[聖なる旅] [2007セドナ編] [Page 1]


聖なる旅 




エジプト 2008 編


2008.3.17〜3.31
                                                                                

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 3月22日
 夜になると、少し風も出てきた。寝袋に毛布を掛けて、ちょうど良いくらい。ウトウトしては、目が覚めるを繰り返していた。しばらくしたら、月が真上にきていた。 わ〜っ! 煌々とした光を放つ月が、見守ってくれているみたいに。・・・イシスさま。
 私たちの上には、何も遮るものがない。大自然のエネルギーが、満月のエネルギーが、そのまま全身を包み込み、細胞の一つ一つに降り注いでくる。何て、素晴らしい♪ 何て、幸せなのでしょう。・・・その状態で、満月ヒーリングを送りました。(^^)

 ジャングルの森や動物たちに囲まれたアマゾンで、夜を過ごした時も感じていたけれど、サファリはまた一味違う。 アフリカの大地に、広大無辺な砂漠の上に、仰向けになった状態で、満天の星と月を眺めながら、夜を過ごしている。宇宙からのエネルギーを、ダイレクトに受け取っているのを、全身で感じていた。その歓びと感謝で一杯になり、幸福感に満たされて、そのまま朝を迎えた。

 月が、淡いピンクパープルに染まった空に、ゆっくりと沈んで行くのを見送った。・・・月の神さま、素晴らしい夜をありがとうございました。


 テントの後ろにまわると、その反対側の空がゴールデンオレンジに染まっていた。この頃にはアフメッドくんや、ともちんも起きてきた。そして、太陽が昇り始めた。太陽神が降臨する瞬間。五十鈴を手に持って、ゆっくりと鳴らしながら迎えた。


 砂漠の砂が、ゴールド色に輝いてきた。砂の一つ一つが、キラキラ キラキラ光っている。わ〜、きれ〜い。 朝日からの光と、大地からの光で、私たちもゴールドに包まれた。天と地からの祝福を、受けている。(わ〜い♪)


 これまでも、聖なる旅で数え切れないくらいに、日の出を迎えたけれど、その度に違った感動がある。今回は、一晩中ダイレクトに宇宙からのエネルギーを受け取ったことで、細胞から蘇生されたような、原子転換が行われたような感覚がある。そこに、太陽からのエネルギーを、最も純粋な状態で受け取ったことで、新たなスイッチが入った感じ。太陽と月、天と地の融合を、身体で実感することが出来たのです。 (うほほ〜い♪)


 満月と太陽の光を浴びた、そのゴールド色に光っている砂を、少し持って帰ることにした。私自身は、ここに来たことで直接感じて、受け取ることが出来ている。そのことに感謝し、是非ご縁のある人たちにも、このエネルギーを分けてあげたいと思った。

 ・・・その砂は、日本に帰ってから、前日に持ち帰ったクリスタルと一緒に入れて、繋がっている人たちに渡しました。すると、その瞬間にエジプトでの過去生が出てきたことがあったり、眠っていたものを目覚めさせるようなスイッチが入ったりと、様々な現象が起こっているようです。(^^)


 そうそう、アフメッドくんによると、ナイトフォックス(フェネック)が、私たちのすぐ近くに来ていたとのこと。 車の後ろのほうで、ガサガサ音がしていたので、もしかしたらそうかな〜と思っていたけど、やっぱり来ていたのね♪ その砂漠のキツネさんは、キャンプの残り物を探しにやってくることがあると聞いていた。ガイドブックの写真では見ていたけれど、可愛かったので、この目でも見たかったなあ〜。(人間に害を与えることはしないので、大丈夫よ〜。^^) 

 遅くまで、もう一人のドライバーさんと、おしゃべりをしていたシェハダも起きてきた。素早くテントをかたずけて荷造り。アエーシのパンに、ハルーナ(セサミペーストに甘味を加えたもの)を塗り塗りしたものと、フルーツを食べて出発。


  再び、朝日に照らされた白砂漠の中を滑走。 朝の清々しく、爽やかな風が気持ち良〜い♪ 


 オアシスへと戻り、博物館へ入った。ここにも、ミイラが数体ある。(グレコローマン時代) 続いて、外にあるお墓も見学。 
 お迎えのシェハダを待っている間、小さな売店を覗いてみた。そこには、地元の人たちが作ったベドウィンの服やスカーフなどがあった。シェハダたちが使っていたものと同じものがあったので、お揃いでゲット。(へへへ) 
 あとは、光沢のある生地で、何気にレインボー色が入ったものを見つけた。そこにシェハダが登場。いろいろ手に取っていた中で、そのスカーフを指して 「ライラには、これが似合う!」と勧めてくれた。(エヘヘ) ともちんのスカーフは、ゴールドの入ったオレンジ色のものを選んでゲット。(今日の朝日みたいで、グ〜っ。^^) ちょっとした時間に、良い買い物が出来てラッキー♪ ・・・そのスカーフは何にでも合うので、私のお気に入りに。(^^)

 そのあとは、シェハダのお家に行って、ティーを飲みながら一息。可愛い子供たちとも、また会えた。(^^) そこから、また車で移動して墳墓群のお墓へ。陽射しが強くなったので、早速ベドウィンのスカーフを、アフメッドくんが巻いてくれた。(顔全体を覆うマスク風だったので、ちょっと怪しかったかな〜。笑)  階段を下りた地下の中に、お墓がある。幾つかのお部屋があり、色鮮やかな壁画もきれいに残っていた。その中に、太陽と月の運行を描いたものも。(またまたピッタリ!)

 そして、カイロへと向かった。途中のゲートのところで、セキュリティガードとして、一人スタッフを乗せることになった。(!) まあまあ、そこまで安全のためにしてくれるのね。特に危ないという感じはしないのだけれど、観光強国だからか徹底しているみたい。
 最初は、固い表情で助手席に座っていたガードの彼も、次第に私たちのペースに巻き込まれ(笑)、アラビアの音楽を流して、アフメッドくんと一緒に唄ったり。(ふふふ) 車の中は、ノリノリで楽しく盛り上がってきた♪  途中でランチ休憩もしながら、後半はアラビア語と日本語教室に。(^^)

 おかげで、数時間の移動も、あっというまで楽しく過ごせた。この後の待ち合わせ場所になる、ホテルに到着。ここで、いよいよお別れ。この二日間が楽しかっただけに、急に淋しくなってくる。
 サファリドライバーのシェハダは、本当にナイスガイだった。私たちには、冗談ばかり言って楽しませてくれたけれど、砂漠の運転は彼の右に出るものはないという感じで、すごくプロフェッショナルだったし、テントや荷造りなどをしている時はシリアス。 それでいて誰に対しても、気配りというか面倒見が良いのもわかった。
 その例として、昨日のキャンプの時に、別のイギリス人グループが、前の日に泊まったホテルで、携帯を無くしたという話を聞いて、そのホテルに電話したりと、いろいろ手を尽くしていた。そのイギリス人の人が、とっくに諦めていたにも関わらず。
 もう一人の年上のドライバーさんも、夕食が終わったところで、私たちのテントに来て、夜遅くまでシェハダと話していたし。 ランチの時に、セキュリティガイドの人が、別テーブルに一人で座っていたところを、食べ物を持って話しに行ったり。 アフメッドくんも、シェハダは凄くナイスガイだと話していた。 私もそんな彼の姿をみて、心に感じることが一杯あった。
 アフメッドくんも、スタート時だけは真面目そうで固かったけれど(笑)、しばらくしたらすぐに打ち解けて、昔からの友達みたいに、私たちにじゃれてくるようになった。(動物かい! ^^) たった二日間だったけれど、彼らのオープンハートのおかげで、楽しい時間が過ごせたのでした♪

 シェハダには、この間に使っていたスカーフを渡した。そのスカーフは、アンコールワットで買ったもので、現地のオリジナル。アフメッドくんには、エンペラーちゃんのステッカーやポストカードなど。「アッサラーム アレイコム」 ・・・どうか、彼らにも神の御加護がありますように。
 最後に、みんなでベドウィンスカーフを掛けてパチリ。みんなで再会を祈ったけれど、その日が来るのかどうかはわからない。 一期一会に感謝して、「インシャアッラー」 ・・・ 神の御心のままに☆

 次の移動まで充分に時間があったので、しばらくロビーで寛いだ。夕方になってから、外を散策。ピラミッド通りなので、かなり賑やか。向かいにあるショッピングモールへ。
 現地の人がほとんどで、学校帰りの若い子たちもブラブラしている。一階にあるお店に入って、早目のディナー。私は、ベジタリアンのピザを注文してみた。待っている間に、ピクルスの盛り合わせがサービスで出てきた。(かなり塩味が効いてます。) 
 フレッシュ100%のマンゴージュースは、やっぱりおいしい♪ 水を一切加えていないので、とろ〜っとしてかなり濃厚。(しあわせ〜) ともちんのストロベリーはスッキリとして、これもまたGOOD。 出てきたピザは、かなりのボリューム。(それでいて安い。) お昼も軽く済ませていたので、しっかり食べようと思っていたけど、また食べきれずにお持ち帰りすることに。(^^;


 ホテルに戻って両替をして、ブティックを散策。そこで、ヒエログリフのTシャツを見つけた。サイズも色も、柾至にピッタリかも。 ついでに、私もブラウス類をチェック。(まとめて買うと安くなるので。へへへ) 素材のしっかりした染めのブラウスがあって、色も私好みで良い感じ。ちょっとした合間のお買い物で、素早く良いものを見つける。これも旅の達人の一歩なり。(^^)

 時間になって、シェリフさんが迎えに来てくれた。お久し振り〜 おかげさまで、こんがり日焼けもして、空港に着いた時よりも元気になってますよ〜。(えへへ)
 空港への移動中ウトウトしながら、この二日間の楽しいことを、また思い出していた。やはり私は、自然界の中にいる時が一番満たされるのよね。・・・だからといって、その世界だけに浸ったり、逃げたりしては駄目。 どんな場所でも、どんな環境であっても、しっかり地に足つけて順応出来るようにならないと、この世での目的や責任は果たせないから。
 ここからは、また流れもエネルギーも変わる。気持ちを切り替えて、次なる場所へと旅立ちましょう。

 シェリフさんによると、この3日間は急に気温が上がって、いつも以上に暑くなっていたのだとか。(!?) あら、そうだったのね・・・ちょうど私たちがエジプト入りをした後からみたい。(ははは) 太陽サンサンで、パワフルに降り注いでくれたのね。・・・ありがとうございます。(^^)

 エアラインは、エジプト航空。シンボルは、ホルス神のマークなり。(イエイ!) 国内線なので、あまり期待していなかったけど、この便は新しい飛行機だったようで感じが良い。足元も広くてラクラクだったし。(さすがホルスちゃん。^^) それに、エジプトでは時間通りに動かないと聞いていたけれど、オンタイムに出発して、予定よりも早めに到着。(ラッキー♪) 

 ナイル川の東に位置するアスワンに入った。お迎えに来てくれた現地のスタッフさんは、またまた紳士風で、とっても真面目そう。ホテルは、ナイル川沿いを選んでいた。ロビーに入ったところで、いきなり停電。(あらあら) でも数分後には、すぐに復活。(またわかりやすいこと。ふふふ^^)  この後も、また面白いことがありそう〜☆