[聖なる旅] 


聖なる旅



五島 小値賀島 編




2009.5.22〜5.24
                                
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 5月 23日
 左足がぐ〜っと動いて目を覚ましたら、起床予定5時の5分前だった。そういえば、起きる時間もウエサク祭の時と同じね。(ふふふ) 普段も、一応アラームは設定しているものの、どんなに夜が遅くても、予定している時間前(大抵は、日の出の時間)には目が覚めるようになっている。・・・カーボディを活性化させて、ライトボディに近づいて行くと、自然界のリズムとも同調してくるので有難いことです。v(^^)v

 夢をみたのを思い出した。ただ憶えているのは、勢い良く燃え盛る炎だった。 何の意味!?・・・浮かんだのは、龍が火を噴いているビジョン。「眠っているものを起こす。」

 タクシーを呼んで港へ。トランクから荷物を降ろそうとしたところで、まず電話番号に気付いた。「33−8181」。(ほ〜っ!) 続いて、真ん中に「101」と大きく書かれているのが、気になっていた。

 7時発のフェリーで出発。島までは、約3時間ほどある。毛布と枕を確保して、リラッ〜クス。しばらく横になって休んでから、甲板に出て「弥栄三次元」の続きを読んでいたら・・・(!) 数ページ目に、「101」の数霊のことが出てきた。 (一部を抜粋して・・・)

 ”日之本”を数字にすると、101になる。・・・それに101は ”和合”。 龍神界と人間界を和合させた。
 今後ますます発達するであろう高次元科学と呼ばれる分野は、化学式にプラスして大自然の意思というものが含まれることになる。そうならないと進歩とは呼べない。ありがたいことに日之本はすでにその流れの中にある。つまり 科学と神仏の想いの融合だ。


 早速、メッセージの意味が知らされた。「和合」は、今回の旅に出発する前から浮かんでいたこと。昨日も「陰陽の和合」として、まず男性性と女性性の和合が出ていた。

 そして、科学と神仏の融合は、数日前に観た「天使と悪魔」のテーマとして出ていたこと。(当時のブログにて)  高次元の科学というのは、言うまでもなく、オメガウォーターを発表したSTSのテクノロジー。 大自然ー宇宙の意思によって開発され、進化し続けている科学。 先月バージョンアップさせてから、そのことをさらに実感するようになっていた。

 みよさんにも伝えたら、「私も持ってきていたの。」と同じ本を取り出した。(ちゃんちゃん) ・・・それが、この旅の後に続くことへの示しにもなっていたのでした。

 他にも、新しいプロジェクトとして、いま準備していることに繋がることが書かれていた。・・・「日之本開闢」や「臨界点」もそうだったように、一冊の本を読むのに時間が掛かるけれど、それもその時にしか読めないようになっているのよね。(^^)

 小値賀島が見えてきた。白い十字架も見えている。思わず合掌。そして到着。

   

 港では、ご主人の義理のお兄さんが迎えに来てくれていた。お家に入ると、恵比寿大黒さまが仲良くニッコリ。床の間に作られた神棚にも、ズラリ勢ぞろい。おじゃましていま〜す☆

 ひと息ついてから、漁師のお兄さんの運転で、小さな船に乗って再び出発。対岸にある野崎島へ。波は穏やかなので、揺れも少なくて申し分のない状態。(よしよし) 太陽からの日差しも柔らかで、優しい風が吹いていた。

   

 神社の上の巨石が、手招きしているかのように見えている。あとは、うまく止めることが出来たら、真正面から入れる。もしそれが難しければ、裏に回って港の桟橋に止めて、尾根伝いで登ることに。
 岩場にロープをくくりつけるべく、お兄さんと前田さんが奮闘。私たち三人は、それを見守る。・・・そして、うまく成功〜! やったね〜♪ (パチパチ)

   

 ここまでは全てスムーズ。さあ〜、いよいよ入るよ〜。前田さんたちも、正面から登るのは初めて。お兄さんは、小学生のとき以来なので40数年振り。なので、どんな状態になっているのやらわからず、ジャングルのように草を掻き分けて進むぐらいのつもりで、ナタも用意されていた。

 麓の鳥居の前に着いたところで、大きな黒アゲハが、すぐ目の前まで飛んできた。その後も、しばらくヒラヒラ〜。太陽神も見守ってくれているのですね。・・・ここではアマテラスさま。
 大丈夫、ちゃんとみんなで行ける。こんなにもはっきりと、待っていてくれているのを感じるから。v(^^)v

 草で覆われた鳥居をくぐって進んで行くと、落ち葉に埋もれかかった石段になっていた。思ったほど、急な勾配でもない。これなら足元だけ気をつければ大丈夫そう。

   

 途中で、椅子のようになっている石に座って休憩。(パチリ!) 木漏れ日がキラキラ〜。 天然鹿ちゃんたちの足跡(糞だけど。^^;)も。 あの黒アゲハさんも、ヒラヒラしながら付いて来てくれている。 巨石の神殿のようなものも出てきた。帰りに、ゆっくり挨拶しよう。

   

 そして、お社が見えて到着。何度も休みながら、ゆっくり登っても40分ぐらいで着いた。(パチパチ) 初めてだった前回は、尾根伝いで登って2時間以上掛かったらしい。この道のほうが、よほど楽だったみたい。

   

 そこで、カセドラルロックのことを思い出した。私たちも初めて入ったときは、裏から何倍も時間をかけて登らされ、2回目のツアーのときは、正面からのコースで早かった。(セドナ編 Page10)  まさに同じパターン。 これでお二人は、先に表と裏の統合をしたことにもなっている。ご苦労さまです。(^^)
 そう、聖地と呼ばれるところを案内する役目があるとき、先に道を開いて行くときは、それなりの準備をさせられる。そうでした・・・最初の聖なる旅になったマチュピチュの場合は、インカトレールで3日間を掛けていた。(ペルーの旅 Page4) 観光としてではなく、それだけの意味を持って入るとき、呼ばれているときは・・・。

 お社の周辺には、菩提樹にそっくりの実(ルドラクシャ)がいっぱい落ちていて、さっちゃんが反応していた。その瞬間に、シヴァ神が浮かんできた。「破壊と創造」・・・そして大黒天さま。 昨日の夜、さっちゃんと大黒天さまとの繋がりがわかったところだった。やっぱり来てますね〜。(むふふ)

 お社の前には、真っ直ぐに立った二本の木。これが、ご神木かもしれない。男樹と女樹のように二つ並んで、和合の象徴のように思えた。そこで、またさっきの黒アゲハさんがヒラヒラ〜。よ〜く見たら羽に白い模様が入っていて、まさに陰陽のシンボル!

 お社の背後には、王位石(おえいし)と呼ばれる、例の巨石がド〜ン! 
 ” 高さ約24メートルあるこの王位石は、五島列島で最も古い「沖の神島神社」の御神体になっている。野崎島自体がかつては神島と呼ばれ、信仰の中心だった。それに相応しく、この島全体の波動が非常に高く、巨石を使った磁場調整の跡がいくつか見られている。”

 その場所から見た姿が、カセドラルロックの頂上と同じに見えた。そう、あのブッダが横を向いて、両手を合掌している姿に!

   

 それも、正面からみると、手の位置が反対になっている。(!) 表と裏を示すように・・・。(2007セドナ編 Page12) また王位石には、目も口もあり、上に台座のような石が乗っている。その石は、約8畳ぐらいの大きさで、かつてはこの石の上で神楽が舞われたこともあり、神島大明神さまが現れたという説もある。

 お社のほうは、ほとんど廃墟という感じだったけれど、まだ供えて間もないようなお酒などが奉納されていた。それに、ハート型の石に貝殻も。(可愛い♪)
 まずは、お掃除から開始。手分けして、みんなで箒ではばいてスッキリ。すぐに空気が変わったのを感じた。

   

 鬼のお顔の鬼瓦を、男性陣が水を流してゴシゴシ。洗った後は、お目目に光が入った。(!) そして、前田さんたちが作った芋焼酎を奉納。その芋焼酎は、島おこしとして手掛けたもので出来上がったばかり。今回、前田さんたちが訪れることになったのは、このためだった。

 ここに来ることが決まったとき、シナイ山で手にした石を奉納することが浮かんでいた。一つは、エジプトと日本の融合として。この石は、二つで一つになっていて、この半分は先に妙見神社に奉納していた。ここに持って来ることになって、妙見の青龍さまと繋ぐ意味があることもわかった。

 それと一緒に、白砂漠の砂とクリスタルは、みなさんとシェアしようと分けて持ってきていた。それを手にして、みよさんが感激してボロボロと涙をこぼした。
 去年「かつみうどん」さんに渡した砂とクリスタルをみて、欲しいと思っていたそうだ。その素直な気持ちが伝わってきて、私ももらい泣きしそうになった・・・。余分に持ってきていたので、二人のお子さんにも、渡してもらうことにした。
 去年も、縁のある人たちに渡していたけれど、その時にこの砂とクリスタルは、眠っているものを起こす働きがあることがわかった。それも、渡して瞬時に反応していた・・・。

 お二人が大祓いと龍神祝詞を挙げて、奉納も終了し、お昼の直会としてお弁当タイムに。その芋焼酎も、御神酒として飲ませて頂いた。すると、飲んでから胸を通った後で、ふわ〜っと円を描いてから、外に広がっていくのを感じた。何かに包まれたように・・・。 

 そこで一番反応したのは、さっちゃんだった。お代わりをして、どんどん飲んでいた。・・・というか、もう飲まされているという感じだった。
 浮かんできたのは、「解放ー開放」。ここで必要のないものは、解き放って行く。・・・シヴァ神の「破壊と創造」。何かを創造する前に、不要なものは破壊しなければいけない。そう、新しい始まりの前に。
 来る前の日には、ある人とバッタリ会って、大黒天さまからのメッセージも伝えられていたという。・・・昨日お泊りした、前田さんたちのお家の住所は大黒町になっていて、すぐ近くに大黒天さまがお祀りされていたということも。(ちゃんちゃん)

 その焼酎のラベルに使われていたマークは、二つの三角が組み合わさった八角形になっていた。(!) このマークは、ご主人の名刺にも使われている。名刺では、紫と赤の組み合わせ。それをみて、今回は紫と赤の服を用意した意味がわかった。その内の紫は、押戸石で着ていたものと色違い。赤いブラウスは、5月5日の昇龍のお参りに着ていたもの。(Diary174) ・・・こうして、いつも身に着ける色まで繋がってくるのです〜。 ちなみに、みよさんは青龍を思わせる濃いブルーだった。(^^)

 また、お隣に座っていたお兄さんの耳に目がいった瞬間に、恵比寿さまが浮かんできた。この時は何の根拠もなく、ただそう思ったのだけれど、良く考えたら恵比寿さまは釣竿に鯛を持っていたのでした。(ふふふ) 

 そこで、みよさんが金色の恵比寿さまの像を取り出した。小さいけれど、ずっしりと重い。それにお顔の表情が、赤ちゃんみたいに笑っていて可愛いこと。その像は、お兄さんに渡すことになった。これで、大黒天さまに恵比寿さまが揃っていると、またみんなで盛り上がった♪ ふと、鬼瓦さんをみると、にっこり笑った顔になっていた。(^^)

   

 外に出たところで、さっきの黒アゲハさんがヒラヒラ〜。そこにもう一羽現れて、二羽が仲良く戯れながらヒラヒラ〜♪  和合と融合が為された合図だ〜。 う〜、何てわかりやすい。 もう、演出が見事過ぎて言葉もなし。(笑) ・・・写真右 龍のお顔になっています。

   
 
 では、王位石のところまで行ってみましょう。その前に、お社の裏にある龍の石を見に行くことに。 草に覆われた中に出てきた。ここでようやく、バッサバッサとナタが大活躍。
 現れたのは、龍の頭そのもの。お顔もしっかり現れていて、いきなり目が合っちゃってドキッ。横からみると、しっかり首まである。一人ずつ撫で撫でして、ご挨拶。お兄さんによると、かなり昔からあったようで、だんだん風化してきていると言っていた。 私たちが来るのを待っていてくれたみたい・・・。

   

 そこからよじ登って、巨石の前へ。これも、観音さまの奥の院と呼ばれた、カセドラルロックを思い出す。大きさ的には、その半分ぐらいにはなるけれど、これまでそっと守られてきた神聖さを感じる。そして、この岩も人間の手によるものではないと・・・。
 巨石パークの天の岩戸のように、一人ずつ岩の間に立ってみた。

   

 海と島が見えている。その間に位置した島の形が、龍の頭に見える。(!) 神社のほうから吹いてくる風が、気持ち良〜い♪ しばらくしたら、その岩の間を走るように、船が出てきた。 新しい船出としての象徴・・・今から始まるのですね。

 ご主人が岩の上に上って、お酒を掛けて清めた。私は、光を送りながら祈った。ここに呼んで頂いたことへの感謝と、島の再生と復興のために、日本のために力を貸して頂けるように・・・☆

   

 さっちゃんが、自分から岩の上に登りたいと言った。私の知っている限り、今までにはなかったこと。私たちは、それを見守った。彼女の中から、何かが大きく解放された、開かれたのを感じた。(おめでとう〜!) ・・・後で聞いたら、この時は全く怖いとは思わなかったそうだ。(パチパチ)

 
 下りは、例によってスイス〜イ。途中で、さっきの神殿のような岩を覗いてみたら、牛さんがいた。こんにちは〜。(^^) 
 下まで降りたところで、また黒アゲハさん。モンシロチョウも登場で、最後のお見送りまで。 どうもありがとう〜♪ 

 しばらく岩場で、まったりとした時間を過ごした。さっちゃんは、とてもきれいな貝を拾っていた。海の水も、透き通っていてきれい。ティティカカ湖の月の島を思い出した・・・。


   

 帰りの船は、上下にバンピングして、まるでアトラクションのよう。・・・サファリのジープみたいな迫力。(^^) みよさんと、思いっきりキャッキャッ声を上げて楽しんだ♪ その間に、飛魚さんが波から出てきたり、鳥が飛んでいたりと、アマゾン川を走っているみたいな感じ。あ〜、おもしろかった。
 ・・・出発前は、大変そうなイメージだったけれど、ハード系は去年までにやり尽くしたので、エジプトから帰ってからは、今年のテーマである「嬉しい&楽しい&幸せ」で、ゆったり余裕バージョンになっているのでした。(えへへ)

 港からの帰り道、目に飛び込んだ消防署内の消防車が、「81」だった。(ちゃんちゃん^^) お兄さんのお家に戻ってから、今度は畑に行くことになった。来期の焼酎の芋を植えるらしい。芋の種類は、鹿児島の黄金千貫。(名前が良い〜。) 
 長靴を履いて、軍手をはめて準備。奉納でお芋を植えるとは聞いていたものの、どうやらかなり本格的な様子。(あらあら) 明日の朝の予定だったけれど、今のエネルギーの状態で、少し植えておこうということになり、千株の内の200株を植えることに。
 かなり土が固くなっていた。お兄さん以外は、みんな初めての素人なので、ちょっと悪戦苦闘気味だったけれど、何とか予定通りに完了。

 その後、神島神社へご挨拶に。その途中で、今度は白サギさんの団体が! お〜集まってるね〜。小値賀島内の神社は、沖の神島神社(沖津宮)に対して、地の神島神社(辺津宮)と呼ばれ、この二社を合わせた一社が「神島宮」になっている。
 主祭神は、神島大明神(鴨分一速王命)で、日本武尊という説も。海から入る人のために、下にも鳥居がある。沖の神島神社とは向かい合って立ち、ここから遥拝出来るようになっていた。

   

 姫の松原が出てきた。唐津の虹の松原のような感じで、松林のトンネルを抜けていく。ここも龍が集まっているようにみえた。(写真左)

 続いて、ポットホール(玉石甌穴)を見学。降りた途端、さっちゃんと一緒に 「ここはどこ〜!?」。 これまでの景色から一転して、草原が広がっている。この風景も、どこか押戸石に似ている。違うのは、海の前に草原が広がっていること。 押戸石の山に対して、ここは海。やはり、対比して一つになっている。

   

 ここのポットホールは、硬くて黒い熔岩のベンチの裂け目にできた穴で、深さ3m口径2m底の径1mの穴の中に、50cmの玉石が入っている。その玉石は、日本でも最大もので国の天然記念物に指定されている。球の表面は黒光りしていて、島の人たちからは「玉石さま」として、大切に奉られているそうだ。
 満潮で大しけの時などは、海に通じる亀裂から進入する海水によって,玉石が甌穴の底を転動して削磨作用を続け、そのときに潮がクジラの背のように勢い良く噴き出すという。(ほ〜っ!) 

   

 さっちゃんは、白い鳥居をみて、糸島の二見ヶ裏みたいと言っていた。私は、同じ海に火山ということで、済州島のことを思い出していた。(済州島編 Page1 ) 火と水だ・・・。

   

 そこからの道は、気持ち良くなって車の中でウトウトしていた。 お家に戻ると、お仕事から帰ったお兄さんの奥さん(光子さん)が、温かい笑顔で迎えてくれた。

 先にお風呂まで入らせて頂いて、夜の直会のスタート。またまた芋焼酎でカンパ〜イ! 普段飲まないので、お酒の違いはわからないけれど、味としてはまろやかで柔らかい感じがする。一口とはいえ、飲めない私も御神酒になると、すんなり入ってくるので、このお酒もそうした役割を持ってくる気がしてきた。 もしオメガウォーターで作ったなら、それこそ究極の御神酒になるはず・・・。(!)

 お兄さんが選んで、用意してくれたお刺身は、またおいしかった〜。新鮮なのはもちろんのこと、切り方にも拘っていて、皮だけ炙っていたり。何しろプロの漁師さんの手に掛かったものですから、もう言うことありません。 お刺身自体、久し振りだったけれど、おいしくてパクパク。
 イカのフライに、光子さん特製の大根おろしと柑橘のサラダドレッシングも、おいしかった。最後に出してくれた、お魚とゆずの効いたお吸い物も最高〜。今日は一仕事を終えて、お腹も良い感じで空いていたので、五島の海のエネルギーと一緒に、たくさん頂いた。

 その間もいろいろ話が尽きず、気がついたら11時過ぎまで続いていた。昨日もあまり眠っていなかったので、今日は早く休むつもりだったのにね。(うふふ)  ふと見上げたら、大黒さまと恵比寿さまが真上からニッコリ微笑んでいた。

   

 ・・・そうして、いよいよ締めの新月を迎えたのでした☆