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聖なる旅 



RAINBOW TOUR 2009

エジプト 編

〜 生命の鍵を開ける旅 〜



2009.3.9〜3.28
                                                                                

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 3月 26日 Part 2
 時間になって、全員集合。途中にあったブックストアで、来年のカレンダーと、「ピエタの像」や「アダムの創造」のカードなどをゲット。美術館の出口まで、グループで移動。この先は、引き続きツアーに参加する人と、大聖堂へ行く人に分かれることに。結局、大聖堂に行くのは、私たちグループだけだったので、ここで解散。 ・・・ 後の人たちは、お買い物ツアーみたい。(!?)

 美術館内に滞在したのは、2時間半ぐらい。この時間でも、何とか主なものは観ることが出来た。ウフィッツイでは、自分たちのペースでも充分に周れたけれど、ここでは限られた時間だと難しかったと思う。それにガイドさんは、知識も豊富なベテランさんだったので、その意味でも良かった。・・・ 半日でもあれば、オーディオガイドを使って自分で周るのも良いと思います。
 > いま気付いたけど、ムスタファの写真の中に、2枚だけ礼拝堂のものがあった。(!) 入ったときに、撮影禁止のことがわかっていなくて撮っていたみたい。当時の息吹が感じられる、貴重な生写真なので公開しちゃうけど、時効ということでお許しくださいませ。(^^;
 
   

 礼拝堂からの出口は閉められていたけれど、ガイドさんが別の出口へ案内しようとしたところで、その扉が開かれた。(!) もし閉まったままだったら、元のところまで戻らないといけなくて、遠回りになっていたそうだ。やったね。v(^^)v 
 その出口から出ると、そのまま大聖堂へと入れるようになっている。気付かなくて、ゲートから出てしまうと、もう一度並ばなければいけなかった。(あぶない、あぶない) 大聖堂への入場にも、長い長い列が出来ていたから、これもラッキー♪ すでに美術館で、満腹状態になってオーバーヒートしそうだったけれど、ここまで来て入らないわけにはいかない。

 聖ピエトロ(ペテロ)大聖堂。 カトリック教会の総本山。ローマ法王が住むバチカン市国の表玄関。新法王選出のときには、中央バルコニーから発表されることになっている。(「天使と悪魔」の世界です〜♪) 柱廊の上には聖人たちが並び立ち、聖堂前には聖ペテロが天国の門を開ける鍵を手にして、参拝者たちを迎えていた。

   
 
 セキュリティチェックを受けて、聖堂内へ。ペルーを始め、国内から海外まで、たくさんの教会や聖堂に訪れていたけれど、ここは別格だった。世界最大級という規模の大きさ(6万人収容)や、装飾の素晴らしさだけでなく、他を寄せ付けないような威厳と品格が備わっている。システィーナ礼拝堂の時と同様に、そうした場所に入ると、何も言葉が出なくなる。

 あの「ピエタの像」があった。この像には、ミケランジェロ唯一のサインが彫られている。それが、聖母にとって最も重要な場所である胸の帯に。豊かな衣は聖なる衣であり、「悪」から守る神的な覆い。この衣によって、神的な清浄さが守られているという。 像の前は、ガラスで仕切られていて、その前にもたくさんの人がいた。 その意味でも、美術館でじっくりと鑑賞して、感じることが出来たので良かった。(^^)
 
   

 聖ペテロのブロンズの坐像もあり、長い列が出来ていた。右足に触ると幸運になると言い伝えられ、多くの信者たちの尊敬を集めている。今では、指がわからないくらいに磨り減っているとか。(よしよし)
 11の礼拝堂と45の祭壇には、ラファエロの「キリストの変容」や、カルロ・マラッタの「キリストの洗礼」(写真右)など、また素晴らしい絵画が掲げられている。

   

 主祭壇の前には、ベルニーニ作の大天蓋(バルダッキーノ)がある。4つの柱はブロンズ製で、月桂樹とオリーブの枝が絡みついていて、セドナのねじねじになった木を思い出した。 
 ここに聖ペテロの主祭壇がある。・・・ 「天使と悪魔」の重要なシーンとして出てきましたね。


 さらにその下には、聖ペテロや歴代の教皇たちの聖墓所も。(写真左) その上に、こうして立っていると思っただけで、胸がいっぱいになってくる。



   

 頭上には、ミケランジェロが製作した巨大なクーポラ。中心には、美しい天使に囲まれた神の姿が描かれ、16の天窓からは光が射し込んでいる。眺めていると、そのまま天へと昇って行きたくなった。(^^)

 一番奥にあるのは、聖ペテロ司教座。中央にある椅子に聖ペテロが座り、説教を行ったといわれている。 この前に立ったとき、周りの人がいなくなった。(!) それで、私たちは立ったままの状態で、しばらく祈りを捧げた。聖ペテロと、神々に光を送りながら・・・☆ 

   

 祈りが終わり、大聖堂を出ようと出口に向かって歩いていくと、天窓からパ〜っと光が注がれてきた。眩しいぐらいに、目の前を照らしてくれている。  私たちの祈りが届いたのかもしれない。
 ・・・ レポートを書いているときに、聖ペテロは「女神の使徒」とも呼ばれていると知った。(!) つまりは、女神の守護神に♪ 

   

 「私はあなたに天の国の鍵を授ける。 あなたが地上で繋ぐことは、天上でも繋がれる。 あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる」(主イエスから聖ペテロへ。マタイ福音書16章より)

 この時、生命の鍵であるアンク = 天のナイル(銀河)の天界への鍵から、天国の門を開く鍵へと繋がったのを感じた。 この扉から、外の世界へと戻っていく。 地上の天国(この世を光の世界に転換して、天国的な美の世界となる。) を目指して・・・ ☆