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聖なるペルーの旅 2


〜 月の神に導かれた魂の旅 〜



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2002.12.20〜2003.1.6

1月 2日 
 ツアーとしては、今日がいよいよ最後の日。朝は早目に出発した。また雨が激しく降り出して、肌寒かった。(最後だから、雨は上がってほしい・・・とお願い。^^) 目指すは、ティワナク遺跡。インカ文明発祥の地とも言われている。最後に訪れるには、相応しいかも。 ラパスから、約70kmほど離れたところにあり、一時間弱で到着した。オープンを待っている間、博物館を見学し、私たちはこの日一番乗りで遺跡に入った。出発するときには、ちゃんと雨は上がってくれていた。(お願いするまでもなかったかな。^^)

 ” ここは政治・経済の中心だったが、近年特にスピリチュアルな人々が訪れるようになり、その影響を受けて、スピリチュアルの中心にもなってきた。ティワナクの文化において、特に知っておいてほしいのは、これは古代の古代の文化であるということ。25000年前のレムリアの時代からある文化で、インカ発祥の地である。”

 最初に現れた像の顔は、泣いているようにも見えた。レムリアの時代のもので、大洪水の悲しみを表しているそうだ。(写真左) 続いて、ピラミッドの地下神殿にきた。水路のようにも見えるが、実際には水路は別のところにあり、ラビリンスのようになっている。(写真右) この造りを良く見ると、レムリアの時代の人々が小人のように小さかったことがわかる。ある一枚の窪んだ岩の形は、マチュピチュやオリャンタイタンボで見たものと同じ造りで、この建築様式がティワナクから発生したことを示している。
 
 マチュピチュと同じ3段になった石が並んでいた。この石は、古代の祖先を象徴するように造られたものだそうだ。石にチューニングし、サイコメトリーを通して、祖先からのメッセージを受け取っていたという。その情報から、祖先の性別までわかっていたそうだ。みんなで石に手を触れ、チューニングしてみた。耳からカーッと熱くなった人もいた。一つ目の石からは、長い白髪の老人が浮かんだ。知恵のある、とても古い魂の人みたい。隣の二つ目の石に触れたとき、また胸がドキドキして熱くなり、息が苦しくなってきた。マチュピチュでの時と同じ感覚だった・・・。
  クイチの説明で、その意味がわかった。この二つ目の石は、強いヒーリングパワーを持った若い女性の神官で、優しくて愛に満ちていたという。この石に触れて、ハープのような音が聴こえた人もいた。ダンスをしているようだった。クイチは、この内の何人かは、その末裔だろうと言っていた。(ただいま〜♪)

 ”この石には、ヒーリングパワーが封印されている。レムリアの人々は、本当に愛に満ちていた。彼らは、シリウスからオリオンを通って、金星に行った。銀河系の大きな変革のとき、生き残ったのは、ほとんど女性だった。そして、彼らは地球にやってきた。だから、私たちは金星と南十字星を崇拝するようになった。”
 (このレポートを書きながら、今年に入って、金星やオリオンからのメッセージに関する本を読まされて、その内容にシンクロする出来事が起こっていた理由がわかりました。)

 ぬかるみで、足元はドロドロ状態だったけど、この頃には青空が広がってきた。(さすが、龍神さま♪) 赤土に覆われた中に、ラベンダー色の可愛い草花も咲いている。そこに、カエルさんも姿を見せた。カエルは、豊かさの象徴でもあるという。
 次に向かった神殿は、半地下神殿と言われているところで、クイチはパーソナリティの神殿と呼んでいた。石段を降りると、周囲には石の顔が埋め込まれていた。その数は180個あるという。(写真右) ここで、クイチが各々の隠れたパーソナリティをリーディングしてくれることになった。神殿の中をゆっくりと歩きながら、どの顔に惹かれるか、感じたものを見つけるように言われた。
 いろいろな表情をした顔があり、目や口はなくても、石の形だけで表現しているものもあった。一人一人選んだ顔について、クイチが説明してくれた。その人が深いレベルで、何を感じているか、何を求めているか、何を持っているのか、その人を象徴しているという。本人にとっては、まだ自分では気づいていない部分であったりもするようだ。みんなのを聞きながら、なるほどと納得することも多く、興味深かった。 

”外見に表れているもの、鏡に映っているものは一度壊さなければいけない。その内側には、もっと深いものがあるということに気づくために。”

 私が一通り見た中で、気になったものはケイたんと同じものだった。(写真左) クイチのリーディングによると・・・
 ”美しい目をした若い女性。大きな目は、深いレベルから物事を良く見ていることを表し、固く閉じられた口元は、意志の強さを表している。気品が高く、美に対しての意識が高い。自然界の美しさを大切にし、感謝している。ビーナスを象徴しているようでもある。 ”


こんにちは、もう一つの顔

ゲートからは、像が見えるようになっている

 遺跡の中心にあり、遺跡全体を保護しているという石の壁も、見事な石組みだった。触ってみると意外にも軽い感じで、デリケートなものだった。それも石によって感触が違っていた。(写真左)
 太陽の門の前にきた。一枚の巨石で造られているという。中央に描かれているのは、ビラコチャの神。「かわい〜い。赤ちゃんみたい♪」 その姿は、無邪気で明るい子供のようで、見ていると思わず笑顔になる。(^^) 太陽の子を象徴しているみたい。ライオンの鬣のような頭はサーペントで、両手に持っているポールは、コンドルとピューマの顔をした蛇で表されている。宇宙を守っているシンボルだそうだ。その周囲には、48の鳥人が描かれていた。


優しいエネルギーを感じた

重く大きな石で造られている

 その周囲にある像は、鉄条網で囲まれていた。さすがの私たちも、これを越えることはしなかった。(笑) 全身に細かい模様が彫られ、右の手の指が、わざと反対に描かれているのが特長の一つだ。かなり古いものなのに、良くここまできれいに残っているものだ。私たちは、最後の儀式を、この像を囲んで行った。みんなで手を繋ぎ、それぞれに浮かぶ名前を3つ(崇拝する神や自然界のものなど何でも)、一人ずつ「アプー」の後に続けて唱え、全員がそれを繰り返した。マリアさま・キリスト・アマテラス・マチュピチュ・パチャママ・・・・全員で同時に唱えると、すごいエネルギーになった。私は、イシス・シクイルケ・アマミキヨの名を呼んだ。それぞれの聖地や神々たちが、一同に集まって祝福してくれているようだった。
 この素晴らしい聖なる旅の完結と、私たちの新しい出発を・・・☆

 最後に、全員とハグした。みんなウルウルだった。今回のツアーのリーダーだったケイたんからは、虹の学校の卒業祝いとして、GOODLUCKのお守りと言われている、朱色に黒のビーンズで作られた首かざりが、全員に渡された。「Miyukiちゃん、戻って来れて良かったね〜。おめでとう〜♪」 この12日間は、あっというまのようだけど、同時にみんなとは、何ヶ月も一緒に過ごしていたような気がしていた。魂のファミリーたちに再会出来て、うれしかった。(^^) 

 空港に向かって、見送ることになった。やっちゃんと川崎みっちゃんは、明日リマからナスカに行き、私とSaemiちゃんは、このままラパスに残る。その他のみんなは、今夜リマから日本へと帰る。さよならするのは淋しいけれど、またすぐに会える気がした。ほんの一時のさよならだと思った。(実際に、すぐ会うことになったし・・・^^) だから、空港では笑顔で見送った。(新しい旅立ちには笑顔が一番!) 「また日本でね・・・♪」 

 クイチやルーディたちとも、ここでお別れ。私たちの聖なる旅を導き、サポートしてくれた二人には、とても感謝しています。特に、家族と過ごすはずの大切なホリデーシーズンに・・・。(次に来るときは、この時期は外すようにします。^^) 私の中では、もう戻って来ることが確定していたので、しばらくの間のお別れという感じ。再会を楽しみに、ここはニッコリ笑顔で、さよならしましょう。v(^^)v

 Saemiちゃんと二人で、ラパスの町を散策することにした。3600mの高度も、すっかり慣れてはいたものの、ラパスの通りは急な坂ばかり。(ふ〜っ^^) ペルーにはないものも、いろいろあって、おもしろかった。あるお店では、木彫りの壁掛けを買った。三日月のような形の中に、マリア様のような母と子が彫られていて、一目ぼれだった。(優しくて温かいの) ブティックに置かれてあるセーター類は、値段は高くなるものの、いい素材のものが揃っていた。ウイッチ通りには、呪術に使いそうな怪しいグッズが、ずらりと並べられていた。(笑) そこの奥のお店の雰囲気が良かったので、アミュレットをいくつか選んで買った。何と言っても、そこのお姉さんが若くて、明るい感じでイキイキしていたからだ。だって、いろいろなお守りやパワーグッズを売っている人が、顔色悪くて疲れた感じだったら、考えちゃうものね。(笑・・・現に、そのお店は流行っていたみたい。) 私は、まず3人のファミリーを象徴したものを選んだ。背中にはカエル(豊かさ)、両手にはサーペントとカメを抱えていた。他には、インカのシンボルであるコンドル(トラベルや守護)やピューマ(パワー)を買った。さらにパワーアップとして、一つ一つのアミュレットに虹色の紐を巻きつけてくれた。(うれしいな♪) 
 
 夕食には、ボリビア料理をトライしようと、ガイドブックを頼りに探したけど、なかなか目的のお店が見つからなくて、ぐるぐる周った。ラパスは首都だけあって、これまで訪れた町よりも都会だった。やっとのことで見つけて入ったら、英語が全然通じなくて、お料理も分かりにくかったのでパス。そこで、向かいにあったディズニーのダンボのお店に入った。ここは、いわゆるファミレスのような感じ。お店は明るくて、メニューもウエスタンで種類も豊富。ギターやピアノの生演奏から、子供たちのプレイコーナーまである。人気があるみたいで、家族連れや若い人達で一杯だった。私たちは、シーザーサラダやオムレツ、マンゴージュースを頼んだけど、どれもおいしかった。デザートの種類が、またいろいろあって、どれもおいしそうで選ぶのが困るくらい。ケーキは、それほど甘くもなく、期待を裏切らなくて満足した。(しかも安い!) 明日も来ちゃおうかな〜♪