聖なる旅
RAINBOW TOUR 2009
エジプト 編
〜 生命の鍵を開ける旅 〜
2009.3.9〜3.28
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3月 13日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
昨日は、ワークショップのアチューンメントの後で、温泉から火と水のエネルギーも統合したので、ますますパワーアップした感じ♪ ムスタファこと柾至は、いつのまにか一人で起きて、また山に登って日の出を眺めていた。(感心、感心。^^)
私は、パッキングと準備が出来たところで、屋上のテラスから眺めていた。光が注がれているお庭を散歩しながら、朝食を頂いて出発。カイロに帰る前に、もう一ヶ所サファリの取って置きのところへ行ってみましょう。 私も初めてなので、どんなところかドキドキ♪
![]() どんどんハイになっちゃって、「エジプトの男には怖いものはない、パワフルなんだ〜!」みたいなことを言いながら、とうとう最後は車の上に上がっちゃった。(座禅組んでいる!?) 大丈夫かしらと思いながら、もうここまで来ると止められない状態。 一緒に乗って見ているほうが怖かった。(笑) 去年、初めて会ったときの印象とは、また別人みたいで。(ははは) サファリのパワーが、そうさせちゃったのかしらん。(^^)
行けども行けども、何もない砂漠。そこに、ようやく緑が出てきたところで休憩。愛車の横でポーズを取るシェハダ。(^^) その後でくにちゃんは、シェハダの車を運転させてもらっていた。(わ〜!)
![]() 他の車もちゃんと付いて来ているかな〜と思っていたら・・・。 一旦止まって、引き返した。(!?) どうやら、後に続いていた車が一台動かなくなったみたい。あらあら。 こんな場所を走っているのだから、無理もないね。それも重いスーツケースが、ド〜ンと乗っているし。 荷物も一度降ろして、タイヤを交換。 何とか走れそうで良かった。 こんな砂漠のど真ん中で、何かあったらどうしようもないものね。 ここまで来るには、よほどの腕がないと無理みたい。示された通りとはいえ、何も考えないでリクエストした私も一瞬あちゃ〜と思っちゃった。 ・・・と同時に、ちゃんとサポートされていることに感謝したのでした。(写真左 天に向かって祈りを捧げているかのよう。^^)
そうして、広い広い渓谷を抜けたところに、その場所が出てきた。
![]() もう一泊したのはそのためでもあり、あのホテルのことも知ったばかりだったから、ちょうど良いと思って。(^^) それが、こんな奥の奥にあったとは。 ・・・知らなくて良かったみたいだけど。(ほほほ) アフメッドやシェリフも、ここに来るのは初めてだったみたい。もっともシェリフは、初日にオアシスへ入るときの手続きが済んだら、カイロに帰ることになっていたのだけれど、そのまま残って一緒にキャンプに参加して、最後まで来ることになったのでした。別の仕事があるとか言っていたのに、どうやら私たちと離れ難かったようで。(笑) どんなところかと思ったら、ちゃんと整備された建物もある。トイレも手入れが行き届いていて、新しい感じもしたくらい。 砂漠の中に出てきた不思議な空間。 リビア砂漠は、ここから始まっているとのこと。 2005年に世界遺産に登録され、エジプトでは最初の自然遺産になっている。
受付して散策スタート。 マップをみると、かなり広いみたい。全部周ると2時間以上は掛かるそうだから、私たちは Dorudon Track ルートで周ることにした。 番号のボードがあって、順番に周れるように記されていた。白砂漠の周辺とは、何か砂の質が違う気がする。小さな化石から、哺乳類の骨の化石が次々に出てくる。そのままの形で並べられているので、またリアルだ。
発見された当初は、爬虫類の一種と思われ、バシロサウルスと名づけられていた。それが研究が進むに連れて、哺乳類であることがわかり、クジラの祖先であると考えられている。それも4500万年前(!)のものということで。 小さな足が付いていて、それがクジラのヒレとして進化したらしい。その時代では、陸と海を行き来していたようで、陸生から海生へと進化する過程の特徴が残っているとのこと。(ほ〜っ)
![]() そう、私たちはその海の底を歩いているのです。(!) そこで、みんなでグランディングを意識することにした。一歩一歩ゆっくりと踏みしめながら、数万年前の太古のエネルギーと同調させていく。そして、私たちの中で一つに融合させる。 それが、ここに来た目的だったとわかったのでした。こんな体験は、まず他では出来ない。何時間も掛けて、ここに来るだけのことはあったのですね。 >今にして思うと、ヴィーナスが誕生したのも海からなので、私たちもここで・・・。(うふっ) 周囲は奇岩に囲まれていて、ここもまた別世界のよう。モニュメントバレーの海底版という感じかな。(^^) その奇岩も、良くみると何層にも分かれていて、地質の違いというのがはっきりと分かるのもある。あの一つのラインで数千年かしら!?
貝やマングローブの化石もある。近づいてみると、キラキラ光っていてきれい。お空には、龍が泳ぐような雲が出てきたよ。 海亀さんの化石が出てきたときに、2006年のハワイで買ったカメさん模様のバックパックを使っていることに気付いた。ちょうど昨日から使い始めたところで、それまで押入れの奥に入れたままにしていたのです。・・・前回のブッダバッグがシンクロしたように。(ふふふ)
最後に、ボーダーラインと思われるところに来た。そこが一つの境目のように感じた。今までは無意識に出入りしていたけれど、ここは自分でもわかった。 その前で写真を撮ってから、戻ってくることに。 遺跡の出口には、きれいな貝の化石が置かれていて、手に取って見れるようになっていた。 かなり日差しは強かったけれど、ずっと優しい風が吹いていたので、汗を掻くこともなく涼しかった。 ・・・ いつもありがとうございます☆
戻ったら、サファリのアミーゴたちがランチの用意してくれた。自分たちで好きなように、サンドイッチにしてパクパク♪ サファリでのピクニックも、これで最後なのよね・・・。 その先には、ワディ ライヤーンというオアシスがある。海のように広く、青い青い湖。 白い砂とのコントラストが、本当に美しい。 大自然の偉大さ、素晴らしさを、また実感していた。
緑の多い、静かな農村になっているフェイユームの町を通り、カイロへと戻った。 ピラミッドも姿を現したところで、一気に車が多くなって、異次元の旅から現実の世界に帰ってきたようになった。 今夜は、去年同じくサファリから帰ったときに、待ち合わせの場所になっていた ピラミッド通り沿いのホテルに。 ここでサファリのアミーゴたちともお別れ。それぞれに自分のドライバーさんたちにお土産を渡したり、一緒に写真を撮ったりして、最後の別れを。 わずか3日間だったけれど、彼らのおかげで本当に充実して、楽しい時間を過ごすことが出来た。どうもありがとうね〜♪
![]() みんなを入り口で見送った後、アフメッドに付き合ってケンタッキーへ入った。私はベリーアイスのデザートを。すぐ前にあるので、音も聴こえていた。屋上からは、光も見えている様子。その後、後半でお世話になるドライバーさんとの打ち合わせで、近くのカフェへ。 その人は、去年のシナイ山でのドライバーさんだった。二人いたので最初は気付かなかったけれど、彼は憶えていてくれたみたい。(^^) そのカフェは観光客用ではなく、地元の人が来るローカルな感じ。おじさんたちが、テレビを観ながら寛いでいた。 私もミントティーを飲みながら、しばしゆっくり。 ショーは、砂嵐のように風が強かったらしい。写真を見せてもらったら、たまゆらでいっぱい。(写真右上 お〜っ!) ピラミッド達にも、迎えて頂いて良かったね。
さ〜て、明日からはまたガラっと流れが変わるよ。この数日間で、準備もバッチリね。 お楽しみに〜☆ |