[聖なる旅] 


聖なる旅


春の久住高原 編


            
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2005.4.10〜4.11
                          

 4月11日
  6時ごろ起き上がり、露天風呂へ。ふ〜、朝のお風呂は、また気持ち良〜い。(極楽、極楽♪) 一人でお散歩に出た。道を渡った向かいにある森の中へ。自然散策路になっていた。このお宿以外、周りに何もないのが良い。(高原を貸切状態。^^) 今朝は、深い霧に包まれていた。しんと静まり返った中で、鳥の鳴き声だけが響いている。誰もいない。(こんな霧の中を散歩する物好きは、やっぱり私だけかしら。笑) 紫の小さな野草を見つけた。蕾もいっぱいで可愛い♪ それにしても、何て澄み切った空気。霧と雨のおかげで、より清々しくなっている。思いっきり息を吸い込みたくなる。この感じは・・・そうペルーの雲霧林だ! 霧と水に包まれた幻想的な世界、突然迷い込んだような神秘的な世界・・・。霧が、下界との境界線を創り出している。ここに、あの時と同じ世界が再現されていた。ペルーといえば、昨日も浮かんでいた。白蛇ちゃんと再会した時、4年前に初めて天河神社に行った時のことが浮かび、そこからマチュピチュと繋がったことを思い出した。離れていても、同じエネルギーで繋がっている。一度繋がれば、別の場所で再現させることが出来る。いつでもその現実を創り出すことが出来るのだ。そして、それは無意識の内に起こっている・・・。


 晴れていれば、くじゅう連山と阿蘇五岳が見渡せる。(去年は素晴らしい夕日と一緒に、しっかり見せてもらいました。Diary52) 今年は、美しい霧の祝福。同じ場所でも、その時によって与えられるものが違う。自然界の神々、森の精霊たち、素敵な時間をありがとうございました。私は感謝の気持ちを込めて光を送った。風もないのに、木の葉が揺れた。野焼きした後の黒い土の中からは、緑の芽が顔を出している。新しい生命が生まれている。大地の神よ、お守りください。私たちも、この新しい生命を守るために最善を尽くします・・・☆

 しばらく展望ルームで過ごし、お部屋に戻るとちょうど良い時間になっていた。(時計は見てなかったけど。^^) ゆっくりと朝食を済ませ、図書ルームなどで、のんびり過ごして出発。

 近くにあるくじゅう花公園へ。春の花でいっぱい。チューリップも、ようやく咲き始めた頃だった。ここも何度か訪れたことがあるけれど、静かな霧の中の風景も、雰囲気があって素敵ね。お花たちも、水分をタップリ吸収してイキイキしている。晴れ渡った空もきれいだけど、雨なら雨の美しさがある。どんなお空の下でも、自然の美しさを見い出し、楽しむことが出来る。私たちの心を、温かく満たしてくれる。自然は、それほどまでに素晴らしいのだ・・・。
 私はここで、赤紫の葉をつけたドラセナを買って帰ることに。桜の花模様のゲルは、窓にでも貼ろうかな。(一年中、お花見気分。^^) 可愛いお花のリースも見つけた。


 久住を離れる頃から、霧も少しずつ晴れてきた。(下界に戻ります。^^) お昼には、黒川温泉へ。ここも父は初めて。一心行の大桜さんと同様に、一度連れて来てあげたいと思っていたが、車でないと難しい場所だった。だから、今回のこのプランは、私たちにとって一石数鳥だったのです♪ (有難〜い)  

 どこの温泉に入ろうかな〜、いっぱいあるから迷いそう〜と、上川端通りに入ってみると・・・最初に出てきた旅館が、いい雰囲気。(「いこい旅館」さん) 美人湯と書かれた看板には、椿の絵がワンポイント。おっこれだ、ハイ決定!(早い!)
 露天風呂は川沿いにあり、垣根から覗けば滝が見える場所にあった。自然をそのまま活かした、この雰囲気が黒川温泉ならでは。打たせ湯のある岩風呂の前には、椿の花が落ちていて素敵。そして、何やら弁財天さまらしき像も。途中から一人になって、ゆったり入った。もう一つの立ち湯は、アグエスカリエンテスを思い出し、足踏みしたりジャンプしたりしていた。(ほほほ^^) 誰もいなかったので、お風呂場をパチリ。(写真下 降ってますね〜) さすが黒川も、お湯が良いわ〜。少し肌寒かったのが、一気にポカポカ。 男湯は、滝が正面に見え、何種類もあって、もっと広々していたとか。(大抵は女湯のほうが充実しているのにね。でも今回は父が主賓だったので、それで正解。^^)
 入り口に売ってある地鶏の温泉たまごも頂き。お隣は、前にお泊りしていた旅館だったのでした。(あの時は、超ラッキーで宿泊出来たのよね。^^) そこで、お約束の赤い橋で記念撮影。お年頃のきれいなお姉さんグループと、写し合ったのでした。(^^) そうそう、ここでカメラ事件が起こっていたのよね。あの時も不思議なことが・・・。(阿蘇・宇佐編のページ) 


 昼食は、川の前にあるお店に入ってみた。(「味処 なか」さん) 私は、高菜ご飯とだご汁のセット。だご汁も具沢山でおいしかった〜。(父の地鶏ご飯もおいしかったようです♪) その先にある、何やらおいしそうなお店に、柾至と私の足が・・・。(笑) ロールケーキやパウンドケーキで、有名なお店だったらしい。(「パティスリー麓」さん) 珍しい黒ゴマのパウンドケーキと、一番人気というシュークリームを買った。サクサク生地の表面にそば粉をトッピング。その場でクリームを詰めてくれる。観光案内の「風の舎」で、頂きま〜す。(しあわせ〜♪) 
 集合場所に戻る道で、柾至が二階にあるお店に上がって行ったので、後を追って付いて行くと和風雑貨のお店だった。(「さくらんぼ」さん) あらっ、私好み〜♪ 前から、和柄で髪を結べるようなものがあったら良いな〜と思っていたら、ここでピッタリのものが出てきた。わ〜い♪ 黒川には、他にも洞窟風呂や、龍胆・天女の湯など、惹かれる温泉がいっぱい。またいつか、立ち寄れたらいいな。

 最後に止まったのは、お馴染みの「木の花ガルテン」。 手作りお菓子を手早く買って、名物のソフトクリーム屋さんへ。濃いピンクの大きな花をつけた桜が満開! わ〜きれ〜い♪ 「桜カフェ」の名前にがピッタリ。最後に、鮮やかで見事な桜を見せてくれた。はあ〜、ため息。さすが木の花ちゃん、しっかり締めてくれましたね。(最後に登場するなんて、相変わらずニクイ演出。^^) 短い旅でしたが、おじいちゃんも堪能したようです。 楽しく充実した時間を、ありがとうございました☆