[聖なる旅]


聖なる旅 



2010 GW龍宮城 編



2010.5.4〜5.6

                              
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 5月 6日                                 
 最後の一日もGWの締めとして、どこかを周って帰ろうということで、金華山に決めた。ここに着くまでは、名前ぐらいしか知らなかったけれど、昨日になって龍宮城の入り口と言われていることを知った。(!) お〜、それはそれは。

 山田さんが早起きして、空港まで行ってレンタカーの手続きを済ませ、ホテルまで持って来てくれた。ありがとうございま〜す♪ 9時前にホテルを出発。ここから金華山へ渡る港までは、2時間ぐらい掛かる。飛行機の時間があるので、それまでに戻らないといけない。問題は、船だった。港まで行っても、天候によって船が出なかったり、遅れたりすることがあるという。昨日の時点での天気予報は、曇りから雨の可能性もあり。船の時間をチェックしてみたら、ギリギリで間に合うかどうかという感じ。それでも、龍宮城の入り口であれば、きっと行けるはず。 ・・・ そう思えるものがあった。

 港に着いて、駐車場から降りたのが11時2分前。次の船が出る寸前。ダッシュでチケットをゲットして、乗れることになった。・・・ 港の人たちはとても親切で、その間待っていてくれた。(^^) いざとなれば定期船ではなくて、海のタクシーを利用するつもりだったけど、間に合って何より。(パチパチ)

 港から見える山には、白龍が這うような雲が掛かっていた。やっぱり来てますね〜。(ふふふ) 島までは、約20分。途中から、霧に覆われて何も見えなくなった。(!) またしても異なる領域に入ったようになり、船内から外には出られないこともあって、どこに向かっているのだろうという感じに・・・。 これは、予想以上に凄いところかも。(ワクワクドキドキ) 

 そして到着。気持ちとしても、どこか見知らぬ場所に連れて来られたようになっていた。金華山は、恐山・出羽三山と並ぶ、奥州三大霊場の一つで、古くから信仰の対象とされ、島全体が黄金山神社の御神体になっていた。

 港から神社までは、マイクロバスがある。神社は、広い国定公園の坂を登ったところにあった。公園内には、また桜さんがあり、鹿さんも出てきた。わ〜い♪ 神社の入り口に着くと、神官さんが待っていたかのように立たれていて、私たち三人を案内して下さることに。(あらあら)

 参集殿から入り、お部屋に通されて、お茶とお菓子まで用意して頂いた。 そのお部屋には、アイリスとピンクローズの絵が掛けられていた。(うふっ) そのまま中を通り抜けるように進み、祈祷殿で御挨拶のお参りを済ませて、拝殿へと向かった。

   

 ふみさんの足に合わせて、階段はゆっくり。普通は外の参道から入り、石段を上がるのだけど(写真右)、なぜか今回の私たちは、思いがけずこのような形で・・・。

   

 拝殿の中から入り、外を眺めた。それも不思議な感じがした。両側にある大常夜燈は珍しいもので、一対の龍になっているとのこと。(!) 本当だ〜、龍が巻きついている。拝殿の奥にある本殿への扉は、ケヤキで作られていて、昇り龍と下り龍が彫られていた。(わおっ) この扉は、初巳大祭のときに開かれるという。それが、実は明日になっていて、今日は前夜祭の日だったのだ。(まあまあ!)

   

 御祭神は、金山毘古神 ・金山毘賣神。金銀財宝を司る神であり、古来より唯一の黄金の神、生産の神として、金運・開運・商売繁盛の御神徳が授かるといわれている。それに、天神八百萬神・地神八百萬神と、天地の八百万神が加わっている。・・・ それはまた素晴らしい。

 さらに、頂上の奥殿には、大綿津見神と市杵島姫神(辯財天)を御祭神としていることから、日本五大辯財天の一社に数えられていた。その辯財天さまのお使いが蛇であることから、毎年初巳のこの時期に大祭が行われていたのだった。 & 夏の祭りのときには、龍踊りもあり。(ほ〜っ)
 そして、3年後にある巳歳御縁年大祭では、12年に一度の御本殿御開扉があり、その時には辯財天さまの絵馬の原画が拝観できるようになっているそうだ。その絵馬は、海辺に座られた辯財天さまが描かれていて、それはそれは美しく麗しいお姿になっていて、私がそれまでイメージしていた、弁財天さまにピッタリだったのです〜!!
  
 下まで戻り、あるお部屋に入ったら、恵比寿大黒さまがにっこり。七福神が、めでたやめでたや〜という感じで、舞い踊る絵もあった。(うふふ) そして、最後に案内されたのは、何と「鳳凰が棲む間」と言われている部屋だった。(!) またまたどひゃ〜。最後に、こんなサプライズが用意されていたなんて・・・。
 この部屋は、貴賓室として使われていて、曼荼羅が描かれた掛け軸の前には、神となられた政宗公の由緒ある仏像があった。(合掌)

   

 この神社では、参籠としてお泊りも出来るようになっていた。それを聞いて三人一致で、次に来るときは絶対お泊りしよう〜ということに。(^^) 思いがけずに案内して頂いたおかげで、自分たちだけでは入れなかったところまで見れて、感謝でした。 おまけに、お土産として神饌と御神酒まで頂いたりして。 至れり尽くせりで、ありがとうございます☆  ・・・・ > おっと〜! レポートを仕上げている今、またまた目の前に鳳凰の羽(尾の部分)が現れて、キラキラ光りながら、舞い続けています〜♪ その光も、どんどん強くなっているようで眩しい〜。

 残った時間で、境内を周ってみた。また珍しく、松(男性)と楓(女性)が一つに重なり合うような神木もあった。(きゃっ) これも「和合」の象徴のようにみえますね。
 
   

 そして、大きな恵比寿 大黒尊像もド〜ン! ちょっと他とは異なって、スマートな感じで勢いもある。(^^) 金色の目が、また力強く光っていて・・・。昨日の夜は、この予告編だったのですね。(うふふ)

   

 その奥には、金椿神社。主祭神は、大国主命と天神さま(菅原道真公)。まあ、こちらでも御挨拶出来るとは・・・。(^^) さらに、その上には辯財天奉安殿として、弁財天さまのお堂に。  六角形になっていて、昨日の六芒星の図柄を思い出した。

   

 お金の不浄を清める銭洗所というのもあった。そうですね、お金はエネルギー交換のツールとして、愛を込めてきれいな使い方をしながら、循環させたいものです。 八大龍王碑と辯財天石像が、仲良く並んでいる。辯財天さまの小さな石像は、かなり古いものらしく、龍神さまとは主従の関係にあるとされていた。いつもありがとうございます☆ 

   

 次のマイクロバスが出発する時間になった。そこで最後のお見送りという感じで、鹿さんたちも出てきたよ。金華山でも、鹿は神さまのお使いとされていた。(200頭ぐらいいるそうです。) 昨日の鹿さんの像から、感じたのはこのことだったのね。(うふふ) かわいいね〜♪(チュッ)

   

 船の出発まで、まだ5分ぐらいあったので、お土産屋さんを覗いてみた。金華山の沖合いで採れた海産物が、いろいろある。この最近、海のものとして海藻類を積極的に採るようになっていたので、これはピッタリ。乾燥した「ふのり」に、濃い緑色で磯の香りがたっぷりの「焼きばらのり」と、「とろろ昆布」も。どれも天然そのままで、味付けがされていないものばかり。お店のおじさんも、少し安くしてくれたりして。(えへっ) ・・・ 帰ってから、早速とろろ昆布を使ってみたら、市販のものよりも弾力がある感じで、食べ応えがあっておいしい〜♪ さすが金華山。なくなったら、お取り寄せしたいくらい。(^^) 

 チケットを買う時、帰りの船は欠航になる可能性があると言われていたけれど、この頃には霧も晴れてきて予定通りに出発。ここでは、一時間ぐらいしか時間がなかったのだけど、何もかも用意されていたように、全てタイミング通りでバッチリ。今回は初訪問として、御挨拶(& 前夜祭)にきた感じ。ここで頂いたご縁は、これからが本番という感じで、この後も続きそう〜。(うふふ)

 港に着いて、山田さんが残っていたオメガWを全部、海に撒いてくれた。これで、今回のお勤めも完了なり。(パチパチ) すると、そのことを示すように、私たちの車の上にカモメさんが飛んできて、しばらく止まっていた。・・・ お使いご苦労さま。(^^)

   

 空港の手前では、「ホテル 龍宮」という看板が出てきたりして。(笑) 最後の最後まで・・・。(ぺこりん) レンタカーを返す前にガソリンを入れようとしたら、すぐ横に「222・・・和睦せし、霊の磨きぞ 睦まじきは 天の通い路 道開く」  龍宮の門も、開かれたようです。

 チェックインを済ませて、ランチタイム。最後なので、海のものを頂くことに。海の幸がセットになったもので、空港のレストランは、それほど期待していなかったのに、どれもプリプリして新鮮で、あさりのお味噌汁もおいしくて超満足〜♪ 搭乗するのは、ギリギリになっちゃったけどね。(^^; 
 他にお土産を買う時間はなかったけれど、それもわかっていたかのように、Minakoさんからは、私の好きな「ずんだ」が入っている御餅を頂いて、三人で分けて頂いていたし、Yさんからは笹かまぼこの詰め合わせも頂いていたので、それでちょうど良いことに。 どうも、ありがとう〜♪

 福岡空港では、何も頼んでいなかったのに、ふみさんの御主人が待っているなんてことも。(!) こんなことは初めてらしく、この旅での気付きが早くも現実に現れたようです。(めでたし めでたし) 私と山田さんは、Hさんが迎えに来てくれていたので、お家まで送ってもらって大助かり。その途中で、「21」もポ〜ン! 
 今回も、何から何までありがとうございました〜。おかげさまで、最後までスムーズで、楽しく滞りなく終えることが出来ました。(感謝)

 そうして、今年のGW(黄金ウィーク)は、多くの方々の祈りと働きによって、和龍が天に昇られ、龍宮城の門も開かれることになり、次の聖なる旅 RAINBOW TOUR への準備が、また一つ完了したのでした☆