[聖なる旅]


聖なる旅 



 秋の宮島 弥山 編



2008.11.23〜11.24
                         
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 11月23日
 8月に続いて、再び宮島に行くことになった。そのことは弥山を出る前に、知らされていた。この日に、再び戻ってくるようにと・・・。それも今回は一人ではなく、柾至と二人ということで。
 だから、その数日前から高熱が出て、まだ回復していない状態であっても、中止することが出来なかった。(Diary166) また、それ自体も、このためだったとわかっていたから。

 長い夜を過ごした後だったので、無理をしないでゆっくり準備した。それで、12時頃に家を出ることになった。ホームに入ると、すぐに新幹線が入ってきた。ダッシュすれば乗れるけれど、ここは敢えて次の便にした。
 広島駅までは、一時間ぐらいで着く。そこから乗り換えて、宮島口へ。その移動も急がないようにした。・・・ゆっくりしか、まだ歩けなかったのだけど。(^^;

 フェリーのチケットを買ったら、「1111」ナンバーになっていることに気付き、導き通りに流れに乗っているのだと感じて、うれしかった♪ 観音さまの寝姿に、こんにちは。また、よろしくお願いしま〜す☆


 予約したホテルは、桟橋からすぐ目の前だった。ホテルの予約を入れようとしたときには、連休ということもあって、ほとんどの宿が満室になっていた。素泊まりの安いところもあったけれど、すでに遅し。いろいろ探していた中で、HP上では満室だったけれど、電話したら一室だけ取れるというホテルがあった。(伊勢の神宮会館と同じパターン!) 二食付きだったけど、それは仕方ない。それに、感じも良さそうだったので決まり! ・・・名前にもピンと来るものがあった。

 予定よりも遅くなったけれど、チェックインの時間にもなっていたので、ちょうど良かったみたい。とにかく、今回はのんびりペースで行くようになっているみたいだし。ロビーには、ウエルカムドリンクのコーナーもあったので、お茶しながら一息。まずは、無事到着なり。(^^)

 お部屋に入ると・・・バ〜ン! 紅葉した景色が、目の前に広がっていた。まるで絵に描いたよう。山側のお部屋しか空いていないと聞いていたけれど、この時期はむしろ、そのほうが良かったのだ。うれし〜い♪ この美しい景色に、瞬時に癒された。
 この時点で、やはり来るようになっていた、ちゃんと用意してくれていたのだとわかり、諦めずに出て来て良かったと思った。・・・>今こうしてみると、かなり顔が疲れていたようだけど。(^^;


 窓からみえる美しい紅葉を眺めながら、一休みしたところで外に出た。すでに、桟橋の前は帰ろうとする人たちの長い列が出来ていた。(100m以上かな) わっ大変そう〜。

 今回はまず、仲良くじゃれ合う鹿ちゃんが登場。楽しそう〜♪ 時々立ち止まって休みながら、厳島神社へ。背後の弥山も、色付いて良い感じ。宗像三女神さまたちに御挨拶。こうして、柾至と二人で呼んで頂いたことに感謝。
 この前は気付かなかったけれど、平舞台の狛犬さんは、尻尾がユニークな形をしていて、にっこり笑顔で迎えてくれているように感じた。(こんにちは〜&ただいま〜♪)



 ホテルにあった神社の案内には、このようなことが書かれていた。
 ”社殿は、仏教の影響で、8という数字を強く意識して造られており、回廊の柱と柱の間には、8枚の床板が敷き詰められている。大鳥居は、88間の位置に建っている。”
 ここでも「8」という数字が関わっていたのですね。ちなみに、今の大鳥居は8代目になっていたのでした〜。(ちゃんちゃん)

 いつのまにか、薄暗くなってきた。肌寒くもなって、少し疲れが出てきたけれど、大願寺までは行かなくっちゃ。力強い不動明王さまにも励まされた。この炎で、眠っているパワーを目覚めさせよう〜。
 龍神さまと、本堂の弁財天さまにも御挨拶。いつもありがとうございます。二人で一緒に参拝出来たことに、感謝します。


 これで、とりあえず今日の目的は終了。(ほっ) 辺りは暗くなって、かなり冷えてきた。早く暖かいお部屋に戻りたい。ゆっくりしか歩けない私には、ホテルまでの距離が長く感じた。
 ライトアップされた、五重塔に大鳥居が幻想的に浮かび上がっている。明るい商店街の通りに入って、ほっとした。焼きガキにアナゴ、もみじ饅頭などなど、あちこちからおいしそうな匂いが漂い、食べ歩きしている人たちで通りは一杯になっていた。私は寒さと疲れで、ただ早く帰りたかった。


 ホテルに着いたときには、予約していた夕食の時間になっていた。少しお部屋で暖まってから、お食事に。私たちは、新しいメニューという「和混洋菜膳」を選んでいた。
 食前酒から、美しく盛られた前菜のプレート、見た目にも新鮮でプリプリしたお刺身、フレッシュなサラダ、牡蠣の西京グラタン、白焼き穴子のお鍋に、魚介類の鉄板焼き。・・・牛肉と豚肉になっていたけれど、予約したときに肉類はあまり食べないことを話したら、魚介類で用意してくれていたのです。そこまでしてくれるなんて感謝。(ペコリ) 他にも、肉厚な松茸が入った茶碗蒸しに、栗ご飯とお味噌汁などなど。

 どれもおいしそうで、これなら全部食べられそう〜と思った。それに、丁寧に心を込めて作って頂いているのも感じるから、出来る限り食べたいと思った。・・・にも関わらず、どの料理も、一口食べたら、その時点で満足して二口目が入らない。味付けも品が良くて、どれも文句なしにおいしいのに。(ぐすん)
 それで、一通り少しずつ箸だけ付けさせて頂いて、後は柾至に出来るだけ食べてもらうようにした。(やっぱり二人で来ていて、良かった。^^) デザートの自家製プリンだけは、頑張って完食。(^^) 残して申し訳なかったけれど、エネルギーは充分に頂いたようで、お腹は一杯に感じていた。

 用意して頂いたお布団の上で、しばらく休んでから、大浴場のお風呂へ。テレビを付けたら、出雲大社が紹介されていた。大国主命さま(大黒さま)も、見守って下さっているように感じて、うれしくなった。この状態で、明日はどうなるかわからないけれど、きっと必要なことが起こるのでしょう。そのことを信頼して、今日はこれでおやすみなさ〜い。