[聖なる旅] 


聖なる旅


春の久住高原 編


            
                  Page 1

2005.4.10〜4.11
                          

 4月10日
 春るんるんの久住高原へ。今回も、らくらくプランバスを利用。このプランは、とってもお得。お宿のレゾネイト久住&コテージから出ている送迎バスで、ちょっとした周辺観光付きなのだ。車のない私にはうれしいプランだし、高速道路やガソリン料金よりも安い。
 のんびりお昼頃の出発。参加者は13人。座席は3列目。(数字も良いわね。^^) おかげでバスの中もゆったり。お空は曇り空で、小さな雨がポツポツ落ち始めた。
 ガイドさんは、話し上手の面白い人だった。それでいて、かなり詳しく説明してくれた。太宰府に差し掛かったところでは、道真公に纏わるお話。・・・本殿にお参りすることは、道真公のお墓にお参りしているのと同じ。(確かに!) 田原坂の近くを通りかかった時には、明治維新から西郷どんの最期まで、とってもリアルに。二人の存在を感じ、思わず合掌してしまった。そうかと思えば、運転手さんとの掛け合いが漫才のようで、終始楽しませてくれていた。(^^)

 行きは、南阿蘇を周り、一心行の大桜に寄ることになった。 それも、今が満開らしい。わ〜い! このコースは、4月1日からスタートしていたが、全く咲いていなかっために、そのまま通過していたそうだ。それが昨日になって、一気に咲き始め満開になったところだという。やっぱり先週行かなくて良かったのね。(予約が取れなかった。) ありがとうございます。 一心行の大桜は、観光地としても有名なので、桜の時期は大変な混雑になっている。ピーク時は、数十キロにも及ぶ渋滞。それが、ガイドさんも予想外にスムーズに到着。運転手さんのおかげもあるが、朝から雲行きが怪しかったことも幸いしたのかもね。(ラッキー!) 
 大桜は見事に満開で、咲き誇っていた。朝から風が強かったので、花びらが舞い始めて一層きれい。大桜さん、お久し振りです♪ 去年の台風で、真ん中の大きな幹を二本切られたので、痛々しい姿になっているのかと思いきや ・・・ さすが桜の女王と呼びたくなるほど、堂々とした風格。(樹齢400年以上だもんね〜) 大桜さんも、破壊から再生したのよね。(うふふ) 前に来たときは、周りを少し囲っていただけだったが、今はぐるっと遊歩道のような通路まで作られていた。そして、桜の木を彩るように、菜の花さんも。こんなに素晴らしい花を咲かせている時に、来れるなんて・・・。本当に感謝・感激です。日本の心、大和の心を取り戻すためにも、その美しい光を放ち続けてくださいね☆


 野原だった周囲には、たくさんの出店。あちこちから、おいしそうな匂いがプンプン。生イチゴのソフトが濃厚でおいしかった〜。桜のおはぎは、お土産に。集合時間まで、まだ20分くらいある。多分無理だろうと、一度はあきらめていたこと。・・・それは、この先にある白蛇さまの神社。駐車場からだと、歩くと10分弱、走ったら5分以内で行けるかな。(微妙だな〜) う〜ん、でもやっぱり気になる〜。ええい! イチかバチか行ってみよう。ちょっと御挨拶するだけでも良いよね。何もしないで後悔するより、少しでも可能性があるのなら前進だ〜! 
 柾至とダッシュ。行きは坂道だった・・・。(はは) でも帰りは早いはず。ここも初めて来たときと、随分と変わった。駐車場やお茶屋さんまで出来て、次々とたくさんの人が出入りしている。しばらく様子を見ていたが、白蛇さまに直接お参りするには、まだ時間がかかりそう。(一組ずつ時間をかけて、丁寧に御祈祷してくれているのです。) そろそろタイムリミットだ。ここに来れただけでも良かった。白蛇ちゃんのお塩も手に出来たし。(自由に持って帰れるようになっている。) 私も白蛇ちゃんにヨシヨシしたかったけど、ここから光を送っておこう。弁財天さまにも、よろしくね。お手伝いの巫女さんに話して帰ろうとしたら、「ちょっと待ってください。」と女性神官らしい人のところへ。 すると 「こちらへどうぞ。」と呼ばれ、その方から御祈祷してもらうことに。(まあ!) そして、もう一匹の白蛇ちゃん登場。 お〜!! 財布の上に白蛇ちゃんを乗せ、その上に私たちの手を重ねた。お〜、懐かしい感触。(よしよし) その状態で、白蛇ちゃんを通して宇宙に自分の目的を伝える。(自分の使命を最善で果たせることと、地球の蘇生、父の健康のこと。柾至は自分でね・・・^^) 最後に、頭の上に白蛇ちゃんを。(弁財天さまのように・・・^^) 白蛇ちゃんは、最後までとてもおとなしかった。すっかり逞しくなって・・・。(^^) 相変わらず清らかで美しい・・・。(うっとり) 
 終わったところで、その神官さんが柾至を見て、「前にも来た事がありますよね? まだこれぐらい小さな時に・・・。3年ぐらい前だったでしょう。まだ(白蛇さまが)赤い目だったときに・・・。」 えっ! と、改めてその人を見ると、初めて来た時と同じ人だった。そうそう、確かに。あの頃から霊感の強そうな感じを受けたけれど、今はさらに目にパワーがある。(目力ビンビン) でも柾至と来たのは、あの時に一度だけ。(高千穂編2) あの頃とは、すっかり大きくなって容貌も変わっているし、毎日たくさんの人に会っていて、良く気づいたなと私も驚き。柾至も、その人を見て同じ人だとすぐにわかったそうだけど。(私だけかい! ^^;) 正面では、男の神官さんが御祈祷していたが、私たちはこの女性にしてもらう意味があったのね。
 そう、あの時は私たちだけだった。 その一年後、熊本を周っていた時に、やはり偶然に立ち寄ることになっていた。(阿蘇編2003) あの時には、すでに多くの人が訪れるようになっていた。そして、2年経った今はさらに・・・。さすが弁財天さまと白蛇ちゃん。男の神官さんや、お手伝いの女性達が増えていたが、それでも同じなのは参拝客への接し方。御祈祷も料金を決めていなくて、それぞれの気持ちだけで良い事になっている。栄えても、心を同じとする。やはり、それが大事ですね。それとお財布のことも。またしても、買い換えたところだった。こんなことにまで、気を使って頂いて・・・。弁財天さま、本当にありがとうございました。御心を確かに受け取らせて頂きました。その感謝の気持ちを大切に、これからも最善を尽くせるように、努力したいと思います☆

 ダッシュで坂道を駆け下り、バスに飛び乗ったら、出発2分前だった。(ふ〜、ギリギリセーフ) この時点で、すでに心は満たされていた。このまま帰っても良い位に。(笑) でも聖なる旅は、まだなのよ〜。(父の慰安旅行のつもりだったけど・・・^^)
 ここを出た後から、本降りの雨になった。最後のトイレ休憩が、何と阿蘇神社に。(まあ、また・・・!) まさか、阿蘇神社にまで来れるとは・・・。ご無沙汰しています。釈迦の涅槃像といわれる阿蘇五岳を、お守りしているとも言われている。阿蘇の火口を思い出した。(阿蘇・宇佐編) これからも、大切な阿蘇山をお守りください☆

 ゴールデンイエローの山の風景は、プーノへと向かう山々と似ていた。久住に入る辺りから、どんどん霧が出てきた。5時過ぎに到着。今回はコテージではなく、レゾネイトに宿泊。お部屋は、また違った雰囲気。ここも素敵だわ〜。鳥をかたどった木製のルームキーに、間接照明の穏やかな灯り。天井が高くて、広いので開放感もある。壁は、温かみのあるサーモンピンク。部屋着もお揃いのカラーで私好み。木の香りとぬくもりが良いわ〜〜。実は、ここでちょっとしたハプニングがあった。何と私たちが到着する少し前に、久住一体が停電になっていたのだ。あらまあ!(ふふふ) しばらくお部屋で、静かにのんびり。30分ぐらいで復活し、まずは温泉へ。ここの温泉は、「紅殻(べんがら)之湯」 べんがらの色は、ゴールド色にみえた。黄金のお湯に浸かっている感じ。露天のお湯も、風が気持ち良いな〜。今日は朝から、風の強い一日だった。(風の精霊さんも大活躍。^^) 
 夕食は、「風花懐石」。 桜鯛のお造りなど、季節感溢れる食材を使い、色鮮やかに盛られている。陶器も一つ一つ素敵。それが10品以上はあったかな。それぞれの食べるペースに合わせて、ゆったりと丁寧なサービス。(あ〜満たされる〜♪) 1時間半ぐらい、ゆっくり時間をかけて頂きました。(たまには、このゆとりある時間も必要ですね。^^)
 9時からは、暖炉のあるバーへ。(ワンドリンクがサービスになっていた。) この日は、バンクーバー出身の歌手がゲストで、ピアノの生演奏で聴かせてくれた。日本語も上手。ムーンリバーなどの名曲から、日本の歌をアレンジした曲までタップリ。暖かい暖炉の炎の前で、リラックスして楽しんだ。おそらく父にとっても・・・。(^^) 今夜は久住の山に抱かれて、ゆっくりお休みなさ〜い♪