[Diary 38]





Diary 




                          VOL.39

8月 ダイジェスト版  Part 7
 8月28日(新月)
 この日、「霊源祭祀」を行った。これは、皇城の宮主が新しく降ろされた祭祀で、自分自身の霊源を祀るもの。
 「人に魂の故郷がある。それを霊源と呼ぶ。その霊源を篤くまつる者の人生の前途に光明あらわる。」

 縁あって、「自らの胸の奥に天孫降臨を迎える」という皇城の齋座に出会ったのは、去年の10月だった。改めて自分で当時のDiaryを読んでみると、祀った日も嵐と雷にあっていた。(そういえば、あの時も凄かった〜! 10月のDiaryへ) あれから10ヶ月。次への段階が来たようです。

 霊源祭祀は、無月から新月になる瞬間の前後30分以内に執り行う。それによって、霊の故郷と直結することになり、自らの心の中に一本の筋が通る。この月の新月は、午前2時26分。(ちょっとドキドキした) 終わった後、窓から風が入り、カーテンが大きく揺れた。通常は月に一度「過ぎ越しまつり」として行うもので、毎日する場合は、自身の魂に対しての祈りと、自分の霊源への毎日の礼儀になるという。私はこの日から毎日朝と夜にもすることにした。
 「己が自分自身の霊源をおまつりすることによって、霊源の核にピントを合わせていくようになる。繰り返しおまつりをしていくことによって、己れ自身の核心(核の真)になって、新生の力を振り起こすようになる。」

 次の新月に、いよいよペルーツアーがスタートする。新月は、方向性を司る部分で起こってくる。それに合わせたように、ピッタリこの日に前回のペルーレポートが完結した。(ほっ) 本当は、もっと早く終わらせるつもりだった。それが、春頃から忙しくなって、途中で中断することになった。ツアーのプラニングもそうだった。予定よりかなり遅れたけれど、いざこうしてみると、それが最善の流れになっていたことがわかる。ツアーを振り返りながら、帰った直後ではなく、今だから気づくことが多かった。稲妻のことについても、受け取っていたメッセージについても、答えはベストなタイミングで伝えられ、理解出来るようになっていた。自分の頭の中で、ああしようとかこうしようとか、考えても無駄ですね。最善を望むなら、全て宇宙のプランした通り、導きを示された通りに、信頼して動いたほうが良いのです。今度のことで、それが良〜くわかりました。(^^)

 28日の夜は、ミクロウエーブさんでの瞑想会。その前には、岩床浴でタップリ汗を流してきた。ツアーに必要な情報や、明日行く一泊旅行についての情報まで入って来た。

 8月29日
 今日から明日にかけて、父を誘って3人で島原へ一泊旅行に行くことにした。3人でのお出掛けも久しぶり。1〜2年ぐらい前までは、時間を見つけては3人で出かけるようにしていたのに、ここしばらくは、その機会がなかった。父のことも、ずっと気になっていた。一人だと、どこにも行かない人なので、私が引っ張り出さないとね。柾至に会うのも運動会以来だから、夏休みの間に一緒に遊びに行こうと思った。それも、ちょうど見かけた広告で、島原温泉一泊プランが載っていたので、すぐに予約しておいたのだ。(バスや船などの交通込みで、一人1万円以下という、とってもお得なプランでした〜 )実は、島原ってどの辺りかも良く知らなくて、昨日の瞑想会で、ちょうど地図を見ていたので、ようやくわかったって感じ。(いつも、こんな感じですね。笑) 

 バスで出発して、長州港から船に乗った。普賢岳も近いとわかったので、土笛と塩を持って来ていた。そうだ、海にも撒こう。デッキで土笛を吹いて、有明海に塩を撒き、しばらく光りを送り続けた。風が優しく吹いて、海からも光りが返って来て、かざしていた手がジリジリと熱くなっていた。出発して約3時間ぐらいで、島原のホテルに着いた。ランチに入ったホテルのレストランの名前がマーメイド。(名前が素敵ね。^^) お部屋の窓からは、海が見えてうれしかった。
 このプランはフリープランだけど、希望者にはミニ観光もサービスで付いていた。まず最初に、鯉の泳ぐ町へ。湧き出した水が、道の横を流れる川になっている。島原は水の都として、各所に湧水が出ているそうだ。透き通った水の中を、錦鯉が気持ち良さそうに泳いでいた。中でも、一匹の大きな金色の鯉が目を引いていた。早速、エサをあげ始めるおじいちゃんと柾至。(久し振りのお決まりの光景 ^^) 

 次は、島原城へ。天草四郎の像もあり、思わず手を合わせたくなり、光りを送った。(写真左側が四郎ちゃん) ここのお土産屋さんで、トランプを買った。この前のハウステンボスで、久々に二人でトランプで盛り上がっていた。だから、今回もお部屋でやろうと思ったのに、珍しく柾至が忘れていたのだ。見つけたトランプは、長崎の名所の写真が付いたものだった。中を見てみると、平和の像からグラバー邸など、いろいろ出てきたところに、亀山社中の龍馬のブーツが! もしかして・・・やっぱり出た〜! 公園の龍馬の銅像!  まさか、トランプで登場するとは・・・。さすが、神出鬼没な龍馬ちゃん。またまた技あり一本! 柾至にトランプを忘れさせたのも、計画の一つだったのね。(お茶目だわ〜笑)


 この日も面白い天気で、雨が降り出したかと思ったら、ぱっと太陽が顔を出すの繰り返し。走っている途中で、虹の絵の看板も出てきた。普賢岳が見えるところまで来た。頂上は雲に覆われ、火砕流が流れた後が黒い道になっていた。43人が亡くなったという・・・。浄化の雨が降っていた。バスの窓から光りを送った。しばらくしたら、また陽が射し始めた。
 続いて、焼け残ったという小学校を見にいった。わざとそのままの状態で残しているようだ。校舎の窓ガラスも全て割れ、教室内も無残な姿で、生々しかった。(写真下)それでも、12年経って校庭の銀杏の木が蘇り、枝に葉をつけている。素晴らしい生命力。新しい命で復興したことを象徴してくれているのかな。

 
 ホテルに戻り、温泉に入った。露天風呂からは、海が良く見える。しばらく入っていると、肌がピリピリしてきた。(おや、まあ!) あまり長く入らないほうが良いと思って、足だけ付けて海を眺めていた。お料理は、これでもか!ってくらいに、次々に並べられた。さすがの私も降参です。(^^) 夜は、お布団の上で柾至とトランプ。(温泉の定番ですね) なかなか決着が付かなくて、ついつい遅くなってしまった。(龍馬ちゃんのカードが出ると、うれしかったりして・・・)

 8月30日
 朝から、身体が重くて足がだるかった。やっぱり食べ過ぎ? でも、どうやらそれだけでもないみたい・・・。おじいちゃんは朝風呂に入っていたけど、今回はやめておこう。帰りのバスは午後に予約したので、それまで近くを周ってみることにした。
 まずは、昨日通った雲仙災害記念館(がまだすドーム)へ。ここでは、平成噴火の疑似体験や火山についての情報を展示していた。館内の中央には、火砕流でなぎ倒された木々を並べて再現し、火砕流が流れるスピードを光によって体感出来るようになっていた。とにかく早いので驚いてしまう。時速100kmはあるらしい。これでは、ひとたまりもない。
 メインの平成大噴火シアターが始まった。直径14mの大きなドーム型のスクリーンで、噴火による火砕流や土石流を体感するというもの。上空からのリアルな映像に、響き渡る音、目の前に飛んでくる土石、シートの前からは熱風まで出てくる。(すごい迫力!) まさか、火山まで体験することになるなんて・・・。ここは、世界で唯一の火山体感シアターだそうだ。噴火して火砕流で流されてしまった後は、大雨と雷になった。そして、平成新山が生まれた。今から12年前と言えば、ちょうど柾至が生まれた頃だ。あの頃に、こんな大変なことが起こっていたのだ。私は子育てに奮闘していたので、テレビなどもあまり見てなかったので、そこまで意識していなかったように思う。(・・・ごめんなさい) 映像を見ていて、涙がこぼれてきた。
 他にも、火砕流であっというまに黒こげになる実験映像もあり、火山の歴史や世界各地の情報も展示されていた。ハワイ島のキラウエイ火山は、かなり前からサインが来ている。待ち遠しいな・・・。
 島原の湧水は、火山の噴火によってもたらされたという。災害は恐ろしいけれど、同時に贈り物ももたらしてくれる。日本は火山国、火山列島。昔から、火山と自然との共生を大切にしてきている。そのことを今、もう一度思い出す時なのかもしれない。

 「火山が ”いのちの炎”を地表に運ぶ” = 火山の恵」
 中心核の外側の層がマントル。マントルは地球の表面を覆う地殻のすぐ下から深さ約2900kmまでの間を占めている。マントルはふつう、非常に高い圧力のために高温の固体の状態にある。圧力や温度が変化するとマントルは地表に向かって上昇を始め、固体からどろどろの状態になる。これがマグマ。マグマが地表に噴き出す現象を噴火、噴火から生まれた地形を火山と呼ぶ。火山の活動は山をつくりあげ、新たな陸地を生みだす。それだけではない。マグマはあらゆる生命に欠かせないミネラルを、地球の内部から地表に運ぶ。私たち人間の身体にある原子の多くはもともと地球の内部にあったもの。それを地表まで運んだのも火山の活動。日本は国土の15%を火山 から噴き出したものによって覆われている。

 火山と上手につきあうということは…… まず火山をよく知るということ。そして火山がもたらす災害をなるべく小さく、反対に火山の恵みをできるだけ利用することだ。それには過去のできごとを知ること、それから新しい科学の成果を生かすことが必要になる。さらに、それぞれの火山がある地域の研究を加えれば、火山とはとても上手につきあうことができる。そしてこうした学び方はやがて、火山だけでなく、私たちのまわりにあるさまざまな自然環境を、守りながらくらしに生かす方法を、身につけていくことにつながっていく。

 その後、雲仙に行くことにした。バスで40分ぐらい。山の中を抜けると、空気が変わり、一気に涼しくなった。湯けむりが立ち昇り、イオウの匂いがする。これこれ! これが本当の温泉! こじんまりとして静かな温泉街。好きだなあ、こんな感じ♪ 雲仙って、こんなに素敵なところだったね。知らなかったな。 雲仙地獄に向かう途中で、足湯発見。わ〜ラッキー! 待ってましたとばかりに、靴を脱いで、さっさと足を浸ける私。乳白色のお湯は、ぬるっとしていて、気持ち良いこと! おじいちゃんにも何度も入るように勧めたのに、靴を脱ぐのが面倒なのか入ろうとしない。こんなに気持ち良いのに〜。お肌もしっとり。5〜6分足を浸けただけで、何と今朝からの足のだるさがなくなって、一気に軽くなった。あ〜、やっと戻った。これが本当の天然温泉よね。私たちが泊まった島原のホテルは、海が見える露天風呂として良く紹介されていた。確かに景色は良かったけど、お湯は・・・。混ざっているとわかっていても、海の景色に見惚れて、ついつい長く足を浸けてしまっていた。その影響が、しっかり出ていた。早くHWのお風呂に入って、きれいにしたいよ〜。水道水のお風呂は、身体の中の微生物を全て破壊してしまう。(飲んだ場合は、胃の中で塩素が微生物を殺してしまいます) その怖さは、良くわかっていたはずなのに、つい油断してしまった。(普段ホテルでは、シャワーでさっと済ますようにしている。)毎日、家では当たり前のように入っていたので、HWの有り難さを忘れがち。ここで経験する意味もあったのでしょうね。同じように、毎日水道水のお風呂に入っていると、感覚が鈍くなってしまい、身体の重ささえも気づかない。それが一番怖いことも・・・。お風呂は特に毎日入るものだし、細胞にダイレクトに浸透するので、それだけ影響力が大きい。水は、それほどまでに私たちの身体を左右している。 そのことを、改めて体験させてもらいました。

 雲仙地獄も、湯けむりが凄い。別府の地獄めぐりとは、また違った雰囲気で静か。山の中腹にあって、出来るだけ自然のままで、最低限しか手を加えていないような気がした。ボコボコと音を立てて、お湯が湧き出ている。大自然のパワーを感じる。これも、火山の恩恵の一つ。この温泉で作ったゆでたまごを食べてみた。(お塩は、もちろん持参のクリスタル塩。^^)イオウの香りがして、火山のパワーも一緒に頂きま〜す。かわいい小さな猫ちゃんが、私たちの周りにいて甘えてくる。温泉たまごが欲しいのね。いつも、ここにいるみたい。小さくても無駄な贅肉がなくて(笑)、とっても元気そうな猫ちゃん。良くみたら、お目目が金色に光っている。こんなにパワーのあるところに居るくらいだから、ただの猫ちゃんではないわね。(^^) ここを訪れる人たちを、見守ってくれているのかな。今度また来るから、よろしくね♪

 まだ時間あるから、温泉に入ろうよ〜! 二人を引っ張って、さっきの足湯のあるホテルに入った。他にも温泉はあったけど、何となくここに入りたかった。温泉名は、天空の湯。(あらっ、いい名前。)女湯が、天女の湯。(まあ、素敵♪ ますます気に入っちゃった。・・・ちなみに、男湯は仙人の湯。^^) 内風呂に露天風呂と広いお風呂があって、何と完全に私一人の貸切状態。(ラッキー☆) 時々、水を浴びながら、露天にどっぷり浸かって、やりたい放題(笑) あ〜、極楽極楽♪ ここのお風呂は、火山温泉から直接ひいている天然そのものだという。お〜っ、火山のエネルギーが入って来るよ〜。わざわざ温泉に入るんだったら、本物でなくっちゃね! 昨日の分も、しっかり浄化しておいた。(ほっとひと息) 良いところを教えてくれて、ありがとう。お空に向かって、何度もお礼を言った。
 柾至とおじいちゃんも、「気持ち良かった〜。」と感激していた。ほらね、言った通りでしょ! 特に、おじいちゃんは朝風呂まで入ってしまったので、そのまま帰ってほしくなかったのだ。男湯も貸切だったので、柾至はお風呂の中で、いっぱい遊んだらしい。このホテルは、それほど大きくはなかったけれど、創業の古い(元禄)歴史あるホテルだったようだ。当たりね! おじいちゃんも、雲仙がすっかり気に入って、また来たいとのこと。今度は、ゆっくり泊まりに来ようね。他にもロープウエイで登れるみたいだし、何と近くには木花開耶姫神社があるとか!(あら〜) 間違いなく、また来れますね。(^^) 雲仙は、日本で最初に国立公園に指定されたとのこと。今回は、島原の温泉でゆっくりすることぐらいしか考えていなかったのに、本当の目的は、また別にあったのね。今回のテーマは、水と火山だった。

 お土産屋さんでは、小さくてカラフルな龍のガラス細工を見つけてGET。(レインボードラゴンって感じ。^^) 島原に戻って、帰りのバスを待っている間、ロビーで新聞をパラパラとめくっていた。そこに、済州島のことが紹介されていた。えっなになに・・・溶岩が固まって龍の形になった岬があるとか、火山がどうとか・・・(まあ!) 他にも神聖な場所がいくつもあるですって! おまけに福岡から一時間で行けるだなんて。 名前は聞いたことがあるけど、どこにあるのかも良く知らなかった私。これって、呼ばれているのかな。 いつか行く時があるのかもね。楽しみにしておきましょう♪ (いつも、こんな感じでサインが来ます。^^)

 博多駅に戻ると、空がピカピカ光っている。稲光だ〜。お帰り〜って言ってくれているみたい。うれしいな。またまた充実した時間を、ありがとうございました☆

 こうして振り返ってみると、今月もいろいろあったのね〜と、今更のように気づく。(笑) 8月の数字の意味は、八も8も二つに分けれることから、丸見えになるという意味があると聞いた。そして、広がって行く。確かに、いろいろなことを確認させられていた。
 急に夏らしい暑さになっているけれど、私のコンディションはこの上なくベストな状態。汗だくになりながら、剣道も頑張ってます。(もちろんフラも楽しんでやってます♪) 週に一度がやっとだけど、とにかく思いっきり汗びっしょりになる。久しぶりに一緒に過ごした父は、また私が痩せているように思ったらしく、「そんな細い身体で大丈夫か?」なんて心配していた。確かに、3月からのプロセスの時は落ちていたけど、今はすっかり元の体重に戻っている。それでも痩せたように見えるのは、余計なものが締まって、筋肉に変わってきているからだと思う。ペルーに向けて、次の段階へと肉体も変化しているみたい。HWにお塩、最近は麻の実ナッツとオイルをタップリ摂っているから、もう怖いものなし。9月は、エネルギーシフトの時。この勢いで、火山の噴火のようにドカーンとシフトさせちゃうからね〜☆