたのが、Mikiさんだった。いつもピンチなときにそばにいてくれるMikiさん。。。何度となく助けられていました。いつもありがとう、Mikiさん☆ルーディを見つけ、バーニョに連れて行ってもらった。が、そこは。。。(-_-;)お金を払って使用する共同バーニョまではいいのだが、使用後はバケツを持って待っているお兄さん?おじさん?に流してもらうしくみになっていた('_')ルーディはお金は後でいいから、さぁ急いで行けとばかりに笑顔で私を押し出し、不安そうなMikiさんに見送られて私はバーニョに入っていきました。が、どうしても私には無理で、そのまま出るはめになってしまいました(>_<)他のはないのかとルーディに尋ねてみたが、他のはないとのこと。。。仕方なく私はそのままバスに戻ることになったのでした。

またしばらくすると、何にもないところで止まり、そこは露店が広げられているだけのところだった。ウィルカウィータという聖なる山が見れ、そこからウルバンバ川が流れ始めているとのことだった。バスを降り、上を見上げると綺麗な太陽が輝いていて、ちょっと気持ちも晴れやかになった。その後にすごい突風!あっという間にお店の品物が吹き上げられ、はるか向こうの草原のほうで舞っているものもあり、あれは一体どうするんだろう!?と思ってしまった。

温泉についた頃には、結構眠ったせいか朝よりは体調がよくなっていた。ここのバーニョは普通だったのでホッ(笑)温泉は肌のことを考え、始めは足だけにしようかと思っていたけど、できるなら入ったほうがいいと言われ入ることにした。ブラッククレイは少しニオイがあるけど、いかにも効きそうな感じで、クイチにも大丈夫だからと言われて塗ってみた。しみなかったので、なるべく長く付けておいた。あがった後は、ちょっと気分が悪くなったけど、悪いものがでていっていると思い気にしないようにした。沖縄のシーサーに似た牛の置物もなんとかゲットすることもでき、なんとか順調に進んでいる模様。だんだん日もおちてきて、街についたときは暗くなってきていた。街からほどなく走ったところでホテルに到着した。ここのホテルは天使がいっぱいで、とてもかわいい!壁にかかっている、ある絵がとても気にいってしまい写真を何枚か撮った。コカ茶もホテルによって微妙に味が違うのだけど、私はここのが一番おいしかった。少しだけ砂糖がはいっているのかわからないけど、ほんのり甘い味がして、飲んだときにホッとするのである。ここは標高が高いせいかとても寒かったけど、夕食のときは、フォルクローレの演奏もあり素敵な時間を過ごせました。

10月7日
電話がなり、Mikiさんが出ていた。朝日を見ましょう!ということで3人とも飛び起きて、急いで準備!朝からよく頭がまわるな〜と感心してしまう☆というのは、フロントの人によく見えるのはどこ?とかも聞いていたようで、とにかく私は後をついて走っていった先は、ホテルの屋上みたいなところ!ゆっくりと日が昇ってくるその瞬間を見ることができた!すごすぎて写真を撮りながらも、圧倒されてしまった。今日はティティカカ湖のアマンタニ島にお泊まりする日だ。わーい!祝福の日の出だ☆ホテルの犬も一緒に登ってきて、はしゃいでいた。ハッピーな心とは裏腹に体調は今日も不調(-_-;)仕方ないさ〜と、あきらめる。今日の集合時間はちょっと遅めだったので、ホテルの前を散歩することにした。そこには今朝一緒に朝日を見た犬がいた。私は食事をしたときに食べきれず残したりしたパンをいつも持ち歩いていた。その時食べれなくても後で食べれるときに食べようと思ってのことだった。そのパンをそのときも持っていたので、そのワンコにあげることにした。おいしそうにパクパク食べるワンコがかわいくて結局全部あげてしまった♪ホテルの向かいに、かわいらしいお店が目に入った!中に入るとほんとにかわいらしいものがたくさん売っていた。色々見ていたら、蝶の絵が描かれた小ぶりのカラフルなオカリナを見つけた。今まで見てきたものはひと目でペルーって感じのものばっかりだったが、ここのはちょっと違った。丁寧に絵付けされていて、上品な感じだった。そこへkiyomiさんもやってきて、お店の女の子としばし話を楽しみました♪

ホテルのすぐ近くにある神殿では、子宝に恵まれますようにとしっかりと願掛け♪むふふ(^O^)船に乗り込み、いざアマンタニ島へ!ガイドのアレンさんは甘いマスクに大人気だったが、私は調子悪く前半は船内で寝ていた。後半はちょっと上に上がって、風にあたっりして、ティティカカ湖を感じることができた。気持ちいい〜、水の上って危険な感じがするけど、ここは守られている感じで安心する。水の色がとても綺麗、不思議な青の色で見ているだけで癒されていく、そんな色なのです。島につくと民族衣装を身にまとった女の人たちが迎えてくれた。私は、Miyukiさん、Mihoちゃん、Akemiさんと同じ家にお泊まりさせてもらうことになった。早速、家に向かうのだが、くっ苦しい〜(@_@)ペルーにきて何度か味わった呼吸の苦しさだが、私にはここが一番苦しく感じた。だって、こんなになだらかなのに苦しいなんて。。。私は一人後ろの方をとぼとぼ歩くので精一杯だった。そして、今このレポートを書く2日前に分かったことがあった。アトピーの人は肺が弱いということだった。どう肺と繋がるのかというと、呼吸時にきちんと排出できなかった二酸化炭素なども毒となって皮膚から排出しているらしいのだ。私は幼稚園の時に肺炎にかかって1ヶ月ほど入院していたことがある。その後小学校、中学、高校と授業や遊びで運動は適度に行われていたためか、肺呼吸運動はやっていたことになるけど、短大を出て社会に出る頃にはそんな運動はしなくなっていた。手の荒れとは別に始めてアトピーとして皮膚にでたのもその頃だったのだ。やっとのことでカタリーナさんの家に着く。お部屋は綺麗にされていて、ちょっと天井が低くてかわいらしい感じだった。ご飯を運んできてくれ、外で食べた。こりゃなんだ?という見た目の小さいオイモさんも食べてみると、これがおいしいのだ!他にスープや小魚を揚げたものやどれもこれもおいしかった。今日はこのあと、山に登るとのことらしいが、私はパスだった。これまではなんやかやと全部参加してきたが、こればっかりは心の中でこれはパスしていいとはっきと出たので、見送ることに決めていた。が、なにやら登る計画そのものがなくなったのだ。うーん、よくできているし、自分の心に従って決断し、その際には最善の結果が訪れることがだんだんわかってきた感じだった。その時にMihoちゃんが見て!と空を見上げると薄いピンクや薄い緑のきれいな色がでていた。その後、みんなでティティカカ湖に向かった。お塩をまいたり、持ってきたHWをまいたりした。足首までだけど水に足をつけたりしてしっかりと浄化☆帰りにクイチがそこで拾った石をくれた。ころんとしたまぁるい軽石のような石だった。わーい♪ティティカカスピリットのお土産もしっかりゲットできた☆家にもどると、晩ご飯がでてきた。私は調子悪いせいもあってか、あんまり食べれないかも。。。と話していたら、めずらしくMihoちゃんも食べれないかも。。。と言っていた。が!!私はやはり食べきれず残してしまったのだが、ふと隣に座っていたMihoちゃんに目をやると、しっかりと食べているではないか!すでにほぼ食べきっており、私はおかしくて笑ってしまった☆さすがMihoちゃん!Mihoちゃんも、へへっ(^O^)と笑いながら食べていました。

夜はダンスパーティ♪カタリーナさんが服を着せてくれ、みんなででかけた。真っ暗な中を明かりを照らしながら歩く、いいなぁ〜こういう素朴な生活大好き♪集会所はすでに盛り上がっており、他のメンバーたちもすでに来ていた。到着するやいなや、曲が始まるとおじちゃんが目の前にやってきて手をとられ、あっという間に踊りに参加してしまった。正直、こういう踊りとか踊るのが恥ずかしかった私は動揺してしまったが、なんとかクリア!曲が終わりと、すぐにまた曲が始まるのだが、今度はおばちゃんに手をとられ踊りへ!ひぇ〜私ちょっと疲れてしまったんだけどと断る言葉がわからず2曲目も制覇。ようやく座れるとヘロヘロと座りに行くと、今度はメンバー全員が輪になって踊りはじめ、結局3曲連ちゃんで踊り続けてしまったのでした(*^_^*)おかげさまで恥ずかしいというのもクリアできたみたいで、すっかり慣れました☆外にでると火が焚かれていた。綺麗で見とれていました。他のメンバーは火を囲んで島の人たちと大きな輪になって、踊っていました。みんなすごい元気♪私はMiyukiさんと一緒に空の月をみたりしていました。
 
<Mihoちゃんレポート>
朝の電話はクイチからだったようでした。というのは電話を取ってくれたKさんによると「フロントから君たちの部屋からきれいな朝日が出ているよだって。」(くこ〜)ということで、寝ぼけまなこの私も疑問に感じませんでした。朝日はとてもきれいでした。後で思えばティティカカ湖からの朝日が見れる部屋なんてすごいですー。昨日の夜は暗くてほとんど何も見えませんでしたが、朝になると窓からティティカカ湖が見えていたのです。他にも建てかけの家や(煉瓦造りなので初めは壊しかけの家に見えました)民族衣装風のおばさんが豚と羊を紐で繋いで一生懸命引っ張っているのが見えたりしました。いずれも日本では見ない、珍しい光景で、感心してしまいました。ホテル内にはロビーのようなところが誰の趣味なのか(^^)天使さんがいっぱいで、壁の色も黄色っぽくてカラフルでたくさん写真を撮ってしまいました。
出発前にホテルの庭にでたら「?!」と思うような石がありました。AさんやKさんがはしゃいで一緒に写真を撮っていました。アマンタニ島に出発する前にホテルの目の前の塀みたいな感じで囲いがしてあるところへ行くと、そこにはホテルの庭にあったのと同じ形の遺跡がありました。「あら〜」と思いながらも感心して見ていました。Miyukiさんは一つだけあった天使の石と仲良しになっていました。
マイクロバスで移動して、港で急いで水を買い込んで、船に乗りました。ガイドのアランは日本の俳優に似ていて、最初名前をみんな思い出せず、「誰だったかなー」と言っていましたが、そのうち誰かが思い出したようで、「峰岸徹」で通っていました。船が走り出すとなんだかワクワクしてきました。デッキに上がると強い風が気持ちよく、強い日差しは帽子とウインドブレーカーの帽子でダブルブロックしてました。その姿は我ながらまるで魚釣りに来た人のようでした。港を離れてしばらく行くと、ティティカカ湖が広い湖であると実感できます。遠くに見える低い山(と言っても高度はとても高いですが)の他は湖と点在する島、そして空だけでした。途中、葦で出来たウロス島を抜けて、生えている葦の間に道のように出来た水面を進んでいきました。葦の道もとてもきれいでした。今思えばティティカカ湖で心が満たされていたみたいです。デッキの上で聴いたKiyomiさんの歌も素敵でよかったです。
船がアマンタニ島の岸に着くと、黄緑色の藻が岩にたくさんついているのが見えました。栄養たっぷりの湖って感じがしました。来る途中から、湖の色が変化してきていました。プーノで乗ったところはあまり透明度がなかったのですが、ここは透明度がすごくありました。水面を見ているだけで気持ちが洗われるようでした。島では岸までアマンタニ島の住人が出迎えに来てくれていました。女性たちは民族衣装を着て手に編物を持って作業しながら私たちを好奇の目で見つめていました。(^^ゞ男性も民族衣装のようなものを着ている人がいました。まるでちょっとした「世界ウルルン滞在記」のようだなあと思いました。早速ホームステイ先へ〜、と意気揚々と向かうはずが少し坂を歩いただけで「ゼーゼー」。あれー?山登りじゃないよねー。(^_^;)高度が高いせいで息切れしていました。

なんとか家に入ると、2階が客室用に整理されていてきれいでした。食事は外のテーブルで、暖かいスープといくつかの種類のふかし芋と小魚を揚げたものでした。ここで摂れるものを頂いて、ありがたい気持ちが自然と湧いてくるようでした。敷地内にはトイレがあり、横には羊の家族が立っていたり、他にも鶏がいたりしました。

外に出てみると羊の群れが羊飼いに促され山肌(丘肌?)をすごい速さで走って降りて行くのが見えたりしました。人も動物も自然でした。登山は今日は中止になり、その代わり海岸に行くことになりました。振り返ると太陽がとてもきれいで、まわりが虹色になっていました。ティティカカ湖の水は冷たく、頭までキーンと来るようでした。0さんとのお約束、「ティティカカ湖にハーモニーウォーターを撒いてきますねー」というのもここで無事果たせました。土笛を吹いたりして、しばらくしてクイチが「また戻って来れるように」と岸で拾ったティティカカ湖の石をみんなにくれました。
部屋に戻ると、高度のためか少し頭がくらくらしました。無理せず少し横になったりしました。この分では夕食は食べれないなと思っていたのですが、クミン(スパイスの一種)の入ったカレーライス風の食事に、おいし〜と思いながら食べていたらかなり食べてしまいました。他のみんなは結構残していました。
夜のダンスパーティで民族衣装を着るというのは行く前にインターネットでチェックしていたので楽しみにしていました。(ただ残念なことはカメラのフィルムを使った後のを間違えて持ってきてしまい、残り一枚しか撮れない状況でした。^^;)民族衣装は見た目より重かったです。丘の上の集会場まで行くと、音楽が外まで聞こえてきていました。中ではチュクイートのホテル同様、歌も楽器もとてもうまい人たちが演奏していました。また、ここでもいろんな人種の人がいて、民族衣装を着て踊っていました。踊りの輪に入ると楽しくなってきました。外に出てみると火の周りでも踊っていて、手にペットボトルなどを持っていた私でしたが預けて、曲の最後の方に輪に入ることができました。
夜のトイレはスリリングでした。私はめがねを忘れていたので特に、道も畑も溝もあまり区別がつきませんでした。トイレの横で座って寝ている羊の親子にいたっては白い塊に見えました。
何もないけれど心が豊かになれる、そんな一日が過ぎて行きました。