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聖なる旅 



カナダ 2009 編


2009.12.16〜12.31
                                                                              

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 12月19日
 今朝も同じく、8時前に起床。7時間〜8時間近く寝ている感じ。今は、睡眠が必要なのね。(^^) 去年同様、カナダでは身体調整も兼ねて、のんびりするようになっているみたい。(うふふ)

 柾至も試験が終わり、晴れて自由の身になったところで、ダウンタウンを案内してくれることになった。イエ〜イ! お昼前に出発。寒いと思って、セーターとか厚手の服とか持って来たけど、中に入ると暑くなるよということで、軽めのジャケットにチェンジ。
 バスよりもスカイトレインのほうが早いということで、お散歩も兼ねて駅までテクテク歩く。外に出たときはヒヤっとするけれど、歩くと暖かくなるので、ちょうど良い感じ。おしゃべりしながら、15分近くで到着。チケットを買って乗り込む。車内も近代的な感じ。次の駅までのアナウンスも、わかりやすく流れてくる。 ・・・日本では当たり前のことだけれど、海外のローカルな乗り物では何もないことが多いのです。
 本数が結構あるので、次々に来るみたい。この路線は、9月に開通したばかりで一番新しい。何年も前から建築していて、柾至が来た頃に完成した。(パチパチ) バスだとダウンタウンまで40分ぐらい掛かるところが、10分で行けるからラッキーなのだ。・・・ありがとうございます〜♪
 
   

 到着駅で、まず先に腹ごしらえ。大きなフードコートがあって、多種多様のお店が集まっている。この雰囲気も懐かしいな。せっかくなので、バンクーバー特有の寿司ロールを食べてみることに。ドラゴンロールとか種類もいろいろあって、確か名前はアラスカロールだったかな、甘めのタレにサーモンを巻き巻きしたものにした。
 それに、別のお店でサラダビュッフェを。かなり品数豊富で、新鮮なお野菜や果物がいっぱい。あれもこれもと取っていたら、すぐに一杯になっちゃった。(へへへ) 満足、満足♪

 外に出たところで、カナダの国旗がド〜ン! ここが、ダウンタウンのメイン通りのロブソンst。柾至の大学のUBCが管理しているという、ロブソンスクエアを覗いてみた。冬は、スケートリンクになっていて、たくさんの人が集まっている。夕方からは、ライブも行われている。大学が管理しているというのも、面白いね。

   

 ・・・ そうそう、彼はこの通りで、俳優のLiam Neesonとすれ違ったらしい。(!) 「スターウオーズ」のマスター役や、「シンドラーのリスト」、「ナルニア」のアスランの声などなど、私も好きな俳優の一人。その三日前に、大学の先生から彼が主演しているDVDを借りて観たところだったので、余計にびっくりだったとか。後で調べてみたら、撮影で来ていたらしく、普通に歩いていても目立っていて、輝いてみえたそうだ。(ほ〜っ) またその話をメールで聞いたとき、私も二日前に彼の映画を観たばかりだったのです〜。(!) 面白いシンクロだね〜♪

 街は、クリスマスムードも満載なり。

   

 この通りのスタバの前には、いつもユニークな車が止まっているという。この日はというと・・・!? これはお見事。エンジェルちゃんも見〜つけた。「RUN 4(for) LOVE」 いいですね〜。(^^) 道行く人も立ち止まって、車内を覗きんだり写メールを撮ったりしていた。

   

 しばらく散策した後、バスに乗って English Bay へ。ここは、夏に花火を観に来ていた場所。裸族の巨人さんたちが、満面の笑顔で迎えてくれた。(笑)
 
   

 海岸沿いを、歩いてみた。ローラースケートやジョギングをしている人も多く、一年を通して地元の人たちの憩いの場所になっている。この日は波も静かで、カモメさんがいっぱい飛び交っていた。
 ここに、バンクーバーオリンピックのシンボルになった、イヌクシュクの像がある。カナダの先住民(イヌイット族)たちが、道しるべにしたり、ゲストを歓迎する意味で建てていたもの。オリンピックでは五色に彩られ、イラナーク(友愛・友達)と名づけられている。先住民の心を大切にしているところが、素晴らしいですね。(^^)    ・・・ ふと振り返ると、山の麓に白龍のような雲が、ゆっくり現われてきた。
 
   

 すぐ前のスタバに入って、お茶タイム。場所も良いので一杯だったけれど、ちょうど席が空いた。普段コーヒーを飲む習慣がないので、今まで自分からスタバに入ることはなかった。それが、この日を境に変わることに・・・。(うほほ)
 どんなメニューがあるのかも知らなかったので、何にしようかと思ったところ、彼のお薦めで季節限定メニューをトライ。「ジンジャーブレッドラテ」 少し甘めの味に、程よいスパイスが効いておいしい♪ 私には、とっても新鮮。バチっと何かが覚めたような感じ。イタリアの素敵なカフェで、本場のカプチーノを飲んだときみたいに。これまで味わったことがなかったからか、思わず感動した。(ちょっと単純かな〜。^^;) 最近ますます、あらゆる感覚が敏感になってきているので、ちょっとしたことでも、ほんの少量でもビンビンと響いてくる。それも倍増する一方なので、満足度も高くなるのだ。

 お菓子も、クリスマススイーツという感じのクランベリー入りにしたら、甘さ控えめでこれまたおいしい。それに、海沿いのお店の雰囲気もプラスされて、すっかり満たされた気分になっていた。彼は福岡にいる時から、友達と良くスタバを利用していたとか。彼も、味とか値段よりも、その場の雰囲気(=場のエネルギー)を楽しむことを優先しているみたい。だから、バンクーバーで良いお店というのも、良く知っている様子。いつのまにか、また大人になっちゃって。(笑) ここでゆっくり過ごしたことに満足したことを話すと、「お母さんも、もっと自分のために、そういう時間を定期的に持ったほうが良いよ。」なんてことも言われたりして。(ははは) ・・・ シンボルのマーメイドちゃんが、にっこり微笑んでいた。

   

 この裏側に、おもしろい通りがあるからと歩いた。その途中で、ナチュラルストアを見つけて入ってみると、日本では手に入りにくいハーブがおいてあった。ラッキー!
 その通りというのは、巷で有名なゲイ通り(Davie st)のことだった。この通りに入ると、ゴミ箱からバス停まで、色が変わっている。それも、明るいマジェンダカラー。この日の私に何気にマッチ。(笑) おまけに、シンボルのレインボーフラッグが掛かっていたりして。何だか歓迎してくれているようで、うれしくなっちゃった。(本来の意味は別にして。^^)  ・・・ この通りには、安くておいしいと評判のギリシャ料理のお店もあるそうです。

   

 まだ午後4時過ぎぐらいなのに、だんだん日が暮れて暗くなってきた。ほんと冬は早いね〜。再びバスに乗って移動。彼がお気に入りで、良く利用している図書館へ。 おっと〜、これが!? この造りは、イタリアのコロッセオにそっくり。(イタリア編 Page26) それもそのはず、イタリアの建築家によるデザインだった。 敷地内には、カフェやお店も並んでいて、図書館とは思えない素敵な雰囲気。
 
   

 中に入ると、また驚き。各階には、PCがズラリと並んでいて、制限なしで自由に使える。自分のPC持参もOKで、ちゃんとコネクト出来るようにもなっている。ガラス張りの吹き抜けで開放感もあって、設備もスケールも違う。かなり夜遅くまで開いていて、彼もここで良く勉強しているらしい。飲み物もOKだというし、確かにこれなら勉強のモチベーションも上がりそう。

   

 日本のコーナーに行ってみると、コミックまで揃っている。そこで、「陰陽師」を見つけちゃった。何年か前・・・入院していた頃に一通り読んだけれど、せっかくなので何冊か借りてみることに。サブタイトルの「青龍」が入っているのがあったので。(^^)  映画のDVDなどもあって、その中でちょうど観たいと思っていたものを見つけて、一緒に借りてもらった。(えへへ) 

 日本では、街をブラブラ歩くこともほとんどなかったので、今日は何もかも新鮮に感じられた。特に、夜歩くことは滅多にないものね。(^^) スカイトレインで移動して、そこからはバスでアパートの前まで。今日は一日雨も降らなくて、寒くなかったので良かった。手袋とかマフラーも用意していたけど、全然必要なかったし。 久しぶりに良く歩いて、楽しい一日でした〜☆