[聖なる旅]

聖なる旅


バリ島 編


            
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2004.11.7〜11.12
                          

11月9日
 昨夜は、ほとんど眠れなかった。窓に目をやると、空が明るく光っていた。一晩中、雨と雷だった。(眠れないわけだわ。シヴァちゃん、お空も浄化してくれてありがとう。^^)
 今日は早めの朝食。さすがにガラガラ。鶏肉のお粥(ブブールアヤム)にトッピングも、おいしかった。今朝は軽くするつもりだったのに、またしっかり食べてしまったのでした。(ほほほ ^^)
 8時半に、お迎えが来て出発。今日はマリンスポーツだよ〜! 30分ぐらいで、ベノアのビーチに到着。ここはマリンスポーツのメッカになっていて、また違う雰囲気。最初に説明を聞いて、いよいよスタート。今回は初心者らしく、お手頃メニューにしたのだ。まずはバナナボード。TATOOの若いお兄ちゃん達(とってもフレンドリー)のリードでGO! 振り落とされないように、しっかりロープを握り締めていたけれど、足がちゃんと挟まっているから大丈夫みたい。途中から力を抜いて、動きに任せてみた。慣れてきたところで、わざとバウンドさせたり、カーブしてくれて盛り上げてくれる。馬に乗っているみたいで、おもしろ〜い! 風を浴びて、気持ち良〜い! 空を見上げると、ボードに乗っている形そっくりの雲が出ていた。一緒に楽しんでいるみたい♪ これは見た目以上に楽しい。(柾至も大ウケ)


 次は、パラセーリング。ドキドキするなあ〜。手袋をしてロープを握って、海に向かってダッシュ。どんどん上がっていく。ロープを離して、下を見た。わ〜きれ〜い! 海の底が見える。珊瑚礁の海だ〜。わ〜い、飛んでるよ〜。ある時から、空が飛びたくなった。まだ高所恐怖症だった頃から、繰り返し夢に見ていた。鳥のように、自由になることを夢みて・・・。そして、本当に自由になった私。だから飛べたんだ。(初フライ!) この開放感は、最高! 海の上を、ぐるっと旋回する。 時間にすると、わずか数分だったけど、とっても満足。旗の合図で、ロープを引っ張り着陸。あ〜楽しかった〜♪ これは病みつきになりそう。(^^)


 最後は、シュノーケリング。ボートで5分ぐらい走ったところ。マスクと足ひれをつけて海に入る。海に入ること自体、久し振り。海水って、こんなにしょっぱかったのね。マスクでの呼吸に慣れるのに、少し時間がかかった。それもそのはず、マスクがピッタリ合ってなかったみたい。もう一度合わせてもらって、やっと快適に。色とりどりのお魚ちゃんが、いっぱい。パンの餌を撒くと、一斉に集まって来る。きゃあ〜♪ 柾至と交代で餌をあげたり、写真を撮ったり夢中。 どれぐらい時間が立ったのかな。1時間の予定だったので、ボートのおじさんに聞いてみると、「いいよ、いいよ」って感じ。誰も時計を持ってないのだ。(^^) 私は先に上がり、柾至はしばらく楽しんでいた。適当な時間に戻ったら、ちょうど良い時間。ビーチで、ゆっくりしてもいいよと言ってくれたけれど、私には次のプランがあったので、送ってもらうことに。最初は、スキューバーダイビングの体験をしてみようと思っていた。でも調べてみると、潜っている時間は30分ぐらいでも、移動と準備で半日ぐらい時間がかかる。他にもしたいことが一杯あったので、今回はお手軽なメニューにしてみたけれど、私たちにはピッタリで大正解なのでした〜♪


 近くのランチのレストランで、降ろしてもらった。その名も「カサ・ルナ」。ほとんど名前で選んでいる。(^^) やや早目だったので、他に誰もいなかった。スタッフの感じが良くて、サービスも丁寧。ジュースは、フレッシュマンゴー。大きなグラスに、果肉もタップリで濃厚。(何個使っているのかなってくらい。) これだけで満足って感じ。 料理も期待出来そう。お腹も空いたので、しっかり食べちゃおうかな。 まずはトムヤムクンのスープにトライ。プリプリのエビにハーブと薬味。スパイスが効いていた。(ハッハッ) メインは、やっぱりシーフードでしょう。新鮮なシーフードをグリルした盛り合わせ。おいしそうなにおいがしてきたよ〜。ロブスター、カニ、エビ、お魚、イカなどがズラリと籠に盛られている。お〜っ出た〜! 見た目だけでも満足しそう〜。手でバリっと皮を剥きながらパクパク。ソーズも添えられていたけれど、マイソルト(もちろん蘇生塩)をパラパラかけるのがベスト。付け合わせは、ナシゴレン。ここのナシゴレンも、おいしい。デザートは、パイナップルボード。1時間半ぐらいゆっくり楽しんでいたら、次の予定にちょうど良い時間になっていた。


 向かいのグランドミラージュホテルのロビーで、お迎えの車と待ち合わせ。次は、ヌサドゥアにある「トヤスパ」へ。(トヤとは水を意味するそうです。) 選んだコースは、水ラグジュアリーパッケージ。ここでは、バリエステのフルコースを体験。ウエルカムドリンクを頂いて、お庭を通ってお部屋へ。柾至は、この間はスパのプールでフリータイム。(^^) まずはフラワーフットバス。花びらを浮かべたアロマの中で足を洗い、全身を丁寧に拭き取ってくれた後は、好みのアロマオイルを選んでの全身マッサージ。バリの伝統的なマッサージに、アロマテラピーと指圧、フットリフレクソロジーを組み合わせたもの。(たっぷり50分) バリのマッサージは、程良い力が入っているから(痛気持ち良いくらい)、日本人には合いそうね。昨日から今日にかけて、身体も良く動かせたので丁度良い感じ。次は、ボディトリートメント。選んだトリートメントはボレ。赤米や根菜などから抽出した様々な薬草を配合したものを、全身に塗る。(他には、角質を取るスクラブなどのトリートメントもある)ヘナに似た色と香りがした。30分ほど、じっくり熱を加えると、じんじんと内側から温まってくる。ふ〜っ。シャワーでしっかり洗い流した後は、フラワーバスへ。赤やピンク、白にイエローの花びらが、お湯が見えないくらいに贅沢に浮かんでいる。冷たい飲み物を頂きながら、花びらを両手にタップリ取って香ってみたり、肌の上を滑らせたり。お花に癒してもらっている感じ。(ありがとう〜♪) 本当に贅沢だわ〜。15分ほど、ゆっくり楽しんだ後はスチームへ入り、さらに汗を出す。フェイシャルマッサージとパックを終えたら、お部屋を替わって最後のクリームバスへ。スタッフも交替し、ヘアトリートメントとヘッドマッサージ。シャンプーの後、クリームを選んで(私は髪を強くする朝鮮人参)、頭皮・首・肩までを念入りにマッサージ。これも頭のツボを押しながらの強めのマッサージだ。血行を促進させ、肩こりから目の疲れ、ストレスの開放とリラックス効果がある人気のメニュー。終わった後は頭もスッキリ。スチームで栄養を浸透させてヘアパックで完了。洗い流した後は、丁寧にブローもしてくれた。
 柾至を迎えに行くと、プールサイドの屋根のある涼しいお部屋で、ぐっすり気持ち良さそうに眠っていた。しばらくプールで遊んでいたみたい。その間も、スタッフの人が飲み物を出してくれたりして、ちゃんと見ていてくれる。(至れり尽くせり) その上、軽食も付いていた。メニューはミーゴレンにした。軽食とはいえ、ボリュームタップリでデザ−トのフルーツやドリンクも付いていた。(まあ!) そして帰りには、お土産を一つずつ選ばせてくれる。(アロマオイルの小瓶セットとお香のミニセット。)
 トータルで4時間30分でした。長い間、お世話になりました〜。私も、こんなに長いコースは初めて。でもどうせ受けるのなら、今の自分がベストだと思うものを選んだほうが良いと思ったから。(これは何に対しても同じ。^^) これが日本なら、大変な料金になりそうだけど、何と全部で65ドルなり! 信じられない・・・。特にリーズナブルなスパとして紹介されていて、通常でも100ドルだけど、日本からの予約でさらに安くなっている。 ビーチからも近かったしね。グッドチョイス! (パチパチ)


私達は、この後ダンスのショーを観たかったので、ウブドまで送ってもらった。ウブドまでは、ここから約1時間かかる。(それも無料!) 日本ならタクシー代だけで越えちゃいそうよね。しかも、私たち二人にドライバーさんとスタッフの二名での送迎。夕日が沈むのを眺めながらのドライブ。すっかり日が暮れたところで到着。長いドライブご苦労さま。ダンスのあるクトゥ村寺院は、街から離れた村の奥だったので、送迎があって本当に有難かった。

 寺院では、ちょうど入場が始まったところ。帰りの車は、ホテルから手配しておいたけど、終わる時間を連絡しておかなくっちゃ。受付の人に尋ねてみたら、親切に携帯を貸してくれた。周りには電話がないので助かった。(みんな本当に親切なの) 
 今日の踊りの歌舞団は、スマラ・ラティというバリでもトップクラスと評判のグループ。公演内容の「スピリット・オブ・バリ」と寺院ということで選んだ。天井には、ヤモリちゃん達も。(あら、こんにちは。^^) 踊り手とガムラン奏者たちが、リズミカルな演奏と共に列をなして舞台へと上がっていった。ズラリと並んだ奏者たちは、本当に楽しそうに演奏している。自然に笑顔がこぼれている感じ。ガムランの音は、雷鳴のようだと聞いていたが、まさにそう。華麗で荘厳な踊りと音が完全に一体化していて、目と耳から同時に入り、脳の中心(松果体)にまで刺激させているような感じ。
 神を迎えるための踊りから戦いの踊りまで。中でも、バリスというソロダンスは素晴らしかった。目の表情が素敵で、まだ若い少年のように見え(しかも美少年)、その美しさには目を奪われます。(^^) 女性と男性のカップルで舞う極楽鳥のダンスも、素敵だった〜。羽を広げながら、美しく華麗に舞う姿にウットリ状態。煌びやかな金色の衣装が眩しい。小さなステージだったので、顔や目の細かい表情まではっきりと見えていた。こんなに豪華で素晴らしい踊りを、古い小さなお寺の中で見せてくれるところが、また凄いなと思ってしまう。海外公演もしている有名なグル−プだから尚更。さっき携帯を貸してくれた人も、奏者の一人だった。(^^; 最後には、女性の踊り手たちが、舞台から降りてきて、プルメリアの花を耳につけてくれたり。(うふっ。) 1時間半タップリと、別世界に浸れました。






 お迎えのドライバーさんは、とっても陽気な人だった。10時ごろにホテルに到着。本当に、今日は時間が完璧だったなあ。(パチパチ) あまり眠れていなかったけれど、のんびりゆったり出来たし、それでいてとっても充実していた。 明日も楽しみ〜♪