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聖なるペルーの旅 2


〜 月の神に導かれた魂の旅 〜


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2002.12.20〜2003.1.6

12月 28日
 6時にホテルを出て、始発のバスで再びマチュピチュへ。バス乗り場は、すでにたくさんの人達が並んでいた。そうか、今日は土曜日だった。お昼頃には、びっしりになりそう。みんな考えることは同じね。(^^) 今日は、朝からよく晴れていた。昨日クイチから、ワイナピチュに入る前には、母なる地球に保護してもらうように、パチャママの石にお祈りをしてから登るようにと言われていた。
 ” どうか、私たちが聖なる山ワイナピチュに入ることを、受け入れてください。そして、私たち全員が元気に戻って来れますように、お守りください。” 

 ゲートで名前と入山した時刻(7:20)を記入し、出発前にみんなで記念撮影。さあ、出発♪(ワクワク) 今日は朝から、陽射しが強かったので、汗がどんどん流れてくる。上り下りで、相変わらず刺激的な道だわ〜。(うふっ) ・・・なんて言ってるけれど、かなり息があがってます。(^^) 急いで登る必要はないので、時々休んで景色も楽しみながら、ゆっくりと登って行った。(写真左) やっちゃんは、一番前でスイスイ登っている。しかも、にこにこ笑顔で楽しそう。いつかインカトレールにも挑戦したいと言ってたくらいだから、さすがです。おもしろかったのは、Mikiちゃんと祥ちゃん。聞くところによると、Mikiちゃんは途中で靴を脱いで裸足になり(!?)、バテ気味の祥ちゃんのリュックも持ってあげてたそうだ! (わお〜) Mikiちゃんはスリムなので、か弱い感じだった。それが、ワイナピチュに入ってから、登れば登るほど強くなっていった。ここで前世からの二人のカルマも解消。つまり、Mikiちゃんはもう大丈夫だよってことを、祥ちゃんに教えてくれていたのだ。 お腹の調子がイマイチだった幕張のみっちゃんは、高く聳え立っているワイナピチュの山を見て、「あれに登るの〜!?」 って感じで、最後まで辿り着けるかどうか自信がなかったみたい。それが、見事に全員で頂上に到達! しかも、登り始めて45分しか経っていない。(写真だと、半日ぐらいかかりそうに見えるけど・・^^) 素晴らしい!!(パチパチ) 

 ワイナピチュの聖なる名は、「The Temple Of The Victory And Ascension Of The Soul 」(ピッタリ!) 私も去年のことを思い出した。登り始める前よりも、頂上に着いた時のほうが遥かにエネルギーがアップしている。内なるパワーが目覚め、その名の通りアセンションしているのを体感出来る。頂上に着いたときは、自分自身に Victory した感じ。両手をあげて、バンザーイ ! 気持ち良い〜♪ 心地良い風が、ほてった身体を冷やしてくれた。みんなの笑顔が輝いて素敵だった。石の上に横になったり、トーニングして声を出したり・・・思い思いに時間を過ごした。そう、またしても私たちしかいなかったのだ。ラッキー☆ (いつもの貸切状態。v^^v) ワイナピチュの頂上から見る、マチュピチュはまた格別。 充分満喫したところで、話し声と人影が・・・。 そろそろ出発だ。 降り始めると、登ってくる人と次々にすれ違った。下りは、とってもスリリング。(人生には、ロマンとスリルが必要よね。笑) 

今にも飛び出しそう〜
お立ち台で〜す。(真下は見ないほうがいいよ。^^)

 しばらくして月の神殿のサインが出てきた。去年は、時間がなくて行かなかった。行ってみたいなあ・・・。どれくらいかかるのかな。ルーディに聞くと、ここから45分ぐらいかかるという。え〜、そんなにかかるの。ケイたんは、前に行ったことがあるらしいけど、もっと近かった気がすると言っていた。う〜ん、どうしようかな。今回の旅は、月の導きで始まっていた。ここまで来たら、やっぱり行ってみたい。それで、希望者だけ行くことに。(でも、結局みんなで行くことになった。さすが! ^^) すれ違った人に聞いてみると、20分ぐらいとか。じゃあ、大丈夫ね。そうして進んで行くと、神殿らしきところが出てきた。周りを石で囲っていて、小さいけれど祭壇らしきものもあり、何やら儀式をしたような跡もある。ここがそうみたい。思ったより近かったじゃない。すると、この奥にもあるとのこと。神社でいう奥の院のようなものらしい。ここまで来れたから充分だと思っていた。でも、その奥の院も気になる・・・。ルーディに、あとどれくらいかかるのか聞いてみた。すると、手を開いて「シンコ、シンコ・・・」と言っている。シンコは、数字の5のこと。なんだ、あと5分くらいなの? だったら、行ってみようよってことになり、さらに下っていった。でも下っても下っても、それらしき所は出て来ない。どんどん奥深いところに入って行く。5分どころか、20分以上は経っているはず。え〜、まだなの〜? 一本道だったが、本当にこの道で合っているのか、みんな不安になってきた。そこへ、きれいなオレンジブラウンの蝶々が飛んできて、次々にいろんな種類の蝶々が現れて、私たちを道案内してくれているようだった。こっちで合ってるみたいよ。もうすぐかもね。そろそろ、近づいてきたと感じたときに、大きな声で鳥が一斉に鳴き始めた。あと、もう少しだ。 私たちの足が早くなった。あっ、石で造られたゲートが出てきた。月の神殿の入り口だ! やった〜! その門をくぐって、しばらく進むと・・・・わ〜 素敵〜♪ 思わず歓声をあげた。・・・と同時に、大きなブルーグリーンの蝶々が、私たちの前を横切り、ふわふわと私たちの周囲を飛んでいた。あの蝶は・・・! アヤワスカのビジョンに現れた蝶々とそっくり! ここで見れるなんて・・・もう感動もの☆


 さっきまでの深い森の奥から、一気に視界が開けていた。その神殿は、洞窟の中に造られていた。まさに、隠された秘密の神殿って感じ。(アドベンチャー映画に出てきそう。^^) 沖縄の御嶽にも、雰囲気が似ている。王が座っていたような石の椅子や、サクサイワマンでも見た、瞑想のコーナーらしきものもあった。(写真下・右)神殿の奥は、薄暗くて神秘的。(ドキドキ) 目の前には、緑に覆われた景色が広がっている。平和で穏やかなエネルギーに包まれていて、しばらく浸っていた。(写真左) 一時はどうなることかと思ったけど、やっぱり来て良かった〜。ここに来れて感謝☆


 しばらくすると、神殿の上のほうからグループが下りてきた。しかも日本人。さっき私たちがワイナピチュを下りるときに、すれ違った人たちだ。まだ登っていたのに、何でこんなに早く? しかも裏のほうから出てきている。ガイドらしき人に聞くと、どうやら近道があるらしかった。まあ! でも、私たちはきっと、この正当な道を通って来る意味があったのでしょうね。 最初の神殿に挨拶をして、深い森を抜けて、ちゃんと正門をくぐってから、この神殿に入る意味が・・・。ルーディに良く聞いてみたら、時間を間違えたのではなかったとのこと。私たちが何度も尋ねるものだから、シンコ・シンコ・・・と繰り返して、わかりやすくシンコの5を、掛けた時間のことを言っていたのだ。(笑) でも、その誤解のおかげで、私たちはここまで来ることが出来たのだ。最初から片道に45分かかると知っていたら、来なかったと思うから。この計らいに、感謝です。(^^)

 ここから戻るのは登りになるので、大変だった。もう気力との勝負です。(笑) 結局、私たちはワイナピチュを軽く2回往復したぐらいの距離を、登ったことになる。素晴らしい快挙です!聞くところによると、わざわざ月の神殿まで行く人は、滅多にいないそうだ。私の後ろにいた、たまちゃんはカジュアルなパンプスの靴を履いて、最後まで登ったのだ。お嬢さまタイプって感じだったから、どこにそんな力があったのかと驚き。たまちゃんは、私の後ろにいたおかげで、リュックの中の五十鈴の音が聴こえて、とても気持ち良かったと言ってくれた。 ワイナピチュは、やっぱり凄かった〜☆
(パチャママありがとう。おかげさまで元気に戻って来れたよ〜。写真右)

 ホテルに戻って、さっとシャワーを浴びて出発。ランチは、昨日の夜、ルーディが連れて行ってくれたレストランに行った。ここで初めて、私たちが望んでいたオニオンスープが出て来た。味も本格的でおいしかった〜。それに、手作りプリンの味が忘れられなくて、最後に戻ってくることにしたのだ。満足・満足♪ 良くみたら、部屋の隅に大きな人魚が置かれていた。あら、素敵〜。また来るから待っててね〜♪
 列車に乗ったら、すぐにバタンキューだと思っていたら、なぜか眠れなかった。まだ興奮していたのかも。(^^) さよなら、マチュピチュ。また戻ってくるからね。

 クスコの夜景も、素晴らしかった。黄金に光り輝いていた。その時、やっちゃんが撮った写真には、光りの輪が写っていた。多分、キリストの像の光りのようだ。 おかえり!と両手を広げて、祝福してくれているみたい。祥ちゃんの撮った写真にも、たまゆらがたくさん写っていた。みんなマチュピチュに行ってから、すっかりエネルギーが変わり、新たな扉が開かれた感じだ。このマチュピチュでの数日間は、次元を越える旅をしたかのよう。おめでとう! そして、おかえりなさい。でも、これで終わりじゃないよ。明日は、いよいよアヤワスカの儀式だよ〜☆


ただいま、キリストちゃん♪
黄金の光りが降る町クスコ