[Page 1] [聖なる旅]




聖なる旅


信州編


                     Page 2

2002.3.23〜26


3月 24日
 今朝は、6時15分にホテルを出て善光寺へお参り。ホテルからは、歩いて10分ほど。ひんやりとした空気が清々しくて気持ちがいい。まだ人通りも少なく、ひっそりと静まった空気。大きな二つの仁王様の門から入る。

 ぬれ仏と地蔵像にも挨拶をして山門の写真を撮っているところへ、右の門(大勧進)から列を為して、こちらに向ってくるのが目に入った。お付の人が、「ここに並んで座って・・・」と教えてくれて、ようやくわかった。先に行っていた山田さんを、急いで呼び戻す。これがあの「お数珠頂戴」だったのだ。

 朱傘を従えたお導師が本堂に向われる際に、参道に膝まづいた信者に、お導師自らが頭の上をお数珠で撫でられ、功徳をお授けになるという。それにしても、何と言うタイミング! しかも、これがシーズン中だと、参道にずらっと長い列が出来るそうだが、この時は私たちだけ。ゆっくりと顔をあげて目を開けると、私たちは朝日と真正面に向かい合っていた。自然と合掌して、太陽に拝むような形で頂戴していたのだ。金色に光っている朝日が、祝福のメッセージを伝えてくれていた。

 大香炉にお線香をあげて、立ち上がる煙で身体を清めた。本堂では、お朝事が始まっていた。 昨夜降った雪が、遠くの山に積もり、境内の庭や屋根の上にもうっすらと残っている。そこに朝日が当たってキラキラ光っている。本堂から太陽に向かい、五十鈴を振った。しばらくすると、また光りが出てきた。黄色の光りが波のように動き、それが小さな玉に分かれて広がって行った。太陽の周りには、また赤紫の光りが出てきた。それも光りの玉になって動いている。龍かな・・・。 隣にいた兄も同じものを見ていた。

 「何か孔雀みたいな羽に見える・・・」 もしかして、鳳凰!? 咄嗟に浮かんだ。「うん、あれは龍じゃなくて、鳳凰だ」と兄。光りの玉が集まって、羽を広げながら上へ下へと飛んでいる。その光景に目が離せない。いつまでも消えることなく現れている。どれくらいの時間が経ったのか・・・。そろそろ戻ろうと、後ろを振り返ると、私たちの真後ろに鐘があり、今まさに鳴らそうとしていた。「ゴーン」と境内中に響き渡る。その音は、私たちの魂にまで響いていた。
 門を出て、もう一度振り返ると、善光寺の両脇から雲が立ち昇っている。「何かそこにも出てきてるね。」と山田さん。見送ってくれているみたい。ありがとうございます、行って来ますね☆

煙のように立ち昇っている雲

 10時からセミナースタート。
1日目のコンサートの後では、初めての方や一般の方が多いので、入門編のような感じでお話をされているが、2日目では具体的なことも教えてくれ、半田先生からはより深いメッセージが伝えられる。

 世界の農薬の生産量の20%以上を、この小さな国土の日本が消費している。日本が世界で一番地球を汚していること。それは大田さんの環境セミナーでも繰り返し、聞かされていた。その影響は、自然界の破壊だけでなく、動物たちや私たちの子供たちにも及んできていることに、まだ気づいていない人たちが多い。もう、ちゃんとした人間の子供たちが生まれなくなっている。不浄な水のために、世界では年間に1000万人、空気の汚染で300万人の死者が出ていること。2025年には50億人が水不足になると言われているが、それはすでに始まっている。揚子江の水も途中でなくなってきているそうだ。人口はあと10年で80億人になるだろうと言われている。

 今の地球のエネルギーでは30億人の人たちが定員オーバーで、溢れてきている状態。このままの状態で進むと、あと30年で地球はダメになることが、データではっきりと表されている。利潤や利便を追求して、進化の法則を無視した生産活動が、このような結果をもたらしている。私たちが健康になるためには、健康な環境を提供しなくてはならない。もうこれらのことは、様々な環境セミナーで繰り返し伝えられてきていて、ある団体は江戸時代や縄文時代の生活に戻ろうと提案しているそうだ。

 でも現代の生活の中で、そのような生活を実際に行って行くのは困難なことだと思う。それよりももっと前向きに、最新のテクノロジーを使って、地球を蘇生させて行くこと。その方法は、クオークのエネルギーを取り入れること。それは、歪んだ情報やエネルギーを正常なエネルギーに変えてくれる。

 そのエネルギーを水に応用したのがハーモニーウオーターで、塩素を入れた情報さえも取って行き、歪んでしまった細胞も正常な細胞に変えて行くことが出来る。これまで、πウオーターやアルカリイオン水、磁気水や電子水なども出てきたが、もともと遺伝子が記憶していない水を飲むと、身体が迷ってしまい、それが結果として身体のバランスを崩していたこと。
 これまで私の周りでも、それらの水を取り付けて飲んでいる方がたくさんいた。もちろん私もこの水に出会うまでは、そのことは知らなかった。幸いにも、それらの水には縁がなく、出来るだけ自然な形で浄化した水を作っていたが、それも水道水よりは多少安全というだけで、細胞や地球を蘇生するエネルギーは持っていなかった。

 その水が本当に良いかどうかは、開発した人たちだけでなく、長く飲んでいる人達を見るとわかる。その人たちが、本当に健康で毎日が楽しくて、イキイキと輝いた人生を送っているのかどうか。この間に私の周りで取り付けた人たちに、様々な変化が起こってきているのを目にしている。本当に不思議なようだが、何よりもこの水のことを、ほとんど理解していない家族の方たちが変化してきているのだ。
 本来の自分に戻るべく、自然とバランスを取り戻そうとして、自ずとそれぞれの進化の方向に向ってきている。それこそが、宇宙の進化の法則に沿ったものであることがわかる。この見えないエネルギーの世界、見えない科学の世界(村上教授のいうナイトサイエンス^^)を、はっきりと目に見える形で表してくれている。

 このプロジェクトは、水の蘇生の後にいよいよ大気・空気の蘇生に入った。この地球を蘇生するには、水・空気・土壌の3つの環境蘇生が必要。大気蘇生のことは事前に知らされていたが、それがここ長野で発表され、4月に出されることになった。蘇生エネルギーを持つ空気を吸っているだけで、みるみる間に血液がサラサラに変化して行くのがわかる。それを今回のセミナーではっきりと目の前で見せてくれた。これだけの開発をするのに、一体どれだけの労力とエネルギーを費やされたのか・・・。
 そのことにはほとんど触れずに、自分のことに対してはいつも謙虚に話される半田先生。でも私には伝わってくる。半田先生たちの地球を思う気持ちと、その使命を背負った人間の責任の重さ、そしてそこから逃げないで、その使命を完うさせようとしている。私はその姿に心を打たれてしまう。おかげでセミナー中は涙を抑えるのに必死。(^^; 

 有り難いことに、私たちは普段の生活で当たり前のように、ただ使って行くだけで、身体も心も健康で幸せな気持ちになれる。それが結果として地球に貢献して行くことが出来るのだ。私たちは、何て幸せなんだろうと思う。STSでは3つの歓びというのを掲げている。「出会えた歓び・使い伝える歓び・分かち合える歓び この3つを共有しそのことに感謝する」 

 私は、この水に出会えたこと、このプロジェクトに出会えたこと、半田先生に出会えたことに、心から感謝している。そして、自分の周りの人たちや大切にしている人たち、こうして縁があって繋がっている人たちに、分かち合うことが出来ることを。私は、こうして自分の感じたことでしか伝えることが出来ないけれど、繋がっている人達は自然に気づき、理解してくれている。そのことが本当に有り難いし、うれしい。 

 セミナー終了後、年配の女性が半田先生に握手してもらいながら、「素晴らしかった。」と感動して泣いていた。私も必死で抑えていたものが、溢れ出してきた。最後に、どうしても一言感謝の言葉を伝えたくなって、思い切って近づくと、「遠いのに良く来てくれたね。」と握手してくれた。(とんでもないです〜) 兄の筋肉モリモリの腕を見て、「すごいね。」と優しい笑顔。 
 そして、Shinoさんには握手した後、そのままエネルギーを入れていた。これで良くわかった。熊本のときは、私の後に差し出したShinoさんには、エネルギーを繋ぐ代わりに金粉を出していた。そして、このときはただ手を見ただけで、何も言わないでそのまま上から繋いで入れていた。Shinoさんも、このときは何も考えずに、ただ握手をしてもらおうと思っただけだったと言っていた。(無欲が通じた!?) やっぱり半田先生は、全部わかったんだろうな。彼女に、受け入れるための身体と心の準備が出来たことを・・・。(思わずため息〜) 

 この二日目のセミナーのときは、参加した人たちに何らかのギフトがある。それは、その時々で違っているし、そのことを事前に言うことはない。いつもそんな感じ。このプロジェクトに賛同してくれている人たちには、こうしていろいろな形で還元をしてくれる。会社の利益でさえも分かち合うシステムを作っている。一般の浄水器販売とは、全く違う方法。そのことについても、半田先生からはっきりと言われていた。みんなで幸せも喜びも平等に分かち合って、調和の輪の中に入り、この3次元の中でも一緒に上がって行くことを考えていてくれる。入ったら、また流して行く。その流れを止めて、自分のところで蓄積させることはなく、常に宇宙の輪の中に循環させて行くこと。それは、宇宙のエネルギーを扱うときと同じ。全て宇宙の法則に合わせている。

 このあと長野の支局へ行くと、半田先生とスタッフの方たちが和やかに話をしていた。私たちは愛媛の講師のFさんと話していた。すると、後でまた半田先生が来て、一緒にお話することが出来た。そのあともみんなで食事に行くことになったが、私たちはここまでで充分に受けとり、満足しきっていたので、これ以上は遠慮することにした。(消化させないと、もう一杯 ^^) 

 ここでもまだ最後におもしろいことがあった。支局の階段を降りたところで、山田さんがバッタリと知っている人と鉢合わせになった。その人は、40年近くもひどいアトピーで苦しんでいた男性で、山田さんがハーモニーウオーターを紹介した人だった。その人(九州の人)は、この時に長野のフィギュアスケートを観に来ていてのだ。お互いに長野に来ていることなど知らないのに、ここで偶然にもバッタリと会うなんて。しかも、そのSTSの真ん前で!この確率は、何万分の一かな。もう充分にわかっているつもりなのに、宇宙は、これでもどう?って感じで(笑)、次々とメッセージを伝えてくれる。

 私たちは3人で、善光寺近くで見つけたおそば専門店で食事をした。これがまた大ヒット!こだわりのおそば屋さんで、地元では有名だったみたいで麺は独自の製法でおいしかったし、レモンの輪切りも入っていて、それが独特の風味を加え、かきあげの天ぷらも別の取り皿で出され、パリっとしていて上には桜えびがきれいに載っていた。笹寿司は、古代米を使ったきれいなピンク色で上品な味。このおいしさは、今でも忘れられない。v(^^)v
 いよいよ明日は、戸隠・皆神山へ出発! お楽しみ☆