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聖なる旅 



ネパール ヒマラヤ 編


2007.3.18〜3.24
                                                                                

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 3月21日 (春分の日 前編)
 目が覚めて、時計を見たら 「3:33」だった。おっ、良い感じ♪ 5時過ぎに集合して出発。そう、ヒマラヤの日の出を観に行くのだ。姿を現してくれるのかどうかは、行ってみないとわからない。昨日の夜、くっきりと浮かんでいたオリオン座と、今朝の「333」のサインで、何かがあるのだけは感じていた。

 標高1592mのサランコットの丘。ここが、ヒマラヤの展望台になっている。朝もやの中に、うっすらと頂上が見えている。もしかしてあれが!? 
 ヒマラヤの聖なる山 マチャプチャレだ。(6993m) やった、見えている。この時点で、すでに鳥肌が立ってきた。
 マチャプチャレは、「神の山」として地元の人々から崇められ、ネパール政府も登山許可を出さないという未踏の山になっていた。

 バスから降りて、展望台へと登っていった。マチャプチャレが、少しずつはっきりしてくる。
 「あ〜あんなに大きかったんだ〜。」 その声は、添乗員さん。(!?) 何度も来ているのに、初めて観れたのだという。それだけに感動もひとしおだったようで、実感がこもっていた。やっぱり、そうなんだ〜。ここまで遥々来たからといって、必ず観れるというものではないのだ。みんなで、良かったね〜と喜び合った。

 展望台には、たくさんの人がいた。私も間をぬいながら、一番高い台の上に乗った。マチャプチャレが正面に見えていた。(あ〜感動) その姿を見つめながら、心の中でお祈りを始めた。まず、ここに呼んで頂いたことへの感謝を伝えた。
 そして、この旅の目的の一つだった、「コンドルとイーグルの統合」のための光を送った。ペルーで祈っているアダム達に、意識を一つに合わせながら。 世界平和のための統合がなされることを祈って・・・☆

 しばらくしたら、鳥が鳴き始めた。あっ 来る! 空が少しずつ色づいてきた。そして、連なる山々の奥から、姿を現し始めた。あ〜、この瞬間は何度味わっても、興奮する!
 真っ赤なのは一瞬で、すぐに濃いオレンジ色に変わる。上下の雲の間に挟まれたようになった。あら、これはどこかで見たような・・・昨日のブッダだ! スワヤンブナートのブッダの目になっている。あの目がパワフルな光になって、ここに・・・。


 その間、目を逸らすことも出来ずに、じっと見つめていた。それから雲を通り抜けて、再び昇り始めた。光が、さらに強くなっていった。上に薄い雲があるので、またブッダの目のように見える。でも今度は、はっきりと目を見開いているようだ。すごく強い光だ。ブッダのパワフルな目に、じっと見つめられているみたいだ・・・。


 再び、雲の中へ入り、またその雲の上から出てきている。 昨日と同じで、3回の日の出になっている。(光の三段活用なり。^^) 

 今度は、ゴールド色に輝き始めた。その光はクロス状に放たれている。(!) わ〜すご〜い♪ 眩いぐらいの黄金色の光。・・・写真もきれいだけど、実際にみると、そのエネルギーは何十倍もすごいのです!



 私の目もどうにかなりそうだった。両目と第三の目の辺りが、ジンジンしていた。・・・その意味が、後でわかることになりました。

 朝日を浴びて、ヒマラヤの山々も輝き始めた。アンナプルナ連峰が、くっきりと見えてきた。何て美しく、神々しいのでしょう。その山の姿は、神そのものだった。聖なる山を目の前にして、私の魂も歓びに震えていた。最後に、もう一度感謝の光を送った。ここまで導いてくれた、ヨガナンダさまやババジさま、ヒマラヤの聖者たちにも。


 そろそろ降りる時間になった。ギリギリまでねばっていたけど(笑)、もう行かなくっちゃ。その途中で、アンモナイトの化石だけ、素早くゲットした。二つの石を合わせたようになっている。ここでの思い出として。(^^)

 バスへと戻る途中でも、みんなで最後の写真を撮っていた。「名残惜しいね〜。離れ難いね〜。」と言いながら。(^^) そうなの、ちょっと角度が変わったり、太陽の光の当たり具合でも、また違って見える。だから撮っても撮ってもキリがないのでした。(へへへ)

 赤い花の木と一緒にパチリ。あ〜素敵♪ さあ、これが本当の最後にしよう。(笑)
 

 後編へと続きます・・・