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聖なる旅 



カナダ 2009 編


2009.12.16〜12.31
                                                                              

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 12月28日&29日
 午前中は、PCでのお仕事を一通りかたずけて、午後は最後のショッピングタイム。その途中で、正面に見えているお空の様子が・・・。(!) 大きな雲がモクモク。ちょうど向かっている方向だったので、どんどん目の前に迫ってくる感じに。 その内、横向きの顔のように見えてきた。・・・ こういうモクモクした雲は、アンデスの高地を走っているときに、たくさん出てきていたけど。

   

 下から出ているような感じで、煙が雲になったみたい(!?)だったけど、サイレンも全く鳴らなかったので、火事というわけでもない様子。・・・ 帰国してから、Zさんを通して、カナダの神々さまも喜んでいると伝えてもらうことがありました。

 イタリア人のオーナーで、オーガニックのナチュラルフードを中心に扱っている、サムさんお薦めのお店へ。車を止めて降りたら、お隣が「888」だった。(ふふふ) お〜っ! このお店には、私が買いたかったものが、お得なバルクサイズになっている。それも、普通のスーパーでは扱ってないような、珍しいアイテムもいっぱい。

 ほとんどのスーパーでも、量り売りで安く買えるようにはなっているけれど、ここは幾つかのサイズに分けてから、ちゃんと袋に入れてくれているので、清潔でフレッシュでもある。それでいて、値段を見たらスーパーよりも安かった。 素晴らしい! うれしくて興奮気味♪ スムージーに入れている、RAWアーモンドやデーツ、ドライイチジクはちょうどセール中で、さらに安くなっていたし。(パチパチ) タヒニも大きなサイズでお得。なかなか見つからなかったサフランもあるし。お土産用で探していた、オーガニックのイチジクのお菓子もゲット。

 ミューズリーなどのシリアルも種類が豊富だし、日本のお米も置いてある。パン用の全粒粉なども、品質が良さそうなので、マイクたちも今度からここで買うことに。フルーツも安かったしね。柾至は、ここでKちゃん家に送るものを買っていた。・・・ Kちゃんファミリーは、彼がカナダに来てから、日本の食べ物などをたくさん送ってくれていたのだった。その中には、二人用に手焼きのコップやお箸までも。(ぺこりん)
 オーガニックの手作りデザートがあったので、それも買ってみた。・・・ 帰ってから食べると、中にアップルやナッツが入っていて、自然の甘みで超おいしかった〜♪

 予定では、去年買い物したダウンタウンのオーガニックストアにも行くつもりだったけど、ここで全部ゲット出来たので、その必要もなくなった。欲しかったものが一通り手に出来たので、るんるん♪ 「888」のサイン通りなり。(ふふふ) 教えてくれたサムさんにも感謝。

 何軒か回るつもりだったけど、一度で終わったので余裕の時間。それで、近くにあったスターバックスへ。ここも、ちょうど一つだけテーブルが空いていた。v(^^)v 今日は、キャラメルラテに。ここでタンブラーを探すことに。いろいろ種類はあったけれど、この時期限定バージョンで、赤と白に可愛いイラストがあるものにした。(シリウス時代からの仲良し)マーメイドちゃんも、またにっこり♪ ・・・ 帰ってから大活躍。食事代わりになっているスムージー用にピッタリだし、スタバに行く時も持参して。(^^)

 お部屋に帰ってから、二人に持ってきていたものを渡した。まずは、亀山社中で買っていた龍馬ちゃんグッズとして、英語でのメッセージがあるTシャツや、スポーツタオルにストラップ。スムージーに混ぜるオーガニックフードから、STSの歯磨きにシャンプーや石鹸類。玄米も少しと日本の懐かしいお菓子や、お味噌に蘇生塩などを、しばらく使えるぐらいにド〜ン。 ・・・ だから重かったのよ〜。(笑)

 それと、二人用に作ったファラオ オイル。柾至には前から渡していたけれど、マイクは初めてなので使い方も伝授して。 UFO水の作り方や、ブレッドマシーンでのパンの焼き方も説明しておいて、ヘンプオイルもたっぷりとボトルに入れ替えておいた。

 夜は、この日の午前中にマイクがゲットした、新しいDVDプレーヤーをセット。長い間リモコンの調子が悪くて使いにくかったらしい。それも、またオンセールで安く買えたみたい。(パチパチ) ・・・ これも入れ替えで良い感じ。
 図書館で借りていた映画「ペネロピ」を観た。ある呪いによってブタさんのお鼻で生まれてしまった女の子。その呪いの本当の解放の仕方とは・・・。 お〜っ!というメッセージがあるので、お薦めです♪

 最後の夜ということで、三人でいろいろ話していた。ちょうど柾至の成績結果も出ていた。予想を上回る好成績だったらしい。良かったね〜。自分で頑張っているから、もう何も心配することはないね。後は、元気だからといって、無理しないことだね。その方面でのケアが、もう母親としては直接出来ないから、それが一番気になるのだけど。・・・ それも心配しすぎないで、大丈夫だと信じるエネルギーを送るようにしなくっちゃね。

 二人で日本に帰ってから、丸10年だった。今となっては、あっという間に感じるけれど、一つ一つ振り返ったら、たくさんのことがあった。自分が生んだ子供というよりは、出来るだけ一つの魂としてみるようにしていた。この魂にとって、何が最善なのか、その最善の道を歩んでもらうには、親として何をどう選択したら良いのか。その選択は、世間の常識から外れているようなことも、たくさんあったと思う。

 2001年の最初のペルーの旅は、その最たるもの。 まだ10歳だった彼を連れて出発。空港で夜を明かすことから始まって、クスコに着いてすぐに高熱で寝込んだけれど、サクサイワマンで転換してインカトレイルへ。それも、荷物もお金もなくなるという状態で。 
 そうして、これまで持ち越してきたものは、全て手放してからの魂の旅になった。・・・ 出発前に、強制的にPCをリセットする羽目になり、全てのデータがなくなったということも、その予兆になっていた。 まずその前に、二人分の参加費用を用意すること自体が、奇跡としか思えない状況だったし。(ははは)

 その上で、持ってきた荷物やお金がなくなるとは・・・。(ほほほ) でもそれらのことで、お金や物質的なものに対する執着もなくなり、価値観も大きく変わることになった。私たちは、元々何もない裸の状態で、この世に生まれてきているのだから。本当に必要なものは何なのか、何を一番大事にしないといけないのかを・・・。そして、魂の声による選択(魂が望んでいる選択)が出来たならば、本当に必要なものというのは、必ず与えられるということを。

   

 この旅で私たちは、限界に達したときに真の力が目覚めることも体験した。出発前にシャーマンから予言されていた通りに、彼が真っ先に太陽の門から、マチュピチュを駆け下りることになった。そしてアヤワスカの儀式によって、彼のDNAにスイッチが入り、宇宙まで飛んで旅をしてきた。 私はもちろん彼にとっても、あのペルーの旅が魂の旅への始まりになっていた。

   

 エネルギーは三次元レベルであっても、循環させることで拡大して行くことも知った。彼にとって2度目の大きな転機に、再び一緒にペルーに行くことになった。(2005年 ペルー編) 入試を控えた大事な時期で、その成績となる試験を休ませての参加。それがどれだけのリスクになるのか。普通だったら、考えられない選択だったと思う。でも、魂の声に従った。
 その旅で、彼は再びインカトレイルに参加して、太陽の門から入った。それも、アヤワスカに次ぐ聖なる薬草を飲んだ状態で。(!) それもまだ14歳という年齢だった。 もし、あの旅に参加していなかったら・・・!? 今となっては、それが考えられないことになっている。 そうして帰った直後に、大きく進路が変わることになり、今の彼があるのだから。 導きと示しを信頼して、流れを止めないで乗っていくことが、どれだけ大切かということも。

 現実的なこととして、将来のために貯金することよりも、その時その時に必要なこと、二度とない今の瞬間にエネルギーを注いできていたので、大学への資金も全くない状態だった。 もちろん大学まで行かせる気持ちはあったのだけれど、そのために節約して貯めるよりも、経験から学ぶために、体験させることを重視して注いできた。 必要なものは、自分で創り出すための力を付けて行けるように。それも、リスクといえるかもしれない。でもその結果、思っていた以上の現実が起こることになった。

 普通に留学したら、入学金や授業料だけで、とんでもないお金が掛かる。それに生活費まで入れたら・・・。 それが、まずレジデンスと同じ条件で入学出来ることになった。その上、授業料から生活費も含めて、学生ローンが組めるようになり、大学が要求するスコアで合格したので、奨学金もプラスしてもらえることにもなった。その管理は、柾至が全部自分でしていて、うまくやっているようだった。ちゃんと、その中から必要なものを手にしながら、楽しむことは楽しむというバランスも考えているようだった。 ・・・ 実際に、グルメなお店やブティックなどは、マイクよりもかなり詳しかったりする。(^^)
 そうして、彼は高校を卒業した時点で、私から自立した状態になり、経済的にも関与することがなくなった。ローンで借りたものは、働き始めてから自分で返すつもりでいるから。
 ・・・ 宇宙の法則に乗っていれば、必要なものは全て用意される。その通りのことになり、彼も自分に必要なものは、自分で引き寄せて手にしたのだった。それは彼が自分で努力しながら、自分の責任を果たしてきたからでもあると思う。その経験も自信となって、これからの将来に役立っていくはず。お金そのものは、流動して流れて行くだけで終わる。でも、体験して得たものは、揺るぎのない力の源になっていく。

 同じエネルギーでも、その使い方で全く方向が変わってくる。形あるものよりも、形のない無限のエネルギーは、無限の力を生み出すことへと繋がっていく。その代わりに、今の私には、形として彼に残すものは何もない。家や車とか、自分のものとして所有しているものは何もないから。でも、それは必要ないとも思っている。それよりも、自分で必要なものを創り出す力さえあれば・・・。
 その生み出される力というのは、いわゆる不況とか就職難などという三次元的な影響には左右されない。もちろん、これから成長していく過程として、挫折しそうになったり、壁にぶち当たることはあるはず。それも、次に進むステップとして、怖れずにチャレンジして行くことが出来るように。 そのための力にもなってくるから。・・・

  柾至が時間を掛けて、私のアイポッドにセレクトした曲を入れてくれた。その中には、大人っぽいジャズとかもあったりして、夜にはピッタリとか。(やるね〜。^^) その曲を流しながら眠り、2時間ほどしてから、また目が覚めた。 3時前だった。またクリアな状態になっていたので、そのまま朝までベッドの中で過ごしてから起き上がった。幾つかのことを済ませておいて、二人が起きてから、特製スムージーの作り方も説明。(^^) 
 マイクは、昨日とは違った感じに思えた。彼曰く、あのオイル(ファラオ オイル)を使ったからか、内側から何か新しい力のようなものを感じるという。自信がついたような感じがすると。(!)  急にやる気が出てきたようで、動きそのものも変わってみえた。それを目の辺りにして、私も香油の力というものを、改めて認識することになった。・・・ 自分の変化よりも、周りにいる他者の変化のほうが、よりわかりやすいですね。 それで、これは彼にも必要だということで、私が持っていたファラオ オイルも置いて行くことにした。(ふふふ)

 柾至がカナダの大学に行くことを決めたとき、最初は大学の寮に入れるつもりで考えていた。マイクは、彼が来ても良いように、去年からアパートも引っ越していた。それでも私の中では、二人で住むことに躊躇する気持ちがあった。柾至は、もちろん父親としてマイクのことは大好きだったし、彼も何よりも柾至のことを考えてくれる。でも、その方法が必ずしも最善とは思えないことが、感じられていたから。
 それで、ギリギリまで考えていたのだった。でもある時に、わかったことがあった。もうそのための準備も出来ていたのだと。彼は、環境や周りのものに影響されるのではなく、影響を与えて行く側になっていることに。 彼は自分というものを、すでに持っていた。もちろん、まだ19歳になったばかりということで、経験不足な面はいっぱいあるし、知らない世界は無限にある。 それでも、自分の人生は自分で創るということは、わかっているようだった。ただその一方で、心が純粋すぎるというか、今でいう天然的な部分が根本的にあるので、その面が気掛かりだったけれど。

 それも、その時期が来たことを信頼し、流れに合わせて、マイクに預けることに決めた。彼が旅立ってからは、私もエジプト行きにヴィーナスプロジェクトなどがあって、彼らのことを心配する時間もなかった。・・・それで良かったようだけど。(^^) そうして、あっというまに過ぎてしまっていたので、何とか年内には一度様子を見ておこうと、今回来ることにしたのだった。
 そして、彼が大学生活を充分にエンジョイしていることを知った。毎日「41」のエネルギーに見守られながら、通っていることにもなっているし。それも、これで良かったという証に。 また、その彼に刺激を受けて、マイク自身も少しずつ変わってきたことが感じられた。マイクも仕事をしながら、同じくUBCでの勉強を続け、少し前にマスターディグリーを卒業することも出来たばかり。そして、その次の目標も出来たという。

 この10年間で、私たち三人の関係も少しずつ変化してきた。世間では珍しい形かもしれないけれど、私たちにとっては理想的な状態になっていると思う。 書類上で縛られるものは何もなく、それぞれが自由に自分の選んだ道を歩み、お互いが必要なときに協力し合える。
 今回の旅には、冬至を迎える以外にも、また多くの意味があったのですね。・・・ 旅を終えて、こうして時間をおいてから気付くこともいっぱい出てきたし。ちなみに、このレポートを仕上げているのは、バンクーバーオリンピック開催の前日でもあり。(ちゃんちゃん)

 フライトは、お昼過ぎの便だったので、朝ゆっくり準備してからの出発。空港の駐車場は、いつも一杯だけれど、空いているところに止めたら、隣が「555」だった。 それぞれの道に向かって、GO−GO−!ですね。(ふふふ) またわかりやすく、ありがとうございます♪

 エアカナダのカウンターは、思ったほど混んでいなかった。ヘンプオイルも一部持って帰るようにしていたので、また荷物がかなりオーバーしている。どれくらいになるのかな・・・とドキドキしながらチェックイン。すると荷物のカウンターは、チェックインとは別になっていた。そこで計ったら、一つの荷物は23kg以内だから、分けるように言われた。 搭乗券までは確認しなかったので、どうやら一人分とは思わなかったみたい。すでに二つにはなっていたけれど、スーツケースから入れ替えして出してみたところ、そのままパス。 やったね! 一人だと完全オーバーだけど、三人で来ていたから。 テロ事件から、ますます厳しくなっていたので、通常だったら間違いなく超過料金を徴収されていたはずだけど。(ふ〜っ) ありがとうございます〜♪ ・・・ ここだけの内緒にしてね。(笑) 

 まだ一時間ぐらいあったので、お茶することに。最後は、スターバックスではなく、オタワで良く利用していたTim Hortonへ。 こちらは、もっと庶民的。(^^) 飲み物は、デカフェにホイップクリームをプラス。新製品のオニオンスープを頼んでみたら、アツアツチーズがトロ〜リ良い感じ♪ マチュピチュのフランスレストランを思い出すね〜。それにベーグルサンド。ベーグルは、カナダが発祥地なのだ。柾至がTimbit も買ってきてくれて、また懐かしくなったり。 結局、しっかり食べちゃった。(えへへ)

 しばらく柾至と二人だけになったので、これからのことも含めて、いろいろ話すことも出来た。もう良くわかっているみたいで、何も言うことない感じ。(^^) そうだった、19歳というのは、エネルギーの変わり目の年でもあったのでした。

 時間になって、搭乗ゲートへ。柾至が、また最後に三人で写真を撮ろうと言ってパチリ。そういえば、去年も同じことを・・・。また今度会うまでに、お互いに今よりも、もっと進化していられることを心で願いながら。母親としても恥ずかしくないように、私も遠慮しないでどんどん行っちゃうからね〜。(笑)
 二人に見送られて出発。ゲートをくぐって、搭乗口へ歩いていたら、急に一人になったことを実感することに。その途端に、何ともいえないような寂しさが押し寄せてきて、胸が詰まりそうになった。日本では、そんなことを感じる暇もないくらいに、日々することがたくさんあって、また一人で動ける自由さも味わっていたのだけれど・・・。

   

 これから、また自分の場所へと戻っていく。 ネイティブのモニュメントの前で、迎えてくれた感謝と、新しい旅立ちに向けての思いを伝えた。 ・・・ 行ってまいりま〜す☆