[聖なる旅]


聖なる旅



 
2010 冬至の伊勢 編


2010.12.20〜12.22

                                           
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 12月21日 (皆既月食) PART 3
 内宮前に戻り、ここでランチタイム。おはらい町を歩いていたら、またテレビ撮影に出合わせた。(写真左 出演中の二人) それにしても、この人の少なさ。いつものシーズン中なら、どこに行っても人だかりで、写真を撮るのも大変なのだけど。 お正月前との境目で、平日だからでしょうね。そのおかげで、落ち着いてやるべきことが出来ている。

   
 
 後半に備えて、ここで身体を温めておきたい。そこで入ったのは、伊勢角屋麦酒さん。どうやら、私が一番のりみたい。和風の造りで、奥の座席は外の景色も眺められる。& テーブルナンバーは、3番になっていた。(ふふふ)
 地ビールのお店だけれど、新鮮な牡蠣料理でも人気のようだった。そこで、牡蠣の土手鍋を注文。すると、先着限定で二軒茶屋餅がサービスで出てきた。(ラッキー♪) 大きな殻付きの牡蠣に、サクサク牡蠣フライ、アツアツ味噌仕立てのお鍋で、ほっこり温まってきた。アサリと昆布の佃煮もおいしかったし、テーブルに置かれていた白ゴマ胡桃も、ご飯に乗せて食べるとおいしい♪ 漬物もいっぱいあったので、最後はお茶漬けにしちゃった。サービスのお餅は、デザートにピッタリで、後を引くおいしさ。(限定販売なり) かなりの満足感で満たされた。(^^)

   

 一度ホテルに戻り、外宮へ入る準備をしてから、自転車を借りた。冬の朝に、あの坂道を登るのは大変だったので、前半はバスにして正解だった。外宮までは、歩いても行ける距離だけれど、その分の時間とエネルギーは、少しでも参拝と奉納に使いたかったから。
 前回は、途中で回り道をしていたけれど、真っ直ぐに5分くらいで到着。また太陽も神秘的に現れていた。修復中だった、表参道火除橋(神界への表出入り口)も完成。ただいま、帰ってきました〜。 深呼吸して・・・よろしくお願いします。(ぺこりん)

   

 手水舎の水も、見事に透き通っている。この時間帯にも関わらず、参道もほとんど人の姿が見られない。人払いされているかのように・・・。

   

 神楽殿は、一週間前に改築が完成したばかり。何もかもが、調っているのを感じる。御正殿で、豊受大御神さまに和合させた光を・・・。八坂神社と伏見稲荷でも、ありがとうございました☆
 三ツ石では、「一なるものの教えは、三位一体である。」というサナートクマラの言葉が浮かんできた。 これからも宇宙の根源(創造神)と一体になり、ご縁を頂いた人たちと共に歩んで行くことを誓っていた。

   

 青く深い御池の水は、ペルーの渓谷へのラグーンを思い出す。亀石さんの上に、しばらく立ってみた。熱田神宮の蓬莱伝説にある、金色の亀に乗っている気分で・・・。(撫で撫で)

   

 98段の石段を昇って、多賀宮へ。昇りきったところには、淡い黄金色の紅葉が迎えてくれていた。

   

 多賀宮は、別名「高宮」とも呼ばれている。「神の荒々しい力で、新しい事象や物事を生み出すパワーを持つ」という、豊受大御神さまの荒御魂。三次元としての地にも足をしっかりつけて、現実世界での現象を受け入れながら、自分の役割を果たしていく。三位一体で動くにしても、その土台となるものが必要になっている。そのバランスが大事だから。
 参拝しようとした頃には、誰もいなくなった。(!) 前回、石段まで長い列が出来ていたことを思うと・・・。 そこで、ペルーからの「和合」の光を、新御敷地に祈り納めた。
 
   

 下御井神社では、オメガナノWを撒いて、「和」の光を清水に流して、地球の水の蘇生への祈り。土宮と風宮では、それぞれの自然界の神々に。そこで、一陣の風が吹き、応えてくれたのを感じた。

   

 再び御池に戻ったら、周りに誰もいなかったので、亀石の上から祈りと共に「和」を流した。蓬莱島のような美しく平和な世界に、少しでも近づけますように・・・・。

 出口へ戻ろうと歩きながら、初めて訪れた時のことを思い出していた。(奈良・伊勢編 Page 5) 案内してくれたおじさんは、本当に不思議な人だった。 あの時に連れて行ってくれた道は、どこだったのだろう。 森への幾つかの道は、ロープで封鎖されている。もう入れなくなっているのかも・・・と思いながら歩いていたら、ひとつの道が出てきた。境内の案内図にも表示されていない道だけれど、自然と足が向かっていた。 しばらくすると、二つの社が出てきた。 どちらも、何の説明も表示されていない。

   

 どんどん森の奥へと入っていく。すると、大木が出てきた。力強く迫力があり、男性的なものを感じる。やはり、この道だったのかもしれない。中が少し空洞になった大木があったことだけは、憶えていたから。そこで、この木の中にもオメガナノWを注いで、「」を納めることにした。

 細くなってきた道を、さらに進んで行くと、また大木が出てきた。その木は柔らかい曲線で、とても女性的だった。その周囲は、紅葉で美しく彩られていて、女神さまの木のように思えた。 さっきの木とは対になっていて、あの男性的な木は表に立って、この木を守っているのだと。・・・ こうして並べてみると、ツインソウルのように良く似ていますね。

 そこで同じように、祈りながら光を納めた。これで、一体になって「陰陽和合」になったのを感じた。皆既月食の日に、男女の和合から、太陽と月の和合として・・・ ☆
 
   

 その先は、もう行き止まりになっていた。おそらく、あの時は最初の大木まで来ていたのでしょう。あれから8年。ようやく、ここまで来れる時が来たのですね。・・・・あのおじさんは、猿田彦大神の御使いとして、この日のために道案内をしてくれたように思えた。 ありがとうございました☆  

 参道に戻り、北御門の火除橋(裏出入り口)から出た。今日の締めとして、最後に向かったのは「月夜見宮」。今朝、御幸通りにある「月読宮」に行こうと思っていたところ、今回はこちらのほうに来るようにとのことだった。 そういえば前回も、必然的に最後に訪れるようになっていた。 この日は、外宮からも全く迷うことなく着いた。
 ・・・ いま改めてレポートを読み返して、外宮の北御門からの道は、神さまの通う道である「神路通り」になっていたことを思い出した。それで今回は、その道を通って来るようになっていたようです。

 月夜見尊と月夜見尊荒御魂が、一つになって祀られている。月読の神さまは、小戸の妙見神社にも良くお出ましになっている。今年の月の宴もそうだったし、龍神さまと妙見の神さまが現れたときも・・・。(Diary209にて) また、初めてのペルーの旅でのLUNA RAINBOWから、二度目のペルーの旅以降も、月の神さまが導いて下さっていた。そして今回は、太陽・地球・月が一直線上に並ぶ、皆既月食の日に。

 あと30分程で、その時間になろうとしていた。その前に、ここで祈りを捧げる必要があったのですね。納めるのは、御神木になった。天に向かって、大きく開いているような形。大地と繋がった、太く大きな根元にオメガナノWを注いで、「和合」の光を納める。その光は、大地から天に向かって放たれていく。そう、この木は、太陽と地球、月が一直線に繋がっていることを、象徴していたのだった。・・・・
 
   

 これで、この日にすることは全て終わった。そう思ったとき、空の上からゴォーッという飛行機の爆音が響いてきた。(!)

 それでは、ひと息ついて休むことにしましょう。伊勢市駅の近くに、自然食のお店があることを知ったので、行ってみることに。普通に通ると、見過ごしやすいお店だった。(「喜心」さん) カウンターとテーブル席が一つの店内で、マクロビ関係の本やアイテムがたくさん置かれていた。
 まだ夕食には早い気がしたので、先に温まろうとホットドリンクを。ブラックジンガー(玄米コーヒー)と穀物コーヒーに、ヤンノー(小豆粉)のオリジナルブレンド。ランチが中心になっているので、この時間帯では貸切状態に。 本を読みながら、しばらくまったり。

 お弁当に詰めたテイクアウトも出来るけれど、せっかくだったので早目に食べて帰ることにした。この日の定食メニューは、玄米ご飯に具沢山の味噌汁から、凍り豆腐カツ、ベジクリームシチュー、ひじきとカボチャのマリネ、もちあわスパゲッティ、大根煮にサラダなどなど。かなり手の掛かった、拘り抜いたメニューで盛りだくさん。(1000円なり) 一口ずつ噛み締めるように、味わった。 まだお腹は空いていないと思ったのに、パクパク入って食べた後も重くならない。さすがです。(パチパチ) 

   

 外に出ると雨が降り出していたけれど、お店からホテルまでは一本道で近かった。いよいよ明日は最終日。ちゃんと、やれることがやれますように。(ドキドキ) ・・・ そこでは、思い掛けないサプライズが用意されていたのでした☆