[Diary 32]





Diary 




                          VOL.33

8月 ダイジェスト版  Part 1
 31日の夜から、フェリーで松山に向かった。次第に明けてくる空に、龍の雲がお出迎え。兄と温泉に行った後、道後温泉の前で降ろしてもらって別れた。先生との約束には、まだ時間があったので、辺りをブラブラ。カラクリ時計の横にある足湯に浸かってみた。気持ち良〜い♪ 三千年の歴史を誇る日本最古の道後温泉。その湯釜から流れるお湯には、その昔、一羽の白鷺が足を癒したという伝説があるそうだ。最近現れる鳥シリーズの中に(特に神社で)、白鷺も登場していたので、何かご縁があるみたいね。(^^)
 先生の画廊は、すぐ目の前にあるので、足湯に入りながらチェック。(さすが良い場所にあります) しばらくして先生とスタッフの大関さん登場。画廊に入った途端、襖一枚半ほどの大きな絵が、目の前にド〜ン! うわ〜! 今まで見たことのないタイプ。どこか特別な場所に奉納するのかしら・・・。
 今回の四国行きも急に決まったもの。東京セミナーの前に、受け取っていた急ぎのメッセージは、このことだった。
 先生との新しい企画の話が入った。最初は今の仕事で手一杯だったので、別の人を先生に紹介しようと思っていた。でも、先生との話の中で、結局は私がしなければいけない流れになった。これ以上、仕事を増やして大丈夫かしら・・・と思ったものの、このメッセージを思い出し、今は考えている場合ではないと、チャレンジしてみることにした。決心したら、即行動。この週で都合が付くのが、この日しかなかった。それが新しい月の始まりになったのもピッタリだったけれど、それだけでなく、この日は先生が高知に行く用事があるから、それに同行して打ち合わせをしようとの提案だった。高知にも行けるの〜! 高知と聞いたら、何があっても行くのは当然ですよね。(^^) また龍馬ちゃんが呼んでくれてる〜♪ どこに行くのか、何も聞いていなかったけれど、高知にも何かあると感じて、ウキウキやってきたのだ。v(^^)v

 この絵は、ある高知のお家に届けるものだった。普通のお宅と聞いてビックリ! 一体、どんな人がこの絵を手にするのかしら・・・。額入れから、車に積み込むのも手伝って、3人で出発。その途中、高知のある町に寄った。この町のJAの人から、先生を紹介したい人がいるので是非来て欲しいと言われていたそうだ。何もわからないまま、私も一緒に、組合長さんを始めトップの方達を紹介された。その内容というのは、先生に町興しを手伝って貰えないかというものだった。先生の絵に出会ったJAの社員の人が、何かを感じたようです。(目が高い!^^) この町には温泉が出て、立派な施設をいくつも作っているにも関わらず、それが充分に活かされていなかった。それぞれの施設を案内して見せて頂くと、民芸館も温泉も他にないくらい立派な建物なのに、あまり使っていなくて、勿体ない感じ。それをひと目見て、次々に新しいアイデアを出して行く先生に、JAの人達は感激して、感嘆の声の連続。丸紅や三越など大手のディスプレイや、ある博覧会の企画も手掛けているという先生のセンスとアイデアには、私もただただ感動するばかり。今まで眠っていたところに、新しい命を吹き込んでいくようだった。実は、先生も何の話があるのか、全くわからないで来ていたのだ。(こうでなくっちゃね!)
 この町のJAは、独立した形で、全国でも類を見ないだけのものを持っていた。社員の人たちの応対や雰囲気も凄く良かったし、先生もそのことについては繰り返し誉めていて、全面的に協力するとのこと。この企画が完成したら、この町は新しい名所となるかもしれない。高知空港から車で10分、市内からも25分ほどで来れるし、それでいて落ち着いて静かな環境にある。やすらぎと癒しの新しい空間が出来そうな気がする。たまたま立ち会っただけの私の中にも、そのイメージがどんどん膨らんでいた。この先、どう変わって行くのか楽しみ〜♪ 

 松山で毎年行われる朝市のポスターに、今年は先生の絵が使われ、至るところに貼られるようになっている。先生も新しい動きが、どんどん始まっているようで、去年初めてお会いした時よりも、更にパワーアップしている感じ。その証拠の一つに、石鎚山の麓にあるアトリエの場所を変えることを考えているとのこと。その新しい場所が、私が小さい頃に泳ぎに行ったことのある馴染みの深い島だった。(エネルギーが変わると、環境の変化が必然的に起こるものね) 高知市内に向かうとき、虹の看板や希望の希に龍の文字の看板が、目に飛び込んだ。お〜、これは絶対に成功するサイン。 ますますワクワク♪
 
 市内に着いてお茶した後、絵のご夫婦(Kさん)と一緒に食事することになった。先生と、ほぼ同年代のご夫婦。その雰囲気から、もう何年も前からの古い親友のように見えた。ところが、出会ったのは何とこの前の高知での個展だったと聞いて、またまたビックリ! それって、5月のこと? まだ2ヵ月半前のことじゃない!? そのご主人は、もう10年以上も前に、ある画廊で初めて先生の絵を観てからのフアンだったそうだ。それでも、なかなか出会う機会がなく、絵を手にすることも出来なかったところに、5月の個展のチラシをたまたま見つけて行かれたとのこと。その後は、私も想像出来ます。(^^) 先生は、とてもフアンの人を大切にされるので、今度の絵にも、その思いが込められているのが良くわかった。Kさんご夫婦は、本当に仲が良くて、その二人のことを絵に表わしていたのです。何を描いているのかは、全く知らされていなかったので、お二人は尚更感激した様子。またその絵の周囲に描かれている詩が素敵で、私も読みながら感動してウルウルしたくらいだから、本人が読んだら泣いてしまうのも無理はないですね。私もこの絵が観れただけでも、四国に来た甲斐があるというもの。

 その絵の内容というのは・・・いつも母ちゃんには苦労をかけているから、たまには鯛でも釣って、母ちゃんを喜ばせて一緒に一杯やろうと思っている河童さんに、釣られた一匹の美しい鯛。その河童さんは、釣りの好きなKさんのご主人で、家で待っている母ちゃんは奥さんですが、同時に釣られた美しい鯛も、また奥さんのことを表しているそうです。(こんなに素晴らしい鯛(奥さん)を釣り上げた(娶った)という喜びと感謝を表して・・・) また同時に、この秋に結婚する息子さんのお嫁さんに対する気持ちも含めているとか。(素晴らしい) それを、河童の独り言として詩が描かれていて、最後に追伸として、「今度生まれて来ても、母さんと結婚したい。よろしく。」と書かれているのです。もう泣かせるでしょう!! ここまで、Kさん家族のことを読み取り、一枚の絵に表わすことが出来るなんて・・・。私もひたすら感激。その絵も、凄くリアルで生命力がある。思わず河童さんの頭をヨシヨシしたくなるくらい。 ここで、お見せ出来ないのが残念〜。(観たい人は、個別に写真見せますよ〜) この日の夜、奥さんは一睡も出来なかったそうです。(わかります・・・)

 次の日の朝、ホテルまで迎えに来てもらい、ご夫婦のお宅へ。絵の取り付け開始。玄関前の吹き抜けの壁に、梯子を使いながら、みんなで取り付けた。それは結構大変な作業で、普通なら絵だけ送っても良いのでしょうが、先生は自分でしないと気が済まないらしく、額を一つ入れるのも手を掛けて、ほんの少しのことにも妥協しない、そのプロ意識にも脱帽です。(送ってもらう時にも、先生が全て丁寧に梱包してくれています。) 他には、一つの額に季節の花を4枚描いて、季節ごとに中の絵を入れ替えるものもあった。(花の絵も素敵なの〜) 独特のタッチで描いた書だけのものは、和室に飾られ、それが窓の黒い縁にピッタリあって、もう完璧! すでに個展の時に買われた絵が何枚もあったので、ざっと数えただけでも先生の絵が15枚以上はあったかな・・・。それでも、家をまるごとディスプレイの時は、驚くほどの安い価格にしてくれているようです。
 ひと仕事終えた後は、庭で採れたばかりのお野菜を使っての奥さんの手料理を、ご馳走になった。リビングのテーブルは、立派な木で自然の形をそのまま生かして造られものだった。その木がサクラだと聞いて、私はうれしくなって、ずっと撫で撫でしていた。ホテルを出る前に、サクラのアイスクリーム(葉っぱが入っている)を、食べてきたばかり。(笑) それだけでなく、お庭にはワンちゃんがいて、名前を聞いたら「サクラ」だったので、思わずひっくり返りそうになった。v(^^)v サクラは、とっても人なつっこくて、私の周りに引っ付いて気持ち良さそうに、撫で撫でされていた。お庭には、あのアマゾンカラーの蝶々や金色の蝶々もヒラヒラ。 そのあと、先生は私を植物園に案内したかったようだけど、高知プリンスの専務さん達と会う約束になっていたので、ここで失礼することに。最後に、私たちの企画についての契約も済ませて、送ってもらった。
(その内容については、いずれお知らせすることが出来ると思います。先生の絵については、HP上では他の画商さんとの関係もあって、直接写真などは紹介出来ないのですが、個別に問い合わせて頂ければ、ご案内しますので、ご遠慮なくどうぞ。)

 前回高知プリンスの専務さんと一緒にお会いした女性(山崎さん)と、ひろめ市場で待ち合わせ。時間まで、向かいのアジアン雑貨のお店へ。そこで、レインボーカラーのパレオ発見! 日本では派手派手だけど、今度のペルーツアーにはいいかも。うふっ♪ 市場の芋ケンピのお店に行ったら、店員さんが覚えていてくれた。兄の分も一緒に、またまたお土産GET!うふっうふっ♪ そこで、山崎さんと再会。専務さんが来るまで、市場の中のアジアンのお店へ。山崎さんも、私が買ったパンツと同じ柄のワンピースを買って、お揃いだ〜。専務さんも登場で、例の「ほてい茶屋」でお茶した。(私はやっぱり焼餅入りぜんざいです。^^) ご馳走さまでした〜。最初の予定では、昼過ぎぐらいに会うつもりだったけど、Kさんのお宅で長居しちゃって、結局最終のバスギリギリの時刻になってしまった。あまり時間がなかったにも関わらず、忙しい中わざわざ会いに来てくれたお二人と、最後にご一緒出来て良かった。(^^) また、今度ゆっくり来ます。植物園も凄く素敵なところみたいだし、途中でうさぎマークのお店も見つけたので、また今度来たときの楽しみに取っておきましょう。そうそう、前回のときに、車で周っているわらび餅屋さんが気になっていたら(笑)、昨日食事して歩いていた時に、そのわらび餅屋さんの車がちょうど停まっていて、先生がすかさず買ってくれたのです。(何でわかったの〜! ^^) みんなお腹一杯だったので、結局私がほとんど食べることに・・・。(笑) 期待を裏切らないおいしさでした〜。何から何まで、お世話してもらって・・・。これも龍馬ちゃんの計らいでしょうか。駅に着いたら、最後に「龍馬の海」というアイスを見つけて、バスの中で頂き〜。お空には三日月が輝いてきれいだった。今回は思わぬことで、また高知に来ることになって、うれしかった〜。何があるのか、行ってみないとわからないものね。龍馬ちゃん、呼んでくれてありがとう。高知とは、ますます縁が深くなるばかりで、私もうれしいな〜♪

 帰って来てから、宇都宮くんからのメールで、私と龍馬は実際に会っていたようですね・・・と言われて、思わず飛び上がってしまった私。(きゃあ〜きゃあ〜♪) 何かの強い縁は感じていたけれど、同じ時代に生きていたようだと言われると、思わずドキドキしてしまう私なのでした。(^^) 必要なメッセージしか受け取らないように設定しているので、何でも素直に信じちゃいますよ〜。 うふっうふっ☆