[聖なる旅] [長野編 Page1]



聖なる旅


長野編2003

                        Page 2

2003.4.26〜4.27

4月 27日
 今朝は5時半過ぎに集合して善光寺へ。私たちが着いたときは、午前6時頃に始まるお数珠頂戴を授かるために、すでに長い列が出来ていた。去年始まったときは、私たちが最初だったのに、さすが御開帳だ。私たちは、ちょうど六地蔵の前で待っていた。六地蔵さまのお役目は、人間の死後の六つの世界でそれぞれの苦しみを救うもの。(待っている間に、光りを送ってご挨拶。) 今年もまた頂くことが出来て感謝です。(写真左・これで、ちょうど3度目!)

 善光寺御開帳は「七年に一度の盛儀」(正確には六年に一度)として、丑と未の年に行われる。今年は、4月6日から5月31日までの開催。御開帳では、ご本尊で秘仏の「一光三尊阿弥陀如来像」と寸分違わず制作された「前立阿弥陀如来像(国重要文化財)が公開されるもの。中央に「阿弥陀如来像」、左に「勢至菩薩」、右に「観音菩薩」が並び、「善光寺如来」独特の姿をされたもので、普段は御宝庫に安置されている秘仏の一つである。その「前立本尊」を七年振りに善光寺本堂に安置し、お手から伸びる金糸が善の綱となって結び付けられた「回向柱」に触れることで御仏の御徳を授かること、それが御開帳の儀式でもある。

 これが回向柱だ。(写真右) みんなで擦り擦り撫で撫で。(^^) ありがとうございます。本堂の中も、人垣が出来て大混雑。山田さんたち男性グループとは、はぐれてしまったので、その後は3人で行動。前回は気づかなかった、びんずる尊者さん。(写真下・左) びんずるさんは、お釈迦様の弟子で医術の心得があり、そのようなことから自分が病んでいる部分と同じ場所を擦ると、病気や怪我が治るといわれている。毎年正月六日には、「びんずる廻し」も行われている。その際にしゃもじで叩かれるらしく、そのため目もお鼻もツルツルになっていて、ちょっと痛々しく感じた。参拝者は、われ先にといった感じで必死に擦っている。「ご苦労さまです」と感謝を込めて、光りを送りながら全身を撫で撫でしておいた。


 すでにお朝事が始まっていて、内陣はびっしりの人。空いているところに座って、一緒に参加させて頂いた。開かれたご本尊は光りを放っていた。(写真右) 団体のグループが、途中で出たので、私たちは一気に前まで行くことが出来た。そこへ、お導師さま登場。お朝事までは、とても無理だと思っていたのに、こんな近くで最後まで参加することが出来て感激。ありがとうございました。(お経をあげているときの写真下)
 初めてだったMikiちゃん、たまちゃんと一緒に、もう一度戒壇巡りにもトライ。3人とも無事に錠前を見つけて、再びご本尊さまとの結縁も頂いた。そして、鐘の後ろ側の例の場所(鳳凰を見たところ)で、太陽参拝。今回は、金色に光る太陽を囲む雲の形が三角のピラミッドの形に見えた。(ピラミッドのオンパレード^^) もうすぐ行きますから、待っててね〜。 

 二人がお土産を選んでいる間、おみくじが目に入ったので引いてみた。すると、何と大吉!
       春風の 吹けば おのずと 山かげの 梅も桜も 花はさくなり
 桜さん、またまたありがとう。うれしいな♪ しっかり受け止めますね。 中には、金色の達磨さん。
  ”忍耐・人望・福徳をさずける福神。七転八起、人に忍と福と寿命の三徳を与える福神といわれて、古くから信仰を集めている。”
 私も達磨さんのように、周りの人たちに、福をいっぱい与えられるようになりたいです。(^^)


ご苦労さまです
(写真クリックして拡大)

光りを放つご本尊さま
(クリックして拡大)

お道師さまのお経が始まって・・・
(クリックして拡大)

お朝事のクライマックス
(クリックして拡大)


 ホテルに戻って朝食。一足先に帰った山田さんたちと、細井さんが一緒にいた。早速オメガウォーターでクリスタル塩を作る話で盛り上がっていた。紹介したいと思っていたら、しっかり繋がりましたね。(^^) そして、このまま帰る予定だった細井さんは、この後も私たちと一緒に行動することになった。(やっぱり細井さんも、呼ばれてしまったのね。^^)
 
 私たち三人に、山田さん、細井さん、瞑想会やセミナーで、よくご一緒していた井上さんの5人で出発。1年振りの皆神山。入り口には、「ピラミッド祭り」の旗が出ていた。(今がシーズンなのかしら・・・^^) 岩戸神社で降りて、小さな洞窟の中に入る。ひんやりした空気で、天井には水滴も。私は静かに五十鈴を鳴らした。出てくると、スーッと冷たい風が吹いた。
 山を登って行くと、桜の木がいっぱい見えてきた。きゃ〜素敵♪ 風に枝を揺らしながら、私たちを迎えてくれている気がした。頂上に着くと、神社の裏手にある大きな桜の木が目に付いた。見事に満開。ご神木と一緒に、この桜の木も、この場所を守護してくれているみたい。今回の桜さんの導きは、ここがゴールだったのだ! 感激☆
 皆神山のピラミッド伝説の看板を改めて読むと、やっぱりすごい。でも、一番興奮していたのは、細井さんかも。「ここに来るのは、よっぽどの縁。僕は普段だったら、来ないんだから・・・」 細井さんは、自分から、どこかに訪れることはしないと言っていた。神社にしても聖地にしても、わざわざそこまで行かなくても、そのエネルギーは目の前に持って来ることが出来るし、神様も呼べば来てくれるという考えを持っているからだった。そこで、細井さんの話が、また止まらなくなった。

 ”日の丸の赤の中心には、ゴールドの玉がある。(またゴールド!) 日本は聖書そのもの。 京都の下賀茂神社と上賀茂神社が、それぞれ洗礼と足を洗う場所だったこと。「大」の字は、ただ一人の人を表し、そこに十字架が入ると「本」になり、イエスキリストを表している。(本物の本だ!) 塩は宇宙の93元素を全て持っていること。・・・”
 などなど、ピラミッドとキリスト、日本との関係について、延々1時間以上に渡って話してくれた。そこで、お釈迦様の話も出て、私は満月のメッセージを思い出した。そう、ここはお釈迦様とも強い関わりがある場所だった。そのためのサインを見せて、迎えて下さったのですね。 ありがとうございました。
 例によって、細井さんの話は終わりそうになかったけれど(^^)、時間が迫っていたので、皆神神社の参拝をして出ようとした。そこで、井上さんが瀬田先生からもらって、いつも持っていた竹炭が二つに割れていることに気づいた。何もしていないのに、突然割れたそうだ。私は瞬間的に、魂の岩戸が開かれたことを感じた。この皆神山は自らの力を開くところでもある。(去年のレポートを読んでね) ここに来た6人の新しい扉が開かれたことを、象徴して示してくれたのだと・・・。山田さんは、最近動くときは、いつも6人になると言っていた。細井さんも言っていたように、偶然にこの場に集まったのではなかった。しかも男性3人・女性3人で陰陽も見事に調和かな・・・なんてことを思っていたら、男性3人は白装束の神官のような姿で、私たち3人は女性神官の巫女のような姿が浮かんだ。遠い遠い昔のこと・・・☆


 山田さんと井上さんは、飛行機で先に帰らないといけなかったので、私たちはバスで戸隠神社に行くことにしていた。でも楽しい時間というのは過ぎるのが早くて、結局バスの時間には間に合わなかった。次のバスだと、今度は帰りの新幹線に間に合わない。先回りしたバス停で降ろしてもらうことになったものの、どうやらバスの走らない道に来てしまったようだ。そこで、タクシーに乗れる適当な場所を探していたら、直売センターがあった。そこで、二人とはお別れ。山田さんたちも、これから引き返して空港まで車で行かないといけない。時間がギリギリ。でも、きっと間に合うはず。(ここまで送ってくれた二人のこと、ちゃんと守ってくれますよね。)

 タクシーを待っている間にテーブルを借りて、持ってきた”おやき”でランチすることにした。すると、温かいお茶に手作りのお漬物(おいしかったの〜♪)に、売られていたリンゴまで出してくれた。(カットしてくれたのは細井さん^^) その産直リンゴが、またおいしくて・・・。さすが長野! 買って帰りたいけど、一袋は重いなあと思っていたら、細井さんがリンゴを一袋買って、私たちにお土産として分けてくれた。(わ〜い!) この後は時間がなくて、お店ではランチ出来ないと思っていたのに、思わぬところで全て用意してくれていたようで、ラッキー&感謝☆ バスに乗り遅れて、ここまで来るのも計画通り!?
 すっかり寛ぎながら、食べ終わったところでタクシーが来た。戸隠の高原を走りながら、説明してくれた。奥社の途中に、きれいな池があるというので、その道を走ってもらった。鏡池と呼ばれる池には、天気が良ければ戸隠山がきれいに映るという。お〜、何て神秘的なところ! 車の中から見ただけだったけど、その光景には目を奪われた。時間があったら、ゆっくり散策したいところだ。

 ようやく奥社の入り口に到着。鳥居の前には川が流れていた。周囲には、まだ雪が残っている。奥社までは約2キロ。30〜40分かかると聞いていた。時計を見ると、帰りのバスの時間まで、あと1時間20分。ここまで来たなら、何とか参拝だけでもしたい。細井さんは革靴にスラックスだったので、そこで待ってくれることになった。参道沿いにも小川が流れている。雪の残った道に太陽の光りが射しているところは、キラキラ反射していてきれいだ。15分ほど歩いたところで仁王門。奥社までは、まだまだみたい。この先は雪がぬかるんでいるので、早くは歩けない。足元にも気をつけながら、踏ん張って歩く。この道が有名な奥社の杉並木だ。そこに雪景色が加わって、神秘的でさらに幻想的な雰囲気が漂っている。だんだん坂道になる。(あら〜) 考えて見れば、あのプロセスの後に、こんなに一気に歩くのは初めて。でも今は、そんなことは言っていられない。石段の上も雪で覆われている。(ふ〜っ) お〜、やっと社殿らしきものが見えてきた。標高は約1350m。冷たい風に、奥社から見下ろしながら、大きく深呼吸した。
 とうとう奥社まで来れた。戸隠に来たかったという二人。山田さんたちが早い時間で帰ることになったので、今回は皆神山しか行けないかもしれない。その時にしかわからない状態でもあった。それならそれでも良い。でも、呼んで下さるのなら、辿り着けるように私たちを導いてください。戸隠の神々さまに、そう伝えていた。今回来れなかったなら、また次の機会があるということで、起こることに任せるつもりだったのだ。
 奥社のご祭神は、岩戸を開いた「天手力雄命」。私たちも、更なるパワーの扉を開くとき・・・。
 
 奥社の奥には九頭龍社があり、水の神でもある九頭龍大神が祀られている。社務所で、九頭龍大神が中に描かれている小さな玉を買って、お財布に付けることにした。またこれからも、よろしくね♪

 さて、ここから戻らなければ・・・下りで時間を稼ごうと思っていたのに、雪道でもっと大変そう。Mikiちゃんは、奥社の前から近道をしようとしたら、雪の中をコロコロ滑り落ちた。でも、それを楽しんでいたMikiちゃん。そして、石段のところでも、足を滑らせた。(これで2回、あともう1回ありそうな・・・) 私の密かな予想に答えるように、もう一度コロリ。(これで、おしまいのはず!) そう、見事に3回滑り、ケガもなく完結。(素晴らしい!) 滑って転ぶ度に、何かが終わった。そして、その後で新しい何かが始まる。私にはそう思えた。おめでとう! (同じ事が3回続くのには、意味があるの。)
 雪を一歩一歩踏みしめて歩きながらも、ハイペースで歩いて鳥居に到着。何とか間に合った〜。私も久しぶりに歩くので、どうなることやらと思ったものの、以前よりも身体が軽かったし、足腰も疲れていないことに気づいた。完全復活の証明だ! いや、むしろプロセスで足腰も軽くなったみたい。それに歩いたことで、仙骨にもいい刺激が起こり、エネルギーもアップした感じ。二人も、昨日の夜に細井さんから調整してもらったので、大丈夫だったみたい。これも去年のShinoちゃんと同じパターン。必要なことは、ちゃんと起こしてくれている。感謝・感謝☆ 長野には支局も出来たことだし、今回訪れたところは、それぞれに縁が出来ているので、またいつか来ることになりそう。その時まで待っててね〜♪


 戸隠のお蕎麦を食べ損ねたので、バスに乗る前に、お土産のお蕎麦を買った。そして、バス停に着いて、ひと息ついたところでバスが来た。お〜この見事なタイミング!(このバスに乗らないと、帰りの飛行機にも間に合わない) 途中少しハラハラしたものの、全ての目的は達成。(旅には、このスリルがないとね・・・^^) 後で聞いたら、山田さんたちも出発5分前に空港に着いて、本当にギリギリのところで間に合ったそうです。(ほ〜らね。^^)
 新幹線もピッタリに乗れて、東京駅でみんなとお別れ。細井さんが、二人のことも感心していた。若いのに、セミナーに参加したり、ここまで来て神社に参拝したり・・・。私たちにすれば、それは何も特別なことではなく、ただ感じた通りに動いているだけ。私たちにとっては、細井さんが途中からはじけたのがおもしろかった。(笑) 刺激を受けたみたいに感じた。確かにエネルギーは、その場に行かなくても感じることは出来るし、神様も波長を合わせて呼べば目の前に来てくれるでしょう。でも、私たちは今、肉体を持ってこの三次元で生きている。この肉体を使って、目で見て手を触れたり、風のささやきや鳥の鳴き声を聞いたり、足で踏みしめて大地のエネルギーを感じたりして、五感で直接感じることも大切なのではと思う。 それに、外に出ることで新しい人々との出会いや触れ合いもあって楽しいし、神様も、いつも呼んでばかりでは申しわけないから、こちらからも出向いて挨拶したほうが良いですよね。(^^) そうして、動けるときは動いて、その機会を与えられたなら、ちゃんと受け入れたい。自分で決めれば、意図すれば、自由に動けるようになるし、必要なものは全部後から揃ってくるからね〜。私の旅は、これからもまだまだ続くよ〜☆