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聖なる旅 



RAINBOW TOUR 2009

エジプト 編

〜 アトランティスの封印を開く旅 〜



2009.9.1〜9.14
                                                                                

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 9月 3日
 さすがに昨夜はぐっすり。もう少し眠りたかったぐらいだけれど、この後はスケジュール満載。準備をしてから、朝食へ。
 フレッシュフルーツ&ナッツに、デーツ(なつめやし)、イチジク、プルーン、アプリコットなどのドライフルーツをたっぷり。それに、ヨーグルトとソイミルクをかけて。 オムレツは、オーダーして作ってもらい、黒パンも添えて。それに、プティングのようなものや、キャロットとパインのスムージー。結局、黒パンまでは食べられずに残してしまったけれど、旅の間はいつもとサイクルを変えて、朝食をたっぷり♪(うふっ)

 エジプト一日目は、シナイ山なのでした〜! 今回の旅も、シナイ山を外すことは出来なかった。 一人なので、ローカルバスを使って行く事も考えたけれど、本数が少なくて、帰りのバスは予定とは合わない。流れ通りに動かないと、意味がなくなってくるので、現地での手配をしてもらうことに。一人で貸切状態になるので、かなり高くついてしまうけれど、そんなことは言っていられない。それ以上に、大事な目的があるのだから・・・。

 もう三回目なので、ドライバーさんだけでも良かったのだけれど、プログラム上で日本語ガイドが付くようになっていた。エスコートのイブラヒムくんがお出迎え。ガイドは、エドさん。片言の日本語が話せるみたい。吉村さんの授業も受けたことがあるとか。(ほ〜っ) 
 ホテルに必要のない荷物を預けて出発。スエズのゲートを通ったところで、前回入ったお店(イスラムのお菓子やブティックがあった場所)に寄りたかったけれど、エドさん達はどの場所のことか分からない様子。そこで、アフメッドから教えてもらおうと、エドさんに電話してもらうと・・・。
 
 いきなり、なぜ昨日ホテルに着いてから電話しなかったと叱られることに。(あらあら^^;) 彼は、その後もシャルムエルシェイクで働いていて、9月の後半からチェコに留学することになっていた。だから、その前の夏がベストだと言われたものの、そういうわけにも行かず。彼にとっても一番忙しい時期だと思い、今回は自分で手配することにした。それでも、時間をみて会う方法は考えると言ってくれていたのだった。
 ピラミッドには、一人で行かないほうが良いということで、妹のヒンドゥに頼むから必ず一緒に行くように。その後で、パパとママが会いたがっているから、家に来てほしいとのこと。(ハイハイ) 例のお店は、ラマダンの時期なので閉まっているみたい。

 それで、いつものレストハウスで休憩。マンゴーが箱ごと、ド〜ンと売られていた。おいしいだろうね〜♪ 結界となっているトンネルを通り抜けて、シナイ半島へ。 お〜、やっぱり来てますね〜。
 
   

 バスと違って乗用車だから、ビュンビュン飛ばせて早い。エドさんからは、日本語の指差し会話の本を見せてもらったりして、いろいろお話していた。時間がありそうだったので、先にアインムーサに寄ってもらうことに。去年のお礼参りも兼ねて(エジプト編 Page15)、3つの井戸と「アッラー」(&ヴィクトリー)の木に御挨拶。(撫で撫で)
 エドさんから、モーゼはここに40年間住んでいたと聞いて、改めて胸にズシンと響いてくるものがあった。そう、そうだった。あのモーゼが立っていた同じ場所にいるのだ。 聖家族が隠れていた教会を訪れた時のように、時空を超える旅をしているように感じた。
 
   

 ここでドライバーさんが、葡萄のようなイエローの果実を差し出した。その先に、たわわに実った木がある。最初は何の実かわからなかったけれど、デーツだった。(!) 一般的なデーツは赤茶色だけれど、このエリアでは黄色い実になるのだとか。(まあ!) 「生命の樹」でもあるデーツは、「優美・勝利・祝福」を象徴とされ、「神の贈り物」と呼ばれる聖地の七産物の一つ。それがモーゼの奇跡の地では、イエローゴールドの実になっている。太陽の光の色そのものだ〜。 ・・・ 実際に、しばらく走った先にある木は、赤茶色の実になっていた。
 それにしても一本の木に、こんなにたくさんの実がついているなんて。「豊饒」の象徴のようにも思えた。太陽の恵みを受けると、こんなにも豊かに実るのだと示してくれているかのように・・・。 そして、私たち人間もそうあるようにと・・・。
 
   

 今回は、もう一ヶ所行きたいところがあったので、連れて行ってもらうことに。この奥に、温泉が湧き出ている泉があると聞いていたのだ。ここからさらに数分ほど走ったところにあった。普通の観光客はここまで来ないので、セキュリティもいないらしい。
 モーゼが杖を使って、この温泉の水を飲めるようにしたのが、先に寄ったアインムーサの井戸。ここに、その元の源泉がある。温度は、それほど熱くなくて、ちょうど良い湯加減。(^^) バフレイヤのような天然温泉に。
 
   
  一時間ほど走ったところで、ランチタイムに。この辺りは、海岸沿いでリゾートエリアになっている。その中のホテルのレストランに入ってみることに。 ただラマダン真っ最中なので、開いているのかどうか。案の定、昼間はお休み中・・・だったけれど、特別に用意してくれることになった。やったね!

 その名も、「MOON BEACH」。雰囲気の良い白を基調とした建物の周りには、青い海が広がっている。広い店内も、私だちだけの貸切状態。 エドさんもモスリムなので食事が出来ないから、クリスチャンのドライバーさんと二人で。
 メニューは、シェフお薦めのお魚フィレをグリルにしてもらった。アエーシのパンは、ヨーグルトやタヒニで。これも久し振りだね〜。ドリンクは、フレッシュレモンにハニー。
 テラスに出て、しばらく美しい海を眺めていた。真っ青な海に、白い砂浜。ほとんど人影もなく、聴こえるのは波の音だけ。この一帯まで、貸し切っているみたいに、しばし贅沢な気分を満喫♪

   

 次第に、シナイの山々が姿を現してきた。懐かしい光景。ドキドキと胸が高鳴ってくる。その途中で、カトリックの修道院の前で止まった。そこは、女性だけの尼僧院になっているそうだ。

   

 その先では、子羊ちゃんたちの群れが道を渡るなんてことも。天からみたら、この地を訪れる私たちも子羊ちゃんなのよね。(ふふふ) カトリーナビレッジに入った。今回は、これまでとは違うホテルになっていた。しばらくビレッジ内を走っていたら、「ホルス バザール」というお店が出てきたり。(おやおや)
 到着〜!と思ったら、同じホテル。(!?) あらっ、変更になったのかしら。・・・と思いつつ、チェックインしてもらっていたら、やはり違っていた。(ははは) そこでチャンス!と思い、そのまま待ってもらって、気になっていたお店へGO−! 前回のツアーで、くにちゃん達が可愛いサンダルをゲットしていたので、私も今度行ったら探してみようと思っていた。でも今回は、違うホテルになっていたのでザンネ〜ンと思っていたのだった。

   

 そこは、最初の旅でラクダの皮のバッグを買ったお店でもあり。サンダルは、色も形も種類がいろいろ。その中で、ワインレッドの色のものを見つけた。濃いマジェンダっぽくもあり、ゴールドも入っていて良い感じ。後は、合うサイズがあるかな〜。探してもらったら、ピッタリのものが出てきた。わ〜い、やったね♪ スタッフのお兄ちゃんは、一年前とは別の人だったけれど、ちゃんと安くしてくれた。(えへへ) 良くみたら、そのサンダルには「ISIS」と書かれていた。お〜っ! どうやらそのために、わざわざ間違えてくれたようで・・・。(うふふ) & ホテルの入り口にいたスタッフの人は、エジプト版 ジュード・ロウという感じで、且つ面白い人だった。それで、「また帰って来るのを待っているよ〜。」と見送ってくれたのでした。ここでもノリの良い人が多い。(^^)

 私たちのホテルは、その少し奥にあるセントカトリーナ ビレッジだった。ロビーに入ると、床も壁も石造りでベドウインの装飾がされ、天井もユニークで独特の雰囲気。旧約聖書のエピソードをモチーフにしたインテリアにしているのだとか。(ほ〜っ) チェックインしてから、車で移動してお部屋へ。 その名の通りに、小さなビレッジのように、各部屋が独立した石造りのコテージになっている。 まあ素敵〜♪

   
 
 部屋に入ると、リビングルームもあって広々としている。ベドウインのソファーカバーにカーペット、石と木の造りでシンプルだけど、すごく落ち着く雰囲気。 テレビや冷蔵庫なども、ちゃんとあるし。・・・ ベッドのヘッドボードは、イシスの羽のよう。

   

 外はテラスのようになっていて、目の前にシナイ山の山々がド〜ンと見えている。 あのモーゼの時代にタイムスリップしたみたい・・・。
 
   

 わ〜い! ここなら静かに自分の世界に入って、準備が出来る。もう〜、すっかり気に入ってしまった。(うほほ〜い) 持ってきたハーブティーを飲みながら、リラックス。時間も、ちょうど良い時間になっていた。エージェントのプログラムでは、朝7時の出発になっていた。過去2回の経験から、そんなに早く出る必要はないと思って、9時に変えてもらったのだった。これも完全プライベートツアーの特権ということで。(^^) 他のグループと一緒というツアーもあり、そのほうが安くはなるのだけれど、それよりも自分の流れを大事にしたかったので、これも正解なり♪

 夕食まで、少し横になっていた。レストランは、少し丘の上を昇ったところにあった。ドーム型で、また雰囲気がある。夜になると、お空には月が輝き、ライトアップされて神秘的。

   

 スープとお野菜だけを、軽く口にすることにした。他には、ヨーロッパからのグループがいた。部屋に戻って、出発の時間までベッドに横になり、アポロちゃんを乗せた状態で、セルフヒーリングをして準備を。 ・・・ またドキドキしてきちゃった☆