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聖なるペルーの旅 2


〜 月の神に導かれた魂の旅 〜


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2002.12.20〜2003.1.6

12月 26日
 5時前に目が覚めた。出発前に教会に挨拶をした。「また、ここに戻って来れますように・・・☆ 教会の窓にとまっていた鳩が、代わりに音を立てて答えてくれた。ありがとう☆


素敵なクリスマスをありがとう

木の精霊さんも、また会う日まで・・・☆

 8時発のマチュピチュへの汽車に乗った。クリスマスの夜を家族と迎えていたクイチと合流。汽車の窓から、インカトレールの道が見えた。去年は、あの道を歩いて来たのよね・・・。(ウルウル) アグエスカリエンテスのホテルにチェックイン。目の前には、ゴ〜っと迫力ある音を立てながら、勢い良く流れているウルバンバ川。見ていて気もちが良いくらい。生きているなあ。午後は、自由行動。お土産屋さんが、ズラっと並んでいて、あっちにこっちに目移りしそう。前回は、ほとんど見ることが出来なかったけれど、今日はタップリ時間がある。(^^) さすが、種類も豊富。柾至のTシャツを買い込んだり、自分にはイージーパンツ風のものを色違いで買ったり(軽くて、まるで履いてないみたい。後でとってもお役立ち♪ これも500円ぐらい)、アルパカの強くて丈夫なバッグも買った。(荷物がすっかり増えちゃったから) 私がピサックで買ったショールと同じものがあったので、みんなで色違いで買っていた。お揃いだ〜。(^^) 夕方になって、オプションだったクイチのワークショップを受けた。
 その一部を抜粋して紹介します。

 SPIRITUAL INKA ANCIENT METHODS OF HEALING
 (まずは、マチュピチュについて・・・)
 マチュピチュは、古代インカの人々にとって、医療、宇宙学、占星術のような惑星システムや農業などを学ぶための大学のような機能を果たしていた。大地の母と繋がり、天なる父との繋がりが持てる偉大なツールとされていた。87%が女性であり、残り13%が男性であったことがわかっており、そのことから女性が中心になって造ったとも言われている。男性は、保護する役割だった。
 あなた方がそこを訪れる時、何を期待しているか、何を願っているのか、どのような意図をしているのか、気を付けて意識してほしい。なぜなら、マチュピチュでは、それが増長され、真実となり、現実化されるからである。マチュピチュは、期待していなかった、予期していなかったものを与えるかもしれない。でもそれは、あなたが次のステージに行くための必要なものである。一日に一つの聖地を訪れることは、2000日分の瞑想に値する。マチュピチュに足を踏み入れると、多くの癒しや奇跡が起こるだろう。あるものには、多くの愛と豊かさ、繁栄が与えられ、あるものは再び戻ることになる。日本に帰る時には、違った存在として帰ることが出来るだろう。
 マチュピチュで瞑想をするとき、過去生や過去においての関係を見つけることが出来るだろう。過去からのブロックも解放されるだろう。深い記憶の底をさぐりながら、インカ時代の過去生を思い出すことが出来るだろう。もしかしたら、名前を思い出すかもしれない。今日の夜にみた夢で知らされるかもしれない。

 
 今、新しい世界に向けて、古代の知恵が戻っている。それは、インカのシャーマンの道そのものである。 あなた自身が、全ての宇宙のエネルギーに満たされたなら、神から受け取った情報ー暗号を解読することが出来るはずである。一番大切なことは、神が私たちにどうして欲しいかを知ることである。あなたは、もしかしたらヒーラーでいたいと思っていても、神はあなたにマスター(社会を構築し、ネットワークを作り、システムを作って、集合意識を現実化させる存在)となることを望んでいるかもしれない。その神の望む道が、達成しなければならないスピリチュアルな道である。
 私は神秘主義を、この現実にもたらすことをしている。新しい社会ー虹の社会を造ろうとしている。それは、マスターへの道でもある。何も難しいことではなく、可能性の中にある。神が望んでいることは、私たちの一人一人が、神の子であることに目覚めること。神は、大地の母であるパチャママのように、自然そのものである。

 神には耳がある。神はあなたの声を聞きたがっている。なぜ、多くの人が喉の痛みを抱えているのか。あなた自身が、自分自身を表現することを恥ずかしがっているからである。思っていることは、ちゃんと伝えること。ブッダには大きな耳がある。ブッダは、人々に第3の目を開いてほしいだけではなく、第3の耳を開いてほしいと思っている。それは神からのメッセージを聞いてほしいからである。何が真実で、何が真実でないかを区別するための耳である。

 (各々のテーマを紙に書いて渡した)
 各々のテーマが良く似ている。道を迷っている人が多いことがわかる。それは惑星レベルで起こっていることと同じ。神が私たちの日常とは、かけ離れてしまっていて、神の真実を受け取ることが出来ない状態にいる。知らなければならないことは、神は私たちの内にあることである。一人一人が神聖な存在であり、あなたの目の前にいる人が、神そのものであること。互いを尊重し、美しさに感謝し、全ての完全性を見て、無条件の愛を相手の中に投影し、互いが神聖な存在であることに気づくことを通して、自己信頼が築きあげられる。
 もう一つ大事なことは、自分自身を愛すること。そして、自分自身に豊かな滋養を与えてあげること。ハグすることは、お互いにとってエネルギーを交換する大切な行為である。例え、パートナーがいなくても、自分自身を抱きかかえることが出来る。それはとても大切なことである。
 誰かをハグするときは、いつでもその人の目を見つめるように。決して目を伏せてしないこと。ハグは愛が一杯のものだから。
(・・・みんなでハグしあいました。^^) 

 本当の愛の交流は、お互いの信頼のもとにある。その信頼を得るには、あなた自身が神聖な存在であることに気づくこと。相手から愛を受け取ることを期待して、愛を与えないように。何かを期待することは、エネルギーが欠乏しているからである。もしかしたら、誰かに愛を与えても、その人はあなたが望んでいるように反応しないかもしれない。でも、それについては心配する必要はない。例え、期待しているような愛が帰って来なくても、あなたは宇宙の銀行に愛を貯金しているのだから。次の角を歩いたときに、いろいろな豊かさがあなたのもとに与えられる。だから、与えるものとなろう。
 相手を受け止められるように、繊細になること。そのためには練習が必要だろう。不快感や痛みは、何らかの形で、神の源のエネルギーである愛を失っているからである。


 背筋を伸ばして、あなたの愛を表現してみてください。片方の目を伏せて、パートナーの目を見つめると、神聖さを見ることが出来るだろう。何か形が変わっていくのを見るかもしれない。
 (私たちはペアになって、片方の目を手で押さえて、相手の目だけを見つめました。)
・・・・私は、Saemiちゃんとペアになり、じっと目をみていると、彼女の目の中に、慈悲深い光りを見ました。そして、その目を通して浮かんで来たのは、フランスかどこかのヨーロッパで、修道女の姿をした彼女でした。(私も前に、修道女をしていたことがわかっていました。) そうか、Saemiちゃんとは、その時代に一緒だったんだ。・・・・

 宇宙は今、新しい光りを構築している。私たちは、皆ヒーラーである。どんな仕事をしていても、その手にはシャーマンの手が宿っている。ヒーリングの二つの柱とは、信仰と愛である。この旅を通して得た、信頼と愛というものを、その両手を使って日々に活かしていくこと。信仰というのは、信頼から来ている。その背景には、自信があり、その後ろには愛、慈悲、思いやり、恩寵そのものがある。私たちはそれぞれ、過去において家族であり、戦士であり、女性神官として、特別なエネルギーを活用していた。それは、毎日の生活の中に取り入れて行かなければならない。
 
 目覚めたとき、神に祈り感謝し、あなたの内にある神にも祈る。
 「私は神の道具です。私は、他の人の人生を、本当に良くすることが出来ます。」

 (例えば私は、私自身と周りの人々に、最善の状態がもたらされるように祈っています。)
 「私は神聖な存在です。」
 「私は今日、全ての人と愛を共有します。」
 そうすると、あなたは輝き始める。情熱に満ちた愛は、引き付ける力を持っている。光りは、引き寄せる力を持っている。あなたのその輝きに引き寄せられ、あなたの後を追うように、パートナーはすぐに見つかるはずである。
 私たちは、すでに行くところどころで光りを放って、周りの人に気づかれている。例えば、クスコで水の儀式をしたときも、とても強いエネルギーを放っていた。それを見て、周りにいた普通の人々も、真似をしてやり始めた。
(確かに、そうでした・・・^^) この後に行く温泉でも、それを感じることが出来るだろう。・・・・・・・

 ワークショップが終わって、アグエスカリエンテスの温泉に行った。シャワールームに入った頃から、急に激しい雨が降り始めた。もう、どしゃ降り状態。入っていた人たちが、一斉にバタバタと上がってきた。どうせ濡れるとはいえ、この雨はあまりにも・・・。(楽しみにしていたのに、ぐすん) 早く上がってくれないかな・・・。龍神さん、お願いね。 水着に着替えて、雨が落ち着くのを待っていた。しばらく経ったところで、だんだん小降りになってきた。これ以上、待っていられないと、温泉プールめがけて、みんなでジャ〜ンプ! あったか〜い。このちょっとぬる目の感じがいいな。さっきの雨で、ほとんどの女性が帰ったみたいで、真ん中はガラガラ。ラッキー! この時間はピークで、普段なら芋洗い状態と言われている。 それが今は・・・♪ 龍神さま、ありがとう。さっきは文句言ってごめんね〜。v(^^)v
 長い髪を下ろしたクイチが、私たちの一人一人に洗礼を始めた。マントラのような言葉を唱えながら、頭を水の中に沈めていった。私とケイたんは、ちょっとふざけて逃げたりしていたけど、その間に周りにいた人たちが寄ってきた。真剣な面持ちで、クイチに合掌をして洗礼をお願いしていたのだ。それを見て反省。(^^; はい、お願いします。
 私たちは、その後も、みんなで輪になってグルグル周ったりして、水の中を飛び跳ねていた。クイチが日本の歌を唄ってというので、「さくらさくら」を合唱した。そのうち、他の人たちも輪に加わり始めて、どんどん輪が大きくなった。みんなでトーニングしながら、一人を輪の中に入れて、一斉に無条件の愛の光りを送ったりもした。凄いエネルギーだった。そこでクイチが、私たちに言った。「これが、さっき話した、みんなが光っているということ。」 確かに、みんなの顔が輝いていた。夜空の下で、キラキラしていた。私もじっとしていられなくて、ひたすら水の中で飛び跳ねていた。楽しい〜♪ すっかりハイテンション! やっちゃんは、「中で目を開けても、全然痛くないよ。」と、何度も潜っていた。私もやってみた。ほんと、全然染みない。さすが、聖なる水。何もかも忘れて、無邪気な子供のように、最高にハイになった時間だった。(また入りたいよ〜) 

 とっておきの場所をクイチが教えてくれた。あるコーナーに、背中をピッタリ当ててみる。そこからお湯が湧き出ているみたいに、温かくて気持ちが良い。そして、チャクラを意識しながら、クンダリーニを上昇させる。お〜!! そこは、クイチスポットと呼ぶことにした。(^^) 気がついたら、クイチは大勢に囲まれていた。(あら、まあ!) どうやら、ヨーロッパから来たグループらしい。みんなクイチに一斉に質問をしているようだ。後で聞いたら、明日私たちとマチュピチュで合流したいとも言われたらしい。その中には、キリストにそっくりの人もいて驚いた。若き日のキリストって感じだったので、みんなで密かにキリストちゃんと呼んでいた。(笑) また、あるグループはオリャンタイタンボで、何時の間にか私たちの輪に加わっていた女性のグループだったことがわかった。その本人は来ていなかったけれど、彼女から私たちのことは聞いていたとのこと。(日本人は、結構目立つ?) みんなでハグしあった。楽しかった〜♪  雨が再び降り始めた。そろそろ時間かな。1時間以上は、入っていたみたい。気持ち良かった〜。しばらくしてから、全身がポカポカしてきた。お腹もすっかりペコペコだ〜。
 帰りに、クイチの友達のストーンのお店も覗いてみた。お待ちかねの今日のディナーは、窯焼きピザ。サラダバーで、お野菜たくさんとオニオンスープも頼んだ。(でも、これがまた私たちがイメージしているものと違って、クリームタイプのものだった。^^) フォルクローレの演奏も、ちょうど始まった。 いいタイミング♪ 
 明日は、いよいよマチュピチュだよ〜!!