[聖なる旅] [2008エジプト編]  [RAINBOW TOUR 2009] [Page 1]


聖なる旅 



RAINBOW TOUR 2009

エジプト 編

〜 アトランティスの封印を開く旅 〜



                        2009.9.1〜9.14
                                                                                

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 9月11日(前編)
 2時間後って・・・!? ラマダンの夜は、まだ続くということで、その前に一休みしてから、また出ようということに。リディアは、そのまますぐにベッドに入った。私は、とりあえずシャワーを浴びた。2時間後だと11時前ぐらいだから、今から眠るのも中途半端。なので、先に着替えて準備してから、横になってアイポッドを聴きながらリラックス。

 そうして11時が過ぎたけど、リディアはまだ熟睡中。本当にお出掛けするのかしらん。11時半ぐらいになったので、どうするのかリディアを起こして聞いてみたけど、サミールからはまだ何の連絡も入っていなくて、携帯にも出ない様子。
 それで、先に二人だけで外に出た。海沿いを散歩してから、防波堤に腰掛けて海を眺めていた。海からの夜風も、また気持ち良〜い♪ この時間でも、釣りをしている人たちがいた。そこで、しばらくリディアとガールズトーク。(シークレットよ〜。笑)  リディアはまだ15歳なのに、服装を変えるとすごく大人っぽく見える。それは、エジプト女性に共通しているみたい。独特の女性らしさ(=色っぽさ)があって。・・・ 憧れちゃいます。(^^)

 その後も、夜の静かな海を眺めていたら、私の中である感情が出てきていた。それはイブラヒムからも言われていた、ルートチャクラにも繋がることだった。早くチャクラオイル使いたいと、無償に思った。昔の私なら、自分で何とか答えを出そうとか、自分で解放させることを考えたりしていたはず。でもこの時は、何もしなくて良いと思った。出てきたものは、その準備が出来ているからで、後のことは自然界にお任せするのが一番だと思った。 
 > 戻ってから、チャクラオイル を塗り塗りしていたら、いつのまにか必要なことが為されていたようで、とってもラクに通り抜けていた。そして、その後で新しい力(創造性)が生まれてくるのを感じたのでした☆

 ようやくサミール達が出てきた時は、すでに1時過ぎになっていた。(!) 彼らも、ぐっすり眠っていた様子。エジプシャンタイムだわ〜。(笑) タクシーに乗って、また街の中へ。 まだまだ、たくさんの人たちがいる。
 何をするかと思ったら、お食事だった。おっとっと! 良く考えたら、そうなのよね。ラマダンの夜が明けたら、また12時間以上は何も食べられないから、この時間にしっかり食べておくようにしているのだ。
 あるローカルなお店に入ると、そこもぎっしり。テーブルの周りにも、席が空くのを待っている人たちがいる。観光客らしき人は誰もいなくて、家族連れが多い。そこで、またターメイヤにビーンズ、サラダ類に卵料理など、お馴染みのエジプトフードが次々に出てきた。周りをみると、小さな子供たちも。 地元の人たちに囲まれて、過ごす時間。これも普通のツアーだったら、なかなか体験出来ないことだった。

 日本の夜市みたいに、通りにはシャボン玉などのオモチャとかも売られていた。お店もまだ空いていて、リディアが学校に履いていく靴が欲しいということで、靴屋さんに。しばらく選んでいて、お気に入りが見つかった様子。すると、サミールが色違いで私にもプレゼントしてくれるという。まあそんな〜♪ スクールシューズの可愛いデザインのものだったので、どうしようかとも思ったけれど、ここは有難く好意を頂くことに。どうもありがとう〜。 ・・・・ この日のサミールは、子供時代の父親代わりみたいになっていたのでした。(^^)

 ブラブラ散策して、再びホテルへ。今度こそ、本当に「おやすみなさい」・・・かな。部屋に帰って、時計をみると2時半ぐらいになっていた。(ほほほ) ベッドに入って横になったものの、聖なるラマダンの夜をアレキサンドリアで過ごしたことで、まだ冴え渡っていた。それでも少しは眠ったほうが良いと思い、そのまま目を閉じて休んでいた。

 昨日ホテルに着いたとき、リディアが一緒に夜明けの海を観たいと言っていた。それで、5時に起き上がり、先に準備して起こすと・・・。
 眠り姫のリディアは、まだ眠りたいとギブアップした。(ハイハイ) 昨日から車での移動中やお部屋では、ほとんど眠っているリディアちゃん。何しろ育ち盛りなもので・・・。(笑) それに加えて、誰でも同じ部屋になると、普段以上に爆睡モードになるというパターンがあることに、気付いたのでした。(ほほほ)

 せっかく起きたので、一人で再び海へ。また釣りをしている人がいた。この時間になると、さすがに歩いている人も車も少ない。空が少しずつ染まって行った。太陽は、建物の後ろぐらいに昇る。 朝日が昇ってくるのを感じながら、海を前に瞑想と祈りを・・・・。

   

 クラクションを鳴らしてくる車がいた。振り向くと、引き返して車から降りてきた。10代から20才前ぐらいの男の子たちだった。夜遊びの帰りという感じかな。 声を掛けてきて、そのまま隣に座っちゃった。 あれこれと話し掛けてくるけれど、アラビア語がほとんどで、たまに英語の単語が入っているくらい。カフェにシーシャとかを繰り返していて、車を指差しているから、とにかく一緒に遊びに行こうという話みたい。
 その内の一人が特に熱心で、いくら断っても何を言っても粘り続ける。その間、何気なく手を掛けてきたりして、これはもう口で言っても駄目だと思ったところで、写真を撮りたいと携帯を取り出した。 そうして撮り終えたところで、隙を見て立ち上がってホテルへ一直線。 そんなに悪い感じの子たちではないけれど、さすがにこんな時間で、10代の男の子と付き合っても居られないので。(笑) ・・・ お母さんたちを心配させないように、ちゃんと勉強もするのよ〜。
 
 お部屋に戻って、また一休み。そこで浮かんできたのは、まずクレオパトラ。続いて、イシス神にハトホル神、そしてホルス神だった。ここから・・・この旅から・・・過去から再生する。その言葉が響いていた。

 その後、最上階にあるテラスへ。朝食の用意も出来ていたので、前回リリーさまを眺めていた同じテーブルに座った。(RAINBOWTOUR Page 18) お腹は空いていなかったけれど、ラマダンの時だけの特別ジュースがあった。 イチジクみたいな味でおいしい♪ ほとんど眠っていないので、ミントティーも飲んで気分をリフレッシュ。

   

 しばらくテラスから海を眺めて、まったり過ごした後、部屋に戻ってパッキング。まだ熟睡中のリディアにメモを残して、外に出た。今度はホテル前のテラスに座った。9時過ぎぐらいだったので、通りも賑やかになってきた。クラクションを鳴らしてくる車もあるけど、ここならホテルの警備員さんが近くに立っているから大丈夫。(^^) 
 Diaryを書いていたら、次々にまた浮かんでくることが出てきた。この旅を終えた後にすること、これからしたいこと、やるべきことが具体的に見えてきていた。 昨日から、アレキサンドリアの海が、マーメイドたちが、優しく示してくれているように感じていた。・・・・

 サミールが私の姿を見つけて、しばらく話していた。その後リディアを起こして、最後の目的地へ。瀬織津姫さまの糸結びとして、クロージングすることが必要だと感じていた。 その場所が、アレキサンドリアになると・・・。
 それでなくても、アレキサンドリアにはもう一度行くつもりでいた。それも行くなら、最後の日が良いと思っていた。 その頃、都内では「海のエジプト展」が開催され、アレキサンドリアの海底から発見された至宝が公開されていた時でもあった。

 出発前に伝えて頂いた、メッセージのおさらいとして・・・(Diary180より)
 
 ”・・・古代文明の果ての地(エジプト)に、この水の女神である瀬織津姫さまの糸結びをするということは、古代の神々が蘇るということであろう。これで世の終末が塞げられれば何よりである。
 アトランティス文明の人々が再建したのが、エジプトという国である。・・・ 一つの終末という宇宙の掟か、人類の破壊願望か、再生かという予言の時が近づく中にあって、世界中に散りばめられた神々が集合されようとしているのであろう。・・・
 瀬織津姫さまが復活されて、天上界に昇られたことは真であるが、まだ全てが見えないことの中、己の感覚で善き世界になるようにと、世界の神々と力を合わせて導き下さいとの祈りを持って行かれるように・・・。”


 ”古代の都であるアレキサンドリア、クレオパトラが住んでいた土地は、海底に沈んでいる。地球は、何度もひっくり返っていて、沈む大陸があれば浮き上がるものもある。ヒマラヤの頂上から、化石が出てくるのもそうで、ある時期が来たら、また戻るようになっている。” 

 ここに戻ってきた目的の一つは、お祀りしたナイル川から地中海へと、瀬織津姫さまの光を繋いで行くため。そしてもう一つは、アレキサンドリアの海に沈むアトランティスを呼び起こすために・・・。

 その場所は、どこになるのだろう・・・。それも行ってからわかるのかなと、思っていたところで、浮かんだのがアレキサンドリアの最西端にある岬。そこには、カイトベイ要塞があり、古代七不思議の一つとされる「ファロス島の灯台」があった場所。(七不思議の中ではギザの大ピラミッドに次いで存続した建造物で、灯台の光は約56キロメートル離れた海岸からも見ることができたという伝説がある。)

 3月のツアー時には、時間的に難しくなったのでパスしていた。それも、この時のためだったのかも・・・。岬に着いて、海に向かって歩いていたら、その手前で男の人から一緒に写真を撮りたいと声を掛けられた。感じの良い人だったので、彼の携帯で撮った後で私のカメラも一緒に。(えへっ)

 海岸では、釣りをしている人たちがいた。さて、クロージングが出来るところは・・・。サミールには、ここで瞑想とお祈りをしたいと話していた。それで、その前に瞑想をして準備をしようと座った。
 そこへ、さっきの彼のグループの別の一人が話し掛けてきた。すると素早くサミールが来て、「彼女は、今大事なことをしているから邪魔しないように。」と言った。彼は丁寧にあやまった。いえいえそんな・・・。早朝のボーイズ達とのことをサミールに話していたので、しっかりガードしてくれたのだけど、彼らはとってもマナーの良い青年達だったのでした。(^^)   ・・・ 写真右の建物が、カイトベイ要塞。
 
   

 準備が出来たと感じたところで、そのまま真っ直ぐに海の前へ。しぶきで岩が滑りやすくなっていたから、ちょっと気をつけて。同じように二見ヶ浦の塩を撒いてから、瀬織律姫さまを写した最後のシナイ山の石に、光を入れながらしばらく祈った。これが、糸結びの最後の祈りになる。そして、その石をアトランティスが眠る海の中へ・・・・。

 波が音を立てて、しぶきとなって返ってきた。その岩の色は、マジェンダカラーに色づいていた。さっきの場所に戻ってから、その海をしばらく眺めていた。これで終わったと感じながら・・・。
 そこに、何かが勢い良く海から飛んできた。(!?) 何かと思ったら、一匹のお魚ちゃんだった。岩と岩の間から、跳ねるように目の前に飛んできたのだ。サミールが拾って見せてくれた。そのお魚は、金色とブルーにオレンジなどの色が入っていて、ピカピカ光っていた。(!)

 何てきれい! こんなお魚は初めて。 その瞬間、クロージングのサインなのだと思った。サミールも、数mも離れた海から目の前に飛んできたことで、普通ではないのを感じていた。この絶妙なタイミングでの出来事は、そうとしか思えなかった。・・・ ありがとうございます。アスワンでの儀式に続いて、これで良かったのだ、ちゃんとやるべきことはやれたのだと思えて、うれしかったと同時に心からほっとした。

 サミールは、イブラヒムにも見せようと、袋に入れて持って帰ろうとしたけれど、まだ元気に跳ねていたので、このまま海に返したほうが良いと思った。それで、もう一度海の前に行って戻した。 御使いありがとうね〜♪ ・・・ これには、また別の意味があったことを、後で知ることに。(次ページにて)

   

 「911」のこの日に、クロ−ジングをすることになったのも偶然ではないのでしょうね。> この旅を終えて帰った後で、世界和合のための活動をしているZさんと知り合い、そこからカナダへの奉納に繋がった。その時に、太平洋でアトランティスへの祈りを捧げることにもなった。(カナダ編 Page7) ナイル川から地中海、Zさん達による大西洋での祈りから太平洋へと・・・☆

 最後に見せて頂いた示しで、満足感もいっぱい。さっきのナイスガイ達が、手を振って見送ってくれた。彼らは、お祈りしている間も、少し離れたところから見守るように見ていてくれた。・・・ とにかく、ここではかなり目立っていたグループ。どこから来ていたのか、ゆっくりお話が出来なくて残念だけど、こうして並んでいるのを見ると、ナイト(騎士団)みたいね。(うふふ)
 その後で、近くにいた少年がサミールに、私と一緒に写真を撮ってほしいと言ってきた。・・・ エジプシャンは、みんな写真好き。(!?) もちろん喜んでパチリ。ちょっと恥ずかしそうにしているのが、また可愛いね♪

   

 出発する前に、露店を覗いてみた。きれいな天然の貝などもいっぱい。それで、今日の記念に一つ買うことにした。その貝の中に、この海で捕れたというマジェンダカラーの貝をゲット。しかも、それはサンゴだった。(わ〜い♪) ・・・ マジェンダの色の意味については、こちらに。そう、マジェンダは、二つの次元を繋ぎ、新しい世界へと踏み出すことを象徴としていた。
 他には、クレオパトラのグッズもいろいろあったので、クリスタルにお顔が入ったものを。光にかざしたら、虹色にキラキラ光っていた。クレオパトラさまも、お世話になりました〜♪

 昨日の夜は、私の中でもいろいろ浮上してきたものがあったけど、この時にはすっかり解放されていた。アレキサンドリアの海が、私を包んで癒してくれたのですね。ありがとうございました。また帰ってくるときまで・・・☆