Diary 




                          VOL.67

特別編   Part 5               
 何時の間にか、お盆を迎えていた。入院した当初、お盆までに退院出来るように頑張ろう〜と思っていた。とにかく、少しでも早く退院することだけを考えていた。今はその思いも手放し、全てが最善のタイミングで起こっていることを信じて、任せることにした。
「ここまで来たら、後は良くなるだけだから、時間かけてしっかり治しておいたほうが良い。避暑に来ているぐらいの気持ちで、のんびりとね。」と兄。
そうなのよね。真夏の暑さから逃れ、クーラーの効いた快適な部屋で、三食昼寝付き。これも考えようによっては、とっても贅沢だったりして。(ははは。 ^^) そう思ったら、プレッシャーもなくなり、余分な力も抜けてくる。
 一日2回、傷口に注入していたのも1回になった。そのきっかけは、薬を入れた後に強い痛みが出て、気分が悪くなったことから、私には薬が強すぎるからと話した。普段から薬や刺激物をあまり摂らない分、感覚が敏感になっているし、身体も拒否反応しているように感じたからだった。消毒もイソジンを使っていたが、ヒリヒリ沁みていた。これがSPの水だったら刺激もないし、早く良くなるのになあと思っていた。それで薬の前に、さっとスプレーでシュッシュッしてみることに。(待っている間にね。)すると、その後から薬を入れる時の痛みが、なくなってきた。やったね!

 13日の夕方、北野さん親子が来てくれた。山田さんから聞いて、家にあったSP−10の水を持って来てくれたのだ。うれしい〜♪ しばらく、お話していた。ふみさんの知り合いで、ペルーに行きたい人が二人いて、来年こそはツアーに参加したいと思っているとのことだった。(じゃあ、来年もするのかしら・・・。^^) 次から帰り道なので、北野さんがSP−10の水を届けてくれることになった。わ〜い、わ〜い! ありがとうございます!
お二人が帰った後は、すっかり気分が良くなっていた。何か空気が気持ち良い。持って来てくれたSPのボトルが、ベッドサイドのテーブルの上に置いてあったのが目に入った。近くにおいていると、ますます気持ちが良いみたい。左手をボトルにおいて、右手を傷口の上に当ててみると、身体が軽くなってくるのを感じた。その後で測った血圧は、何と上が136まで上がっていた。お〜! 今までの最高記録だ! おそるべし、天の水のエネルギー。この勢いで、行っちゃうからね〜。

 この頃から頭の中もどんどんクリアになったみたいで、夜中や明け方に目が覚めたときに、いろいろなことが浮かび始めた。何時だろうと時計に目をやった時には、面白いことに数字が並んでいることが度々あった。3時33分とか、4時44分とか、11時11分とか・・・見事なくらいにね。それに、いつも左目に大きな光が入り(私のガイドの一人は、いつも左に立っている。)、周りにキラキラした小さな光が舞うのを見せてくれていた。窓に目をやった時には、蝶々がヒラヒラしていたり。あの手この手で、いつも見守ってくれていることを知らせてくれている。どんな時も、一人ではないと・・・。ありがとうございます☆

8月16日(新月)
 昨日は、すっかり痛み止めを飲むのを忘れていた。これを機会に、完全にやめてみよう。(飲み薬以外に座薬の痛み止めを入れている人たちが多かった。) 少しずつでも身体の準備をしておこうと、家にあった整体の本を持ってきてもらい、何気なしに読んでいた。改めてじっくり読んでみると、今の私に必要なことばかり書いてある。まあまあ! 体操はまだ出来ないけど、食事法を早速実践してみよう。しばらく前から、食欲旺盛になっていて、夕食後もおやつをつまんだりしていた。このままダラダラ食べていたら大変。むくみは、食事の摂り方が原因だったとわかった。よし、早速やってみよう!

 新月の日。何かあると思っていたら、この日が抜糸になり、一つまた軽くなって前進。次は、管も早くはずせるようになったら良いな。こうして一つまた一つと、解放されていく。ベッドの上で、新月のお祀りをした。今日から、また新たな出発のつもりで、よろしくお願いします☆

 メッセージは、「今まさに、あなたは大きく成長しようとしている。これからも導かれ守られながら、光の道を進む・・・。」 カードを引いてみると、去年のペルーツアー出発前に引いた、アマゾンを象徴するカードが出た。マカウちゃんや蝶々も待ってくれている。だから安心してリラックスし、たっぷり休息をとること。は〜い、了解で〜す♪

 血液も11を超え、正常値に次第に近づいてきているし、炎症反応も0.4まで下がった。先生にお願いして、トイレまでは車イスに乗って良いことになった。ブラボー! やっと少し起き上がれる。手術後の12日振りに、ベッドはりつけ状態から、ゆっくりと身体を起こしてみた。さすがに頭がフラ〜っとして、足腰も重い。おっとっと。それでも、車イスに乗って部屋の外に出れたことがうれしかった。(そしてトイレに行けることも・・・。^^) 食事するときも、少し身体を起こしてみたり、ベッドの下に足を降ろしてみたり・・・。(それ以上は、まだ許可されないのだ。) それにしても、筋肉というのは衰えるのが早い。私の場合は長かったから、余計にそうかもしれない。自分の身体が、こんなにも重いなんて。あ〜、早く動かせるようになりたい・・・。(あせらない、あせらない。)
食事法を実践してみたおかげで、1日目からいつもよりも眠れたし、朝は5時前には目が覚めてスッキリしている。さすが新月。新しい始まりですね。イエイ!