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聖なる旅 



カナダ 2009 編



2009.12.16〜12.31
                                                                              

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 12月25日
 目が覚めたのは、明け方前の3:30分頃。光が降りてくる時間・・・以前も、良くこの時間に目が覚めていたね〜。夜景の中で、空が金色に染まっている。カーテンを開けたままにしていたので、ベッドでまどろみながら眺めていた。

 いろいろなことが、浮かんできた。これまでのこと、これからのこと・・・。そうして二つの世界を行き来しながら、夜明けを迎えた。淡いピンク色とパープルのグラデーション。しばらくして、太陽が顔を出した。 私たちの部屋からは、真正面になっている。(!) やった! クリスマスの日の出が見れるよ。

   

 次第に、空がゴールデンオレンジに染まり、太陽神の目が・・・!

   

 力強くて、美しい・・・。赤い日の丸の「和龍」のように。

   

 そう、これは「和龍」と太陽が一つになって見せてくれた光だった。・・・ 良かった。私たちの祈りは、届いたのですね。お部屋の中も、光に包まれていた。
 Merry Christmas !! こんな素敵なクリスマスの朝が迎えられて、何て幸せ♪

   

 二人も、ゆっくり起きてきた。準備をして朝食へ。かなり混んでいたので、ラウンジのソファテーブルへ案内された。時間もあったので、ゆっくり朝食を楽しんだ。バーのお姉さんもそうだったけれど、このホテルのスタッフはみんな感じが良い♪  12時のチェックアウトまで、ゆっくり過ごした。

 市内散策をしようかな。まずは、海岸線をドライブすることに。この道は、「Scenic Marine Drive 」になっていて、景観が良いのです。海が眩しいくらいに、キラキラ光っている。カモメさんも、いっぱい集まっていた。

   

 車を停めて、外に出てみた。風は冷たいけれど、空気が清々しくて気持ちが良い♪ よ〜く見たら、海に沿うように雲が横一列になっていた。雲のブリッジだ・・・。その上に太陽からの光の道。この後に続く道も、ちゃんと用意されている。 この光の道を、これからも信頼して歩んで行けば良いのですね・・・☆

   

 住宅街のお庭には、クリスマスの可愛いデコレーション。目の前を、「555」が走っていた。(うふふ) オークベイビレッジへ。高級住宅街でもあり、町並みは落ち着いた雰囲気。イギリスのチューダー朝の建築物が並んでいる。
 車から降りて、少し通りを歩いてみた。この通りでアフタヌーンティーをするのが人気らしい。素敵なギフトショップも集まっているけれど、この日はクリスマスということで、ほとんどお休み。(^^) スタバだけが空いていて、みなさん寛いでいた。・・・ 夜のライトアップも素敵だそうです。

 市内の中心へ戻っていると、途中で「Dragon Gate」というお店の看板が目に飛び込んできた。(またまた〜) パーラメントビルディングへ向かうつもりだったのに、マイクが勘違いして、またあのブリッジを往復することになったり。その手前では、また「PANDORA.Ave 」も通ることになったし。 次のゲートをくぐったことを、示してくれているのを感じた。もう一つ、「アバター」で出てきたのは、「パンドラ」という惑星でしたね。そのアマゾンのような世界が、次の道に繋がっていることも。・・・

 BCパーラメントビルディング(BC州議事堂)は、オタワにある国会議事堂を思い出させてくれる。ガイドのお仕事で、何度も出入りしていたので。(^^) ここにも、トーテムポールがあり。どこに行っても、ネイティブやスピリット達に見守られているように感じていた。(うふっ)
 正面入り口内には、クリスマスツリーも。ホテルの部屋からも見えていたけれど、夜は建物全体がライトアップされて素敵なのです。

   

 威厳があって、美しい姿のヴィクトリア女王の像があり、そのすぐ横には御神木のような大きな木がド〜ン。(わおっ!)

   

 通りでは、少年がバグパイプを吹いていた。市内全体がイギリスのような雰囲気。ヴィクトリアの顔とも呼ばれる「エンプレスホテル」。まるでお城のよう。正面の中庭には、二つの大きな木。これが遠くからみると、ダイノザウルスみたいな形に見えていた。二つ並んで、何だか狛犬のようでもあり。 風が吹くと、ゆらゆらして生きているみたい。(ふふふ)

   

 あまりに立派なので、入っても良いのかしらと思いつつ、中を覗いてみた。様々なクリスマスツリーが飾られ、ギフトショップが並んでいた。

   

 そこで、ネイティブの酋長が現われた。(!) リアルで迫力がある〜。目の前に立っているとしか思えない。懐かしさを感じつつ、しばらく対話してみたり。(うふふ) 他にも、一つの石で作られたという船が。(よいしょ、よいしょ)

   

 ここでのアフタヌーンティーも有名らしい。生演奏の音楽を聴きながら、ゆっくり過ごす・・・。(50ドルぐらいするらしいけど。^^) 残念ながら、私たちはタイムリミットということで。(^^) お庭には、ローズガーデンもありました。・・・ 今度は、季節を変えて来たいですね〜。

 バンクーバーに帰る前に、アリソンのお家に寄ることにしていた。そのお家の手前で、何と鹿ちゃんが登場! 堂々と道を横切って、民家のお庭を歩いていたり。良くみたら、全部で三頭もいた。・・・ この鹿さんに会うために、アリソン家に来ることになったのかしらん。・・・ 聖なる旅で出会う鹿さんは、神様のお使いになっているので。(^^)

 クリスマスということで、家族が集まっていた。私にはグリーンティーを入れてくれたりして、ここでアフタヌーンティータイムに♪ エジプトを思い出させる、ドライデーツやドライフィグ(いちじく)なども頂きながら、しばらく和やかな時間を過ごした。温かくもてなして頂いて、ありがとうございま〜す♪
 アリソンのボーイフレンドも、今からバンクーバーまでフェリーで帰るということで、後ろから付いて走ることに。おかげで港まで迷うことなく、時間通りスムーズに到着。何から何まで。(ぺこりん)

 フェリーの中で、もう一つおまけの出来事も。 実は、行きのフェリーのギフトショップで、一目惚れしたものがあったのです。それは薄手のジャケットで、他では見たことがないようなデザイン。それもそのはずで、タグをチェックしたら、ヒマラヤで手作りされているものだった。手染めの生地を継ぎ合わせていて、自然な風合いで個性的でもあり。 幾つかあったけれど、同じものが一つとない。その中で、マジェンダピンクの入った色があった。サイズもちょうど良いし欲しいと思ったけれど、洋服を買うのは久しぶりだったので考えてしまった。 それにヴィクトリアで、もっと気に入るものや、もっと必要なものが出てくるかもしれないし。 
 それでも強く惹かれるものがあって、諦めきれない気持ちも。そこで、あることが浮かんだ。もし帰りのフェリーで、もう一度出てきたなら、それは私が手にするべきものとして買うことにする。 ・・・ とはいえ、フェリーは1時間から2時間おきに出ていて、何船も行き来しているので、帰りも同じフェリーに乗れるとは限らない。仮に、偶然同じフェリーだったとしても、この間に誰かが買うかもしれない。現に、私が試着している間に、何人もの人が手に取っていた。

 そうして、フェリーに乗ったところで、すぐにギフトショップに行ってみた。・・・ すると、あったのです!! まず乗ったときは、同じフェリーかどうかもわからなかったけれど、間違いなく同じだったということ。そして、そのまま残っていた。(!) それが、どれだけの確率なのか・・・。これは、紛れもなく手にしなさいということ。最初から手にすることは決まっていたかもしれない。でも昨日ではなくて、一通りのことを終えたクリスマスの今日、手にすることになっていたのですね。そのまま手にするのではなく、この小さなミラクルを見せるために。 今回の旅も、導き通りであることを示すために・・・。
 クリスマスギフトを頂いた気分で、るんるん♪ 普通に買っていたら、そこまで感じなかったと思うけど。(うふふ)  > その3年後に、別の意味があったことをわかる時が来ました。(マトリックス昇龍編 Page 16

 バンクーバーに着いたときは、すっかり日が暮れていた。おやおや、これは!? 霧に包まれている・・・。周りが真っ白になって、ほとんど何も見えない。お家に近づくまで、しばらくその状態が続いていた。サンフランシスコで、ゴールデンゲートを通り抜けた時のことを思い出した。 ・・・ やはり変わったのですね。新しいゲートをくぐり抜けて、次への旅と向かうために ☆