[Diary51]


Diary 





                          VOL.52

1月 ダイジェスト   Part 2
1月 4日
 今日は父を誘って、3人で久住高原に行った。(家族サービス^^) 特に目的はなく、家族でのんびりしたいと思い、バスでの送り迎え付きだったので、このプランを選んだ。
 お昼頃から出発。今日も朝から快晴で、いい気持ち。途中で、木の花ガルデンに止まってくれた。わ〜ラッキー♪ 物産店を廻り、手作りお菓子を調達して、ゆず入りソフトをペロリ。(おじいちゃんには、完熟梅ソフト) バスに乗ろうとして、急に思った。天領窯のカップを、父に買ってあげれば良かった〜。何でもっと早く思いつかなかったのかな・・・。新春にぴったりだったのに・・・仕方ない、今度太宰府で買おう。
 続いて、「大山のひびきの郷」にも、寄ることになった。小高い丘の上にあり、ここにも物産品がいろいろ・・・あっ、天領窯! 何と、ここにも天領窯のコーナーがあったのだ。(わっ、うそみたい) 入ってすぐに、目に入ったカップがあった。渋い黒のベースに、赤が入っている。今まで見なかったタイプ。大きさも握り心地も良い感じ。何といっても、赤が効いている。ぐるっと見渡してみたけれど、やっぱりこれが一番。(最初に手に取ったものが、いつもベストみたい。^^) 置かれていた説明書きには・・・
 「焼物は縄文古代より日本の心を伝え、人と共に生きる民芸陶器です。・・・・赤色は辰赫窯で最高温度に風を吹き込む事によって、炎の渦巻によって自然に生じる溶変色で、仲々出にくい色彩です。」

 風・火・渦巻き・・・ガラス職人の城くんが言っていたのは、このことだったのね。このカップの底には、くっきりと渦巻き模様が入っていた。 お〜すご〜い! 私も欲しくなっちゃったけど、赤いグラスがあるので、これは父に使ってもらおう。最初から、ここで買うことになっていたのよね。(^^) 良かった♪ 私は、新しい土笛にピッタリの赤い布袋を見つけた。大山は、「梅の里」だそうだ。 そろそろ梅の季節ね・・・。
 しばらくして、金色の観音像の前を通った。これって、日の出ツアーのときに遠くから見えたのと同じかな。さらに、観音温泉まで出てきた。(まあ!) 

 そうこうしている内に、久住高原に到着。見渡す限りの草原。この時期は、一面すすき色に広がり、太陽の光で黄金色にも見える。 いい感じ〜。その中に、私たちが泊まる久住高原のコテージがある。コテージといっても、かなり大きな設備が整っている。それが、ちゃんと周りの自然とも溶け合っていて、いい雰囲気。このコテージは、日本自然保護協会が指定したNATURE INNだそうだ。お部屋は、木を基調としていて、畳ベッドにフローリングの床と掘りごたつもある。和と洋が調和していて、とっても素敵。 窓からは山々が見渡せる。早速、お外に出てお散歩。標高820mでも、今日は風もないので寒くない。この草原は、毎年3月に行われる野焼きで保たれているそうだ。(ここでも火なのよね・・・) 広い敷地にはキャンプエリアもある。夏も気持ち良いだろうな。天気がとっても良かったので、北にはくじゅう連山、南には阿蘇五岳(涅槃像)まで見えていた。あら〜、ここにもいらしていたのね。感激〜♪ (相変わらず、何も知らずに来ている。^^;) 


 日が暮れ始めてきた。お部屋に置かれてある赤い防寒コートを着て(サービスがいいわ)、草の上に寝転がり、日の入りを待った。お正月明けということもあって、とても静か。(最高のセッティング)青い光の玉が、上へ下へと動きながら、お空に浮かんでいた。次第に色を染めながら、優しい穏やかな光を放ち、ゆっくりと山々の中に沈んでいく。私は静かに、見守るように眺めていた・・・。
 元旦には、海に昇る日の出を迎え、今日は山に沈む夕日を見送ることが出来た。どちらも、とても静かで平和なエネルギーに満ちていた。もう何も言うことありません。新しい年を、こんなに素晴らしい大自然の中で、穏やかに迎えることが出来て、本当に幸せです。 感謝・感謝・感謝☆


 「満天の湯」と名づけられた露天風呂へ。今度は、お月さまと星を眺めながらの入浴タイム。空気が澄んでいるせいか、月が一際輝いていた。あ〜、しあわせ♪ そして、夕食タイム。「冬の華会席」コース。座卓では、梅の絵がお出迎え。素敵な籠に盛られた小鉢から始まって、次々に一品の数々が差し出される。まだあるの〜。(15品ぐらいあったかも。) そのどれもが上品な味付けで、質が良くておいしい♪ だから、食べ過ぎてもお腹が苦しいなんてことにはならなかった。このプランは、とても手頃だったので、お料理まで期待していなかったのに・・・。(宿泊と交通費入れても、1万円ちょっと!) みんな驚いてしまうけれど、クリスマスのハウステンボスのプランも、往復・入場料全て込みで 5000円ちょっとなの。(ショーも全て無料) 初日の出ツアーも、1万円切ってたし・・・・。(金額ではないのよね。)  もう、すっかり満たされました〜。(^^)

 1月 5日
 昨夜は堀ごたつに入って、お茶を飲んだり、テレビを見たり、のんびり過ごしていた。おじいちゃんにも、早速カップを使ってもらった。久々の家族の団らん風景かも。(笑)
 目が覚めて、朝風呂へ直行。昇ったばかりの朝日を浴びながらの入浴。朝もやの中に浮かぶ涅槃像は、神秘的。その上には、頭に王冠をかぶり、目を大きく見開いた鳳凰の雲。おはようございま〜す。素敵な時間をありがとうございました☆
 
 売店をのぞいていたら、どこかで見たようなグッズが・・・。あ〜、やっぱり! それは、前に豆田町に寄ったときに、偶然入って見つけた木のクラフト。そこで、南米のパープルハートの鳥さんのキーホルダーを手にしていた。実は、そのキーホルダーは、霧島の初日の出ツアーの時に、なくしていたのだ。その時も、すぐにわかっていた。役目交代の時期なんだって。そのことに気づく前に、ちゃんと西郷さんのキーホルダーも買っていたので、霧島神宮の鈴と一緒に、鍵を付け替えていた。ここには、別の南米の木があった。(年明け早々、またペルーのサインが続いてます。^^) ココポロという赤茶色のもの。(やっぱり赤!) その木で出来たお箸と髪留めがあった。お箸は、新年になったので買い換えたいと、探していたところだったから、余計にうれしい。 何から何まで、ありがとうございます。

 夕べは良く眠ったはずなのに、帰りのバスの中では、口を開いて眠っていた。(笑) お昼前に、湯布院で昼食タイムを兼ねた自由時間があった。雰囲気の良いお店がずらり。ここが噂の・・・。いつも通り過ぎていたので、やっと来れてうれしいな。どのお店も、和の佇まいの中にお洒落な造りで素敵。手作りのお味噌やドレッシングから、お豆腐にお菓子屋さんと、どれもおいしそうで目移りする。いつもだったら大変なところなのに、この時の私はまだ満杯状態で、手が出なかった。(笑) ワンちゃんグッズのお店で、父に携帯ケースを見つけた。(犬好きなの) その奥に、金鱗湖があるという。以前から名前だけは聞いていた。湯布院に行ったら、金鱗湖を一度見てみたいと思っていたのだ。ここがそう! 思ったより小さかったけれど、ここでも太陽が眩しいくらいに、反射して光っていた。澄んだ水の中で、鯉や小さなお魚ちゃんも泳いでいる。湯気がほのかに立ち上っている。ここも温泉なのね。聞くところによると、西側には温泉、東側には冷泉が湧き出ているそうだ。その東側には神社もあるみたい。手を入れると温かくて気持ち良い。ここも静かで平和に満ちていた。由布岳も見えている。由布岳は、豊後富士とも呼ばれる火山の一つ。また今度ゆっくり温泉にも入りに来ますね。


 手焼きの煎餅屋さんのおじさんが、今日は特別人が少なくて、いつもはこの10倍の人で賑わっていると話していた。やっぱり人気スポットなのね。静かな時に来れて良かった。椿模様の可愛い道祖神さんが、にっこり微笑んで見送ってくれた。こんにちは、またいつか呼んでね。
 今日は、柾至の誕生日でもある。あまり時間が残っていなかったけれど、自分で好きなものを選ばせた。すると、オルゴールショップで、直太郎さんの「さくら」のオルゴールを買ってきた。あら、まあ! ピンク色で可愛くて、最近の彼にしては、ちょっと意外なもの。この数日間が、そういう気分にさせたのかしらね。(^^) ・・・ 家に帰ってからも、そのオルゴールの音色を聴いていると、この時のことを思い出し、気分がますます安らいできます。


 思っていた以上に、いろいろ楽しめて、良い時間が過ごせた。帰ってからは、ささやかに柾至の誕生日のお祝い。小学校までは、賑やかに友達を呼んでパーティを開いていたけれど、こうして静かに家族でお祝いするのも、いいね♪