[聖なる旅] 


聖なる旅 



秋分の伊勢・熱田 編


2008.9.22〜9.24
                                
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 9月22日
 うほほ〜い! 何と今年は、お正月に続く2度目の伊勢に、お参りに行けることになった。その経緯は、また後でシェアすることにして・・・。前日は龍神さまの計らいもあって、一日フル活動&おいしい充電で準備もバッチリ♪ (Diary162) 

 空港までのタクシーの運転手さんが、これまた丁寧に応対してくれた。その途中で、「41(神)」ナンバーが目の前に。(!) お天気も良くて、気分も乗ってきたよ〜。(イエイ!)
 座席も指定予約済みだったので、余裕で出発。予定よりも少し早目に、名古屋空港に到着。そのまま特急列車に乗って、まずは名古屋駅へ。窓からは、キラキラした海が見えていた。

 近鉄線に乗り換えて、伊勢へと向かった。この間に、読みかけだった「日之本開闢」の続きを読んでいた。すると、ちょうど主人公の二人が伊勢を参拝しているところだった。その少し前には、菊理姫のことも書かれていて、今まさに必要なことが。(!) ・・・途中で読むのを止めていたのは、このためだったみたい。(^^)

 車窓からは、赤い彼岸花が見えていた。そこにまず、白鷺が一羽現れた。伊勢に近づいてきたのね。そろそろ心の準備をする時間だ。 しばらくしたら、今度は数羽まとめて出てきた。さらには、コンドルのミニ版みたいな鳥も旋回。おまけは、大きく「777」と書かれた看板もド〜ン。(パチンコ店だけど。笑)

 五十鈴川駅に到着。わ〜い着いたよ〜♪ タクシーで、今日のお宿である神宮会館へ。フロントで荷物だけ預けて、すぐに出た。向かいにある、おかげ横丁に入って、「ふくすけ」の伊勢うどん(芋とろろうどん)で、まずは腹ごしらえ。温まって暑くなったので、「横丁焼」のお店で芋ソフトを食べて、恵比寿大黒焼きをお持ち帰り。(鯛焼きのような感じで、恵比寿さまと大黒天さまの形に。ダブルパワーよ〜♪ ^^) 


 内宮前からバスに乗って、二見ヶ浦へ。山頂にある、安土桃山城がくっきり。赤い鳥居をくぐって、まずは龍宮社の八大龍王さまに御挨拶。青龍王神さま、豊玉姫さまにも、いつもお世話になっています。 心を込めて感謝のお参り。(詳しい情報は、阿蘇・伊勢編 Page2へ) 


 お祓い用の注連縄の輪で、全身を撫で撫でしてお清めし、夫婦岩へ向かった。カエルさん達も出てきたよ〜。そうでした、5日前に行った如意輪寺に、ここのカエルさんがいるのを見つけていたのです。(御挨拶&予告編バージョンとして。^^) 
 鳥居のお隣にいるカエルさんは、また特にパワフル。(&ツヤツヤ) 満願蛙さんたちには、願いや目的を宣言しながらお水を。・・・手水舎の龍も、このカエルさんも大きな口を開けている。そうね、まず自らが開いてないと、入るものも入って来ないものね。(思いっきりオープンよ〜)


 そのまま先に、興玉神社の猿田彦大神さまにお参り。いつもお導きとご縁結びを、ありがとうございます。ここでは「よみがえり」の御神威もあるので、今の私にもピッタリ。お正月に来たばかりなのに、また呼んで頂いて感謝しています。もちろん自分のことだけでなく、地球の蘇生に向けて、これからも出来ることをしていきますね。

 天の岩屋神社では、これからも岩戸開きを繰り返しながら、自分を磨いて進化させていくことを宣言。この日は、天鈿女命さまに光が射していたこともあって、意識が向かっていた。日本最古の踊り手の女神でもあるけれど、なぜかエジプトのベリーダンスが浮かんできた。・・・「女性性の開花」 !? 
  >レポートを書いている今、天鈿女命さまのエネルギーを分けて頂くための方法が示されることに。(わ〜い♪)

 興玉神社のおみくじを引いてみたら、「小吉」だったけれど、「願い事は思いのままに。他所に困る事があっても、自分の家は春風が吹く様です。」とのうれしいメッセージ。(きっと、満願蛙さんへのお願いのことだ〜♪) & 招福アイテムとして、恵比寿さまが入っていた。(!) 大黒天さまに続いて、恵比寿さまも見守って下さったら、これまた心強い。(るんるん♪) そこで、さっきの横丁焼を思い出した(笑)・・・たかがお菓子と思うことなかれ、宇宙(神々さま)は様々な形を通して、繋いで下さいます。(^^) 

 夫婦岩の前から参拝。9月11日の最後に、表と裏の関係になる糸島の二見ヶ浦に行っていた。この日は、菊理姫さまによる「くくりと結び」があり、「911」の出来事と、福岡開闢と日之本開闢、そして自分自身の「くくりと結び」をさせて頂いた。(糸島 結び編) お正月のときは、開闢前のお参りになり、その締めとして今回こうして来ることになったのですね。二つの岩がしっかり結ばれているように、私もここで意識して「くくりと結び」のお祈りをした。
 最後にもう一度、八大龍王さまに御挨拶。日暮れが近づいた海に、穏やかで優しい光が注いでいた。


 帰りのバスの中は、ドキドキだった。というのも、外宮への予定到着時間が、18時10分前になっていたから。この時期、外宮に入れるのは18時までと聞いていた。それも承知の上で、先に二見ヶ浦に来ることにしたのだった。 イチかバチかだったけれど、それも神さまの意思にお任せする気持ちで。

 バスに乗った時点で、すでに数分遅れていた。そうしてバス停に着いたのが、5分位前。ダッシュで降りて、外宮の入り口へ。(ハァーハァー)
 すると、すでに橋の前で閉じられていて、「夜間参拝禁止」の立て札が。立っていた守衛さんからも、もう入れないと言われた。え〜、そんな〜! でも、守衛室の時計をみたら、まだ2分前だった。それで、まだ息が整っていない声で、18時までは入れると聞いてきたことを伝えて、駄目もとでお願いしてみた。そうしたら、中にいる人たちに、「今から一人入れます。」と連絡してくれた。やった〜!!

 橋を渡って足を踏み入れた途端に、胸が込み上がってきて涙が出てきた。またここに戻って来れたことの喜びと、神さまの愛を感じたからかもしれない。心の中で、何度も「ありがとうございます。」と繰り返していた。

 日が沈む寸前だったので、薄暗くなっていた。でも、そこに降り注いでいるエネルギーは、凄かった。(写真右)
 正殿の前に、守衛さんたちが立って待っていた。(ペコリ) そう、ここには今、私一人だけなのだ。(!)
 参拝するのと同時に、正殿の扉も閉じられようとしていた。(ギリギリセーフ!) 多賀宮にも行きたかったけれど、境内の中は真っ暗になっていたので、さすがに登るのは危ないからと止められた。それで、石段の下まで行かせてもらうことにして、そこからお宮を見上げながら、お参りさせて頂いた。わがままを言って、すみません。(^^;  こんな状態でも、入れて下さった豊受大御神さまに心から感謝して、光を送りながらお祈りをした。

 最後に、風宮にも御挨拶。私は、風を感じるのが大好き。風を通して、自然界の精霊たちや、神々さまの存在を感じることが出来るから。いつもありがとうございます☆
 そこで、私の祈りに応えるかのように、動物たちの鳴き声が大きく響いた。ひっそりと静まり返っていた森全体に伝わるかのようで、まさにアマゾンだ〜と思った。(笑) 
 小さな灯りだけで、ほとんど周りは何も見えなかった。全く、私一人になっていた。
 その暗い中でも、この世の目では何も見えないような状態でも、たった一人であったとしても、光を見失うことなく、自らも光を照らしていく。・・・そんな言葉と思いが浮かんでいた。

 入り口の守衛さんにお礼を言って、外宮を出た。(写真右 入り口は、こんな感じで閉鎖中だった) 
 バス停の椅子に座って、ほっと一息。今日は一日、移動に次ぐ移動で慌しかったけれど、何とか間に合って、目的を果たすことが出来た。
 この時、18時20分ぐらい。次のバスは、最終の19時30分。少し肌寒くもなっていた。これがもし他の場所だったなら、じっとしているのが勿体ないので、辺りをブラブラしていたかもしれない。一瞬、伊勢駅まで歩いてみようかとも思ったけれど止めた。 私は今、伊勢神宮の前にいる。それだけで幸せだったから、日記を書きながら、ゆっくり待つことにした。

 そうして少ししたら、バスがやってきて止まった。「内宮前行き」と書いてある。(!?) まだ18時30分だったので、あれれと思いながらも、そのまま飛び乗った。・・・この時は、ただラッキー!と思っていたけれど、翌日に同じ路線の時刻表をみたら、やはりこの時間に、このバスは走る予定にはなっていなかったのです。(!?) 道路はガラガラだったから、その前の18:05のバスが30分近くも遅れたとは思えないし、平日のこの時間に臨時バスが出るとも思えない。でも、そのおかげで、一時間も早く戻れて、その分お部屋でゆっくりすることが出来た。何の偶然が重なったのかはわからないけれど、何しろここは日本最高峰の聖地である伊勢神宮。何が起こっても不思議はない。(^^) こんな私にも気遣って下さったのを感じて、また感謝した。(伊勢神宮については、伊勢 奈良編 Page5へ)

 >今こうして振り返っても、この夜は別の世界の中に入っていたような、不思議な時間を過ごしていたのでした。

 チェックインして、お部屋へ。今回伊勢に泊まることになったとき、出来るだけ神宮の近くに泊まりたいと思った。それも、出来れば外宮よりは、内宮の近くで。でも、ホテルや旅館は、ほとんどが外宮周辺になっていて、内宮前にあるのは、この神宮会館だけだったことがわかった。
 神宮会館というのは、伊勢神宮崇敬会によって運営された、お伊勢まいりのための宿になっていた。しかも素泊まりが出来て、手頃な料金のお部屋もある。 それを知って、ここだ〜! ここに泊まりたいと思った。そこで早速予約をしようと空き状況をみたら、今月末まで全室満室だった。あちゃ〜。もう絶対ここ、ここしかないとまで思っていたので、がっかり。それでも、まだ諦めが付かなかったので、駄目もとで直接電話してみたら・・・何と部屋が取れるというのです!! 思わず聞き返して、何度も確認したくなったりして。(^^) そのことからも、やっぱり行くべきなのだ、行くようになっているのだと確信することも出来たのでした。

 お部屋は、5〜6人ぐらいまで泊まれる和室になっている。バストイレはないけれど、鏡のある洗面台は付いているし、すぐ部屋の近くにトイレがあり、大浴場もあるので問題なし。後は何でも揃っているし、広々としていて言うことなし。何より、内宮のすぐ近くで、神宮と直接繋がっているというだけで大満足。ここで一晩、明日の内宮参拝に備えて、ゆっくり準備することが出来る。

 お茶を飲んで一息ついた後、お風呂に入る前に会館内を散策。展示コーナーでは、伊勢神宮や皇室に纏わる歴史や神話を、写真や絵で紹介していたり、お木曳車のミニチュアなどもあった。


 お風呂は、天然温泉ではなくても、すぐ近くに五十鈴川が流れているので、その波動も伝わって来るのを感じながら、ゆっくり入った。(禊をしているみたいに。^^) こうして、秋分の日を迎える前日に、この伊勢で一人の静かな時間を過ごすことに意味があるのを感じながら、幸せで満ち足りたものを、たっぷりと味わっていた☆